12月19日より舞台「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」の公演が、東京芸術劇場プレイハウスにて開始した。
「ペルソナ4(以下、P4)」の続編である対戦格闘ゲームが原作という、今回の舞台。格闘ゲームというだけあって、ステージ上では常にアクションシーンが展開されるという激しい舞台だった。その様子を一部分だけではあるが、お届けする。
なお「これから見に行くのでストーリーのネタバレは知りたくない」という人は、公演終了後に改めてこの記事を読んでほしい。
舞台は空港での貨物奪取からスタート
「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(以下、P4U)」は、「P4」サイドのキャラクターと「ペルソナ3(以下、P3)」のキャラクターたちのそれぞれのストーリーが複雑に絡み合って最終的に一つにまとまるという、とても複雑なストーリーとなっている。キャラクター単位で進めていくボリュームのあるストーリーなだけに、どのようにストーリーをまとめていくかはファンとしても気になるところだ。
「P4U」は「P4」の続編ということもあり、ゲーム本編ではまず「P4」のキャラクターからプレイしていくような形になるが、舞台ではストーリーを解りやすくするためにそもそもの事件の発端である「P3」サイドからストーリーが進む。
桐条美鶴役の田野アサミさんと真田明彦役の藤原祐規さんは、舞台「PERSONA3 the Weird Masquerade -青の覚醒-」でも同じ役を演じているだけあって、既に美鶴や明彦の役柄を完全に掴んでいるベテランとも言える役者さんたちだ。
美鶴は「P3」のころよりもセクシーさが増し、明彦はワイルドになっている。舞台「PERSONA3 the Weird Masquerade -青の覚醒-」を見ている人は二人の役が「P4U」でどのようになっているかを比べてみるのも楽しみのひとつだ。
楽曲からシーンまで、見事な「P4U」!
「P4U」は、「P4」のエンディングから約二ヶ月後のゴールデンウィークに鳴上悠が八十稲羽市に遊びに帰ってくる、というストーリーになっている。
悠が八十稲羽市に帰ってくるのを狙ったかのように、街には再び「マヨナカテレビ」の噂が広まり、そして実際にテレビを見てみるとそこにはありもしない格闘番組の映像が流れていた。番組が始まったのとほぼ同時に、久慈川りせやクマと連絡もつかなくなり、「特別捜査隊」は再びテレビの中へ入っていくこととなる。
時系列的にアニメから入ったファンにも解りやすくなっているので、ゲームをプレイしていないというファンでも安心してストーリーを楽しむことができる。
ゲーム内で勝手につけられる奇抜な二つ名も、舞台でそのまま採用されている。“鋼のシスコン番長”鳴上悠や、“キャプテンルサンチマン”花村陽介など、知っている人はもちろんのこと、知らない人も存分に笑ってほしいところだ。
登場人物たちが「P4U」のテーマ曲「Best Friends」を歌うシーンもある。ライティングなども「P4U」のオープニングムービーのリングのシーンを彷彿させるようなものとなっており、ファンならば随所で歓喜すること必然だ。
また、ベースが「P4U」というだけあって、たくさんのアクションが展開される。「P4U」でも対戦時には花村陽介や里中千枝などは常にぴょんぴょんと飛び跳ねているが、舞台でもアクションシーンであの動きを見せてくれる。
ジオやガルダインといったペルソナが覚えるスキル系の技こそ出ないものの、花村の敗北時のポーズなども再現されているとあって、アーケードやコンシューマー機でやりこんでいる人ほど、その完成度の高さには驚くだろう。
もちろん格闘ゲームということで尻込みをしてしまい「P4U」をプレイしたことがない、というペルソナファンにとっても、「P4U」がただの格闘ゲームではなくストーリーモードにどれだけの内容が詰め込まれているかを知ることができるものとなっている。
「P4U」のストーリーはあちこちに選択肢があり、選択肢次第ではギャグルートのようなものに突入する場合がある。そのギャグルートの回収もばっちりされているので、笑えるシーンもてんこもりだ。「あのシーンが見たかった!」というようなファンの心に残っている名シーンはたいてい網羅されているので、お気に入りのシーンを生で感じてみてほしい。
多彩なアクションシーンに血湧き肉躍る!
とにかくあちこちで勃発するバトルから目が離せない。ゲーム本編は格闘ゲームなだけに1対1の基本全キャラ総当たり戦となっているが、舞台では2対2のドリームマッチやバトルロワイヤル的な大乱闘など、逆にゲームでは見られないバトル対決が見られるようになっている。
ほぼ全キャラがそろってステージ上をところ狭しと繰り広げるバトルシーンは、圧巻。ステージの背後のスクリーンを利用してのペルソナの演出も素晴らしい。
もちろん「P3」キャラは、銃をトリガーにしたペルソナ召喚だ。この銃を使ってのペルソナ召喚は「P4U」のゲーム内の演出というよりは「P3」の演出を意識したものとなっていて、改めて格闘ゲームというもののなかではできなかったこと、舞台だからこそできる演出というものを意識した作りになっていることに、感心しきりだった。
今作は「P4」が好きで「P4U」をプレイした人、「P4」は知らないけれど格闘ゲームだから「P4U」をプレイしてみた人、もしくは「P4」は好きだったけれど格闘ゲームができないからと「P4U」はプレイしていなかった人、あるいは舞台版「P3」を見て「ペルソナ」の世界観に惹かれた人など様々なファンが集まるだろうが、その全てのファンがきっと納得する内容に仕上がっている。
当日券が若干数出るそうなので、興味を持った人はぜひ足を運んでみてほしい。当日券の発売場所は、東京芸術劇場2階プレイハウス向かって右手のチケット販売ブースとなっている。
以下、まだまだ見どころ沢山の舞台をフォトレポート!
舞台「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」
出演
- 鳴上悠:南圭介
- 花村陽介:平野良
- 巽完二:滝川英治
- 里中千枝:小市眞琴
- 久慈川りせ:麻生夏子
- 天城雪子:青木志貴
- 白鐘直斗:浅倉結希
- 桐条美鶴:田野アサミ
- 真田明彦:藤原祐規
- アイギス:宮原華音
- ラビリス:青野楓
- エリザベス:吉川麻美
公演期間
2014円12月19日~23日
会場
東京芸術劇場プレイハウス
チケット料金
プレミアムシート9800円(特典付き)/指定席6900円
チケット取扱い
イープラス/カンフェティ/ローソンチケット/アニメイト 池袋本店・渋谷・新宿・秋葉原店
演出
奥秀太郎
脚本
熊谷純
音楽
目黒将司、喜多條敦志
製作
P4U STAGE PROJECT
(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.
※画面は開発中のものです。
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