角川ゲームスより2020年4月23日に発売予定のPS4/Nintendo Switch用ソフト「Root Film(ルートフィルム)」。同社代表取締役でプロデューサーの安田善巳氏と、八雲凛太朗役・駒田航さんの対談を前後編でお届け。後編ではマックスモードの話題や、シリーズの展望などに触れている。
「√Letter ルートレター」に続く角川ゲームミステリー第2弾として、PS4/Nintendo Switch用ソフトで2020年4月23日に発売されるミステリーアドベンチャー「Root Film(ルートフィルム)」。ここではプロデューサーを務める安田善巳氏と、主人公の八雲凛太朗を演じる声優・駒田航氏のインタビューの後編をお届けする。
マックスモードの落差に注目!
――「√Letter ルートレター」にも登場する“マックスモード”は本作にも存在しますが、駒田さんは演じてみていかがですか?
駒田:普段の演技に関しては「もう少し抑えめにしてほしい」「その熱量はマックスモードに取っておいてほしい」とオーダーされることもありました。そのため、全力を出せたマックスモードは楽しくてしょうがなかったです(笑)。
マックスモードではものすごく大声で叫んだかと思えば、的外れのことを言っていることに気付いてトーンが下がることもあります。そのギャップがある種“釣り”のようになっているので、ぜひみなさん釣られてみてほしいですね(笑)。
――マックスモードは「√Letter ルートレター」にも登場しましたが、安田さんとしても思い入れは強いのでしょうか?
安田:そうですね。今回はテレビドラマのような構成になっていて、だいたいひとつのストーリーが1時間から2時間ぐらいで完結する内容になっています。各話のクライマックスにマックスモードによる推理が入るため、ここで物語が引き締まるようになっています。
――「√Letter ルートレター」のマックスモードとは、また違った魅力がありそうですね。
安田:はい。今回は演出もこだわっているので、その点に関しても期待してほしいですね。
――おふたりのなかでとくにお気に入りのシーンなどはありますか?
駒田:マックスモードの話に通ずるのですが、クライマックスでさまざまな伏線が回収されていき、物語が真に迫るなか、推理に失敗するとコロッと物語の雰囲気が変わることがあります。その一瞬で切り替わるコメディ感はぜひ見てもらいたいです。推理を間違えたのにしらばっくれる凛太朗が面白くて。それまでがすごくシリアスな雰囲気なので、余計にギャグシーンとのギャップで笑わせてくれると思います。自分としてもシリアスとギャグの演じ分けはこだわって演じたのでぜひ聞いてみていただきたいですね。
安田:私は、凛太朗とパートナーである曲の漫才のようなやり取りに注目してほしいです。本作はミステリーとしてもおもしろいですが、何気ない会話のやり取りからもキャラクターの魅力が伝わってきますので、オススメです。
駒田:曲はよく凛太朗に付いてきてくれるなと思います。10分に1回ぐらいは曲はいい娘だなと思います(笑)。あとはアイドルのひとりである一葉ちゃんも守ってあげたくなるような魅力を持った少女ですね。彼女は物語を進めていくと意外な一面も見せるので、そこも驚くポイントになるんじゃないかと思います。
安田:あと、「√Letter ルートレター」でもキャラクターを演じてくれた日髙のり子さんと皆口裕子さんの演じるサブキャラクターに注目してほしいです。ベテランならではの芝居で大事な部分を締めてくださっています。
駒田:そうですね。おふたりにご参加していただいたおかげで自分の演技に集中することができました。
――今回は芸人であるネゴシックスさんも本人役で登場しますが、こちらはどういった経緯で?
安田:ネゴシックスさんも島根出身ということで、いっしょに島根を盛り上げることができないかなと思ってお声がけさせていただきました。
駒田:台本にネゴシックスさんのお名前を見つけたときはビックリして、思わずマネージャーさんに「このネゴシックスさんって、あのネゴシックスさんですか?」と確認してしまいました(笑)。よくテレビとかでネタを見ているので共演できたのはうれしかったです。
――島根のゆるキャラであるしまねっこはいかがでしょうか? 「√Letter ルートレター」ではしまねっこを捜すサブストーリーもありましたが、今回はいかがでしょうか?
安田:今回はどちらかというとご当地キャラクターとして物語に登場しています(笑)。
――今後の角川ゲームス全体の展望もお聞かせください。
安田:まずはしっかりと、この「Root Film(ルートフィルム)」をみなさんにしっかりお届けしたいです。また、下期に関しては鋭意製作中である自分がディレクターをしているタイトルの発表もしたいですね。
――角川ゲームミステリーの展望はいかがでしょうか? 「√Letter ルートレター」「Root Film(ルートフィルム)」に続く3作目の構想はありますか?
安田:今回の「Root Film(ルートフィルム)」は、シリーズの区切りにしてもいいかなと思うぐらい完成度の高い作品になりました。ぜひ長い間、愛されるといいなと思っています。もしも次の作品があるとしたら、今度は他県を舞台にしたりシステムを大きく変更したりといった新たな挑戦のあるタイトルにしたいですね。
――駒田さんはいかがですか? 「Root Film(ルートフィルム)」で凛太朗を演じたことで役者としての成長を感じたりすることはできましたか?
駒田:今まではヒーローのようなキャラクターを演じることが多かったですが、今回はミステリーの主人公を演じさせていただきました。この謎解きの主人公は、目に見えないものに怯えたり、真相が分かったことに感動したり、さらにその真相に別の真相が絡んできたときの絶望感があったりと、感情の振れ幅がとても大きいことがわかりました。自分自身で、ほかのミステリー作品の魅力に触れてみたくなりましたし、表現者のひとりとして別のミステリー作品のアフレコにもぜひ挑戦したくなりました。
――最後に「Root Film(ルートフィルム)」の発売を楽しみにしているファンにひとことお願いします。
駒田:フルボイスの大ボリュームでとても濃いシナリオが展開するゲームになっています。ミステリーというと難しい印象があるかもしれませんが、システムも親切に作ってくださっているので、普段ゲームを遊ばない人もぜひプレイして、駆り立てられるストーリーや真相を知る楽しさを味わっていただければと思います。
また、自分としてはレアな役どころとなった凛太朗は、喜怒哀楽をすべて出しきって演じさせていただいたので、ぜひゲームを何周もプレイして楽しんでいただければと思います。
安田:駒田さんの演じてくれた凛太朗は、プレイヤーのみなさんが好きになってくれるキャラクターになったのではないかと思います。ゲームも迷わないような作りになっていますので、ぜひ手にとってみていただけるとうれしいです。
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