ポーランドが誇る最高のダークファンタジーRPG!Xbox 360「ウィッチャー2」開発者プレゼンから見えてきた魅力に迫る

発表会・イベント取材
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スパイク・チュンソフトが、2012年8月23日に発売予定のXbox 360用ダークファンタジーRPG「ウィッチャー2」。デベロッパーであるCD Projekt RED S.A.の開発スタッフによるメディア向けプレゼンテーションが行われたので、ゲーム内容とともにお伝えしよう。

ポーランドの開発会社「CD Projekt RED S.A.」とは?

さて、まずは「ウィッチャー2」の説明に入る前に、今回プレゼンテーションを実施してくれた開発会社「CD Projekt RED S.A.(以下、CD Projekt)」について紹介。

CD Projektは、ポーランドの首都・ワルシャワでゲーム開発を行うデベロッパー。現時点では、主に「ウィッチャー」シリーズと、その他数本のいわゆるAAA級のRPGタイトルを軸に開発を進めている。

スタジオには、100人以上の開発スタッフがいるとのこと。
今回プレゼンテーションを行なってくれたのは、
マーケティングスペシャリストのアガニェシュカ・ショスタックさん(左)と、
QAリードのパヴェウ・パナシュークさん(右)

さて、そんなCD Projektの主力と言えば、やはり「ウィッチャー」シリーズなのだが、プレゼンでは興味深いエピソードも聞けた。ある時、ポーランド政府からCD Projektに「ウィッチャー2のコレクターズ・エディションがほしい」との要請があったという。

どういうことかというと、アメリカのバラク・オバマ大統領がポーランドを訪れる際、ポーランド政府として、ぜひアメリカに「ウィッチャー2」をプレゼントしたいということだったそうなのだ。

つまり、CD Projekt、そして「ウィッチャー」シリーズは、ポーランド政府においても自国文化として誇りを持って推奨できるほど重要なデベロッパーとタイトルというわけだ。

また、今回のプレゼンテーションで印象的だったのが、ポーランドが生んだ世界的音楽家・ショパンの楽曲を使用したプロモーションムービー。こういった映像作品を作成することや、そういった映像が受け入れられる事自体が、「ウィッチャー」シリーズが1つの芸術作品として捉えられている証ではないだろうか。

残念ながら今回は動画でお見せすることはできないが、映像は非常にアーティスティックかつ叙情的で、今後機会があるならばぜひ一度は目にしてほしい内容だ。

前作「ウィッチャー」そして最新作「ウィッチャー2」を知ろう

では、ここからは前作「ウィッチャー」と最新作「ウィッチャー2」の概要を紹介しよう。「ウィッチャー」シリーズはポーランドのベストセラー小説が原作のダークファンタジー。日本ではPC版が発売されている。

特筆すべきは海外ゲームメディアによる評価の高さと、全世界での100以上に及ぶ受賞歴だろう。これらの評価が、今日における「ウィッチャー」シリーズの地位を確立したわけだ。

また、下の画像でもわかるように、本シリーズは表現やストーリー展開が非常にハードコアで、いわゆる「大人向け」なタイトル。特殊な能力を持つゲラルドという男が一貫した主人公となり、王殺しの濡れ衣を着せられる中で孤独な戦いを強いられることになるというストーリーを軸に、最新作「ウィッチャー2」でも物語の続編が語られていく。

「ウィッチャー2」は海外ですでにPC版が発売されており、そちらの評価も前作同様、非常に高いものとなっている。受賞数では今のところ前作には及ばないまでも、全世界で60以上の受賞というのは、驚異的な数だろう。

さて、そんな「ウィッチャー2」の映像表現について。本作にはCD Projektが独自に開発した「レッドエンジンテクノロジー」が採用されているのだが、驚くべきことに今回のPC版からXbox 360版への移植に際し、画質の低下が全くないのだ。これは、独自エンジン、そしてマイクロソフトによる強固な協力体制により実現したそうで、こういった点も、今回Xbox 360独占で発売される理由になっていると容易に想像できる。

さすがに、開発スタッフ自身が現行のXbox 360で最高のグラフィックだと自負するだけのことはある。

PC版とXbox 360版の違いは? Xbox 360「ウィッチャー2」は完全版です!

日本でもすでにPC版が発売されている「ウィッチャー2」。今回Xbox 360向けに移植されるということで、Xbox 360ユーザーにとっては嬉しい限りなのだが、気になるのはその内容だ。単純な移植? いやいや、そんなことはありません。2011年に発売されたPC版では様々なアップデートが実施されているのだが、このXbox 360版では、そういったアップデートがすべて最初から適用されたバージョンになっているのだ。

その他にもXbox 360専用にカメラワークの調整やユーザーインターフェイースの改良、前作を知らない人に対する補足ムービーや新たなカットの追加など、前作をプレイしていない人への配慮のみならず、PC版をプレイした人ですら再度楽しめるチューニングが施されているという。

中でも、前作をプレイしたことがない人に向けたムービーは、前作の流れや登場人物たちの背景を非常にコンパクトにまとめた内容となっているので、「ウィッチャー2」から興味を持った人は、心配せずにぜひ本作を楽しんでほしい。

物語の重要なポイント「王殺し」を描く新OPムービー

今回のプレゼンテーションでは、トーマス・バギンスキーという映像監督が手掛けた、新たなOPムービーも紹介されている。こちらは公式サイトでも見ので、ぜひ注目してほしい。

内容としては、旅の途中で余興を楽しむ王の乗る船が突如襲われ、最終的に王殺しの真犯人によって惨殺されるまでが描かれていくというもの。

中でも、真犯人が使う氷の魔術のようなものが発動し、船全体が一瞬にして氷漬けにされるシーンは圧巻の一言だ。

実機プレイで美麗グラフィックやストーリー分岐を体験

プレゼンテーションの最後は、実機プレイによるゲーム内容のチェック。たしかに、ムービーではなくプレイしているシーンを見ても、グラフィックは眼を見張るほどに綺麗だ。

近場のオブジェクト以外にも、遠方に見える山脈なども、非常にリアルな描写が行われている。今回は自分でプレイすることはできなかったので操作感についてはお伝えしづらいが、QAリードのパヴェウ・パナシュークさんがXbox 360のコントローラでかなり快適にプレイしていたのは、印象的。

そして、プレイしたシーンのラストでは、追い詰めた敵の処遇に対する選択を迫られるのだが、本作ではこういった物語を左右する選択肢が幾度となく登場する。

今回の敵も、このシーンで見逃せば今後も物語に関わってくるが、もし殺害した場合は、今後一切の登場はなく、物語もそれに合わせて大きく変化していくのだ。

こういった壮大かつ幅広いストーリー展開も、間違いなく本作の特徴だろう。ぜひ、物語を幾重にも分岐させ、アナタだけの「ウィッチャー2」を紡いでほしい。

※画面は開発中のものです。

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