【Gamer 夏の6本勝負】と題し、編集部メンバー4名が3週間にわたり、6ジャンルのゲーム大会を繰り広げる。前編となる今回は、PS4「ぷよぷよテトリス」、iOS/Android「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」の模様を送ります!
「Gamerで一番ゲームうまい人って、誰なんですかね?」
そんな煽りを受けては黙っていられない編集部員たちによる、夏の6本勝負が幕を開けた―。本企画では平等な対戦を謳うため、使用するゲームタイトルについては、6つのジャンルから1タイトルずつ選出している。そして、最終的にタイトル毎の勝ち点を多く集めた者が勝者となるのだ。
今大会で各々から無作為に選出されたタイトルは、アクションからWii U「スプラトゥーン」、パズルから「ぷよぷよテトリス」、レースから「Forza Motorsport 5」、スポーツから「みんなのGOLF6」、リズムから「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」、アナログゲームから「タイムライン」の計6本。一部作為的なのだが、機種も見事にばらけた。
そして我こそはとエントリーしてくれた編集部メンバーはこの4名。パズル/リズムゲームで一際異彩を放つ「TOKEN」、ゲームジャンルは問わない雑食性タンク「yama」、生まれる前からゲームとは幼馴染「ばかいぬ」、横浜が生んだ平成のウォリアー「ささみ」。そして審判&煽りを担当することになった筆者と、計5人での進行となる。
筆者もできれば参加したかったところだが、タイトル審議の場で「初代PATAPONなら全一」「ギャルゲー最速クリア、やろ」「Civ4パンゲアマッチでdo?」と、己の欲望が強かったために村八分。勝負の舞台に上がるためには、ゲームの総合力とともに周囲との親和性も求められるのだ。世知辛い。絶対許さねえ!
ちなみに今大会の勝者には、編集部No.1の誇り&ドヤ顔の権利のほか、“1階上に行くごとに値段が倍ドン”と個人的に呼んでいる「肉の万世」のディナーステーキが贈与される。一同、即物的すぎたかイメージが余り湧かなかったようだが、実際に目の前で指を咥えるはめになったら、確実に後悔すること請け合いの逸品である。
現場の空気は思っていたよりもヌルヌルと穏やかに始まったが、果たしていかなる展開が待ち受けてるのだろうか? とりあえず今回は企画前編ということで、PS4「ぷよぷよテトリス」、iOS/Android「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」の試合模様をレポートしていこう。
第1種目「ぷよぷよテトリス」
第1種目は、セガゲームが発売中のPS4版「ぷよぷよテトリス」。パズルゲームの金字塔作品「ぷよぷよ」と「テトリス」を融合した、パズル業界に一石を投じたビッグタイトルである。ルールは、「ぷよぷよ」と「テトリス」の画面が一定時間で切り替わる「スワップ」ルールで、2本先取した者が勝者となる。
ちなみにウチの編集部員たち、それほどゲームが上手いわけではない。もちろん、各々の領域には並々ならぬ自信と歴史を持っているのだが、さまざまなジャンルに対する総合的が高いわけではなく、むしろ下手まである。しかも企画の性質上、当日に練習を1プレイ許すか許さないかのぶっつけ勝負なので、いかなる姿勢で臨むかにも注目がかかる。
そんな中、一番槍を担当する「ぷよぷよテトリス」では、明らかに突出したタレントを持つ者がいる。TOKENだ。彼は幼少のみぎりから「ぷよぷよ」に触れ続けてきた人間で、連鎖を作る理論を確立しているタイプだ。それに比べてほかの3人はといえば、まあ、多くは語るまい。ということで、まずは企画の口火を切る激戦の様子を語っていきたかったのだが…。
まさか……そんな……なんてこと……。
ド下手。オブラートに包んで形容できないほどのド下手。これ以上ないくらいにド下手である。もちろん、TOKEN以外のyama、ばかいぬ、ささみのことだ。「頑張って考えて2連鎖!」「ホールドを使い分ける(使ってるだけ)」くらいは、筆者も本作が得意ではないので微笑ましく見られる。
しかしこの3人、「置こうと思った場所に置けない」「下ボタンを使えない」といったスローライフを魅せつけてくる。その早さといったら、3人横一列で歩道を歩く女子高生の如し。yamaに至っては左右に積めるだけ積んで運で連鎖を狙う「ぷよぷよ」特有の連鎖スタイルに出たが、発火できなければ無用の長物でしかない。
そんな中、一際魅せるTOKENは久々のプレイで鈍っているところもあったのだろうが、素人目から見ていてもかなりの連鎖効率。1ラウンド目は4連鎖ダブルで文句なしの致死量を披露。何が起きたのかも分かっていない3人の姿にほっこりさせられる。
しかし、この大人気ないタイトル選び+プレイングには編集部一同「ノーカン!ノーカン!」の大ブーイング。仕方がないので、その場の裁量でTOKENだけ「激辛(落下速度が跳ね上がる)」のハンデを背負わすことに。勝負ここに至って、まだそういう問題じゃないことに気付けていない3人だが…果たして?
そこには清々しいほどにズタボロの敗者がうずくまっていた。TOKENは「テトリス」には精通していないので、落下速度のハンデがそのまま苦しい展開を生んだが、縦棒を落としてキッチリ4列を消す基本プレイでしのぐ。そもそも、ほかの3人は「テトリス」でもまともに攻撃できない有様なのだ。それはまるで、モーニングスターを振るうマッチョに、素手で挑むチンピラのようであった。
もちろん筆者も「Tスピン? なんかこう、こうなってこう、なんかぐるっとなってああなるやつでしょ?」くらい、頭ですらイメージを把握できていない腕前なので同じ穴の住人なのだが……煽り担当だし、いいよね? うん。
という訳で、第1種目はTOKENが制し、見事“勝ち点1”で先制した。分かり切っていた展開なので後続タイトルに比べると渋い勝ち点なのだが、喜んでいるようだから何よりだ。
第2種目「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」
第2種目は、KLabが配信中のiOS/Android「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」。アニメ「ラブライブ!」のキャラクター&楽曲で楽しむリズムゲームで、海外ユーザーをも巻き込んで人気を博していることは記憶に新しい。ルールはチーム「TOKEN&ささみ」 vs チーム「ばかいぬ&yama」のマッチで、チーム獲得スコアの合算値で勝敗が決まる。
まず、どうしてチーム戦なのかというと、ばかいぬは生粋のラブライバー&やり込み勢(2人で「HJ寝そべりぬいぐるみ 東條希」を取りにも行きました!)、TOKENもリズムゲームということで結構触っていて、美少女キャラが大好きなささみも即課金と強者なのだが、“おっさんキャラしか使わない”を豪語するyamaは「ラブライブ!」の知識もない完全初見プレイヤーだからだ。
個別にレギュレーションを設定するのも考えたが、現場での対応が意外と面倒だったのでこのような割振りに。初見プレイヤーを抱えた戦力差がいかに響くのか?
最初は完全初見のyamaの挑戦。楽曲はPrintempsより「Love marginal」。難易度はハード。編成はばかいぬの大人力を注ぎ込んだ煌びやかなメンバーたち。
リズムゲームは「beatmania」を少々嗜んだ程度と、素養の面でも心許ないyama。本作自体は誰でもプレイできるよう、間口の広いゲームに仕上げられているのだが、今回は初見プレイヤーにハードを挑ませる悪魔の所業。早くも周囲の貪欲な姿勢が垣間見えてきた。
yamaはどうにか奮闘するものの徐々に失速。サビに入ってすぐのところで悲しみのライブ失敗。スコアは112113と中々頑張った。ばかいぬの愛想笑いが少し固い。
チーム「TOKEN&ささみ」獲得スコア:0(暫定)
チーム「ばかいぬ&yama」獲得スコア:112113(暫定)
続いては、課金はしたがそんなにプレイはしていないというエリート種族のささみ。課題はyamaと同様、ラブマジハード。ささみのお気に入り曲ということで指も弾んだのか、綺麗にシャンシャンと鳴らし続ける。ライブは無事に成功させて、スコアも209667。あれ、もう無理じゃね?
チーム「TOKEN&ささみ」獲得スコア:209667(暫定)
チーム「ばかいぬ&yama」獲得スコア:112113(暫定)
展開を盛り上げるためにもここで順序を入れ替えて、TOKENが先にチャレンジ。課題は高坂穂乃果、南ことり、園田海未より「ススメ→トゥモロウ」。難易度は一段上のエキスパート。リズムゲーが得意なだけあって、何百コンボと繋げていく。
ばかいぬ&筆者による「ハイ!ハイ!ハイ!」の口撃にも意を介さず、ライブは難なくクリア。スコアは394614。あらやだ、もう無理じゃない? ばかいぬの顔も結構素面だ。
チーム「TOKEN&ささみ」獲得スコア:604281(決)
チーム「ばかいぬ&yama」獲得スコア:112113(暫定)
最後に臨むのは、自身の領域で追いつかせまいとする、ばかいぬ。yamaの負の遺産を背負ったままでどこまでいけるのだろうか? まだ勝利への可能性を感じているのだろうか? この日のために自前で用意したiPadを無駄にするな!
ばかいぬ「知ってますか? 切なさに名前を付けたのが、僕だって。」
…。
……。
………。
…………。
……………。
………………。
…シャン………。
……………………。
………………………。
…………………………。
……………………………。
はいダメ―。全然ダメ―。衆人環視のプレッシャーに日和ったか、指先のリズムがぶれてしまっていたのが勿体ない。しかし、スコアは396344と個人スコアでは1位を記録。僅かながらのリードだが面目は躍如した。
チーム「TOKEN&ささみ」獲得スコア:604281(決)
チーム「ばかいぬ&yama」獲得スコア:508457(決…?)
と思ったら、諦めの悪いばかいぬ&yamaから本日一番の物言いが。曰く「初見がいるなんて聞いてない!」「初見にこれはあんまりです!」とのこと。確かに、その醜い抗議を差し引いても、初見プレイヤー+難易度ハード+おっさん大好きの三重苦で挑んだyamaは少し可哀そうか。
ということで急遽、「普段は特典シリアル並べて楽しんでるだけの)筆者が『ススメ→トゥモロウ』エキスパに挑み、獲得スコアをばかいぬ&yamaに計上する」ことで合意を締結。5鍵なら大見解をクリアできるかもしれなくもない筆者にリズムゲームをプレイさせるとは味な真似を。身の程を知ってほしい。
58268点。ありがとうって思う暇がないほどびっくりしたままで終わった。ムリムリ。まあ、勝敗を変えるほど活躍してしまうとルールと公平性が保てないですし。仕方ないですし。やればできる子だったのは小学生の頃までですし。というわけで最終結果はこの通り!
チーム「TOKEN&ささみ」獲得スコア:604281(勝利)
チーム「ばかいぬ&yama」獲得スコア:566725(敗北)
これにより、TOKENとささみにはそれぞれ“勝ち点1”が計上された。そして、2ジャンル終了時点の勝ち点を集計。
勝ち点一覧
参加メンバー 勝ち点の集計 TOKEN 2ポイント ささみ 1ポイント yama 0ポイント ばかいぬ 0ポイント
今回はTOKENが2ジャンルを制し、一人勝ちでスタートダッシュを切った。ほかの3人もそれぞれ奮戦したものの、結果はまったく情けないばかりである。ちなみに「ぷよぷよテトリス」の盤外戦として、TOKEN vs 3人という恥も外聞もない私闘を行ったのだが、2対1でTOKENの勝利と、もしも筆者が3人の立場であれば、来週からはお天道様に顔向けできないほどの惨敗を喫していた。つくづく情けない奴らだ。
しかし! TOKENはパズル&リズムで勝利を収めたものの、これから先のアクション性が高まるジャンルではそうもいかない。ささみ曰く「マキブなら任せろ!」、ばかいぬ曰く「ラブライブならお手の物!」、yama曰く「私が光の戦士です」と、これから先はアクション不得意なTOKENには苦しい展開が……と思ったが「Forza」や「みんゴル」だし、そんなに変わらないかも?
なので、今後は早くもTOKENの独走態勢を許してしまった、不甲斐ないメンバーたちの活躍する機会を願いつつ、見届けていただければ幸いだ。あ、せっかくだし焼き鳥(麻雀用語で検索)になった人に罰ゲームでも課そうかしら? 今思いついた。
なお、本企画は連載記事となり、今回が【前編】、来週8月23日に【中編】、その翌週8月30日に【後編(完結)】を掲載していく予定だ。無限の広がりを感じていたであろう夏休みも後わずか。残り日数を指折り数える嫌なカレンダーとして本企画を覚えておこう!
※画面は開発中のものです。
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