なぜ今、リメイクしたのか―PS3「家族計画 Re:紡ぐ糸」製作総指揮のディーオー・江島みなみ氏にメールインタビュー

インタビュー
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サイバーフロントが2013年10月24日に発売したPS3用ソフト「家族計画 Re:紡ぐ糸」について、製作総指揮を担当するディーオーの江島みなみ氏にメールインタビューを実施した。

2001年にPC用ソフトとして発売されて以来、PS2、PSPでも展開するなど累計15万本を超えるヒットを記録した「家族計画」。問題を抱えた人々が擬似家族を形成し、家族の絆を見出していくというアドベンチャーゲームとなっているが、PC版の発売から12年が経った今年、シナリオ、グラフィック、音声、サウンドの全てを刷新したリメイク作品「家族計画 Re:紡ぐ糸」となって、PS3で発売される。

発表以来、気になっていた人も多いであろう本作、筆者も体験版をプレイして今の時代ならではのシナリオ構築の一端を感じることができたのだが、なぜ今このタイミングでのリメイクなのかという点、そして本作のポイントや体験版配信の経緯について、製作総指揮を担当し、原作の主要スタッフでもあるディーオーの江島みなみ氏にメールインタビューを敢行した。

「家族計画 Re:紡ぐ糸」開発総指揮 ディーオー 江島みなみ氏メールインタビュー

――なぜ今、このタイミングで「家族計画」をリメイクしようと思ったのでしょうか?

個人的なことになって恐縮ですが、一昨年の冬、友人だった菅野ひろゆきの急死に直面して、菅野君の悔しさを感じました。彼は、倒れる前日まで新作の指揮を執っていました。

そんな中、自分のゲーム人生、このまま終わって良いのかと思うようになりました。やり残したことのないように悔いなくやりたい、それはなんだろう。「家族計画」だと思ったわけです。

「家族計画」は、そこそこ評判になった作品なのですが、当然ながら時代考証など、今の時代にマッチしない部分があります。しかし、定番として今でもダウンロード販売で売れてユーザーに支持されています。そこで、このタイミングにこそ、一からじっくり再構築して「家族計画」を完成してみようと考えました。

――発表した時のユーザーの反応はいかがでしたか?

賛否両論と言う言葉は現在になってやっと言えることで、発表時は相当な抵抗がありましたね。

――今回のリメイクで遊んでほしいと思うユーザー層はどこになりますか?

人によって年齢では測れませんが、例えば「十分俺も遊んだし…、そろそろ人生を少し考えようか」と思う年頃でしょうか?

――キャラクターデザインにさめだ小判氏を起用した経緯や狙いがあったらお聞かせください。

プレッシャーに強い方ですので、お願いしました。

――リメイクのポイント、苦労点がありましたらお聞かせください。

シナリオの再構築です。

――今回のリメイクにおける、前作にはない魅力がありましたらお聞かせください。

遊んでいただけると、原作にはなかった各キャラの未来図を見ることができるところでしょうか。

――体験版が配信されていますが、配信の経緯や現状での反応についてお聞かせください。

とにかく、タイトルが良くないです(笑)から、遊んでいただかないとこの作品を理解していただけないと思い、体験版を配信しました。やりごたえある長さの体験版ですから、面白さを感じ取っていただけると思います。

シナリオは膨大な量がありますから、体験版を出しても全く問題ありません。☆4.5は良い評価だと思います。ダウンロード数は10日間で2,000件強と聞いています。

――ユーザーにメッセージをお願いします。

映画や小説やアニメなど、人生に何らかの影響を与えるコンテンツは様々ありますが、ゲーム「家族計画 Re:紡ぐ糸」は心に何かを残してくれる作品だと思います。残るモノは人により様々だと思いますが、試練を乗り越える粘り強さやじっとチャンスが巡り来るまで我慢する我慢強さなど、何かを感じ取れると思います。

タイトルは地味そのもので、そこにはファンタジーやバトルはもちろんありません。しかし、あなたにきっと何か、大きな、強い、人生にとっての“無敵のアイテム”を授けてくれると思います。是非、シナリオの展開を堪能して欲しいです。

※画面は開発中のものです。

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