iOS/Android「てのひらニャンコ」開発者インタビューをお届け!モデルとなったリアル猫たちにも注目

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「このゲーム、誰が作っているのかニャー?」なんて口にするのは年齢的に憚られるものの、エイジが配信しているiOS/Android用アプリ「てのひらニャンコ」の開発者インタビューをお届け!姉妹作「てのひらワンコ」の裏話も盛りだくさん!

こんな“猫が好きすぎるのが目に見えて分かってしまうゲーム”を作ってしまったクリエイターというのは、一体どのような方々なのだろう? そんわわけで先日、「てのひらニャンコ(以下、てのニャン)」のプレイレビューを掲載したことをきっかけに、本作の開発者へのアプローチを試みた結果、ゲームアプリの開発事情に関する諸々の話を伺うことができた。

なお、今回話を尋ねてきた「てのニャン」企画運営部長(以下、てのひら部長)&ディレクター(以下、てのひらD)は、ちょっぴりシャイだというので近影は用意していない。その言葉の節々から人物像を思い描いていただきたい。ちなみに、すごく「てのニャン」らしいたち人でした。

※以下、【ニャンコ】=【ゲーム内の猫】、【猫】=【リアルの猫】の意となります。

猫は品種よりもディティール!

――猫派ですか?

てのひら部長&てのひらD:えっ?

――すみません、猫派ですか?

てのひら部長:えーっと、犬派です。私は20年くらい犬を飼っていましたので。でも、猫も好きです。基本的に動物が好きなんです。それに最近は猫ばかり見ていて、猫カフェに足を運ぶこともありますので、猫を飼いたくなってしまっています。

てのひらD:どちらもです。ただ、私は犬も猫も飼ったことがありません。アレルギー体質なので、リアルの猫には近づけないんです……。

――なるほど、ありがとうございます。気持ちのいいインタビューを進められそうでなによりです。あらためて、本日はよろしくお願いいたします。

てのひら部長&てのひらD:よろしくお願いします(笑)。

――では、「てのひらニャンコ」の簡単なゲーム紹介からお願いします。

てのひらD:はい、「てのニャン」は約2年前にサービスを開始した「てのひらワンコ(以下、てのワン)」の姉妹作です。いつでもどこでもニャンコと触れ合えるのはもちろん、結婚から出産まで、深い育成要素を楽しめることが特徴となります。

――「てのニャン」の配信までの経緯を教えていただけますか。

てのひら部長:てのひらシリーズは元々、中国のゲーム開発会社で作られたアプリを、私どもが日本向けにカスタマイズし、パブリッシングしているものです。その会社さんとは当時から「猫版も作りたいねー」とお話していまして、中国版「てのニャン」が配信されたことをきっかけに、日本国内におけるパブリッシングも担当させていただくこととなりました。

――そもそもの「てのワン」との出会いとは、どのようなものだったのでしょう。

てのひら部長:きっかけは私と上長で、「中国市場に面白いゲームないかなー」と探していたときのことです。その頃、弊社はまだガマニア(※エイジの旧社名:ガマニアデジタルエンターテインメント)でしたが、スマートフォンゲーム市場が過熱していく最中で、どのように会社の認知度を高めていくことができるのかを模索していました。

その当時は、アジア圏の人気スマートフォンゲームを日本に引っ張ってこようと考えていたのですが、カードバトルRPGが全盛期であったこともあり、コレというものを中々見つけられませんでした。ですがそんなとき、家でパピヨンを飼っている大の犬好きの上長が「これ超可愛くねー!?」と見つけてきたのが、「てのひらワンコ」だったんです。

――「てのワン」のゲーム画面はインパクトが強いので、その気持ちはよく分かります。写実的でありつつ、デフォルメも効いていて、非常に可愛らしいですよね。

てのひら部長:私も実際に画面を見てみたら「すっごいリアル!」と感じたので、すぐさまサービスしている会社さんに電話をしたんです。相手の会社さんは海外パブリッシングをあまりやってはおられませんでしたが、最終的には「こちらこそお願いします」と快諾してくださり、日本国内に持ってくることができました。

――「てのワン」って、元は中国で配信されていたタイトルだったのですね。

てのひらD:ただ、中国版「てのワン」には犬種が60種類ほど収録されていますが、日本版では弊社でサービス・運営を進めていくうち、現在は犬種が130種類近くにまで増えています。

てのひら部長:これは「てのニャン」にも言えることですが、日本版特有のニャンコはこれから先、随時配信していく予定です。ゲーム自体を制作しているのは相手方の会社さんですが、ゲームシステムからして、日本独自の要素というのはさまざまに導入させていただいてますので。

――というと、中国版と日本版では収録されている犬種・猫種が違うのですか?

てのひら部長:かなり違いますね。「てのニャン」に関してはまだ同じ部分も多いですが、いずれは差別化できていくと思います。

――中国ならではの犬種って、例えばどのようなの犬がいるのでしょう?

てのひら部長:パグとか、チンとか、シャーペイとか、ペキニーズがそうですね(※シーズー、チャウチャウなども中国原産)。でも、「てのワン」ではラブラドールやハスキーといった世界中で人気の犬種もメインに据えているので、あまり偏りというのはありません。

――それらを踏まえて、「てのニャン」に収録する品種はどのように選別されましたか。

てのひらD:猫の品種は結構ありますが、犬が「犬種で可愛がられる」とすれば、猫は色、毛並、太り具合など、種類よりも「ディティールで可愛がられる」ことが多いんです。

てのひら部長:なので、ゲームでは品種で攻めるよりも、近所の酒場によくいる「さばとら」、空き地の主「大将」など、ニャンコ自体の特徴を押し出すことにしています。アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールドなどの人気種もいますが、それ以上の細かな品種になってくると、ユーザーの皆さんも分からなくなってくると思うので。

――確かに、犬に比べると猫は判別しづらいのかもしれません。特徴の区分がより細かいイメージがありますので。ちなみに、ニャンコの名称はすべて御社で考えられたのでしょうか?

てのひらD:そうです。水たまりで遊んでた「しろねこ」とか、空き地の甘えんぼ「ちゃしろ」など、すべて私どもで考えました。一応、それぞれに品種も設定してはいますが、「てのニャン」ではそれだけに注目しないデザインというものを目指しています。

ニャンコのモデルは、開発者たちの飼い猫だった

――「てのニャン」では、“まるくん”とのコラボが目玉となっていますよね。

てのひらD:姉妹作の「てのワン」のサービス開始時、Webサイト「いぬのきもち」で活躍している“マシューくん”を同時配信して、ユーザーの皆さんから大きな反響をいただけました。

そのため、今回の「てのニャン」では、全世界で3億回以上も動画再生されているダンボールに入る猫“まるくん”を目玉にしたところ、こちらも大きな反響をいただくことができました。これに関しては、世の中の動画の情勢というのを鑑みています。

――動画の情勢ですか?

てのひら部長:はい、ネット上だと犬動画よりも猫動画のほうが勢いがあるんですよ。それに、さまざまなユーザーさんの声を拾っていると、「犬は飼っている、猫は飼っていない、でも猫動画は見る」という方々が多いようなので、そういった層へのアプローチになればと思索しました。ただ、猫の方が競合アプリが多いんですけどね……(笑)。

――まるくんは事務所に所属しているモデル猫なのでしょうか。

てのひらD:いえ、個人の方の飼い猫です。

――では、制作時にはその飼い主さんに直接連絡をしたのですか?

てのひらD:そうです。飼い主さんにご連絡し、了承をいただきました。また、飼い主さんにはまるくんのニャンコが完成するまで監修もしていただいております。「ここをこうしたら、まるに似ますよ」と意見をたくさんもらえましたので、かなり精巧に作れていますよ。

――まるくんの制作には、どれくらい時間がかかりましたか。

てのひら部長:プロトタイプからデザインを煮詰めていくのに、約3ヶ月近くかかっています。まるくんに関しては「ズサーッ!」と滑って行くモーションも作っていますので。ただ、最終調整は弊社の開発チームでしたのですが、そのおかげでデザイナー陣のノウハウが培われました。

――というと、3Dグラフィック関連は御社ですべて内製できるのですか?

てのひらD:ニャンコの基本骨格は中国版のものを使っていまして、日本独自のニャンコについては、モーションとテクスチャの制作となります。

――デザイナー陣は元々、犬猫の制作を得意としていた方々なのでしょうか。

てのひらD:いえ、それが全然だったんですよ。そもそもモーション担当は腕利きのベテランですが、テクスチャ担当の女性デザイナーは今回が初案件でもありましたし。

てのひら部長:彼女は元々GMを担当していたのですが、ペイントソフトを扱えるということでチャレンジしてもらったんです。そうしたら「えっ、これイケるでしょ!」ってくらいしっかりしたデザインを制作してくれたので、そこからはもう彼女の独壇場です(笑)。

てのひらD:女性特有のやさしいタッチと言いますか、可愛らしさを押し出していただけるので、非常に助かっています。基本的に私が「~~みたいな猫を出してほしい」と彼女に伝えているのですが、伝えた言葉を上手いことデザインに置き換えくれるんですよね。

――それらを含めて、開発時に苦労したことはなんでしょう。

てのひらD:個人的にはニャンコのモーションです。「てのワン」からモーションを持ってくるわけにはいきませんし、モーション制作にしても「猫って、どういう動きなの?」からはじまったので、リアルでありつつ、可愛らしいゲーム的表現を煮詰めていくのに四苦八苦しました。

てのひら部長:当初は完全に犬(の動き)だったんですよね。座り方が香箱座りじゃなくて、前足が左右に開いていたりと。周囲でも「これはダメだ」「動きが犬」と言われていました。

でも、そこから先は開発チームのみならず、社内にいる猫の飼い主を招集して、“モーションのダメな部分”を念入りにチェックし、完成度を高めてきました。この甲斐もあって、今では「ねこパンチ」などの動きや、動画で見られる動きなども取り入れられるほどになっています。

――私個人のイメージでは、「てのニャン」開発陣は「猫をジーッと見つめて、観察に務めていたのでは」と考えていましたが、実際のところはどうでしたか?

てのひらD:どちらかというと、ジーッと猫や資料を見つめるよりかは、アクティブに動き回っていましたね。「ねこパンチはこうっ! こうっ!」とかジェスチャーして(笑)。

――猫動画では手足の短い「マンチカン」が人気ですが、実装はできるのでしょうか?

てのひら部長:実はニャンコの基本骨格は手足の長さが共通になっていて、マンチカンに対応するには別の骨格を用意する必要があり、別の労力がかかってしまいます。これは「てのワン」に「ダックスフンド」や「コーギー」がいない理由でもありまして……。

――サービス開始以降、「てのニャン」に対するユーザーからの反響はいかがでしょう。

てのひら部長:やはり「まるくんが欲しい!」とゲームを遊んでくださる方が多いです。

てのひらD:ほかのニャンコに比べても、まるくん人気が絶大ですね。

――てのひらDさんのように、猫アレルギーの方からの声はありましたか?

てのひらD:直接ではありませんが、各所のレビューであったり、あとゲーム内掲示板で複数のお声を見かけました。ほかにも、家で猫を飼うことができないという人も多くいるようです。

――ちなみに御社では、猫を飼っている方と犬を飼っている方ならどちらが多いですか。

てのひら部長:猫を飼っているスタッフの方が多いです。制作中に飼い猫の写真をもってくる人がよくいました。

――「ウチの猫をモデルにぜひ!」と言ってくる方も少なからずいたのでは?

てのひらD:入ってますね。

てのひら部長:実は、ほとんどそうなんです(笑)。

てのひらD:「うちの子が入ってないから、今度入れて!」なら今後の実装案として考慮できるのですが、既にほぼ収録してしまっているので、逆にもういないんです(笑)。

てのひら部長:唯一、三毛猫の飼い主だけはいなかったので、三毛猫だけは違う草案から作っていくことになります。

――では、「てのニャン」に関わったことで“猫好き”になったスタッフはいましたか。

てのひらD:私がそうです。「てのニャン」に関わるまで、猫への興味は持っていませんでしたが、企画の立ち上げ時に猫について調べていたら、今では猫の画像ばかり見ています。最近は帰り際、自宅の近所で開かれている野良猫の集会をジーッと眺めてしまうくらい、猫好きです。

てのひら部長:でも、アレルギーなんで近づけないし、触れられないと(笑)。

てのひらD:くしゃみが止まらなくなってしまうので……。

エイジより提供いただいた、モデル猫とそのニャンコたち。

予想外のユーザー層からの大反響

――続いて、「てのひらニャンコ」の具体的なゲームコンセプトをお聞かせください。

てのひらD:「てのニャン」は、飼い主(ゲーム内ユーザーの呼称)がそれぞれ求めていることを幅広く楽しめるゲームです。ニャンコと延々とじゃれ合って楽しむこともできますし、ニャンコ同士を結婚させる婚活や、友達同士で競い合うコンテスト、ゲーム内コミュニティ「サークル」で友達の輪を広げたりと、手軽さとやり込みを両立しています。

てのひら部長:それと、猫を飼いたいと思っている人に、「猫にはこういう可愛らしさがあるんだよ」ということを伝えていきたいと考えています。

――実際にプレイしてみると、眺めるだけのゲームではなく、ゲームとして遊べる要素が優れている印象を受けました。

てのひら部長:これは昔の話ですが、中国版ではPvP機能が盛んでして、日本版「てのワン」のサービス開始時には同様のシステムを導入していました。ですが、段々とゲームイメージにそぐわないのが分かってきて、日本版ではそれらをオミットし、コミュニケーション面に注力しています。そのような積み重ねは「てのニャン」にも多くフィードバックしてきました。

――私は最初、インターフェースにアイコンボタンが多いなと感じてしまったのですが、インターフェース面でユーザーさんから受けた意見はありますか。

てのひらD:インターフェースに関しては、文字の大きさやフォントに関してのご意見・ご要望を受けています。ここは「てのワン」でもらった意見を踏まえ、細かく調整した部分ではありましたが、やはりちょっと小さかったかなと。ただ、アイコンに関しては「てのワン」から一新したことで、見やすくなったという意見をもらえています。

――「てのニャン」で活かした部分は、今後「てのワン」にも活かされるのでしょうか?

てのひらD:詳細についてはっきりとは決まっていませんが、後々、全てフィードバックしていきたいと考えています。

――続いてゲーム外に関わる話ですが、飼い主さんたちのプレイヤーアイコンって、各々が飼っているペット写真を使っているケースがよく見られますよね?

てのひら部長:非常に多いですね。

――それで、私はこのゲームが「リアルペットとの導線が薄い」と感じたんです。

てのひらD:と、いいますと?

――私は猫を2匹飼っていますが、「てのニャン」のプレイ時に猫が寄ってくるんです。すると、ゲーム内外のどちらを愛でるか悩んでしまい……。だから、リアルペットがいることと、ゲーム内の楽しみがもっと繋がらないかなと考えていたのですが、いかがでしょう?

てのひら部長:そういう話なら、これは現在構想中のコンテンツではありますが、“リアル猫の写真をアップロードできる写真館”的なものができないかなと、現在話し合っている最中です。

――そういうのです! 期待しております。それでは続いて、ユーザーコミュニティを促進するための工夫などをお聞かせください。

てのひら部長:ユーザーコミュニティに関しては、「てのワン」の頃からアプローチしている部分です。「てのワン」ではこれまで、ゲーム内婚活イベントなどを通して、ユーザー間の結びつきを強めようと取り組んできましたので。

――ユーザーコミュニティの場は、ゲーム内外のどちらが盛んなのでしょう。

てのひら部長:ほぼゲーム内ですね。TwitterなどのSNSで名前が挙がることもありますが、それよりも断然ゲーム内が主流となっています。

てのひらD:ゲーム内にはリアルタイムで使えるチャットや、ゲームにログインしていなくても使えるメール機能を搭載しているので、それらを使ってコミュニケーションをしている方々が多いんです。ゲーミング寄りの人たちはこれらを使い、ニャンコの婚活をしてくれています。

また、「てのワン」のコアユーザーはサークルに所属するメリットを分かっていて、「てのニャン」でもサービス開始時から、掲示板で積極的に募集をかけてくれていました。「てのワン」ユーザーがこういった面で牽引してくれたため、初心者でも早い段階で「この機能は、そういう風に使えばいいんだ」という意識を持ってくださったので、非常にありがたく思っています。

あと、小中学生の方々は掲示板を使って、ゲームには直接関わらない学校の話題などでもコミュニケーションを取ってくれていますね。こういった一種のコミュニケーションツールとして活用してくれているケースが結構多いです。

――小中学生ですか? 私はてっきり、てのひらシリーズは20代女性がコアターゲットなのだと考えていましたが。

てのひらD:それが、すごく多いんですよ? ユーザー層を年齢別で分けていくと、小中学生の方々が2番目に多いくらいですので。

――それはサービス開始前から想定していたことなのでしょうか。

てのひら部長:「てのニャン」ではあらかじめ想定していました。

てのひらD:実はこれ、「てのワン」のときから続いている現象なんです。当時は本当に意外でしたね。私どもは大学生や社会人の方々に、日々のちょっとした疲れを癒してもらえればとリリースしたので。それが蓋を開けたら、小中学生の皆さんがワーッと集まってくれたんですよ。

てのひらシリーズは主に、休日や連休で新規ユーザーが増加する傾向がありますが、アカウント情報などをよくよく見てみると、その大半が小中学生なんです。

――すると、癒しというよりかは、愛でて楽しまれているのでしょうね。

てのひら部長:実際、小中学生の方々は「かわいー!かわいー!」とコメントしながら、存分に楽しんでくれていますし、掲示板やチャットでもかなり活動的です。口コミで広がっている影響なのか、同じ学校内でプレイしている人たちや、友達同士でコミュニケーションしているんだろうな―、という姿もチラホラと見受けられます。

てのひらD:あと、学生さんたちはよく悩み相談をされていますね。ユーザー層が下は小学生、上は60代と幅広いこともあり、ストレートな内容の相談に対して、さまざまな年代の人たちがアドバイスしてくれるんです。昨今のネット上ではあまり見られなくなってきたコミュニケーションの形ですが、てのひらシリーズではそれらが活発的に行われています。

スマートフォンゲームにしても、最近は直接的ではなく、間接的なゆるいコミュニケーションをとるゲームが主流となってきているので、こういった独自の雰囲気が作られていったてのひらシリーズに関しては、私どもも非常に嬉しく思っております。

――素晴らしいです。ゲームコミュニティのあり方としてはサービス冥利に尽きると思います。

てのひらD:私も掲示板を確認しているときに、さまざまな相談とその解答に癒されています(笑)。こういったコミュニティが、てのひらシリーズの特徴なんです。

てのひら部長:たまに一言コメントに「いつもお世話になっております。~~の母です。」と書かれている飼い主さんもいます。きっと、家族で一緒にプレイしているんですね(笑)。

――そこまでコミュニティが発達していると、そのうち“「てのワン」結婚”や“「てのニャン」結婚”をする方々も出てきそうですね。

てのひらD:実は、もういるんです。

てのひら部長:えっ、本当に?

てのひらD:いるんですよ? これは「てのワン」を遊んでくださっているユーザーさんですが、「私たち、結婚しました」という書き込みを掲示板にして下さっていました。

――蚊帳の外からですが、(その方々に)おめでとうございます。

今後のアップデート、PR展開について

――「てのワン」では日本盲導犬協会とコラボされていましたが、「てのニャン」でも愛護団体との協力活動は予定されていますか? 最近は「保護猫カフェ」などもあるようですが。

てのひら部長:現在、猫に関連する団体の方々に連絡を差し上げている最中ですが、その内の一つとして、秋頃を目途にゲーム内で「猫の里親募集」を行うキャンペーンを実施していきたいと考えています。こういったリアルの猫事情に関わる活動を通して、「てのニャン」でも社会活動に貢献していきたく思っております。

てのひらD:そのほか、誌面やネット上などで動物関連の施策を進めている他社さんと協力し、プロモーション活動も行っていく予定です。ニャンコのモデルも社内で制作できるようになりましたので、コラボ猫もスムーズに導入することができます。なので、今後はゲーム内コンテンツに落とし込む形のコラボも積極的に進めていくつもりです。

――今後のアップデートに関する予定などはございますか。

てのひらD:現在開発を進めているのは“ニャンコの乗り物”です。こちらは「ロボット掃除機」や「魔法の絨毯」といったものに乗っているニャンコの姿が見られるアイテムで、ニャンコに特定の動きをさせられる、見て楽しめるアイテムとして導入していきます。

てのひら部長:まるくんに関しても、人気動画で見られる「ビール箱に突っ込んで、ビール箱にスッポリとはまった『まるくん』」のモデルを配信していく予定です。ほかにも「でぶねこ」シリーズや、「毛を刈られてしまった」シリーズなどを模索しています。

――うちの猫、ロボット掃除機が嫌いで絶対に乗ってくれないので楽しみです。では、今年のブームであるVR対応などはいかがでしょう。

てのひらD:考えとしてはないわけではありませんが、未定ですね。

てのひら部長:てのひらシリーズは3Dなので、親和性は高いと思っているんですけどね。

――仮に次回作があるとして、次は「てのひら~~」になるのでしょう。

てのひら部長:私個人としてはサバンナ、「てのひらサバンナ」を考えました。弱肉強食の世界です。広場にライオンがいます、ワニがいます、シマウマがいます。翌日、ライオンがいます、ワニがいます、シマウマがいません、みたいになるゲームです。

サバンナという環境を題材にしたゲームみたいなもので、癒しというよりも“遊び”に注力した内容と考えています。まあ当然、考えただけのものですが……(笑)。

――それでは最後に、今後「てのひらニャンコ」および「てのひらワンコ」をどのように運営していくのか、その意気込みを一言ずつお願いします。

てのひらD:これからも飼い主の皆さんに、いつでもどこでも癒しの日々を提供できればと考えておりますので、今後とも「てのニャン」をよろしくお願いします。

てのひら部長:猫のことをよく知らない人に、ゲームを通じて、猫のことを知ってもらいたいです。また、猫というのは基本的に家にいるときしか触れ合えません。それを外でも体験できる喜びこそが「てのニャン」の醍醐味ですので、ぜひぜひ遊んでみてください。

※画面は開発中のものです。

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