3月28日、コーエーテクモゲームスは東京都内にて、2016年4月2日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「妖怪三国志」の完成発表会を開催した。人気お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉さんも登場したイベントの模様を紹介していこう。
「妖怪三国志」はレベルファイブの超人気シリーズ「妖怪ウォッチ」とコーエーテクモゲームスの歴史シミュレーションゲーム「三國志」とのコラボタイトルである。
今作ではジバニャンをはじめとする「妖怪ウォッチ」でおなじみの妖怪たちが、三国志の武将の力を宿した“武将妖怪”として登場。プレイヤーはこれら400体以上の武将妖怪を率いて、天下を統一するべく国盗りバトルに挑むことになる。
まずはコーエーテクモゲームスのシズサワ・コウ氏とレベルファイブの日野晃博氏によるトークセッションが行われた。
今回のコラボが実施に至った経緯についてだが、提案したのはシブサワ氏のほうで、かねてから日野氏に「一緒に何か作ろう」とラブコールを送っていたのだという。特に、レベルファイブの「妖怪ウォッチ」については、クロスメディアをはじめとする展開力に感心していたと語り、本作の開発では「子供さん向けのゲームはこうやって作っていくんだということを学びながら楽しくお仕事することができました」と振り返った。
一方、日野氏は「三國志」や「信長の野望」をプレイして歴史上の出来事や武将の名前などを覚えたそうで、「おかげで歴史が好きになって大河ドラマも毎年見るようになりました」「ボクの歴史の先生はシブサワ・コウさんです」と尊敬を交えてコメント。
さらに、今年のNHK大河ドラマ「真田丸」にシブサワ氏の名前がクレジットされていることにも触れ、「ゲーム業界的には大事件です。同じゲームクリエイターの仲間として誇らしかったですね」と賞賛を贈った。
「今回のコラボのこだわりのポイントは?」という質問に、シブサワ氏は「戦略シミュレーションゲームを子供さんにどうやって楽しんでもらうか」の部分と回答。ここでモノを言ったのが子供向けゲームにおいて豊富な経験を持つ日野氏のアイディアだったという。
特に、後半の仕上げの段階でのアドバイスはひとつひとつがどれも金言で、「最後の最後で大修整をして今の形になったのですが、非常にサクサク感があってテンポがよく、簡単に楽しめるシミュレーションゲームになりました」と述べた。
日野氏はシブサワ氏の賛辞に恐縮しつつ、「完成間近になってかなり無理難題を言ったのですが、それがすべて実現されてちょっと驚愕しました」「コーエーテクモゲームスのチーム一丸となったパワーはすごいなと思いました」とお礼のコメント。
そんな日野氏がもっとも腐心したのが、「どの妖怪が三國志のどの武将になるのか」の部分で「妖怪と武将の個性が非常にうまくマッチングしていて、“この妖怪があの武将か!”みたいな驚きがあります」とアピールしていた。
もうひとつの日野氏のこだわりのポイントがTVCMで、「三國志と妖怪の世界観が一緒になった象徴的なCMになっています」と紹介。実際に完成版が上映されたのだが、ダジャレやギャグ満載のCMに会場からは笑いがこぼれていた。シブサワ氏もかなり気に入っているそうで、曹操に引っかけたジバニャンの「そうそう」というダジャレを連呼していた。
最後にシブサワ氏は「子供さんだけではなく、すべてのゲームファンにお届けできる内容になっています。ぜひとも幅広い人にお楽しみいただきたいと願っています」とメッセージ。日野氏も「(子供向けだが)しっかりと遊べる内容になっています。歴史が好きな人も妖怪ウォッチが好きな人も楽しめる作品になっていますので、ぜひ遊んでいただきたいなと思っています」と述べ、まとめとした。
「妖怪ウォッチ」ファンの博多大吉さんがデモプレイにチャレンジ
続いて、コーエーテクモゲームスのプロデューサー・鯉沼久史氏とお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉さんによる、実機プレイを交えたゲームの紹介が行われた。
本作は「妖怪三国志」という不思議な本の中に吸い込まれてしまったジバニャン、コマさん、USAピョンが元の世界に戻るため、本の中の世界“さくら国”を舞台に壮大な冒険を繰り広げるというもので、主人公はこの3体の妖怪のいずれかを主人公に選んでプレイすることになる。
妖怪たちはいずれも三国志の武将たちと融合した、かっこいいヨロイ姿の“武将妖怪”として登場。ジバニャンは劉備、コマさんは孫策、USAピョンは仲達となって活躍する。
もちろん、そのほかの妖怪たちも諸葛孔明、曹操、孫権、関羽などおなじみの武将となって登場するので、「お気に入りの妖怪がどんな姿になっているのか、楽しみにしていてください」と鯉沼氏は語った。また、「のぶニャがの野望」の織田のぶニャが、「討鬼伝」の天狐もコラボ妖怪として参戦するとのことだ。
バトルシステムはターン制で、マップ上の武将妖怪を順番に動かして敵を攻撃していく。2体で敵を挟むと発動する“コンビわざ”やバトル中に妖気をためて放つ“ひっさつわざ”といった強力な攻撃を繰り出したり、武将妖怪同士の一騎打ちが発生する“武将とりつきバトル”などが発生したりするので、さまざまな戦い方ができる。
さらに、武将をどう行動させるかアドバイスしてくれる「おすすめ移動」や、移動後にパネルをめくるとステータスや所持金がアップするなどの効果が得られる「パネル」システムなど、初心者向けの仕掛けも盛り込まれているので、シミュレーションが苦手という人でも安心してプレイできる。
もちろん、「サブクエスト」をはじめとする、さまざまなやり込み要素も満載。楽しく三国志について学べる「三国志講座」、協力バトルやすれちがいバトルが楽しめるマルチ要素なども搭載されているとのことだ。
ここからはゲストの博多大吉さんが参加。大吉さんは大の「妖怪ウォッチ」シリーズのファンで、初代をはじめシリーズ作をすべてプレイ。トータルでプレイ時間は500時間を超えるという。現在も「妖怪ウォッチバスターズ」をプレイ中で、鬼玉が欲しいあまり、「まばたきするたびに鬼玉の残像が見えるんです」と言って会場の笑いを誘った。
それだけに「妖怪三国志」の話を聞いたときは「まだ『バスターズ』をやっているんだから、ちょっと待ってくれと思いました」と本音を吐露。また歴史が苦手なため、最初は「レベルファイブは中国に進出するんだ」と勝手に思い込んでいたという。当然、三国志のことは「中国の話」ということくらいしか知らないそうで、「これを機に勉強できたら」と正直に語っていた。
今回使用するマップは大吉さん用の特別仕様で、ジバニャン劉備、ノガッパ姜維、メラメライオン張飛などを率いて黒鬼呂布の軍に挑むというもの。大吉さんはさすがにゲーム慣れしていて、次の行動をアドバイスしてくれる「おすすめ移動」もうまく利用しながらサクサクとプレイ。「ようじゅつ」や「ひっさつわざ」などを駆使して着実にダメージを与えていき、見事に黒鬼呂布を撃破してみせた。
デモプレイ終了後、大吉さんは「今までの『妖怪ウォッチ』は忙しいイメージがありましたが、今回はじっくりプレイできますね。あと、やっぱり妖怪がかわいいです。ジバニャンやウィスパーが三国志の格好でやっているんで、ボクも三国志に興味が出てきました」とコメント。また、鯉沼氏は「戦闘をゆっくりじっくり、ああでもないこうでもないと、みんなでワイワイ遊べるように作っています。まずはぜひ触ってみてみらいたいですね」とファンにメッセージを贈った。
イベントのラストに「妖怪ウォッチ」シリーズの主題歌でおなじみの人気ユニット、キング・クリームソーダも登場。「妖怪三国志」のテーマソング「ブリンブリン大旋風」を披露した。
メンバーのゲラッパーさんによると、「ブリンブリン」とはヒップホップのスラングで、「ギラギラした」という意味があり、「武将の生き様や欲望みたいなものがギラギラしているところが、ブリンブリンというイメージと一致したのでタイトルにしました」と由来を語ってくれた。
「妖怪ウォッチ」シリーズならではの元気いっぱいの楽曲ながら、歌詞に三国志の出来事が散りばめられており、三国志の勉強にもなるユニークな内容になっているので、こちらも期待しておこう。
(C) LEVEL-5 Inc./コーエーテクモゲームス
※画面は開発中のものです。
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