北上麗花の主演公演は最高に“普通”で色とりどりのステージ！「アイドルマスター ミリオンライブ！」12thライブDAY1「ありのままに。」レポート新ソロ曲「Irodori」や先輩たちのライブ未披露曲まで飛び出す！

バンダイナムコエンターテインメントは2025年10月11日・12日、「アイドルマスター ミリオンライブ！」（以下、「ミリオンライブ！」）のライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 12thLIVE」を京王アリーナ TOKYOにて開催。ここでは10月11日の「DAY1 ありのままに。」の模様をお伝えする。

「ミリオンライブ！」では新たな試みとして“主演公演”と銘打った周年ライブを実施。その最初の公演である今回の主演は北上麗花。麗花のソロ曲はもちろん彼女が関わってきた楽曲を中心に、出演メンバーもただ主演を支えるだけでなく、それぞれの魅力を存分に発揮して麗花の魅力たっぷりの公演を創り上げた。

なお、本公演の配信チケットは2025年10月20日18:00まで販売しており、DAY1/DAY2とも2025年10月13日18:00～10月20日23:59（予定）の期間にアーカイブ視聴することが可能となっている。正式版が公開されるまでは最速版アーカイブを公開しているので、こちらもぜひご覧いただきたい。

アーカイブ配信情報ページ
https://idolmaster-official.jp/live_event/million12th/streaming/

「ミリオンライブ！」が放つ新たな周年ライブの形――主演公演。

その名の通り、アイドル1人を主演とし、そのアイドルの個性を存分に表現した公演だ。本来は11thライブから主演公演がスタートすることになっており、ロコと七尾百合子が各日の主演を務める予定であったが、11thライブが諸般の事情により来年3月に延期となったため、今回が最初の主演公演となった。

そんな主演公演のトップバッターを担ったのが北上麗花。

タイトルに「ありのままに。」とあるように、今回のテーマは“普通”。といっても麗花がよく口にする普通は、あくまで“麗花の普通”であり、それがどういうものなのかプロデューサーたちはご存知だろう。だからこそ、なにが飛び出すかわからない普通を期待する声は主演の発表当初から起こっていた。また、麗花を演じる平山笑美さんは、その抜群の歌唱力や表現力でこれまでプロデューサーたちを驚かせ魅了してきただけに、彼女を中心としたパフォーマンスにも大きな期待が寄せられていた。

公演直前に放送された公式ラジオ「アイドルマスター ミリオンラジオ！」（毎週木曜21時から生放送）でも、主演公演ではあるが周年ライブでもあり「周りで支えるアイドルの知らない顔が見られる」「覚悟を持って見に来て欲しい」といった発言があり、より期待が高まっていたこの日。開演前には「UNION!!」「Brand New Theater!」「夢にかけるRainbow」といったお馴染みの全体曲も流れ、どんどん会場の熱気が上昇していく。

開演時間になると、スクリーンには765プロダクションの高木順二朗社長や765プロライブ劇場の事務員・青羽美咲さんが登場して、今回の主演公演のことや諸注意などをアナウンス。色とりどりに輝きあうアイドルたちの挑戦を見届けよう、とプロデューサーたちに呼びかけてライブの開演を宣言した。

爽やかな森をイメージしたオープニングムービーが流れ、この日の出演メンバーを紹介。最後に主演である北上麗花が紹介され、一段と大きな歓声が起こる。

そのままステージ上段にスポットライトを受けて登場したの平山さん。麗花の3曲目のソロ曲「空に手が触れる場所」で主演公演の幕を開けた。のっけから抜群の歌唱力で、まさに空に触れるほど高らかに歌声を突き上げると、プロデューサーたちの「レイレイホー！」「High High High」といった掛け声も全開だ。妖精のようなエメラルドグリーンの衣装を身にまとった平山さんの姿も印象的で、曲のアウトロでは手拍子をしながらほかのメンバーもステージに登場。最後は全員で曲を締めくくった。

安定した歌声はさすがであったが、やはり主演公演の1曲目、しかもソロ曲は緊張していたようで、「みんなが出てきて安心した」と平山さんは笑顔を浮かべる。彼女の合図で「さんぼ わさんぼ わさんぼ～ん♪」とみんなが一緒に歌う場面もこの公演らしい。

さらに、今回の衣装についても話が及び、麗花の衣装は「花の妖精さんみたいな感じ」「もふもふでぱふぱふの衣装で嬉しい」と表現。それを支えるメンバーの衣装は、たくさんの蝶があしらわれた銀色の生地をベースに、さまざまな差し色もポイントとなっており、普段のテーマカラーとは違う系統の色を使っているメンバーが多かったのも新鮮だ。

そして、平山さんが「ありのままに声出せますか！」「“普通の”ライブを始めていきましょう！」と叫んで、次の曲へ。とはいえ、前述したように、北上麗花主演による“普通の”ライブが普通なわけがない。それはみんなが期待していたこと。その期待に対する返答は、最初のブロックでいきなり驚きをもって届けられた。

まず披露されたのは、なんと先輩たちの代表曲のひとつ「The world is all one !!」。意外な選曲にどよめきが起こるのと同時に、会場は大興奮に包まれる。浜崎さん、小岩井さん、中村さん、野村さん、山口さん、近藤さんが楽しそうな表情で歌うと、プロデューサーたちがしっかりとコールを決めてくるのもさすが。この曲はワンフレーズ目が「空見上げ 手をつなごう」であり、オープニングの「空に手が触れる場所」からの流れを感じられるのも素敵だった。

続いては、麗花のソロ2曲目「サマ☆トリ ～Summer trip～」を、平山さんが桐谷さんとともに披露。「私たちと熱いトリップしましょう！」と歌いだし、熱く楽しく盛り上げていく2人は、ハートを作る振り付けもみせて笑顔いっぱいだ。美也の魅力溢れる桐谷さんの歌声と平山さんとのハーモニーもしっくりくるもので、MCではアニメを振り返ってこの2人で歌えた嬉しさも口にしていた。

ちなみに、主演公演らしく「空に手が触れる場所」や「サマ☆トリ ～Summer trip～」をはじめ、麗花のソロ曲はこの日すべて披露したのだが、そのうち3曲はほかのメンバーと一緒もしくは平山さん以外のメンバーだけで披露。これまではすべて平山さん1人で披露してきただけに、主演をメンバーが支える公演の象徴にもなっていた。

そして今度は、軽快なイントロから渡部さん、中村さん、山口さんが天体公演でのユニット「キャンサー」の楽曲「ランニング・ハイッ」へ。オリジナル歌唱メンバー（以下、オリメン）である渡部さんを筆頭に、全員がハチャメチャにハイテンションなパフォーマンスで盛り上げていく。間奏で渡部さんが「いくでー！」と叫ぶと、プロデューサーたちも歓声で応えて、さらに熱狂の渦に。

勢いそのままに、「それでは、かんぱーい！！」と「春風満帆スターティング」の大宴会が始まる。xRライブではないキャストによるライブとしては、先日の「HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2」で初披露されたが、周年ライブとしては今回が初。オリメンの浜崎さんと田所さんはもちろん、普段は大人しめのキャラなので楽しかったとMCで振り返った桐谷さんや、力強さがこの曲にマッチしていた駒形さんも楽しさ満点でプロデューサーたちと一緒になって大騒ぎ。

最初のブロックラストは、渡部さん、阿部さん、野村さん、平山さんが「Supersonic Booster!」を初披露。ソロパートや2人ずつのパートなどそれぞれの魅力をみせ、疾走感たっぷりに曲名通りブーストをかけてみんなを巻き込んでいく。「Supersonic Booster!」は、トランプのスートをモチーフとした「MILLION THEATER SEASON」のファイナルを飾ったイベントのひとつ「プラチナスタータイム～ShineLight～」の楽曲だけに、スートをイメージした映像もステージを彩っていた。

各ブロックの間には、メンバーが数人ずつ登場して、披露した楽曲を振り返るMCとミニコーナーを実施。ここでは、渡部さん、桐谷さん、平山さん、中村さん、山口さんがトークを行い、みんなが普通なのか普通じゃないのかをテストする「ナイス普通」のコーナーでは、「夏に食べるものといえば？」「夏祭りにある屋台といえば？」といったお題に5人が一斉に回答。残念ながら全員の回答が揃うことはなく、「ナイス普通」ではなく「ナイスありのまま。」の称号をゲットしていた。

熱く盛り上げた最初のブロックから一転して、次のブロックでは優しいバラードや切なく胸を締め付けるような楽曲で、また違った魅力に引き込んでいく。

まずは、麗花の4曲目のソロ曲「ふたり繋ぐ星座」を、なんと平山さんではなく浜崎さん、田所さん、末柄さんの3人が披露。メロウな美しい楽曲を階段に腰掛けた3人が優しく歌い上げ、浜崎さんの気持ちを込めた歌い方、田所さんの力強さ、末柄さんの包容力といったオリジナルとは違う魅力が新たなハーモニーを生み出す。プロデューサーたちはそのハーモニーにうっとりと聴き入っていた。

そして、駒形さん、阿部さん、近藤さんは天体公演のユニット「アクアリウス」の楽曲「待ちぼうけのLacrima」で感情を揺さぶるほどの想いのこもった歌声を響かせる。オリメンである駒形さんが「君だから」と絞り出すように歌うパートも素敵で、Dメロからラスサビにかけて一層想いが溢れた3人の歌声と表情にみんなが引き込まれていく。平山さんもこの曲のオリメンであるが、平山さん以外のメンバーで披露していたのも新鮮だった。

同じくユニット「スコーピオ」の楽曲「リフレインキス」を披露したのは、野村さん、山口さん、末柄さん。MCで話していたように、この3人が演じるアイドルはいずれもお酒を飲める年齢の、いわゆる“大人組”。そんな大人なアイドルたちによる「リフレインキス」は、10代のアイドルたちによる原曲よりも大人の色気と情熱がたっぷりで、目線を外したり髪をかきあげたりするしぐさや表情にドキッとさせられる。「ねぇ...しちゃう」のセリフにも大興奮の歓声が起こっていた。

さらに、優しくも芯のあるハーモニーが抜群だったのは、田所さんと平山さんによる「piece of cake」。2人の素敵な歌声は合わさったときの威力も半端なく、美しいメロディにのせて心に響き渡っていた。この曲はもともと平山さんと雨宮 天さん（北沢志保役）によるデュエット。以前、3rdライブツアー幕張公演では雨宮さんと田所さんの組み合わせで披露したこともあり、その時とは歌唱パートだけでなく振り付けも左右逆になった田所さんだったが、見事に決めていたのはさすがだった。

なお、先ほどの「待ちぼうけのLacrima」はオリメンではない阿部さんが先日の「HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2」でも歌っており、複数回歌唱経験がある阿部さんも田所さんも“オリメンの顔つき”だとMCで笑いながら話していた。

その田所さんが間違えてステージから捌けてしまいそうになりつつ始まったMCでは、阿部さん、末柄さん、田所さん、浜崎さんが披露楽曲を振り返る。「ナイス普通」のコーナーでは、「ケーキ代表といえばショートケーキですが2番目といえば？」のお題に見事全員が「チョコケーキ（チョコレートケーキ）」と答えて、「ナイス普通」の称号を得ていた。そして、登山が趣味の麗花にちなみ、「やまびこコール」として客席を3つにわけてプロデューサーたちがやまびこのようにコールを連ねていったあとは、折り返しとなる3つ目のブロックへ。

前半も意外なセットリストに驚かされてきたが、3ブロック目も最初の曲のイントロで驚きの声が起こる。聴こえてきた楽曲は「追憶のサンドグラス」。これは星井美希のソロ曲であり、それを渡部さん、小岩井さん、野村さんの3人がカバー。ステージ左右に広がった3人が、それぞれのアイドルらしい格好良さと切なさをたっぷりこめて歌い上げていった。

ちなみに、「浪速のサンドグラス 横山奈緒」という名のカードもあった渡部さんは、8thライブで大関英里さん（佐竹美奈子役）とともにこの曲を歌っていたが、そのときはリミックスバージョンであり、原曲をそのままほかのメンバーがカバーしたのは初めて。

続いては、近藤さん、末柄さん、平山さんがなんと「君のままで」を披露。曲が流れた瞬間、会場は驚きよりも戸惑いの雰囲気となり、曲名を見て気付いたプロデューサーが感激の声を上げる感じだった。

それもそのはず。この曲も先輩たちの楽曲で、しかもアニメ「アイドルマスター」Blu-ray第5巻の完全生産限定版特典として収録されているもの。ライブで披露されたことはこれまで一度もなく、それをここで持ってくるとは誰も予想していなかっただろう。とはいえ、曲名の「君のままで」は今回のライブタイトル「ありのままで。」にも通じるものであり、北上麗花の主演公演にふさわしい1曲といえる。

そんな楽曲を、ステージ上段に登場した2人が優しく歌い上げていく。ちょっと懐かしさも感じるメロディにのせた素敵な歌声が響き、おしゃれな振り付けでもみんなを引き込んでいた。

先輩たちのアニメから今度は「ミリオンライブ！」のアニメへバトンが渡り、アニメの挿入歌のひとつ「バトンタッチ」をMILLIONSTARS Team5thのメンバーである駒形さんと桐谷さんが披露。5人の楽曲を2人で歌うことでメンバーの絆も感じたそうで、みんなの背中を押しながら自分たち自身も奮い立たせるように力強く歌う。「『頑張れ！』ってきっと想いをつなぐ言葉」とのフレーズも素敵で、後ろを向いてバトンを受け取る振り付けも印象的だった。

そんな驚きと絆を感じる楽曲が続いたブロックのラストには、違う角度からの驚きと恐怖が襲いかかる。イントロで一気に会場の空気を変えると、阿部さん、小岩井さん、中村さん、近藤さん、平山さんが披露したのは「赤い世界が消える頃」。プロデューサーたちのペンライトもステージのライティングも赤く染まり、CD＆ボイスドラマキャスト投票キャンペーンで制作された“学園ホラー”をテーマとした物語の世界へとみんなを誘っていく。「みいつけた」の言葉も恐怖感たっぷりで歓声があがっていた。

ここでのMCは野村さん、近藤さん、小岩井さん、駒形さんが担当。「ナイス普通」のコーナーは「学校で一番怖い場所といえば？」と「一番楽しい学校行事といえば？」の2つ出題され、いずれも4人の回答が揃い（トイレ、運動会）見事な「ナイス普通」となった。さらに、麗花のカード「無邪気な音色」のセリフ「私がぷっぷかぷ～って吹いたらじゃじゃ～んとお願いします！ それではいきますよ、せーのッ♪」にちなんで、「ぷっぷかぷ～」「じゃじゃ～ん」というコール＆レスポンスで声出しをして、ライブはいよいよラストブロックに突入。

「ラストブロックもありのままに！」との叫びから、まずは浜崎さん、渡部さん、阿部さん、山口さん、桐谷さん、末柄さんによる「Welcome!!」。一時期はなかなか披露されずに待望されていた楽曲だけに、印象的なイントロに歓声が沸き起こる。ノリノリで楽しさいっぱいに歌うメンバーに、プロデューサーたちの掛け声も絶好調だ。セリフパートはそれぞれの個性を出し、最後は「わさんぼーん！」と変更してお届け。えんじ色をバックに星が輝くスクリーンの映像も、どことなく「Welcome!!」が初披露された1stライブを思い起こさせるものだった。

そのまま、中村さんと平山さんが「エンダーエンダー」を畳み掛けていく。初披露のこの曲は「MILLION C@STING!!!」企画によって誕生したもの。ハイスピードなメロディにのせ、オリメンである2人が“生き残りゲーム”をテーマにした世界を創り上げていく。楽曲のセンターを務める平山さんのビブラートを効かせた歌声は曲の雰囲気にもよく合っており、中村さんも力強さがありつつロコの魅力そのままに表現。キレキレのダンスとともに、素晴らしい初パフォーマンスをみせてくれた。

すると今度は、天体公演から先輩たちによるユニット「ルナ」の楽曲「ilLUmiNAte!」を、駒形さん、小岩井さん、田所さん、近藤さんが披露。会場にはライトとレーザーが輝き、格好良さ満点の歌声を会場に響かせていく。その格好良さにプロデューサーたちが酔いしれ歓声を上げて盛り上がり、ラストはMVと同じポーズでバシッと決めていた。

続いて、クラップにのせて登場した浜崎さん、渡部さん、中村さん、山口さんが「My Evolution」を熱唱。ハイテンションで会場を一体化するパフォーマンスは、原曲を歌うユニット「miraclesonic★expassion」そのままの大きな魅力。オリメンの浜崎さんをメインにラップパートも格好良く決めると、「叫べ～！」とみんなの声を求めて気合注入していく。

休ませることなく、駒形さん、阿部さん、小岩井さん、野村さん、桐谷さん、末柄さんによる「花ざかりWeekend✿」へ。これでもかと連なる楽曲たちに、さらに熱気は爆上がり。オリメンである末柄さんの「まとめて どーん！」の言い方も可愛く、メンバーはフリーダンスも交えながらノリノリで盛り上がる。

そして、このメンバーだとあのパートは誰が……と頭をよぎったのもつかの間、Dメロでステージ後方から満を持して登場したのは平山さん。通称“ぴらみ砲”と呼ばれるフェイクを効かせたシャウトはなんと一発目だけでなく追撃で二発目も発射され、いつも以上の大歓声が起こっていた。

平山さんはそのままステージに残り、ラストブロックの最後には主演公演のために作られた新たなソロ曲「Irodori」を披露。想いのこもった美声で、愛情たっぷりに歌い上げる平山さんはファルセットの響きも最高に美しく、この新曲でもその美声を存分に届けてくれる。曲の後半はステージが明るく色とりどりに輝き、平山さんの声も色とりどりの魅力でステージを彩っていた。

歌い終わり、改めて全員がステージに登場。麗花にちなんで「プロデューサーさんに風を送っていただきたい」と呼びかけ、会場の奥からステージに向けてウェーブで風を送ると、その風を全身で受けたメンバーが本編ラストとして歌うのは、麗花の最初のソロ曲「FIND YOUR WIND!」。センターの平山さんが「この瞬間」「この感情」と横を向いてメンバーと目をあわせるのも素敵なシーンであり、曲の最後には麗花と同じポーズをみんなで決めて本編を締めくくった。

アンコールでは、全員でミリシタ8周年記念楽曲「蝶々むすび」を披露。先日の「Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"」で初披露されたが、「ミリオンライブ！」単独公演としては今回が初となる。Dメロのソロパートはもちろんセンターに立つ平山さんが担当し、手で無限大を作る振り付もみせつつ新たな周年曲を歌い上げた。

そして、メンバーがひとりずつ挨拶。みんな麗花さんや平山さんのすごさや頑張りを口にしつつ、10年以上一緒に歩んできた仲間たちの絆や、平山さんが裏ですでに2回泣いていたことも明かす。その平山さんは、自分がセンターに立つなんて微塵も思っていなかったそうで、逆にメンバーから背中を押して励ましてもらったと口に。「この先もたくさんたくさんプロデュースしてくれると嬉しいです」と笑顔を浮かべて、最後の曲へ。

「ありのままに。」公演を締めくくるのは、麗花なら最後は飛びたいだろうという想いから、ミリシタ2周年記念楽曲「Flyers!!!」。ステージを自由に動いてみんなに手を振ったり、お互いにじゃれあったりするメンバー。レッスン含めて誰よりも頑張ってきた平山さんを抱きしめるメンバーも多く、上空からたくさんの風船が舞い降りるなか、平山さんの目には涙が浮かんでいた。

いつもの言葉はもちろん平山さんが音頭を取り、ほかのメンバーが退場したあとも1人残った平山さん。ステージ上段で「ありがとうございました！」と生声で伝えて、最高に“普通の”主演公演は幕を閉じた。

実は、MCで話していたように今回のセットリストにはある秘密が隠されている。ヒントは「ブロックの最初の曲に注目」とのことなので、各ブロックの最初の曲を以下に記しておこう。

The world is all one !!
ふたり繋ぐ星座
追憶のサンドグラス
Welcome!!

SNSを見ると気づいた人もいるようだが、ぜひ北上麗花の特徴や今回の公演をふまえて考えてみて欲しい。

THE IDOLM@STER(TM)& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.

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