引き込まれる物語と魔法を放つ操作感がたまらない!子供の頃に思い描いた冒険がついに実現!Xbox 360「Fable:The Journey」体験プレイ&インタビューレポート

インタビュー
0コメント 細山田 亮太

日本マイクロソフトは、2012年10月11日に発売を予定しているXbox 360「Fable:The Journey」について、開発会社を招いてメディア向けのデモプレイ&インタビューを実施した。

「Fable:The Journey」とは?

「Fable:The Journey」は、高い人気を誇るアクション RPG「Fable」シリーズの流れをくむ最新作。「Fable」シリーズは 2004年から多くのプレイヤーを魅了し続け、世界中で累計1千万本以上の売り上げを記録している。

「Fable」ファンが愛する深遠なストーリー、スリルあふれるアクション、そして、アルビオンの美しい風景。同シリーズの魅力をまったく新しい形で体験できるのが、Xbox 360 Kinect専用タイトル「Fable:The Journey」だ。

今回はシリーズ初となる一人称視点を導入。前作「Fable III」から50年後のアルビオンで、プレイヤーは仲間からはぐれた若者ガブリエルとして、傷ついた謎の人物テレサとともに、波乱に満ちた旅に身を投じていく。

その行く手に待ち受けるのは、恐ろしい敵、臨場感あふれる追跡劇、そして魅力的なキャラクターたち。愛馬とともに危険に満ちた土地を旅するうちに、プレイヤーは強力な魔法をマスターし、戦いの技を身につけ、さまざまな謎を解き明かしながら、英雄へと成長していく。

「E3 2012」よりブラッシュアップされたビルドを体験プレイ!

すでの世界のゲームショウで発表・展示されていたビルドに、さらに磨きをかけ、日本語音声も実装されたバージョンで体験プレイが実施された。主人公が魔法を手に入れ、それを練習するステージや、物語が展開していく魅力的なシーンも実際に触ってみたので紹介していこう。

Kinectセンサーの調整やチュートリアルを兼ねたステージをプレイ

最初にプレイしたのは、コントローラを使わない操作が魅力の、本作において重要なKinectセンサーの調整や、魔法の操作を学ぶことができるチュートリアルを兼ねている「試練の泉」のステージ。本作の嬉しいところは「座ってじっくり」プレイできるところ。長い時間遊んでいても全然疲れないのだ。ちなみにセンサーの調整については、ゲーム内いつでもポーズメニューから実行することができる。

「試練の泉」のステージでは、あらすじを見た後、神秘的な泉で謎の声に導かれながら、魔法のコントロール方法を練習できる。利き手で発動できる攻撃スペル(ここではライトニング)は、腕を後ろに引いて前に押し出す動作。任意の場所に狙って撃つことができる。利き手ではない方の手で発動できる特殊スペル「プッシュ」は、腕を引いて前に押し出すと敵を突き飛ばして動けなくしたり、腕を押し出したまま、周囲のオブジェクトを操作することもできる。

また、敵の攻撃が迫ってくることを示す「赤いアイコン」が表示された際に、胸をかばうように腕を曲げると敵から攻撃を防御(ブロック)することができる。敵は物理攻撃だけではなく、岩を投げてきたり、矢を放ってきたりするので終盤まで頻繁に使う行動になりそうだ。

攻撃スペルについては、腕を前に押し出したまま、任意の方向に腕を曲げると、魔法の軌道が変わり、物陰に隠れている敵を、横や後ろから狙い撃つことも可能。「試練の泉」のステージの最後では、ここで学んだスキルを駆使して敵を全滅させれば終わりとなる。スタイリッシュに敵を倒すとボーナスが追加され、実績も解除されるぞ。

さらに先に進むと待望の「ファイアボール」を習得!

物語が進むと、スペルドアという特定の魔法で起動できる装置があり、今回登場したドアをアンロックすると新たな魔法「ファイアボール」を手に入れることができた。この魔法は利き手を上げて横に大きく振ると火の玉に錬成され、より威力も強力になる。またゲーム内では敵を倒すと経験値が手に入り、体力は時間で回復され、ウィルパワー(魔法力)は手を下ろしていると回復する。

ステージ内のギミックも「プッシュ」を使って押したり引いたり、さまざまなスペルを組み合わせて先に進めるようなギミックも。襲ってくる敵は、盾を持って魔法を弾くガイコツ兵や、遠くから矢を放つゴブリンなど多彩。しかも、ガイコツ兵は腕や頭を魔法で吹っ飛ばすこともできる。ただ単に強力な魔法で一気に殲滅するのも気持ちいいが、敵の特性を見極めながらスタイリッシュに倒すのも魔法使いとしては重要だ。

アップグレードでさまざまなスタイルの魔法使いに

本作では成長要素としてアップグレード制を採用しているが、ゲーム内でアップグレードが可能なタイミングで「常に2択」することが要求される。一度選んだら後戻りはできない。成長のパターンには、魔法を行使する力「ウィルパワー」の上限をアップするものなど多くの種類が用意されている。

敵を全滅させて先に進むと、両手を小さな泉につけるイベントが発生。ここでも謎の声に導かれ、新たな魔法として魔法の槍を投げることができる「シャード」を入手する。槍投げのように利き手を後ろに引き、チャージされたら任意の方向に振り下ろす。ピンポイントで鋭い攻撃が特徴。ギミックを作動させることもできる。さらに先に進むと洞窟の穴をすべり降りるイベントに。ここでは左右に上体を曲げながら障害物を避けよう。

地底では巨大ボスが登場!今まで学んだ魔法を駆使して全力で挑め!

岩の中から登場した巨大ボスは、頭の上に大きな岩がくっついており生半可な攻撃は弾かれてしまう。岩をゴンゴン投げてくるのでうまくブロックするか左右に逃げながら立ち回ろう。ファイアボールの軌道を変え分散攻撃、岩はブロックしてカウンターを狙い、「シャード」でスキを見て強攻撃…そして最後は…??ここから自分の目で確かめて欲しい。

「Fable:The Journey」開発者インタビュー

チュートリアルから序盤の物語、そして巨大ボスなど本作の魅力となる物語と独特の操作性を感じることができた体験プレイの後は、開発会社となるLionhead Studios リードアーティスト「齊藤 崇人」氏にインタビューを実施したのでお伝えしていこう。

ちなみに齊藤氏からは中盤の難易度の高い闘技場のステージをデモプレイしてもらったが、あっという間にボスも撃破…両手を器用に使い、常に利き手での攻撃魔法を欠かさないことがコツだそうだ。戦う姿はまさに大魔導師…!?

――Kinect対応となった本作の開発で苦労した点を教えてください。

齊藤氏:やはり「Kinect対応のゲームを作る」ということが一番大変でした。当時、ピーター・モリニュー氏(Lionhead Studiosは2012年3月に退職)を含め、魔法をどのように表現したら面白いか、と二転三転どころではなく最後の最後までチーム全体で悩んでいたので、アクション重視でカジュアルだけど奥深いゲームに仕上がったと思います。

――本作をどのように遊んでもらいたいですか?

齊藤氏:Kinect対応ですが、座ってリラックスしてプレイできるのでじっくり遊んでもらいたいです。また、「Fable」シリーズおなじみのストーリーも重厚になっているので没入できると思います。

――今回のストーリーは外伝のような位置づけなのでしょうか?

齊藤氏:そういう形になると思います。時代は「Fable III」から数年たったアルビオン大陸が舞台となるのですが、山の民の1人「ガブリエル」の視点から描かれる物語が今回の魅力です。途中で出会う少女「テレサ」のバックストーリーや運命、いにしえの塔の謎も語られます。物語は基本は一本道になっていますが、アップグレードで選択するスキルなどでかなりプレイ感覚の印象は変わってきます。

――タイムアタックなどは搭載しますか?

齊藤氏:はい、用意しています。ストーリーモードでクリアしたセクションを、アーケードモードでスコアアタックとして遊ぶことができ、リーダーボードなどもXbox Liveで世界で繋がっているので、また違った楽しみ方をすることができます。

――本作ならではのポイントを教えてください。

齊藤氏:やはり「魔法を使う」ジェスチャーですね。魔法を放った後に軌道を変えたりと、直感的に操作するのはコントローラではなかなか難しいですからね。周りの環境に影響を触れる・与えるという操作はKinectならではの魅力だと思います。馬を手綱で操るシーンでは、のんびり冒険しているようで楽しいですよ。冒険の最後まで座ってプレイするコンセプトは意外と初期に決まりました。立ちっぱなしだと疲れますしね(笑)。

――暗い場面でも敵が判別できるように工夫されていましたが?

齊藤氏:今回は専任のライティング・アーティストを採用し、敵キャラクターが暗い場所で真っ暗で見えない状態になってしまわないように、ライティングデザインを工夫しています。敵だけにライトが当たるような演出もあります。本作はプレイヤーが実際に移動したりすることはほとんどできない「イベント形式のゲーム」なので、どうしたら見やすく、キレイに表現できるかを重点的に開発しました。

――魔法の種類は全部でどのくらいですか?

齊藤氏:攻撃魔法は3つ、特殊魔法はブロックを入れて3つです。攻撃魔法はそれぞれ3段階のレベルアップによって変わっていくので、種類は少ないですが変化に富んだものになります。

――モンスターごとの特徴付けについて教えてください。

齊藤氏:今回対決してもらったガイコツ兵(攻撃を当てると手や頭が取れる)はかなりこだわっています。他にもいろいろ用意しています。

――ピーター・モリニュー氏が2012年3月に退職していますが、ゲームのコンセプトなどに変化はありますか?

齊藤氏:基本的にブレていないです。ピーター・モリニューはLionhead Studiosを辞めましたが、彼の新会社は弊社から近いので、週に何回かは来てくれてフィードバックを残したりしてくれたこともあり、開発チームが始めたビジョンをそのまま保っています。

――「Fable」シリーズでは街の人達との掛け合いが魅力だったのですが、今回もそれを踏襲していますか?

齊藤氏:多くは語れないのですが、馬車に乗せる人はテレサ以外も登場しますし、見ていて面白いキャラクターもいます。

――子供も楽しめるように開発をしましたか?

齊藤氏:対象年齢は10代後半のプレイヤーを意識しています。激しい描写もないですしね。ゾンビは頭が取れますが(笑)。ユーザーリサーチもアメリカやロンドンで実施しました。

――ゲーム内で主人公「ガブリエル」以外を操作することは?

齊藤氏:ガブリエルのみとなります。

――アメリカで開催された「E3 2012」などでの反応はどうでしたか?

齊藤氏:実際にプレイした人からはかなりポジティブな意見をいただきました。Kinect対応のアクションRPGということで最初は心配でしたが、遊んでもらえるとすぐに楽しんでもらえたみたいです。

――音楽や効果音でこだわった点を教えてください。

齊藤氏:本作の作曲はシリーズおなじみのRussell Shaw氏が担当しており、僕が一番鳥肌が立つシーンなんですが、初めて馬の操り方を覚えてトンネルを抜けて風景が広がるところでかかる音楽が素晴らしいです。ぜひ楽しみにしてください。

――発売後のDLCについて教えてください。

齊藤氏:はい、予定しています。追加のストーリーなどではなく、ゲーム内で使えるアイテムやゴールド、Xbox Liveで配信中の「Fable Heros」で使えるアイテムも用意されています。馬車に飾れるアクセサリーなども登場する予定です。ゲーム内で手に入るアイテムはコレクションカードとなっており、シリーズに登場するキャラクターのデザインや情報が書いてあります。

――今までのシリーズを遊んできた人にも遊んでもらいたいですか?

齊藤氏:過去のシリーズで「あれって何だったんだろう?」と気付くことが本作で解消されていたり、懐かしいバウアーストーンが登場したりします。

――発売を待つファンに向けてメッセージをお願いします。

齊藤氏:今回の本作の売りは魔法を使ったバトルです。Kinect対応タイトルですが、じっくりと座ってプレイできるところも魅力となっているのでぜひ遊んでくれると嬉しいです。

――ありがとうございました。

※画面は開発中のものです。

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