タイトーが2025年11月27日に発売したPC(Steam)版「バブルボブル シュガーダンジョン」のプレイレポートをお届けする。
タイトーの代表的なシリーズのひとつであるバブルアクションゲーム「バブルボブル」。最新作となる本作では、ダンジョン形式のステージが遊べるようになっており、挑戦するたびにステージや敵の構成が変化するといった、ローグライクゲームのような作りで楽しめる。
筆者は派生作である「パズルボブル」についてはプレイ経験はあるものの、「バブルボブル」に関しては本作が初体験となるため、あくまで本作に主眼を置くかたちでその特徴に触れていきたい。
なお、本作は日本国内向けにはSteam版のみが先行発売され、PS5/Nintendo Switch版に関しては2026年春の発売が予定されている。

アクションはシンプルながらリスクを意識したダンジョン探索に
冒頭でお伝えしたように、本作はダンジョン形式のステージを進んでいくことになるのだが、ゲーム進行に応じて進めるダンジョンのステージ数には上限があり、チュートリアルの終了後、まずはスイーツダンジョンの10フロアの踏破を目指していくこととなる。

バブルンが行うアクションは泡を吐き出すことと、移動およびジャンプのみとなっている。本作では泡で敵を包み、その泡をバブルンのツノや背中のトゲトゲで割ることで敵を倒すことができる。シンプルな分だけ各操作のバランスはシビアで、操作に慣れるまでは一つ一つのアクションを注意深く行っていくのがいいだろう。



本作ではフロア内で倒されるか、チェックポイントに到達するかでダンジョンから離脱することになる。最後にダンジョン内で獲得したお宝を持ち帰ることができるのだが、途中で倒されてしまうと手に入るお宝は一部になってしまうため、リスクを承知で先に進むか、それとも確実にお宝を持ち帰るかの選択が求められていく。
入手したお宝からはバブルンの強化ができる“ざいりょう”が手に入る。こちらはスキルの獲得/強化やアイテムとの交換で使用できるものとなっており、ダンジョンにもぐる際には所持しているアイテムを持ち込むことも可能だ。



なお、本作では主人公である泡はきドラゴンのバブルンをはじめ、冒険のパートナーであるアミィや、可愛らしいキャラクターたちが登場しての掛け合いも繰り広げられる。中には「パズルボブル エブリバブル」での登場も記憶に新しいうーるん、リベルの姿もあり、シリーズファンならより一層楽しめることだろう。



また、これまでの画面を見てもらえると分かる通り、本作ではお菓子の世界が舞台のダンジョンとなっており、登場する敵もお菓子がモチーフとなっている。そのキャッチーな雰囲気も本作の魅力となっている。

スキルやアイテム、ギミックの拡張とともに“トライ&エラー”を繰り返す楽しさ
ここまでが大まかなゲームの紹介となるのだが、本作の面白さを伝えるにはこれだけでは実は足りない。スキルやアイテムを駆使した上の“トライ&エラー”こそ、本作の醍醐味となっている。
本作では基本的にバブルンが一度でも敵に触れるとゲームオーバーになってしまう。一つ一つのアクションに対してどのように動くのが正しいのか、そこを突き詰めていくことでクリアへの道筋が見えてくる作りだ。

もちろん、必ずしも敵を倒さなくてもいいため、可能な限り避けるというのも手。むしろ画面下に表示されている“すかるカウント”がゼロになってしまうと無敵の“すかるもんすた”が出現するため、いかにカウントを減らさずに目的地まで進めるかが肝心だ。

一方で、敵を倒すことにより、倒すたびにカウントを少し戻せるというメリットもある。ただし、戻るカウントは敵を同時に倒す“れんさ割り”の数によって大きくなっていくため、効率的に倒せるよう立ち回る必要がある。

こうした基本的な進行はもちろんのこと、本作では“ファイヤーバブル”“ウォータバブル”などこれまでの作品でも登場してきたものを含む多彩なスキルやアイテムを駆使することが攻略のカギを握ってくる。徐々に拡張されていくギミックに対しては、それらを有効活用しなければ先に進むことも難しいだろう。


基本となるダンジョンは冒頭でも伝えたようにローグライクの手触りをもたらしているが、本作ではほかにもキャッスルというひとつなぎの巨大なステージも用意されている。こちらは時間制限の要素もないため、じっくりと詰将棋のように攻略法を見出していく楽しさが味わえることだろう。


筆者は今回のプレイでスイーツダンジョンおよびスイーツキャッスルを触ることができたのだが、ちょっとした操作ミスがゲームオーバーに直結する本作の遊びは、可愛い見た目とは裏腹な骨太感が味わえるアクションゲームとしての仕上がりを感じさせた。この魅力は本作の遊びごたえにつながる一方でハードルの高さにもなるが、再三お伝えしている通り“トライ&エラー”に楽しみを感じる人にはぜひオススメしたい一作だ。

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