スクウェア・エニックスより発表された、「ディシディア ファイナルファンタジー」シリーズの最新作「ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー」(以下、「DDFF」)のクローズドβテストが先日開催されたので、じっくりとプレイした筆者によるレビューを、本稿ではお届けします。
ちなみに本稿のスクリーンショットはiPhoneとiPadで撮っているので、画像によってアスペクト比が違います。

「ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー」について
「DDFF」は、そもそもは2008年12月18日にPSPで発売された「ディシディア ファイナルファンタジー」に連なる作品となります。連なるといってもストーリー的なつながりはないので、「DDFF」から遊ばれる方もご安心を。
「ファイナルファンタジー」(以下、「FF」)シリーズに登場した歴代のキャラクターを操作して戦う3Dのアクションゲームであり、また作品の垣根を越えたクロスオーバー作品として、シリーズ誕生20周年を記念して制作されました。
「ディシディア ファイナルファンタジー」(以下、ディシディア)シリーズには上記の他、続編となる「ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー」、アーケード版タイトルの「ディシディア ファイナルファンタジー(アーケード)」、そのPS4への移植作「ディシディア ファイナルファンタジーNT」、スマートフォン向けの「ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア」などがあります。
これまでのシリーズで共通していたのは「ディシディア」は純然たるファンタジーだったという点なのですが、今回の「DDFF」はなんと東京の街が舞台。今作に登場するキャラクター達は「ゴースト」と呼ばれており、現代風の衣装を着用しています。
ジャンルは3対3の2チームと魔物が入り乱れる中、相手チームより早く巨大ボスの討伐を目指す「ボス討伐型チームバトル」。簡単にいうと、PvPvE型のゲームとなります。
メインストーリーに加え、戦士たちの日常を垣間見られるショートエピソードもフルボイスとなっていて、こちらも見どころです。
とにかく17時が待ち遠しくて仕方なかった日々
「ディシディア」シリーズは全てプレイしている筆者なのですが、CBTが行われていた2025年11月7日(金)~11月14日(金)の間、17時が近づくとそわそわしだしていた筆者(※CBTは17時00分から22時59分まで)。
もちろん夕飯やらなんやらと被る時間ですので毎日みっちりやっていたわけではないのですが、30分時間があれば起動してしまう、というくらい本作の魅力にどっぷり浸かっていました。
何がそんなに筆者を虜にしたのかというと……もう「バトルがとにかく面白い」のひとことに尽きます!
CBT初日からいきなりハマってしまい、そのままずぶずぶと沼へ……。なんだかんだとちょいちょいベストプレイヤーを取ってしまったのも沼にはまりこむひとつの要因だったかもしれません。

ベストプレイヤーとは、そのバトルでもっとも活躍したプレイヤーのこと。本作は合計6人で戦いますが、6人の中でいちばん輝いたプレイをしたという証なのです!
……とは言っても上記画像のようにバトル終了後にベストプレイヤーとしてひときわ輝く画像で写し出されるだけなのですが、やっぱりチームの勝利に貢献しているということなので素直に嬉しいです(ベストプレイヤーを取ることがデイリーの条件になっている場合もありますが)。

CBTが終わってからというもの、「DDFF」ロスでとっても寂しい……。いやもうむしろ狂いそう。となるくらい、延々とバトルを楽しんでいられる……何このゲーム、とても怖い。
ガチャはURが引けるまで頑張りたい
まずはアビリティガチャを引くのですが、ここでは引き直しができるので、できれば使いたいキャラクターのURを最低でも1枚引くまで粘りたいところです。
今回のCBTで選べたキャラクターは、
FFI:ウォーリアオブライト(CV:関俊彦さん)
FFIV:カイン・ハイウインド(CV:山寺宏一さん)
FFV:クルル・マイア・バルデシオン(CV:田村ゆかりさん)
FFVI:ティナ・ブランフォード(CV:福井裕佳梨さん)
FFVII:クラウド・ストライフ(CV:櫻井孝宏さん)
FFVIII:リノア・ハーティリー(CV:花澤香菜さん)
FFIX:ジタン・トライバル(CV:朴ろ美さん)
FFXIII:ライトニング(CV:坂本真綾さん)
FFXIV:ガイア(CV:鎌倉有那さん)
FFXV:プロンプト・アージェンタム(CV:柿原徹也さん)
以上10名。
筆者はこの中で特に大好きな「FF13」のライトニングさんを使いたいと思ったので、ライトさんのURが引けるまでまず引き直しをしました。
そして、一定回数アビリティガチャを回すと「キャラガチャチケット」がもらえるので、これで上記10名の中から好きなキャラクターを選びます(同様にガチャを引きますが、こちらも初回だけは引き直しができるようです)。
ちなみにあと何回ガチャを回せばキャラガチャチケットが手に入るのかは、アビリティガチャ画面でわかるようになっています。

このURがあるとないとでは大違いなので、とにかく引き直しを頑張りましょう。各キャラクターにURは2枚あるので本当は2枚ともリセマラで引ければ最高なのですが、そこまで頑張るのはなかなか難しい感じがしました。10名×2枚で20枚とキャラクターのURだけで20枚ある他、誰でも使えるアビリティにもURがあるので、使いたいキャラクターのUR2枚引きはだいぶ面倒そうです。

そしてガチャで引いたカードをアビリティにセットします。セットできるのは5枚までです。
メインデッキにはバトルで使うカードを5枚セットします。そしてサポートデッキはバトルでは使用しないもののキャラクターの戦闘力を底上げするカードを5枚セットします。
今回メインデッキは「おまかせ」が使えなかったので自分でセットするしかなかったのですが、サポートは「おまかせ」が選べたのでキャラクターの戦闘力がもっとも上がるデッキを自動で入れてくれました。

ちなみに……URはすごく強いアビリティですが、何枚も重ねるのはなかなか至難の業だと感じました。でも重ねないとカードの上限レベルがレベル10なので、攻撃力などはあまり上がりません。
単純なATK値とかでいうと、重なりやすいSRとかのほうがURより数値は上がりやすいです。さらに各アビリティにはリキャストタイムもあり、強いアビリティほどリキャストタイムが長いです。
例えば、URの天鳴万雷はATK値が65ですが、SRのグラビティギアは2枚重ねられているのでATK値が98になります。
こういうところでデッキの組み方はちょっと悩ませられるところですが、キャラクター固有URアビリティは無敵時間があり、この無敵時間の有無がとても強いので、何枚も重なったからといってSRやRばかりでデッキを組んでも勝つのはちょっと難しいでしょう。
いざバトルへ! 敵チームより早くボスを倒そう
デッキが組めたらいよいよバトルです。
バトルにはいくつかの種類があり、勝っても負けてもランキングポイントの増減がないカジュアルバトルなどもあるのですが、基本的には「シーズンランクバトル」を行うことになります。
シーズンランクバトルとは、勝てばランキングポイントが上がり、ポイントが貯まればランクアップ。逆に負ければランキングポイントが減り、場合によってはランクダウンすることもあります。

この「負けたらランクダウンすることもある」というのが良いんですよね。毎回ヒリついたバトルを楽しめますので。
バトルの勝利条件は、敵チームより先にボスを倒すことです。

とは言っても、ボスへの攻撃は「バースト」状態にならないと通りません。ではバースト状態にはどうやったらなるのかというと、まずはマップ上にあるクリスタルの周りにいる雑魚を倒してクリスタルを浄化してブレイブという値を貯めます。
ただしクリスタルの浄化ではあまり大きなブレイブは手に入りません。あとは、敵チームのプレイヤーを倒すことでそのプレイヤーが持っているブレイブを奪うことができます。そうしてブレイブが9999まで貯まったら、「ブレイブバースト」を使用します。このバースト状態は10~15秒ほどしか続かないのですが、バースト状態の時だけボスにダメージが入るようになっています。

バーストしたら、一気にボスにアビリティを叩き込んでボスのHPを削ります。この時味方も同時にバーストをすると、「バーストチェイン」となって一層ダメージが上がるようになっていますので、バーストのタイミングを見極めたいところです。

と、基本はこれの繰り返しです。味方チームがそれぞれ1回バーストしたくらいではボスのHPを削りきることはできないので、数回これを繰り返すこととなります。
おっと、簡単そうですね。そうです、システム自体はこれだけなので思ったより厄介ではありません。
ですが、敵チームにもうすぐバーストしそうな人がいたら……潰しておきたいですよね。同じように自分がもうすぐバーストしそうだと敵から狙われやすくなります。
なら……強力で無敵時間もあるURアビリティを自身を狙う敵に使ってしまいますか?
それともURはやはりボスにとっておいて敵はSRとかで上手く対処しますか?
URは一度使ってしまったらリキャが回るまでに時間がかかりますので、敵チーム相手に使用してしまうとバーストしてボスに攻撃する時にリキャが回りきっていない可能性が高いです。それにひとりでバーストするよりもバーストチェインを狙いたいので、味方のブレイブが9999になるのを待ちたくもあります。
……なので、ここでどこでどのようなアビリティを使っていかに敵にブレイブを奪われず自身はブレイブを持ちつつボスへの攻撃を行えるかという、絶妙な駆け引きがリアルタイムで進んでいくのが「DDFF」のバトルなんです。
従来の「ディシディア」では持っているブレイブをいつHP攻撃で吐き出すかという駆け引きがありましたが、今回HP攻撃はありません。ただ、敵の様子とボスの様子、味方の様子を伺いつつ戦うのは実に「ディシディア」シリーズっぽくなっていて、非常に面白いのです。
それに、ボスのHPがもう残り少なくなっていたら味方のバーストを待つよりもひとりでバーストを打ってしまったほうがボスのHPを削りきれるかもしれません。本作はあくまで「ボスを早く倒したチームの勝ち」なので必ずしも敵チームを倒すことにこだわる必要もないのです。

シナリオはバトルをやらないと見れないと思って良い
さて、ではシナリオの話をいたしましょう。現代の東京を舞台に「FF」キャラがフルボイスで繰り広げるシナリオには期待しているファンも多いことと思います。
まずシナリオも控えめに言って最高です。CVは基本的に原作と同じか、「ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア」などで声をあてた声優さんが務めており、非常にキャラクターと声の相性が良く、違和感を覚えることはないでしょう。
特に筆者は「オペラオムニア」をずっとプレイしていたのですが、「オペラオムニア」ではバトルでしか声がなかったのが本作ではシナリオでも喋ってくれるとあってワクワクでシナリオを読んでいます。JK姿のティナ可愛いですね。そしてリノアに「距離感がおかしい」と正論を放つガイア。どちらも非常に「らしい」です。
声こそついていないものの、チャット型SNSアプリで会話する「FF」キャラの姿も見れます。早くスコールに登場してほしくなるリノアとクルルの会話だとか、WOLさんが「トレンド入りだ」とすっかり現代に馴染んでいる姿とか、もう顔がにやけてしまいますね。
ただ……シナリオだけを見たい方には大変申し上げにくいのですが……シナリオはランクポイントと連動しておりランクポイントが貯まると解放されていくので、残念ながら「バトルをせずにシナリオだけを読みたい」ということは恐らく無理だと思ってよさそうです。
シーズンパスは購入せずとも良さそうですが、それなりにバトルポイントを貯めなければシナリオは解放されません。

このゲーム、実はiPad(タブレット)との相性がいいんです
CBTで「ちょっと操作しにくい」「アクションは辛い」と思った方にぜひおすすめしたいのが、iPad(タブレット)でのプレイです!
今回筆者はiPhone14とiPad miniでプレイしたのですが、それぞれで画面の広さを比べてみましょう。
どうでしょう、画面の広さが全く違うのがわかるのではないでしょうか。それもそのはず、iPhone14はアスペクト比が19.5:9ですがiPad miniは3:2なので、当然プレイ画面が一気に広くなり、拾える情報量も段違いになるのです。
それにiPadだと画面が大きい分移動と攻撃もしやすくアビリティも使いやすいですし、バーストボタンも見やすいです。
動作環境を満たすタブレットであればiPadでなくとも良いのですが、iPadを持っている方はぜひ正式リリース版で改めて試してみてほしいです。ちょっと重いのが難点なのでテーブルの上とかで支えながらやると良いですね。断然情報を整理しやすいのがわかるかと思います。
あと、プロンプトみたいなロングレンジキャラクターはカメラを自分で動かすよりも、自動追尾にしたほうがプレイしやすいです。使用するキャラクターによって、細かいオプション設定もいじってみるのがおススメです。
UR必須とは言いましたが……必ずしも必須じゃないキャラもいるんです
先ほど「使いたいキャラクターのURは必須」と述べましたが、実は必須じゃないキャラクターも何人かいました。
そのひとりがクルル。クルルは自分の持っているブレイブを味方に分配できるサポートキャラクターです。味方の他キャラクターに基本的に攻撃を任せることになりますが、クリスタルを浄化しながらどんどん味方にブレイブをシェアして9999へと導けば、URがなくても意外と活躍できます(ベストプレイヤーを取ろうとするとURは必須になりますが)。
そしてもうひとり、これは意外とURがいらないな、と思ったのはクラウドです。近接型アタッカーなのでUR必須そうに見えるのですが、クラウドはなんと中距離からのダッシュ攻撃で敵キャラを打ち上げることができれば、そのままひたすらダッシュ攻撃を繰り返してのハメ攻撃ができてしまい、敵からあっさりとブレイブを奪えます。そこからバーストすれば、ボスのHPをゴリゴリと削れてしまうのです。

ぶっちゃけ、ハメられたお相手様には大変申し訳ないのですが、クラウドのこのハメがかなり楽しくて、何回も連発していました……。お相手様は打ち上げられたまま何もできずにやられるのを待つしかないので、ちょっと申し訳なかったかもしれません。もしかしたら正式リリース版で修正されてしまうかもと思いつつ、ぜひとも残ってくれると嬉しい仕様です。
リプレイでスクリーンショットを撮影したり、バトルを振り返ったり……苦手な人には練習場も!
「DDFF」にはバトルのリプレイ機能があり、直近のバトルをリプレイで振り返ることができます。リブレイでは敵味方全員の動きが見られるようになっていますので、良かったバトル、悪かったバトルの比較をして次回のバトルにつなげられます。

さらにリプレイではフリーカメラモードやUIを消すこともできるので、本作のバトルのかっこいいスクリーンショットなどもバシバシ残すことができます。
バトル中はやることが多すぎて忙しく、のんきにスクリーンショットを撮影していられるゲームではないので、リプレイで「かっこよかった自分」のスクリーンショットや好きなキャラクターのアビリティシーンを撮影できるのは非常にありがたいです。
プレイ時はアビリティ名が入ってしまうシーンでも、リプレイならばそれらを消して撮影できます!
なかなかバトルが上手くならない……というプレイヤーは、ぜひ練習場をプレイしてみてください。
練習場では持っているアビリティはもちろんのこと、持っていないアビリティを試すこともできますし、雑魚戦からのクリスタル浄化、敵とのバトル、ボスとのバトルを全部練習することができます。
筆者の推しの「FF零式」のエースさんですが残念ながら何回引き直しても引けず……こうして練習場で使い勝手を試すだけになってしまいましたがどういうアビリティなのかを知れるのは嬉しいですね。ボスとのバトルなども練習できます。
まずはこういった機能を駆使してみっちり操作を覚えてからランキングバトルに出ると、無駄にランキングを下げることなくプレイできるのではないでしょうか。
「FF」を知らない層も新規取り込みできそう!?
今回CBTをプレイしてみましたが、いやはやあまりにもおもしろい!
無事シルバーランクまで上がったしここらへんで勘弁してやるか……という上から目線ですが、実際のところシルバーまで上がると「まだ課金できないCBTなのになんでみんなそんな強くて上手いのー!?」と絶叫するレベルでした。シルバーランク恐ろしい。

割とこういうゲームは得意なほうだったのですが、ブイブイできたのはブロンズランクだけでしたね。シルバーからは一層気を引き締めて、味方とのバーストチェインとかもしっかり合わせていきたいところです。
ただ、味方がバーストしそうというのが味方の持っているブレイブでしかわからないので、自分が攻撃に夢中になっているとそこまで見ていられない、というのもありました。
また、iPadではそこまで気になりませんでしたが、iPhoneではバーストボタンがスマホを持つ指に隠れてしまって、自分でも9999貯まりそうというのがわかりにくく、全体的に視認性が悪いのは気になりました。

チャットは基本的に「よろしく」「バトルありがとう」といったポジティブなものしかなく、いわゆる煽りがなさそうなのは良さそうだと感じましたが、一方でランクが上がって気になったのが負けそうになるとタスクキルだと思われる強制離脱です。ここらへんはペナルティなどを課していただくしかないと思うのですが、やむを得ない事情で離脱することもあるでしょうし、難しいところですね。
と、マイナス面も挙げましたが、全体的な出来としては「素晴らしい」に尽きます。PvPvEという内容も非常によく、PvPを完全に避けることは難しいですが前述のようにクルルなどの後衛型サポートキャラを使用することで極力PvPを回避することはできると思います。
もちろん思いきりキル数を稼ぎにくる血気盛んなプレイヤーもわんさかいると思いますが、そういったPvPを楽しみたい新規層の取り込みにもなりそうな内容になっています。
思い返せばアーケード版「ディシディア」も普段アーケードを中心にプレイしているという新規層の取り込みにかなり成功した作品だったのですが、今回はアーケード版「ディシディア」とはまた違った層を取り込める作品だなと感じました。
恐らくはそういった新規層を見込んでのことだと思いますが、各キャラクターが原作でどんなキャラクターだったのかも説明されています。ただそこそこにネタバレが多い説明欄なので、新規層が「このFFを遊んでみたいな」と思うような適度なバレに抑えてもらえると嬉しいところです。
CBT中にキャラクター調整などが細かく行われていたのも嬉しいポイントですね。きっと製品版でもその都度キャラクター調整が行われて快適なバトルが楽しめそうな気がします。
とにかく早く正式リリース版で遊びたいですね!
マッチングしてくれた皆さんありがとうございました!
(C) SQUARE ENIX/NHN PlayArt
CHARACTER DESIGN: MIKI YAMASHITA / TETSUYA NOMURA
※画面は開発中のものです。
本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。





























































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