アイディアファクトリーの女性向けゲームブランド「オトメイト」は、2026年2月15日(日)にオトメイトファンイベント「Dessert de Otomate 2026」を東京・府中の森芸術劇場どりーむホールにて開催した。ここでは夜公演についてレポートする。

本イベントは「食後のDessert(デセール)のように心を満たす“至福のひと時”」をコンセプトに展開。サブキャラクターや隠し攻略対象キャラクターを含めた朗読劇や、ファン参加型の企画コーナーなども実施し、夜公演では「キューピット・パラサイト」「マツリカの炯-kEi-」「OVER REQUIEMZ」の3作品がピックアップされた。
また、イベント内では「絢しき灯幻鏡のアリアス」などをはじめ、今後発売を予定している新作タイトルの新情報なども公開されている。
本イベントはアーカイブ配信も行われており、昼・夜公演共に3月1日(日)23時59分までアーカイブ映像を視聴できる(※販売期間は1公演のみの場合は3月1日(日)21時まで、2公演通しチケットは3月1日(日)19時まで)。限定特典つきのチケット販売や終演後アンケート回答者を対象としたプレゼント企画も実施されているので、リアルタイムに視聴できなかったファンはこちらを利用しよう。
配信チケット情報
https://www.otomate.jp/event/dessert/live/
出演キャスト
◆キューピット・パラサイト
ラウル・アコニット役:八代 拓さん
螢彩院・F・琉輝役:榎木 淳弥さん
ピーター・フラージュ役:岡本 信彦さん
レイ・アンダー役:小林 千晃さん
◆マツリカの炯-kEi-
フェイ/フエン役:岡本 信彦さん
ルヲ役:山下 誠一郎さん
玖 燕來役:堀江 瞬さん
紫惺/季苑役:濱 健人さん
◆OVER REQUIEMZ
カイゼ・オズマ役:阿座上 洋平さん
ドロシー役:堀江 瞬さん
アクレイ役:秋葉 佑さん
オトメイト関連のイベントに初参加の秋葉さん、濱さんを含む総勢9人が登場。自己紹介の時点で、さらっとボケを挟む榎木さんにMC担当の八代さん・岡本さんから即ツッコミが入ったり、キャラクターの人気を前に自信なさげな濱さんを励ましたりしながら賑やかに始まる。


夜公演でピックアップされたタイトルは、間もなくファンディスクが発売される「マツリカの炯-kEi-」、ゲーム発売後初のイベント参加となる「OVER REQUIEMZ」、そして記念すべき10回目のイベントラインアップとなった「キューピット・パラサイト」の3作品。今回のテーマは「Sweet Night Dream」で、彼と“夢”の中でもずっと一緒に笑い合いたい、せめて“夢”の中では幸せな時間を過ごせたら……といったオトメイトファンの願いを叶える内容となっていた。
「マツリカの炯-kEi-」の朗読劇「辛く、甘い、幸福。」では、フエンの仙術によって“あったかもしれない”物語が語られていく。何やら不穏な動作をする季苑を前に、激しく怯えるルヲが登場。実際のところはただのカレー作りだったのだが、思わずゲーム本編で見覚えのある凄惨な想像が過ってしまう。そこへ現れたのは、季苑によって手紙で呼び出されたフェイだった。フェイにルヲの兄だと自己紹介する季苑は、ルヲにとって“大切な存在”である彼女に会ってみたかったという。

季苑はフェイへ彼女について尋ね、ますます興味を抱く。ルヲはフェイへこっそり助けてほしいと頼むが、季苑の威圧に気圧され泣きながら玉ねぎを調理するしかなかった。そこへカレーの匂いに惹きつけられ燕來が来てしまい、季苑は大急ぎで紫惺の姿へ変装。彼女の話題で一時は盛り上がるものの……。どうにもならない展開となってしまったが、最後はフエンの禁術で穏やかで幸せな結末が描かれる……はずが、堀江さんの熱の入った舌の演技をきっかけに会場が爆笑の渦に包まれることになってしまった。
朗読劇後のトークパートでは、まず出演者が口をそろえて謝罪からスタート。堀江さんと濱さんが仲良く言い合いをしつつ、リハーサルでの裏話や初登場ながら紫惺/季苑が掛け合いにとても馴染んでいたことなどで話が弾んでいく。一方、濱さんは演じたキャラクターの凄まじい悪行を前に、どうして人気なのかとファンへ語り掛けて笑いを誘っていた。


「OVER REQUIEMZ」の朗読劇「サブクエスト:愛を叫ばないと出られない廃墟」では廃墟での崩落に巻き込まれ、旅の仲間たちが分断されてしまったところから始まる。状況を整理しているカイゼとドロシーの話し合いに、しれっと加わったのは王殺しの悪魔・アクレイだった。


そんな本編ではありえないシチュエーションに、ドロシーによる渾身のツッコミが炸裂。カイゼの問いかけに、こっそり後をつけていたら一緒に落下してしまったと堂々と言い放つアクレイ。ひとまず休戦を受け入れ、一時行動を共にすることになる一行。劇場のような広い空間にたどり着いた面々を迎えたのは「オトファン2026」の看板やイベント台本(?)で、色々な誤解が重なったカイゼたちは「愛の言葉を伝えれば目の前の扉が開く」と思いこんでしまい……。終始コミカル全開の空気に、ゲーム本編をプレイしたからこそ理解できるほんの少し切なさも加わった絶妙なストーリーだった。
朗読劇後のトークパートでは展開のギャップを楽しみつつ、キャスト陣はどうにか「OVER REQUIEMZ」の魅力をネタバレなく語ろうと四苦八苦。今回登場したカイゼ、ドロシー、アクレイは非常に複雑な関係性なので、ぜひゲームをプレイしてほしいと訴えていた。
「キューピット・パラサイト」の朗読劇「NEXT キュピパラ's パ!」では、大手結婚相談所【キューピット・コーポレーション】が「婚活成功間違いなし!」として生み出した新作パンツの話題からスタート。しかしインステのコメントは批判のツッコミで大荒れとなり、これをきっかけに経営会議にまで発展したため社長のシェルビーが落ち込んでしまったという。

やたら“パ”を強調した会話が繰り広げられる中、ラウルが「パンツはもう古い!!」と宣言。過去の思い出を振り返りながら、新たな“パ”を見つけるべきだと周囲を巻き込んでの大騒ぎに。パジャマ、パリ、パフェ、パーティー、パパラッチなどに加えて八代さん渾身の某猫型ロボットのようなモノマネも交えつつ、数多くの“パ”を経て、彼らがたどり着いた答えは果たして……?
ちなみに、たどり着いた新たな“パ”は、配信を含めたファン全員の全力コールによって発表された。榎木さんが徐々に脱ぎながらファンを鼓舞していく流れに、会場からは大きな笑いが巻き起こっていた。


ファン参加型企画「夢見心地なときめきを♥オトメイトファン最新ニーズ調査!」では、事前アンケートで30案の中から厳選された「オトメイトファンが求めるベストシチュエーション」を出演者が当てていくことに。夜公演では1、3、5位が対象となり、ランクインしたシチュエーションに合わせてキャラクターが特別なセリフを言ってくれるご褒美パートも。


まずは5位の、寒い時期に嬉しいというヒントから「○○される」を探っていく。回答中には、榎木さんと小林さんのラブラブ(?)な会話が繰り広げられる一幕も。とてつもなく不穏な濱さんの回答や、八代さんたちから「何を言ってるんだか分からない」と言われた堀江さんの回答は、意外にも会場ウケは良かった模様だ。正解は榎木さんと、表現は異なったがニュアンスは同一の秋葉さんとなった。
3位の「○○を○○れる」のヒントはダークで危険な雰囲気ということで、出演者からは金銭問題にまつわる回答が集まる。一方、阿座上さんの「FDを発表される」にもファンから「それはオトメイトファンとして、とても嬉しい!」と大きな拍手が巻き起こっていた。
1位の「○○を○○られる」のヒントは、キャラクターによっては危険な香りがするシチュエーション……とのこと。山下さんや小林さんは結婚を思わせる言い回しを挙げ、堀江さんと榎木さんがやや歪んだ内容で一致する場面も。コーナーの最後には榎木さん(螢彩院・F・琉輝)、山下さん(ルヲ)、堀江さん(ドロシー)から「バックハグされる」「歪んだ愛情を注がれる」「独占欲を向けられる」といったシチュエーションに合わせた特別なメッセージが生披露された。
新作情報のほか、オトメイトとアニメイトグループがタッグを組んだ朗読イベント企画「リーディングメイト」も発表に。初回公演は「Code:Realize ~彩虹の花束~ for Nintendo Switch」「ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-」で、2026年夏に開催予定とのこと。続報を楽しみに待っていよう。
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