EXNOAが3月18日よりサービス開始予定のPC/Android向け放置系タワーディフェンスバトルゲーム「邪神戦記ルルイエ少女隊 -クトゥルフ神話TD-」。本作の先行プレイレポートをお届けする。
「邪神戦記ルルイエ少女隊」は、クトゥルフ神話に登場する邪神や身体から生えた触手を自在に操る異形の少女たちと共に、神々と戦う美少女×邪神の放置系タワーディフェンスバトルゲーム。ド派手な演出と爽快感を味わえるバトルを直感的な操作で遊べるように設計されており、タワーディフェンスゲームをプレイしたことがない人でも安心して楽しめる。
本記事では、クトゥルフ神話という重厚かつダークなモチーフから織りなされるストーリーについてはもちろん、バトルで展開されるタワーディフェンス、作品に登場するヴァイスと呼ばれる少女たちについて紹介していく。

目覚めし「鍵の候補者」と邪神少女たち―沈没都市ルルイエで紡がれる、失われた記憶と再生の物語
物語の始まりは、深い闇の底から浮上するかのような感覚。主人公が目を覚ますと、そこはルルイエと呼ばれる未確認の都市を有した、絶海の孤島だった。自分がなぜここにいるのか、何者なのかという記憶は一切失われており、ただ静寂と神秘に包まれた光景が広がる。
困惑する間もなく、世界各地を襲った天変地異と共に現れたカミの使いであるシトやテンシに襲撃されてしまう。戦う術を持たず、逃げ場のない主人公は、容赦なく襲いかかってくるシトの群れを前にして、死の淵へと追い詰められる。

その窮地を救ったのは、巨大な武器を携えた少女・ネオン。彼女は圧倒的な力でシトたちをなぎ倒し、主人公を保護する。彼女こそが、身体から生えた触手を自在に操る異形の少女、邪神の力を持つヴァイスと呼ばれる存在だった。
ネオンは、命を救った主人公に対して、ルルイエの運命を左右し、邪神たちの真の力を解放し得る存在“鍵の候補者”であるということを告げる。記憶を失った主人公は、自身の正体も分からぬまま、ネオンたち邪神の少女たちと行動を共にすることになる。
こうして主人公は、世界の未来を担う力を持った銀の鍵を巡る戦いに巻き込まれていくのであった。


ここまで、物語の導入部分を簡単に紹介してきたが、実際にプレイしていた時には、「この先はどうなるのか?」というワクワク感があり、プレイする手が止まらずストーリーを読み進めていた。美少女系のゲームでありながらもダークな世界観というのは、筆者としてもお気に入りのポイントの一つとなっている。
もちろん、ずっと暗い展開が続くというわけではなく、時には出会ったヴァイスたちとの日常的なほのぼのしたシーンも描かれているので、安心してほしい。
また、本来は恐ろしい存在であるクトゥルフ側の邪神たちがルルイエを守る守護者、そして美少女として描かれている点、天使のような姿をしたものたちが敵として立ちはだかるという善悪の逆転は、プレイしていても新鮮味を感じ、この先の展開が気になるポイントとなっていた。



魅力あふれるヴァイスたちを紹介
ストーリーの中でも紹介したヴァイス(英語で悪、万力。独語で白を意味する)とは、本作で登場するプレイアブルキャラクターの総称。邪神の特徴やその力を秘めており、異形の姿が特徴的となっている。なお、各キャラの異形要素は、体内に収納可能でヒトの姿になれるようになっている。“クトゥルフ神話らしい異形感”と“美少女ゲームとしての可愛らしさ”を、一粒で二度味わえる贅沢な仕様となっている。
クトゥルフ神話に登場する神格、邪神や奉仕種族は100以上存在し、本作では邪神の1種に対して、複数のキャラがデザインされている。勢力も分かれていることから、キャラの数としても多く用意されており、プレイすればきっとお気に入りのヴァイスを見つけることができるだろう。
また、ヴァイスたちの詳細を確認できる画面では、それぞれ他のヴァイスとの関係性などもチェックでき、思わず「そんな風に思っていたの?」となった場面も存在した。下記では、ヴァイスの各勢力や特徴を紹介していくので、プレイを前にお気に入りを見つけ出してみてほしい。
ルルイエ
強大な邪神・クトゥルフに属する勢力。水中での活動に適し、触手の動作に集中できるよう、それを阻害する衣装は少なめ。


カルコサ
強大な邪神・ハスターに属する勢力。身体のどこかに「黄色の意匠」を持っており、ハスターへの忠義を表している。


アーカム
強大な邪神・クトゥグアに属する勢力。みな身体の内側に強大なエネルギーを秘めている。


ケイオス
いずれの勢力にも属さない主要な邪神などで構成される。


育成はもちろん、好感度を上げれば特別なエピソードも
ヴァイスたちを眺めているだけでも楽しめるのだが、本作では育成要素も存在している。バトルの肝となるタワーディフェンスについては後述するが、育てていくことで重要な戦力となることはもちろん、よりキャラ愛を深めていくことができる。
それぞれに用意された好感度をあげていくと、各ヴァイス専用の濃厚なストーリーを読み進められる。好感度を上昇させていくと、パラメーターもアップするので、お気に入りのヴァイスとのストーリーを楽しみつつ、大事な戦力としても育ててみてほしい。


なお、本作には“レベルリンク機能”というものが用意されており、手に入れたばかりのキャラや、レベルの低いキャラをレベルの高いキャラに合わせることが可能。育成の手間をある程度省き、すぐに戦力として迎え入れることもできる。

各勢力ごとに異なるモチーフや特性があるため、編成の段階から「どの勢力の、どのヴァイスを並べるか」という悩みが尽きない。そして、彼女たちの真価が発揮されるのが、次に紹介するタワーディフェンスバトルだ。
編成が勝敗を分ける、テンポ抜群のオートタワーディフェンス
本作のメインとなるのは、ルルイエに侵攻してくるシトやテンシを迎え撃つタワーディフェンスバトルだ。実際にプレイして感じたのは、従来のタワーディフェンスのようにプレイ中にコストをやりくりする忙しさよりも、事前の準備と采配に重きを置いた、スマートなプレイ感だ。
バトルの最大の特徴は、事前に編成したパーティがフィールドに配置された状態で開戦する点。近接型で進軍を食い止める壁を作るのか、後方から射程を活かして殲滅するのか、その初期配置の妙こそが攻略の鍵を握る。ヴァイスは、前衛と後衛で配置できる場所が決まっているほか、ヘビーシールダーやヒーラーといった役割“クラス”が異なるため、それらを意識した編成が必要となる。
一度バトルが始まれば、ヴァイスたちがそれぞれの役割に従って自動で応戦してくれるため、プレイヤーは彼女たちの戦いぶりをじっくりと見守ることができる。



本作は放置系のシステムを軸に据えており、プレイしていない時間にも育成資源がしっかりと蓄積される。「TDは難しそう、強化に時間がかかりそう」というハードルを、この放置要素が見事に解消している。溜まった資源でヴァイスを強化し、突破できなかったステージを自慢の布陣でリベンジするというサイクルで、ストレスなく物語に没頭することができる。
実際に触れてみると、複雑なリアルタイム操作を必要としない分、純粋にキャラの育成とパーティ編成に集中できるのが本作の大きな魅力だと感じた。倍速機能を利用すれば、バトルの決着まではあっという間。スキマ時間にルルイエの様子を覗き、ヴァイスたちを愛でながら着実にステージを進めていくことができる。


未知の深淵に挑む、やり込み要素満載の「アポカリプス」モード
メインストーリーを読み進める傍ら、本作のクトゥルフ神話としての奥行きをさらに深く味わえるのが、アポカリプスモードだ。本モードは、メインとは異なる独自の探索ルールとローグライクな楽しさが融合した、やり込み派必見のコンテンツとなっている。
アポカリプスモードでは、マス目で構成されたマップを自らの足で進み、最深部を目指していく。進む先々では、凶悪なシトとの戦闘だけでなく、体力を回復できるスポットや、探索を有利にする特殊なバフを得られるイベントが発生する。どのルートを通れば安全に、かつ戦力を強化して奥へ進めるか。その場の判断が試される、メインバトルとはまた違った緊張感が味わえる。
深部へ進むほど敵は強力になるが、その分得られる報酬も豪華になっていく。探索で得たリソースを使ってさらにヴァイスを強化し、また次の深淵へと挑む。この探索と成長のループの完成度が高く、タワーディフェンスの戦略性に加えて、“冒険している”という実感を強く得ることができた。




あらゆる角度から「クトゥルフ」を遊び尽くせる一作
メインストーリーを進めると、アポカリプスモードとは違った、追加コンテンツも開放されていく。他のユーザーと対戦する“闘技場”、タワー型クエスト“プリズンタワー”、高難易度クエスト“悪夢の宿舎”、他のユーザーと協力して強敵と戦う“試練の祭壇”、特定キャラの限定ストーリーが楽しめるスポットクエスト“残響シアター”など盛りだくさん。他のプレイヤーと協力、そして競い合うコンテンツまで用意されており、ゲーム全体としてボリューム感のある内容となっている。





鍵の候補者として運命に抗うメインストーリー、お気に入りのヴァイスと絆を深める交流、そして深淵に挑むアポカリプスモード。本作は、放置系という手軽さを入り口にしながらも、その先には底知れない遊びの幅が広がっている。
美少女たちの愛らしさに癒やされるもよし、神話の謎に没頭するもよし。3月18日のサービス開始時には、ぜひあなた自身の手で、このルルイエの地を踏みしめてほしい。

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