PS3「BEYOND: Two Souls」David Cage氏によるプレゼンテーションの模様をレポート

発表会・イベント取材
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Quantic Dreamは、フランス・パリの同社社屋において、3月19日(現地時間)にスタジオツアーを実施した。同社CEOであるDavid Cage氏のプレゼンテーションの模様をお届けする。

今回行われたスタジオツアーには、世界中からゲームメディアが招かれ、プレゼンテーションのほか、開発スタッフへのインタビューやデモプレイなども行うことができた。ここでは、Quantic Dream CEO兼 創設者 David Cage氏による紹介プレゼンテーションの模様をお届けする。

「BEYOND: Two Souls」とは?

長らくベールに包まれていた本作。「ファーレンハイト」「HEAVY RAIN 心の軋むとき」に続く作品で、不思議な能力を持った少女「ジョディ」と、彼女だけがコンタクトできる霊体「エイデン」による15年間の物語が展開する。

物語は、なぜ、エイデンが存在するのか、彼女自身もわからない状態ではじまり、彼女がさまざまな困難に立ち向かい、どのように成長していくのかが描かれている。

エイデンはジョディと異なった性格で、時には優しく、時には暴力的で怒り狂った行動を起こす。エイデンが誰なのか、何故存在しているのかが物語を通して明らかにされていく。

ストーリーは、時系列ではなく、出来事が複雑に絡み合って展開する。子供や大人のシーンがパズルのように組み合わさり、成長の過程を知ることができる。

ジョディは、シーンごとに服装も年齢も異なる姿で現れ、その数は40種類にも及ぶ。成長にあわせて、動き方や話し方も変化していき、年齢によって、できることも異なる。

David Cage氏は、「HEAVY RAIN 心の軋むとき」よりも複雑な物語が展開し、ジョディの人生を通して、ストーリー性の高いゲームであると語っていた。

キャストの演技をゲームに反映

通常、キャストに重きを置くケースは少ないが、本作では、ジョディ役にハリウッド女優エレン・ペイジさんを、ネイサン・ドーキンス役にウィレム・デフォーさんを起用している。音声収録を行うだけではなく、実際の演技をモーションキャプチャーすることで、見た目だけではなく、演技すべてをゲームに落としこむことを目指して制作されている。

役者の身体に付けられた白いマーカーと、顔に付けられた90個のマーカーをワイヤレスでトラッキング・キャプチャーしている。ワイヤレスにすることで、自由で自然な演技を可能にしている。

本作は、12ヶ月に及ぶ撮影と300以上のキャラクター、23,000のモーションからなる史上最大規模のモーションキャプチャープロジェクトだ。

同社では、ストーリーを重視し、カットシーンを見せるだけではなく、実際にプレイすることができるインタラクティブなゲームを目指したという。プレイヤーは、ジョディとエイデンの両方を操作でき、いつでもスイッチすることが可能で、それぞれが協力しあって物語を進めることになる。

通常のゲームでは、各ボタンとアクションが紐付いており、10種類程度のアクションが上限となる。しかし、多彩な物語が展開する本作では、いつ、どこで、誰といるかなどにより、その場に適したアクションを取ることが可能で、「HEAVY RAIN 心の軋むとき」と比べても、自由度の点で進化している。

直感的な操作を可能にしたUI

新たなUIが採用された本作では、直感的な操作が可能だ。QTE(クイック・タイム・イベント)は、ムービオン途中で操作しているような感覚になっていたことから、排除されている。

ジョディとエイデンでは異なったゲームプレイとなるため、UIもそれぞれ別のものが開発されている。

シネマティックな表現を可能にするエンジン

「HEAVY RAIN 心の軋むとき」とはエンジンも異なっており、ゼロから開発された新たなエンジンが採用されている。このエンジンでは、よりシネマティックな表現ができ、奥行きのある環境が再現可能だ。また、火・風・煙といった表現にも力が入れられている。

新たなアニメーションエンジンでは、顔や身体をリアルタイムに動かすことができる。さらに、ローディング画面を無くすことに成功したとのことだ。

ゲームプレイ映像を上映

プレゼンテーション後に、約40分に及ぶゲームプレイ映像が上映された。雪の降り注ぐ街で、ホームレスとなったジョディがさまざまな人と出会い、生活し、イベントに遭遇する。

会話の中での多彩な選択によりストーリーも変化、雪や炎の表現や登場人物の豊かな表情は、プレイヤーを物語の中に引き込んでいく。

今回は、ジョディの人生の一部のみを垣間見ることができたわけだが、この他のエピソードでは、どのような物語が展開されるのか、そして、全てのエピソードを通してジョディがどのような人生を送るのか、全編をプレイできる時を楽しみに待ちたい。

※画面は開発中のものです。

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