「アイカツアカデミー!配信部」(デミカツ)の1年9か月にわたる活動を総括するインタビューをお届け。
2026年4月25日に「配信部」を卒業し、配信活動を終了した「アイカツアカデミー!配信部」。今後は、「アイカツアカデミー!」として、アイカツ(アイドル活動)をしていくとのことで、7月18日には、2周年ライブが予定されている。

5月11日には、データカードダス筐体としての最新作「アイカツ!アンコール」に、配信部で結成したアイドルユニットのエリオント(姫乃みえるさん、真未夢メエさん、和央パリンさん、凛堂たいむさん)が登場すること、さらに「配信部」卒業後、約3か月ぶりにエリオントのMCによる「特別番組(仮)」が7月11日に生配信されることが発表された。
ここまでの1年9か月にわたる彼女たち配信部の活動は、プロジェクトの内側にいるスタッフにはどのように見えていたのか? そして、これからの「アイカツアカデミー!」はどうなっていくのか?
今回、プロジェクトの統括を行うプロデューサーにして、アカデミーの“学長(※)”でもある原田真史氏を中心としつつ、この4月からエリオントの“学年主任(※)”になったばかりだという山崎聖子氏もあわせた2名にインタビューを行うことができた。ここまでの配信部の活動を“一旦”総括しつつ、この先の未来への展望も語ってもらった。
※いずれも「DOCUMENTARY OF AIKATSU ACADEMY!」でのクレジットに準拠。
さらに、ここまでエリオントの活動を支えてきた大勢の先生方のうち、“配信部顧問”と“ダンスの先生”からのコメントも到着した。
インタビュー企画としては少々まとまりに欠ける内容となっているのだが、いま配信部を応援する部員さん(ファンの総称)に届けられる情報を、最大限に届けることを最優先とした結果と受け取ってもらえたら幸いだ。そして、エリオントのまだ見ぬ未来のため、ひとりひとりに出来ることを考える、その判断材料としていただけたら嬉しい。
“4人全員が主役”の「アイカツ!」、実現できたのは4人の頑張りがあってこそ
――まず、プロジェクト発足時の「アイカツアカデミー!」の構想について、改めてお聞きできればと思います。
原田:プロジェクト発足の発端としては、データカードダスと映像作品で展開してきた「アイカツ!」ですが、シリーズとしては「アイカツプラネット!」からしばらく間が空く形となってしまい、IPとして新しいチャレンジを模索すべき時期に来ているということでした。
近年、お子さんもYouTubeに親しむようになっていましたので、“YouTubeをメインメディアとしたライブエンターテイメント”といったものを目指して、プロジェクトを始めました。それは、従来のアプローチとは違うラインで、むしろ「アイカツ!LIVE☆イリュージョン」の流れを汲む、新たなフランチャイズになりえるものとして企画されました。
原田:とくにいちばんの転換点は、彼女たちに「アイカツ!のアイドルを演じてもらう」のではなく、彼女たち自身に「アイカツ!のアイドルになってもらう」というチャレンジをすることでした。結果として、4人はみんな自分たち自身としての「アイドル活動」を表現してくれたと思っています。
ダンスや歌のレッスンをしていく中で、上手く行かなかったときの悔しさ、目標を達成できたときのよろこびを分かち合いながら切磋琢磨して、アイカツをしてくれた2年間(準備期間を入れると3年間)でした。
――配信部卒業を迎えるまでの4人の頑張りを、どのように受け取っていますか?
原田:おそらく彼女たちも、「自分たちにとってのアイカツとはなんだろう?」と自問自答してきたと思います。部員(リスナー)さんとの向き合い方や、レッスンを通して高みを目指すというところ。4人にとってお互いはライバルでもあります。当然、個性もバラバラですし、自身が理想とするものが必ずしも一致するとは限らなかったと思いますが、全体で見ればみんなで支え合うことでエリオントが成立してきたのではないでしょうか。
ほかのアイドルが頑張っていることにインスピレーションを受けて、「あの子がこういうことをしているなら、自分はこういうことをしたい」と互いに高みを目指すこともあったと思います。メンバーたちは、アイカツに対して貪欲であるという共通点をもって、それぞれ頑張ってくれたので、アカデミー側としては「誰かひとりの要望だけが叶えられている」と感じさせてしまうことがないように、それぞれのやりたいことをできる限りバックアップしたいと思ってきました。その想いはこれからも変わりません。

――全員に“自分らしく輝くチャンスが開かれている”というのは視聴者としても感じました。
原田:「アイカツアカデミー!」の物語にただひとりの主役っていないんです。過去のシリーズには、その表現特性上、特定のアイドルの視点を中心に物語が描かれてきましたが、「アイカツアカデミー!配信部」は4人全員が主役です。そういう見せ方が出来たのは、この形式だったからだと思っています。もちろん、4人の並びを固定化させないなど、意図的にそうしてきた部分も大きいです。
――たしかに配信活動という枠組みの中で、「この子が絶対的なセンターです」みたいな見せ方にはなっていませんでした。
原田:もちろん4人がそれに応えて頑張ってくれたからこそですが、全員にそれぞれファンの方が付いてくださっていて、個人配信は4人とも違った空気が流れていて……というのはこの挑戦によって生まれた「アイカツ!」の新しい形のひとつだったと思っています。
――1年と9か月の活動の中で、当初の想定から方針転換した部分などは少なくなかったのでしょうか?
原田:当初は、週1回の「デミカツ通信」だけが部活という扱いで、それ以外の配信活動は個人チャンネルで行うということで始まりました。ただ、4人が集まっているときの雰囲気を良いと言ってもらえることが増えたので、2025年5月からは「アイカツ!チャレンジ」などの企画を部活チャンネルで、始めることになりました。
同じタイミングで「アイカツ!ツアーズ」や「アイカツ!インタビュー」などもスタートして、こちらもご好評いただきましたが、やはり集団の中で、それぞれの素(個)の魅力が出る「アイカツ!チャレンジ」はとりわけ部員さんに盛り上がっていただけたので、いちばん長く続ける形になりました。
原田:あとはやはり「アイカツ!ミッション」の前期ミッションは学園で出された課題に挑戦してもらうという性質上、ハードモードなところが前面に出てしまいました。このミッションで「アイカツアカデミー!」を知ってくれた部員さんも多く、アイドルたちも成長しましたが、スケジュール的にもハードでしたので、後期は4人がより主体性を発揮できる課題に切り替えました。後期ミッションが部員さんに高く評価してもらえたのにはホッとしました。
――後期ミッションで、先生のアドバイスと4人の試行錯誤によって歌唱の表現力がメキメキ変化していく様子は応援しがいがありました。
原田:本人たちの努力はもちろん、みんなに寄り添って的確に助言する歌唱の先生も凄かったですよね。それぞれ、4人の歌唱の課題がクリアされ、上達していく様はアイカツ!そのものでした。素晴らしい先生とのご縁は、メンバーたちはもちろん、運営側としても感謝しています。
――配信活動では4人とVTuberさんやライバーさんとの交友関係の輪も大きく広がりました。このあたりも想定を超えたものだったのではないでしょうか?
原田:「アイカツ!」というシリーズIPが持っている群像劇としての性質と、それにともなう“先輩への憧れ”という文脈を、配信者(ライバー)としての先輩の皆さんとの交流が、コラボを超えた次元で体現してくれたと思っています。
雑談から始まり、ゲーム配信、MV、そしてライブまで、お声がけいただき、ご一緒いただきました諸先輩方には本当に感謝しています。新人アイドルであるエリオントは先輩方の背中を追いかけることで必死でしたが、今後エリオントが後輩と接し、更なる成長をしていくアイカツも、見てみたいと思っています。引き続き、エリオントの4人のアイカツ!をよろしくお願いいたします。
――ほかに、大きな転機となった施策はありますか?
原田:当初は配信ライブだけでしたが、現地ライブを始めたのは大きかったですね。もちろん会場に来られた部員さんの姿や熱気は4人からも見えていますから、その前に立つという経験は、彼女たちの気持ち的にも重要なポイントだったように思います。
――2026年3月の「アイカツアカデミー!配信部 プレミアムLIVE」は、これまでの現地ライブやnamco TOKYOでのバースデーイベントよりも女性の部員さんが増えていた印象がありました。活動の中でファン層に変化はあったのでしょうか?
原田:YouTubeのチャンネル登録者の統計で言えば、最初から女性のほうが、かなり多い状態をキープしていました。生配信中心となる個人チャンネルは部活チャンネルよりも男性の割合が多少増えるんですけど、それでも女性のほうが多いですね。
「アイカツ!」は万人のものですが、もともと“女の子の憧れとなるアイドル”という文脈で展開してきているので、同性としても4人に憧れてもらえたり、頑張る姿に勇気を貰えると思っていただけていたのであれば、「アイカツ!」として守るべきものは守れたのかなと感じています。応援し続けて、活動を支えてくれた皆様への感謝は、アカデミーとしてはもちろん、私個人としても改めてお伝えしたいです。
――媒体が変わっても“「アイカツ!」として守るべきもの”を大事にしていたのは、シリーズファンが安心して応援できたポイントだったと思います。配信でプレイするゲームの選定にも、かなり注意を払っていた印象です。
原田:遊ぶゲームも基本的にはセルフプロデュースなので、最初のうちは4人も「なにがOKなのか?」というのは手探りだったかもしれません。アカデミー側である程度の線引きや助言はしましたが、「アイカツ!」のアイドルとして「自分がどんなゲームをすれば部員さんに楽しんで貰えるのか?」の試行錯誤はアーカイブの推移にも現れているように思います。
たいむは「妖怪ウォッチ」などを楽しんでいる様子が印象的で、みえるは「逆転裁判」などアドベンチャー系のゲームで登場人物ひとりひとりの読み上げが好評でしたよね。パリンは「R.E.P.O.」などの協力系ゲームで、ゲーマーらしい行動力やリーダーシップを発揮して盛り上げてくれました。メエは自分のペースで岩を転がしたり、エアホッケーをしたり……。
――メエさんはけっこう苦行系ゲームを好んでプレイされてましたよね。
原田:きっといろいろなことを考えてああいったチョイスになったんだと思います(笑)。
――みえるさんの「薔薇と椿」の配信は、原田さんの視点だとどういった印象でしたか? 個人的にはみえるさんが活きいきと楽しまれている様子が微笑ましくて、英断だったと思いました。
原田:映像表現に関する線引きなどはCEROやIARCのレーティングを参考にさせてもらっていますが、それと同等に、ゲーム内で行われる行為の「文脈」が重要だと考えています。あくまでも今回のプロジェクトとしての基準のひとつではありますが、一定のルールにもとづく「競技」(スポーツ性)と「暴力」は違うと考えています。そういった意味では、「薔薇と椿」は格闘ゲームなどと同様で前者に近いだろうと最終的には判断しています。
同時に、プレイする側の文脈も大事です。配信上では、ゲームは配信者が自己表現を行う上でのツール的な側面があり、どのように遊ぶのが配信部に相応しいかはひとりひとりに委ねられていました。その点はアカデミーの門をくぐってきたアイドルたちを信用しています。そうは言っても、とくにインディーゲームなどは先の展開をすべて把握し切るのは難しいので、判断は慎重にならざるを得ないところはありました。
もともと4人とも「アイカツ!」の子みたいな子たち
――ゲームのチョイスに関する判断からも、原田さんを筆頭にアカデミーの皆さんが配信部の4人を強く信頼していることがうかがえます。
原田:もともと4人とも「アイカツ!シリーズ」のアイドルみたいな子たちなんですよね。山崎も初めて会ったときに「なんて良い子たちなんでしょう!」と言っていたくらいで(笑)。
――根がまっすぐじゃないと配信もなかなかああいうふうにはならないですよね。今回、原田さん以外にも4人のことをアカデミーの“内側”から知っている人の意見をお聞きしたいと思い、山崎さんにもインタビューにご参加いただく形になりました。前任者から引き継いでアカデミーの事業を担当するようになったのはこの4月からということですが、そんな山崎さんから見た4人に対する第一印象を、詳しくお聞きしてもいいでしょうか?
山崎:アカデミーの担当になる前から個人の趣味として配信やライブは観たりしていたんですけど、改めて関わることになって、初めてミーティングなどで直接お話ししたときには、本当に配信のときの4人のままだったことにビックリしました。当たり前のことを言っていると思われるかもしれないんですけど。


原田:とくにパリンは、どんなときも配信中のパリンのままだよね。いや、みんなそのままですね(笑)。
山崎:最初に会ったときはそれがいちばんの衝撃でした。座っているところから帰っていくところまで、画面を通して観てきたあの子たちのまんまというか。本当にいい子たちです。
「アイカツ!」って、「アイカツ!」としてのシリーズトンマナみたいなものがあると思うんですけど、それも自然と身に付いている子たちで。安心して、ちょっと見ただけで「うんうん、これもまたアイカツ!だね」と思えました(笑)。
これまでと違い、YouTubeの配信がメインということで、「アイカツ!シリーズ」が好きだけどまだ触れていない方も居るかもしれないのですが、それは勿体ないと、仕事ということを抜きにしても改めて思いました。みんなが好きな「アイカツ!」をそのまま汲んでくれているというのが衝撃で。すでに部員さんになられている方には伝えたいことが分かると思うのですが。
――4人と対面したことで、アカデミーの先生としての心構えに関する変化などはありましたか?
山崎:そのときはアカデミーの先生としてやっていくための知識があまりない状態で、いまも原田とすり合わせながら勉強中ではあるんですけど、配信内容もすべて4人の主体性をすごく尊重して行われてきたということは、あとから教えてもらいました。
「アイカツ!」を象徴する重要な言葉に“セルフプロデュース”があって、これはもともとドレスによるコーデや「どのステージに立つか?」、それにドラマ・ファッション・ライブといったゲーム筐体に由来する要素でもあったと思うんですけど、「アイカツアカデミー!」ではそこに“配信”も加わって、ファンと直接つながり、作り上げる新しい「アイカツ!」の形を届けようとしているんだと、そこは大事なところだといまは思っています。
間違いなく「アイカツ!」なんだけど、別のジャンル、別の枠組み(価値観)で「アイカツ!」を成立させるチャレンジなんだということは、4人がそれを深く理解して頑張っているという事実も含めて、強く感じました。


原田:そのあたりのバランス感覚についてはいちばん最初の話に戻るんですけど、いままでの「アイカツ!」とも違っていて、かつ、ほかの(配信系の)事例にも当てはまらない新しい価値を作りあげないと駄目だというのは、立ち上げからずっと言ってきていました。
「アイカツ!ならこうすべき」、もしくは「VTuberならこうすべき」みたいなことじゃなく、「アイカツアカデミー!だからこうなんだ」と言えるものを樹立できなければ、ファンになってもらうことは出来ないだろうと。ここまでの配信活動に対して、皆さんがどんな感想をお持ちになっているかはそれぞれあると思うのですが、プロジェクトとしてはそれが重要だと思ってやってきました。
「アイカツ!アンコール」はゴールではなくチャンスと捉えてほしい
――このインタビューが公開されるころには、DCD筐体の最新作「アイカツ!アンコール」にエリオントの姫乃みえるさん、真未夢メエさん、和央パリンさん、凛堂たいむさんが登場することが発表されているとお聞きしています。こちらに関して、配信部の部員にはどのように受け取ってほしいと考えていますか?
原田:まず、筐体にエリオントが登場するのは、彼女たちの頑張りがあったからこそです。アイカツアカデミー!の展開と並行して筐体の仕様は検討してきましたが、もしも4人が部員さんたちに愛されるアイドルになれていなかったら、今回のような判断をすぐに下すことは出来なかったと思います。
シリーズのレジェンドと言えるアイドルたちと、肩を並べて活躍してもらえるアイドルに成長した。4人が進む“レジェンドコース”という言葉には、そういった意味も込められています。これまでの「アイカツ!」はあくまで“筐体発”でアニメも含め展開してきました。今回は、筐体とは違う場所で生まれ育ったアイドルが、「アイカツ!」のオリジンと言える場所に回帰するという新しいパターンが出来たのは、彼女たちが勝ち得たものだと思ってもらいたいです。
また、「アイカツ!アンコール」はエリオントをもっと広く知ってもらうためのチャンスでもあると考えています。まずは、シリーズのいちばん新しいアイドルとして、これから遊んでくれるであろうユーザーさんに顔と名前をしっかり覚えてもらいたいと思っています。
YouTubeで無料公開している映像「DOCUMENTARY OF AIKATSU ACADEMY!」や「エリオント 1st LIVE」が、筐体を通して、エリオントに興味を持った方にとっての入り口になって欲しいと考えています。「筐体に登場すれば喜んでもらえるだろう」みたいなところだけがゴールだとは、我々も考えていないんです。
――「アイカツ!アンコール」という最新筐体の登場をよろこんでくれた大勢のシリーズファンに改めてエリオントの4人の魅力が周知されて、「また配信してほしい」という声がもっと増えたとしたら、次につながることを期待していいのかもしれない……。原田さんの立場では現状、具体的なことを言うのは難しいと思うので、いちファンとしてそのように受け取らせていただきます。
原田:現状でお伝えできることは既出の情報中心になってしまいますが、「アイカツ!アンコール」が稼働するまでの期間も、エリオントが歩みを止めることはありません。
まず、「デミカツ通信'25」最終回で告知しました通り、6月7日に開催する「ALL AIKATSU! BAND LIVE ~LEGGENDA VOCE~」への出演が決定しました。レジェンドコースを進むアイドルたちのアイカツの場として、これ以上ない機会だと思っていますので、頑張ってもらいたいです。
原田:そして、新曲を含めた「ソロ・コレクションCDアルバム」の発売も7月15日に控えています。現在、MVも作成中です。アルバム購入者向けのオンライントーク会も予定しています。CD発売と2周年ライブの直前となる7月11日には、「特別番組(仮)」の生配信も予定しています。こちらのMCをエリオントの4人に務めていただきます。
7月18日には「2nd Anniversary LIVE」と、公演終了後に「アフタートーク」を行います。部員の皆さんはもちろん、「アイカツ!」ファンだけど、これまでアイカツアカデミー!に触れてこなかった方々にも是非観てもらいたいです。
原田:「アイカツアカデミー!」のアイカツは、エリオントなくしては成立しません。彼女たちがこの先の未来で新たな道を切り拓いて行けるよう、引き続きエリオントの応援やお声がけをよろしくお願いいたします。
――ありがとうございます。そうした想いは踏まえつつ、「アイカツ!アンコール」におけるエリオントについて、アピールポイントがあれば教えていただけますか?
原田:PVに出ていない部分についてはまだ言えないのですが(苦笑)、PVに登場しているステージは、パリンが転んだことでもお馴染みの、アイカツアカデミーの学園内にあるステージです。使用楽曲は、部員の皆さんにはもちろんご存じ「満開!エリオント」です。
「アイカツアカデミー!」は従来の「アイカツ!シリーズ」同様に、人気楽曲やステキなドレスがたくさんありますが、その他の楽曲やドレスについては、今後の反響次第ということになると思います。この点でも、ぜひともたくさんの応援をお願いいたします。
――最後に、スタッフの立場として現時点での「アイカツアカデミー!配信部」のプロジェクトを総括するなら、どのような言葉になるのでしょう?
原田:「アイカツ!シリーズ」の新フランチャイズとして、新しい形の“ライブエンターテインメント”を目指して、ここまでやってきました。どのジャンルにも当てはまらない新たな価値の樹立を志し、準備期間を含めると3年間が経ちました。
上手く行った部分もあれば、思うようには行かなかった部分も正直ありますが、アイドルのみんな、そして、コラボしてくださった皆さん、いつも応援してくれている部員の皆さんのおかげで、比類ないプロジェクトになったかと思います。
アイドルにキャラクターを“演じてもらう”のではない、アイドル自身がキャラクターになる、という形で、それぞれのアイドルたちが自らのアイカツ!を紡ぐことで、全員が主人公と言える新たな「アイカツ!」となりました。温かく支えてきてくれている部員のみなさんには本当に感謝しています。皆さんの応援がアカデミーの活力です。
一方で、「アイカツアカデミー!」をまだご存じないという方もいらっしゃるかと思います。そんな方には、まず4月30日に公開された映像「DOCUMENTARY OF AIKATSU ACADEMY!」をぜひご覧いただきたいです。きっと、“アツいアイドル活動”を感じることができると思います。エリオントを応援していただくのに遅いということはありませんので、ぜひ!
「アイカツアカデミー!」先生方からのコメント
ここからは、エリオントの4人の活動を支えた「アイカツアカデミー!」の先生方のうち、配信部顧問の先生と、ダンスの先生から届いたコメントを掲載。
配信部顧問
1. 配信部の4人との印象的だったエピソードを教えてください。
配信や動画ではなかなか見えない部分での努力が、とても印象に残っています。
初配信(2024年7月)をご覧になった方の中には、「最初から歌もダンスも上手だな」と感じた方もいらっしゃったと思います。ですが、2024年4月にアイカツアカデミーに入学後、アイドルとしての3か月間のレッスンの積み重ねがあってこそのものでした。
実は、配信部を立ち上げる前から、配信やSNSへの投稿の練習を何度も重ねている姿も見てきました。「たくさんの人に知ってもらいたい」「楽しんでもらいたい」という4人のアイカツ!に込められた想いが伝わってきたことが、とても印象的でした。
2. 配信部の動画、配信でお気に入りのものか思い出深いものがあれば教えてください。
「アイカツ!ミッション」と「アイカツ!チャレンジ」です。
「アイカツ!ミッション」は、2年生から始まった学園からの課題ですが、特に前期ミッションが印象に残っています。内容については、さまざまな受け取り方があったのではないかと思います。
1年目は、みんなの和やかな雰囲気がエリオントらしさを形作っていましたが、その中でアイドルとしての「プロ意識」をもう一段高めてほしい、という思いもありました。
前期の50個の課題は、体力的にも精神的にも大きな負担だったと思います。各課題の内容については先生同士で何度も話し合いました。配信に加えて、ダンスの振り入れや歌の練習、筋トレなど、本当に忙しい日々だったと思います。
それでもアイドルたちは、その圧倒的物量を、しっかりと乗り越え、精神的にも一回り成長したように感じています。前期ミッションが終わった頃には、どこか空気が変わったように思えたのがとても印象的でした。
後期ミッションは「量」から「質」へ、がテーマでした。特に歌に関しては、4人で歌うと一つにまとまりやすい傾向がある中、それぞれの個性を見出すことを目標に、より実践的なレッスンとなりました。
その結果、後期ミッションの最後に披露した「ヒラリ/ヒトリ/キラリ」では、それぞれの声の違いや感情の乗せ方がはっきりと伝わってきて、とても驚きました。ただ歌うだけではなく、「何を伝えたいのか」が感じられる歌になっていたと思います。
「アイカツ!チャレンジ」は、4人の個性や面白さがよく伝わる企画だと思います。
初めてご覧になる方でも楽しんでいただける内容なので、気になった回をいくつか見ていただくと、よりアイドルたちの魅力が伝わるのではないかと思います。是非、周りの方にもお勧めしてもらえると嬉しいです。
ある企画の中で大喜利を行ったのですが、まさか先生側も参加することになるとは思っておらず、思わず一本取られてしまいました。
3. 姫乃みえるさん、真未夢メエさん、和央パリンさん、凛堂たいむさん、ひとりひとりへのメッセージをお願いします。
・姫乃みえるさん
人一倍自分に厳しく、自己プロデュース力の高さとプロ意識の高さを強く感じていました。
先を見据えながら配信の準備をし、「どうすれば自分の魅力が伝わるか」を常に考えている姿がとても印象的でした。歌に対する自信もつけられて、本当によかったなと思います。これからが楽しみです。
・真未夢メエさん
誰よりも部員(ファン)の皆さんを楽しませたいという気持ちが伝わってきました。
歌・ダンス・配信すべてにおいて、最初の頃から大きく成長されたと感じています。お話しもとても上手なので、その魅力はこれからさらにいろいろな場面で発揮されるのではないかと思います。
・和央パリンさん
アイカツ!の輪を大きく広げてくれた存在だと感じています。
最初の頃に比べて周りを見る余裕も生まれ、ヒーローのように元気と笑顔を届けていた姿が印象的でした。感情表現もとても豊かなので、これからさらに多くの人と関わりながら、その魅力を広げていってほしいです。
・凛堂たいむさん
最初は少し大人しい印象でしたが、配信を重ねるごとに楽しんでお話しされるようになり、大きな成長を感じました。たいむさんが加わった「Happy Reflection」を初めて聴いたときの感動は、今でも忘れられません。歌やダンスの実力は、日々の努力の積み重ねだと思いますので、これからも頑張っていきましょう。
ダンスの先生
1. 配信部の4人との印象的だったエピソードを教えてください。
新曲の際は、振り入れレッスンの前に振付動画を共有していました。限られたレッスン時間の中で効率よく振付を覚えてもらうため、「完璧でなくていいので、振付を理解するためにも事前に動画を見て、ある程度自力で振付を覚えたり流れを把握するなど、予習をしてみてほしい」と入学の段階から伝えていました。
みんな忙しいスケジュールの中で、どの曲もきちんと振付の予習をしてきていて、とても感心したのを覚えています。最初は時間がかかっていた振り入れも、次第にスムーズに進むようになり、アイカツミッションでは複数曲を自分たちで覚えられるまでに成長しました。それは、日頃から動画を見て自分で振付を起こす習慣が身についていたからこその成果だと感じています。
2. 配信部の動画、配信でお気に入りのものか思い出深いものがあれば教えてください。
1st LIVEで披露した「空色ミチシルベ」と「brilliant starlight」、そしてプレミアムLIVEでの「Kawaii☆Wake Up!」のステージは、特に印象に残っています。
「空色ミチシルベ」は一見シンプルな振付ながら、構成の中で情景を意識する場面も多く、表現の難しい楽曲でしたが、みんなそれぞれがしっかりと向き合い、とても素敵にパフォーマンスしてくれていました。「brilliant starlight」は当時のみんなにとって少し難易度の高い楽曲でしたが、たくさん練習を重ねて仕上げ、初めてアピールを成功させた思い出深い一曲です。
また、「Kawaii☆Wake Up!」ではランウェイを歩き、ポーズを決める振付があり、そのパートがお気に入りです。いつかこの曲でもアピールする姿を見られたらいいなと、密かに楽しみにしています。
3. エリオントの4人、ひとりひとりへのメッセージをお願いします。
・姫乃みえるさん
配信や歌、ダンスを通して、いろんな表情のキュートを見せてくれましたね。キュートって、こんなにたくさんの形があるんだと感じました。一見ふわっとして見えるけれど、その中にしっかりとした信念があって、完璧を目指して努力を重ねている姿が本当に素敵だと思います。
みえるちゃんがいることで、きっとこの先のエリオントも、もっともっと成長していくんだろうなと感じています。これからの姿も楽しみにしています。
・真未夢メエさん
ダンス未経験で、ダンスへの苦手意識も強かったメエちゃん。もうできない…と諦めそうになってしまうこともあったと思いますが、それでも必死にレッスンについてきてくれて、見えないところで本当にたくさん努力していましたね。
今では難しいソロ曲も踊りこなしていて、人は努力でこんなに成長できるんだと感動しました。
苦手なことにも諦めずに向き合い、頑張り続けることができるメエちゃんは、この先どんな壁が現れてもきっと乗り越えていけると思います。
・和央パリンさん
こんなにもピュアでまっすぐな子がいるんだ、と感じるくらい素直なパリンちゃん。そのまっすぐさで、スポンジのようにどんどんダンスを吸収し、メキメキと上達していきましたね。
そして、その持ち前の明るさや天真爛漫さに、エリオントのみんなはもちろん、部員さんたちもたくさん助けられてきたのだと思います。どんなときでも前向きで、周りを明るくしてくれる存在で、その空気に何度も救われていたんじゃないかなと感じました。
これから先も、そのまっすぐさで進んでいくパリンちゃんの姿を楽しみにしています。
・凛堂たいむさん
とにかくパフォーマンスにストイックなたいむちゃん。その姿は、まさにアイドルの鑑だなと感じました。
先生が伝えたいことを「10」だとしたら、「12」吸収したいという気持ちで、いつも真剣にレッスンに取り組んでいましたね。そんな姿に、わたし自身もたくさんのことを学ばせてもらいました。エリオントのみんなも、たいむちゃんの姿を見て「もっと頑張ろう」と日々鼓舞されていたのだと思います。
自分の理想のパフォーマンスに近づくために努力を重ねるたいむちゃんは、本当にかっこいいです。これからもその姿をたくさん見せてください。
(C)AIKATSU ACADEMY
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