カプコンが2025年2月28日に発売を予定しているPS5/Xbox Series X|S/Steam向けタイトル「モンスターハンターワイルズ」。その発売に先駆けて、カプコン本社にてメディア向けに行われたプレビュー版体験会の模様をお届けする。

目次
  1. 体内のガスを利用した爆発を得意とする新モンスター
  2. 毒、睡眠、拘束。状態異常を多用する影蜘蛛
  3. 生まれ変わった操虫棍とスラッシュアックス!

人気ハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズ最新作となる「モンスターハンターワイルズ」。

今回、メディア向け体験会で使用されたのは2024年10月~11月にかけて行われたオープンβテストでの意見を反映したプレビュー版。さまざまな調整が行われた武器の使用感が気になりながらも、メインは新モンスター「沼噴竜 ププロポル」と久しぶりの参戦となる「影蜘蛛 ネルスキュラ」との狩猟だ。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像
「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

体内のガスを利用した爆発を得意とする新モンスター

ププロポルは身体の各部が膨らんだ特徴を持つ獣竜種のモンスターで、体内の各部にガスを蓄積させており、尻尾の先端から地面に向けてガスを注入する攻撃を多用してくる。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

ププロポルの住処は「油湧き谷」と呼ばれるフィールドで、辺り一面が泥のように粘性のある油泥が広がっていた。一目では判別できないが、油泥の広がるエリアは高低差があり底の深い油泥に足を取られると機動力が落ちているような印象を受けた。動きが鈍くなった所をププロポルのガス爆発に巻き込まれるという場面は想像に難くないだろう。

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地面を爆発させるガス攻撃以外には獣竜種らしい尻尾や身体を使った攻撃が多く、攻撃性能は派手だが動きは標準的。経験の多いハンターであれば、戦いやすいモンスターな印象を受けた。

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毒、睡眠、拘束。状態異常を多用する影蜘蛛

そしてもう一体は、頭部に隠し持つ鋏角の毒や腹部から睡眠を誘発する針のほか、蜘蛛糸を放出して拘束を狙ってくるトリッキーな戦い方が特徴なネルスキュラ。「モンスターハンターダブルクロス」となる参戦に歓喜したハンターも多くいたことだろう。

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ネルスキュラが生息するのは「氷霧の断崖」というフィールド。クエスト開始地点からすぐ近くにネルスキュラがいたためマップ探索は叶わなかったが、オープンβテストで探索が出来た「隔ての砂原」や既に公開されている「緋の森」、そしてププロポルの住処である「油湧き谷」と合わせて4つのフィールドが確認できたことも情報として大きい。

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ネルスキュラの戦い方は多彩な状態異常のほか、蜘蛛糸を利用した高い機動力も特徴的だった。またネルスキュラの周辺には大量のネルスキュラベビーの姿も確認でき、執拗にハンターを追いかけてくる様子は非常に嫌らしい。このために蜘蛛恐怖症対策モードがあるのだと実感した。

ただネルスキュラベビー自体の攻撃性能は高くなく、ネルスキュラへの攻撃に巻き込まれて倒されている姿しか確認できなかった。しかし、とにかく数が多くまとめて倒すと斬れ味の大量消費や攻撃や弾がベビーに吸収されてしまう可能性があるので特定の場面で厄介な存在になるかもしれない。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

また地面が蜘蛛糸で出来たエリアでの狩猟場面にも遭遇した。うまくダウンさせると蜘蛛糸に絡まったネルスキュラの姿を確認でき、反撃の大チャンスとなっている。非常に高い機動力を持つモンスターだが、ギミックの利用が鍵となる印象だ。

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生まれ変わった操虫棍とスラッシュアックス!

プレイ時間が限られていたため、オープンβテスト後に調整を受けたすべての武器を触ることは叶わなかったが、ププロポルとネルスキュラ狩猟の際に操虫棍とスラッシュアックスを装備していった。

操虫棍は待望の舞踏跳躍が復帰し、ジャンプ攻撃の回数に磨きがかかった。体験会はソロ狩猟ということもあってか、ジャンプ攻撃を連打していると非常に短時間で乗りに移行できたので、乗りを通じて大ダウンのチャンスを作り出せる操虫棍ならではの強みがより活きる形となった。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

また、オープンβテストでは空中で繰り出せる急襲突きを短い滞空時間で狙わなければならず、少し狙いにくかったが、舞踏跳躍によって滞空時間が増えたことで、急襲突きを命中させやすくなったことも大きな利点だ。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

スラッシュアックスは斧モード時のスラッシュゲージの回収効率が上昇したことで、高出力状態で繰り出せるアクションの回転率が大幅に増加した強化点を強く感じた。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

例えば、フルリリーススラッシュ発動後、斧モードの螺旋充填斬りでスラッシュゲージを回復、すぐさまフルリリーススラッシュを発動と流れるようなコンボを発動可能に。螺旋充填斬りはスラッシュゲージを体感で6~7割近く回復していたので、うまく行けばフルリリーススラッシュを2回連続で発動することも夢ではなさそうだった。

「モンスターハンターワイルズ」ププロポル&ネルスキュラとの狩猟報告+調整のあった操虫棍とスラッシュアックスの詳細も!の画像

とくにフルリリーススラッシュは、のけぞり無効効果も追加されたため、モンスターの攻撃を受けながら強引に発動できるのも強力。発動までに大きな隙と溜めこそあるが、うまくハマれば短時間で絶大な破壊力を発揮できる武器になったと言えるだろう。

なお今回紹介した2体のモンスターと調整の受けた操虫棍とスラッシュアックスについては、実際にプレイした動画を以下にアップしているので、詳細はそちらを参照して欲しい。

ゲームにメカにロボ、そして映画が人生の中心にある男。気に入ったゲームはトロフィーコンプするまで遊び尽くすやり込み派ライターで、アクションゲームが大のお気に入り。好きなタイトルは「DARK SOULS」シリーズ、「アーマード・コア」シリーズ、「Overwatch」「WARFRAME」「ガンダム」作品全般。好きな映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「オーシャンズ11」

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※画面は開発中のものです。

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