原点回帰だけではなく新時代の幕開けになった!「ニード・フォー・スピード」ジャパンメディアイベントの模様をレポート

発表会・イベント取材
0コメント 高島おしゃむ

エレクトロニック・アーツは、11月12日に発売予定のPS4/Xbox One/PC用ソフト「ニード・フォー・スピード」(PC版は2016年春発売予定)のジャパンメディアイベントを発売に先駆けて開催した。今回はその模様をお届けする。

2015年までの累計で、なんと1億5000万本以上も売り上げている人気レースゲームシリーズ「ニード・フォー・スピード」。その最新作では副題やナンバリングなどを廃し、シンプルに「ニード・フォー・スピード」と名付けられている。

国内発売に先駆けてメディア向けに行われた今回のイベント。まずは、エレクトロニック・アーツ Ghost Studioアートディレクターの中村雄太氏が登壇し、本作の紹介が行われた。

会場には実車のFR-Sが用意されており、シートに座ってゲームをプレイすることができた
(コントローラーはゲーム機用のものを使用)。
メディア向けに試遊台もいくつか用意されており、実際にプレイすることができるようになっていた。
中村雄太氏

20年以上も続く同シリーズ。その最新作では原点回帰・リブートとして、過去作品の良い部分やファンの要望に応えており、「ニード・フォー・スピード」の完成形という形に仕上げられているという。

リアルなストリート・カーカルチャーとして、Speedhuntersとのコラボレーションにより、過去から現代に至るまでのカーカルチャーを忠実に再現したゲーム体験を1再現している。用意されている車種のラインナップも豊富で、ハコスカなど旧日本車ファンにも喜べる内容になっている。またパーツにもかなりこだわりを持って作られており、「ロケットバニー」や「ラウヴェルト」など実在するアフターマーケットとのブランドとコラボレーションをしているそうだ。

本作では、シリーズ最高峰となるカーカスタマイズシステムが採用されいている。外観はもちろんのこと、フェンダーやスカート、スポイラーなど豊富なオプションが用意されているのだ。さらにラップエディターで、デカールやグラフィックスも自由に作成できるようになっているとのこと。

見た目だけではなく、ハンドリングやパフォーマンスチューニングも行えるようになっている。これにより、ドリフトやグリップよりなど自分の好みのスタイルを選択することができるそうだ。

ファンからの要望の高かったもののひとつに、ストーリーが上げられる。本作では、カーカルチャーに多大な影響を与え続けている実在の人物に焦点を当て、ゲーム中のカリスマとして採用しているのが特徴だ。「MAGNUS WALKER」は世界的なポルシェコレクターでスピード・キング。ジムカーナで一躍有名になった「KEN BLOCK」。シカゴを拠点とした有名ドリフトチームの「RISKY DEVIL」。そして日本からは、伝説的なポルシェビルダーの「中井啓」と、ど派手な色の改造ランボルギーニで有名な「諸星伸一」の2名がゲーム中に登場する。

ゲームに登場する5人のカリスマたち。

今回の「ニード・フォー・スピード」の世界では、名声(reputation)が全てである。本作では、「スピード」「スタイル」「ビルド」「クルー」「アウトロー」といった5つのプレイスタイルがあり、それぞれの道から自らの名声を高めていくことができるのだ。

プレイスタイルごとに、サポートするキャラクターも異なる。

進化したFrostbiteエンジンを採用したこともあり、グラフィックもかなり進化している。今回のイベントでは、世界初公開となる開発初期のデモとして作成された夜間のライティングの技術検証の映像が公開された。これは、Frostbiteエンジンの物理ベースライティングを利用したもので、現時世界の物理特性に基づいたうえで照明を行う技術である。実際の映像とデモで作成されたCGとの映像が比較されていたが、ほとんど違いがわからないレベルであった。

右が実写の映像で、左がデモで作成されたCG映像だ。

もうひとつはリアルライムCG合成だ。これにより、実写の映像の上に、リアルタイムでレンダリングされたCGが合成することができ、シームレスにゲーム内の映像が繋がるようになっている。当然、プレイヤーが自分好みにカスタマイズした車も映像の中に映り込んで表示されるようになっている。

PS4版とXbox One版は11月12日に発売されるが、PC版は少し遅れて2016年の春が予定されている。こちらは、グラフィックがさらに強化され60fpsをアンロックする機能が実装される予定である。

中村氏が実機を使ってデモプレイ!

ここで中村氏によるプレゼンテーションが終了。続いて、実際に中村氏が実機をプレイしながらのデモが行われた。まずは車のカスタマイズからスタート。色やパーツなどかなり細かく設定することができ、今後のアップデートで色味などのプリセットも用意されるという。

実際にカスタマイズのデモも行われたが、色だけではなくかなり細かい部分まで自由に変更が行える感じだった。

本作はいわゆるオープンワールドになっており、最初からすべての場所に行くことができるそうだ。実際に走れる場所は市街地だけではなく山のエリアなど、バラエティに富んだ作りになっている。ちなみにゲームに登場するベンチュラ・ベイという街は架空の場所だが、ロサンゼルスにインスパイアされたものとなっており、実際の場所によく似た作りになっているという。

そこで自由に疾走し、警察とチェイスを楽しんだりあるいはバトルを仕掛けるなど、自分のスタイルを追求した走りを堪能することが出来るのである。

わざとアウトローな走りをして警察との
チェイスを楽しむこともできる。
山の方に登っていくほど、徐々に夜明けに
近くなる。
さまざまなものにぶつかると見た目はぼろくなっていくが、
これらは走りには影響しないという。
Frostbiteエンジンでは、遠くの明かりもくっきりと
表示されるので夜景が美しい。

アウトローのカリスマ・諸星伸一氏とのトークショー

諸星伸一氏

ここで、本編にも登場している諸星伸一氏がゲストとして登壇。中村氏を交えてのトークショーが行われた。諸星氏が本作に参加するきっかけになったのは、企画をスタートさせた2013年12月頃である。YouTubeで諸星氏が出演している「Underground Hero」という動画を発見して、ぶっ飛んだのだという。ゲームの世界観もここから受けてるものが大きいそうだ。

諸星氏といえばLEDのど派手な装飾が有名だ。同氏が直談判した結果、今後のアップデートでLEDの装飾が実装されることが決定しているという。

ゲームの本編にも登場する諸星氏だが、撮影の秘話としては撮影はハリウッド映画を作るような本格的なものだったそうだ。これは、実際にハリウッドの映画やテレビコマーシャルを作っているチームを採用して撮影されており、まさに映画さながらの予算とクォリティでストーリーモードが作られているからだという。

ちなみに、諸星氏を含め登場する5人のカリスマは、誰かを演じるわけではなく本人がそのままのスタイルで登場する。これらの演出なども制作陣のこだわりがうかがえる。また日本人がふたりカリスマに選ばれているが、これは中村氏が日本人だからというわけではなく、日本にカーカルチャー精通している人物が集中しているからなのだそうだ。

最後に中村氏からは、今回の「ニード・フォー・スピード」は原点回帰というだけではなく、新時代の幕開けになったと語られた。11月12日の発売日には、オンラインのストリートで待っているそうだ。購入後はオンラインで実際に中村氏をはじめ多くのライバル達と出会い、バトルを楽しんでみてほしい。

こちらは諸星氏所有のカスタマイズがされた、ランボルギーニ・アヴェンタドール。
ゲーム内でも同様にカスタマイズすることができる予定だ。

※画面は開発中のものです。

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