学生日本一の座を賭けて8つのチームが火花を散らした「コール オブ デューティ ブラックオプスII」全国大学対抗戦 決勝トーナメントをレポート!

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0コメント 仁志睦

スクウェア・エニックスは3月24日、東京・青山のスパイラルホールにて、FPS「コール オブ デューティ ブラックオプスII」の全国大学対抗戦 決勝トーナメントを開催した。

この大会は全国の大学生、大学院生、短期大学生が「コール オブ デューティ ブラックオプスII」の学生日本一の座を賭けて戦うというものだ。出場するのは全42チームによる予選を勝ち抜いた7チームと、2月16日に行われた「ニコニコゲームマスター with Call of Duty: Black Ops 2 ニコファーレ本選」の上位6名からなる「ニコニコゲームマスター選抜チーム」の計8チーム。トーナメントの組み合わせは以下の画像のとおりだ。

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こちらがトーナメント表。1回戦と準決勝は一発勝負の1回戦制で、決勝戦は2本先取の3回戦制で勝負を決する。

大会の賞金総額は100万円で、優勝チームには全員に賞金10万円と本作のロゴが入ったiPad miniが送られるとあって試合開始前から会場内は熱気に満ちあふれていた。ちなみに、本大会ではTwitterを使った優勝チーム予想キャンペーンも行われており、もっとも得票数が多かったのが東北工業大学TEAM K2 Nysm。2位がニコニコゲームマスター選抜チーム、3位が早稲田大学Distとなっていた。

歌い手のGeroさん、スクウェア・エニックスの塩見卓也氏、タレントの松嶋初音さん(写真右)が司会進行と解説を務めた。

1回戦第3試合は二転三転する大会屈指の名勝負に!

トーナメント1回戦は「KILL CONFIRMED」で対戦。使用するマップは「SLUMS」だ。このモードは倒したプレイヤーが落とすドッグタグ(認識章)を奪うとスコアが加算されるというもので、倒された味方のドッグタグを回収して敵のスコア獲得を阻止することができるため、味方同士の連携が大きなポイントになる。

第1試合:埼玉大学かうーん 対 龍谷大学龍大の愉快な仲間たち

立ち上がりはほぼ互角だったが、龍谷大学龍大の愉快な仲間たちがじょじょに差を広げていき、制限時間が残り4分となったところで25ポイントほどのリードを奪うことに成功。埼玉大学も懸命に追いかけるが差を詰めることはできず、いち早くリミットポイントの75ポイントに達した龍谷大学龍大の愉快な仲間たちが勝利を収めた。

埼玉大学かうーん(写真左)と龍谷大学龍大の愉快な仲間たち。

第2試合:早稲田大学Dist 対 ニコニコゲームマスター選抜

早稲田大学Distはマップ中央あたりに防衛ラインを敷いて敵を待ち受ける守備重視の戦術が功を奏し、序盤で大きくリード。残り6分の時点でスコアを41-22とするが、ニコニコゲームマスター選抜も個々のスキルを活かしてジリジリと差を詰めていく。ついには1ポイント差まで迫り、どちらが勝つか分からない互角の展開となった。しかし、早稲田大学Distも粘って逆転は許さず。どうにかリードを守り切り、辛うじて準決勝進出を果たした。

早稲田大学Dist(写真左)とニコニコゲームマスター選抜。ゲームマスターたちはニコニコユーザーならではの扮装で登場。

第3試合:名城大学マルフォイだフォイ 対 東北工業大学TEAM K2 Nysm

1回戦屈指の名勝負となった、この対戦。序盤は名城大学マルフォイだフォイがリードするが、東北工業大学TEAM K2 Nysmも優勝予想で一番人気のチームだけあって、しっかり食らいついていき、残り時間4分30秒あたりで逆転することに成功。名城大学マルフォイだフォイもすかさず逆転し返すなど、互いにリードを奪い合う大激戦となった。

制限時間が1分を切っても一進一退の攻防が続く。そして、東北工業大学の1点リードで制限時間が残り10秒となり、ついに勝負あったかと思われたが、なんとここから名城大学が2ポイントを取って土壇場で逆転! 二転三転した勝負はトータル67-66と、わずか1点差で名城大学マルフォイだフォイの勝利となった。あまりの大逆転劇に勝利が決まった瞬間、実況陣は絶叫。観戦していた他のプレイヤーからも拍手と歓声が巻き起こるなど、この日一番の大盛り上がりを見せた。

名城大学マルフォイだフォイ(写真左)と東北工業大学TEAM K2 Nysm。
残り10秒からの名城大学マルフォイだフォイの大逆転劇に会場は騒然となった。

第4試合:明治大学抹茶クラブ 対 近畿大学god

第4試合は明治大学抹茶クラブが先行して、近畿大学godが追う展開となった。近畿大学は残り5分を切ったあたりで同点に追いつくことに成功。さらにはロードスターで対地爆撃をかけるが、ここでスコアを伸ばすことができず、逆に明治大学にリードを奪われてしまう。これで断然優位となった明治大学抹茶クラブはリードを保ったままスコアリミットに到達。近畿大学godを下し、準決勝へとコマを進めた。

完全武装のメンバーもいた明治大学抹茶クラブ(写真左)と近畿大学god。

名城大学マルフォイだフォイの巧みな試合運びが光る!

準決勝は「HARD POINT」で対戦だ。このモードはさまざまな場所に出現するポイントの制圧時間を競うというもの。制圧している時間に応じてスコアが加算されていくので、制圧した側はどう守るか。制圧された側はどう攻めるかという戦略が重要になる。使用するマップは「TURBINE」。起伏にとんでいて遮蔽物も多いため、遭遇戦が頻発するスリリングなステージである。

声優の岡林史泰さん(写真左)と白熊寛嗣さんがゲストで登場。

準決勝1回戦は龍谷大学龍大の愉快な仲間たちと早稲田大学Distが対戦。序盤は龍谷大学龍大の愉快な仲間たちが先行するが、早稲田大学Distがすかさず逆転し、さらに大きくリードを取る。だが、龍谷大学も追い上げ、残り5分30秒となったところで再度逆転するなど、勝負は抜きつ抜かれつのデッドヒートとなった。

勝負の分かれ目になったのは残り3分30秒を切ったあたり。ここで早稲田大学が長時間のポイントキープに成功し、スコアを40ポイントほど引き離したのだ。龍谷大学も追いつこうと強引に攻めかけるが、早稲田大学はきっちり守ってリミットスコアの250ポイントに到達。ここぞの場面で勝負強さを見せた早稲田大学Distが決勝へと進出した。

いち早くハードポイントの出現地点へと動く早稲田大学Distの動きの速さが目立った。

準決勝2回戦は名城大学マルフォイだフォイ対明治大学抹茶クラブ。試合のほうは、まず明治大学抹茶クラブがリードするが、名城大学マルフォイも焦らずじわじわと追い上げていき、7分30秒を切ったところで逆転。さらに、明治大学が制圧していたポイントをすかさず奪取して長時間キープするという見事な立ち回りを見せ、残り5分の時点で約60ポイントのリードを取った。

明治大学も何とか追いつこうと先手先手でポイントを取っていくが、名城大学は無理に制圧にいかず、誰かがポイントに残って敵のスコアの加算を阻止するという負けない戦いを展開。明治大学に大量得点を許さず、逆に点差を約80点まで広げることに成功する。このリードを守り切った名城大学マルフォイだフォイがトータル213-166で明治大学抹茶クラブに勝利。もうひとつの決勝進出チームとなった。

試合終了後、名城大学マルフォイだフォイのリーダーは自分たちの戦いぶりを「完璧でした」と自賛した。

どちらが勝つか分からない互角の攻防が展開

かくして決勝戦は早稲田大学Distと名城大学マルフォイだフォイの対戦となった。決勝は3本勝負となっていて、1本目はキル数を争うおなじみの「TEAM DEATH MATCH」で対戦。使用マップは巨大空母の艦上で戦う「CARRIER」だ。ルールがシンプルで、個々のスキルが重視されるシンプルなルールだけに、一方的な展開もありうると思われたが、勝負のほうは息詰まる大接戦となった。

両チームとも数的不利を作りたくないという意識が強かったのか、全員で防衛線を作ってあまり前には出ないという守備重視の慎重な戦法を採用。ロースコアゲームとなったため、あまり点差が開かず、どちらも大量リードを奪えないまま推移していった。しかし、制限時間が残り1分となったあたりからゲームは激しく動き出す。

残り1分の時点では名城大学が65-60と5点リードしていたが、ここから早稲田大学が攻勢に出て残り30秒でスコアは69-69の同点。さらにキルを取り合うも差はつかず、72-72のタイのまま残り10秒となった。ここで、互いのプレイヤーが前に出て撃ち合うが、僅差で名城大学マルフォイだフォイが勝利。1回戦の東北工業大学戦に続いてまたも接戦をモノにし、優勝に王手を賭けた。

決勝戦だけにどちらもかなり慎重で、派手に撃ち合うことが多い
「TEAM DEATH MATCH」では珍しいタイムオーバーでの決着となった。

2本目のモードはマップ内にある3カ所のポイントを奪い合う「DOMINATION」。使用マップは「RAID」だ。後がない早稲田大学Distは序盤からラッシュをかけてリードを取るが、名城大学マルフォイだフォイもしっかり食らいついていき、残り2分30秒を切ったところで逆転。ポイントを奪い返しにくる早稲田大学の攻めも堅い守りでしのぎ、96-74とリードして前半戦を終了した。

後半戦も名城大学マルフォイだフォイはしっかりと防衛ラインを作って2か所のポイントをがっちりと守り、早稲田大学Distに対して約30点の差をつける。早稲田大学も強引な攻めでBポイントを奪い返し、3点差まで迫るなど驚異的な追い上げ見せたが、残りあとわずかのところでポイントを奪い返され、そのままタイムアップ。2本目も取った名城大学マルフォイだフォイが、見事に学生チャンピオンの座に輝いたのだった。

あわや逆転というところまで持ち込んだ早稲田大学Distだったが、後一歩及ばなかった。

表彰式で感想を聞かれた名城大学マルフォイだフォイのリーダーは「ボクはちょっと足を引っ張っちゃったんですけど、みんながよく頑張ってくれました。本当に感謝です」とコメント。賞金の使い道については「自転車を買って健康的な大学生活を送りたいと思います」「貯金します」「5万は自分のために使って、あとは名城大学で応援してくれたみんなに」「原付を買いたいです」とそれぞれ希望を述べた。

3位の2チームにはそれぞれ賞金5万円が贈呈。
準優勝の早稲田大学Distには賞金30万円が贈られた。
優勝賞金の60万円を受け取り感無量の名城大学マルフォイだフォイのメンバー。

表彰式のあと司会、ゲスト陣が大会を総括。解説を務めた塩見氏は「これで大会が終わっちゃうのは本当にさみしいですね。自分も大学に戻りたいなあって、参加したいなあって思っちゃいました。(出場メンバーは)このあと楽しい飲み会をするんでしょうね。うらやましいです」とコメント。

ゲストのふたりは「優勝を逃したとはいえ、皆さんもう1回やったら絶対勝てると思っているだろうから、次を楽しみに待っていたいと思います」(白熊)。「個人最強のゲームマスターを集めても、チームワークには勝てなかったというところに、このゲームの楽しさが凝縮されていますね。このまま大会が終わっちゃうのはもったいないんで、来年も期待して待っています」(岡林)と、それぞれ次回開催への期待を述べた。

司会の松嶋さんは「本当にいい試合を見せてもらいました。ここではライバル同士でしたが、これをきっかけに仲良くなってプライベートで戦ってみてほしいし、そこに私も参加したいですね。そのときには“B行けB!”とか言ってほしい(笑)。本当にこのゲームは面白いと思いましたし、今日も家に帰ったらとりあえず電源入れます」と来場者にメッセージ。最後にGero氏が「ゲームって楽しいですね! ありがとうございました!!」と会場に呼びかけ、今回のイベントを締めくくった。

※画面は開発中のものです。

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