ガンホー・オンライン・エンターテイメントのiOS/Android向けMMORPG「ラグナロクオリジン」の先行体験会をレビュー。正式リリースにさきがけその魅力を紹介する。
「ラグナロクオリジン」は、人気MMORPG「ラグナロクオンライン(RO)」シリーズの最新作。今回、正式リリースにさきがけ、2021年4月14日(水)12:00~2021年4月22日(木)11:59の期間限定で先行体験会が実施される。「ラグナロクオリジン」の育成や戦闘など、実際にプレイできるというまたとない機会だ。幸いなことにこの先行体験会に参加することができたので、その模様をご紹介したい。
ポップなキャラクターと自由度の高い育成!「ラグナロクオリジン」
「ラグナロクオリジン」は「RO」のDNAを継承しつつも、新たな解釈を加えたストーリーが展開していく作品だという。では「RO」のDNAとは何かといえば、ポップなキャラクターと自由度の高い育成。特にキャラクターのタッチについては、たとえ作品をプレイしたことがなくとも、「RO」といえばこのタッチ…と、紐づいている人も多いのではないだろうか。そのくらい、象徴的なタッチをしている。
「RO」のDNAを継承した「ラグナロクオリジン」でも、ポップでキュートなキャラクターは健在。このキュートさで、しっかりカスタマイズもできる。今回筆者は、ちょっと大人しめな男の子のキャラクターを作成した。
ちなみにこの画像は、ゲーム内に組み込まれたカメラ機能で撮影したもの。もちろん、カメラ機能を使わずとも撮影自体はスマホのスクリーンショット機能可能だ。しかし、カメラ機能を使うと、ゲーム内の背景に対して自分のキャラクターが映えるようなサイズで配置される。記念写真のような構図が作れるのが嬉しい。
また、職業を選択し、装備を選び、お気に入りのスキルを育てていく…という自由度の高い育成もしっかり用意されている。MMORPGとしてキャラクターを強化していくことはもちろん楽しいのだが、キャラクターがキュートなだけに、装備のカスタマイズはとりわけ楽しい。装備のビジュアルもかわいいので、あれこれ装備を切り替えているだけで時間が経ってしまうだろう。
職業は「ノービス」からスタート。「ノービス」の間は冒険者アカデミーで基本的な操作方法や機能などをチュートリアル的に学び、転職を経て好みの1次職に就く…という流れになっている。筆者は今回、接近戦を得意とする「ソードマン」をチョイスした。
「体験」できる!新鮮に感じたストーリー
先ほど、新たな解釈を加えたストーリー…と書いたが、今回プレイして筆者は、本作のストーリーの見せ方について、新鮮さを感じた。
本作のストーリーは、主人公=プレイヤーが冒険者アカデミーを卒業したところから本格的に始まる。晴れて冒険者となった主人公はルーンミッドガッツ王国の首都プロンテラへ向かう道中で、白い装束の刺客に襲われている謎の女アサシン「ルクス」と出会う。負傷したルクスに代わって手紙を届けることになった主人公。その手紙には、「王国を揺るがす重大な秘密」が記されていた…。この出来事をきっかけに、主人公は陰謀渦巻く戦いへ巻き込まれることになる。
王道のストーリーだが、情報の出し方が巧み。たとえば、ルクスの手紙の内容や、襲撃した敵の正体など、シナリオに謎が織り込まれていて、思わず先が気になってしまう。MMORPGというと、ストーリーを進める過程で様々な依頼ををこなすことが多い。なので、メインストーリーの求心力が高くないことも多いのだが、本作はシナリオでグイグイ引っ張っていく。ソロプレイのRPGのようにストーリー性が強い。
また、ストーリーの演出としてムービー的な演出を積極的に盛り込んでいるほか、ストーリーとゲーム的なイベントがしっかり絡んでいるところも、ストーリー性の強さを感じさせるところだろう。たとえば、そのひとつが、地下市場への潜入イベントだ。
地下市場に潜入する際、怪しまれないよう、シスターたちの一団に紛れて潜入することになる。この時、ただシスターに変装するだけではなく、シスターたちと同じ動きをしなければならない。左に水をかける、右に水をかける、祈るといったアクションがボタンになっており、シスターの動きとずれないように押していく…という構成。ちょっとしたミニゲーム風のイベントなのだ。
また、メインストーリーではなくサブクエスト的なイベントだが、バフォメットと戦うイベントは秀逸。バフォメットが本当に出現したのか、NPCに聞き込みを行っていくのだが、ただテキストで説明されるのではなく、各NPCとなってバフォメットと交戦するという手の込んだイベントになっている。しかも、手が込んでいるだけじゃなく、コミカルでめちゃくちゃ笑えるのだ!このイベントは、正式リリース時には是非多くの人にプレイしていただきたい。
こんな風に、シナリオ上のひとつひとつのイベントを、プレイヤーが「体験」できるように作られているのは非常に特徴的だと感じた。スマートフォン向けのMMORPGの場合、放置プレイ&育成であったり、コミュニケーションであったりと言った部分の比重が高くなることが多い。なので、ストーリーそのものはセリフやナレーションで語るだけで、「体験」というレベルで表現することは稀だ。その中で本作は、数時間プレイしただけでも、「体験」レベルのイベントが多い。このため本作は、MMORPGにもかかわらず、ソロプレイならではの楽しさが味わえてしまう。
また、「体験」という点では、デイリークエストにも触れておきたい。デイリークエストはその名の通り、毎日挑戦できる小クエストだ。これ自体はたいていのスマホゲームでも用意されている。…ただ、本作はクエストで体験できる内容のバリエーションが豊富!
たとえば、「ゲフェニア遺跡」は暗闇の迷宮で松明で火を灯してまわるというクエスト。一方、「器用さの試練」は、フィールド内を飛び交う敵や罠を回避して生き残ることを目指すというクエストになっている。また、「噴水舞踏会」は噴水前でダンスするという内容。つまり、クエスト毎にまるっきりコンセプトが違う。それだけバリエーション豊富な遊びを体験ができるのだ。
スキルバトルの爽快感と回避のスリルが味わえるバトルシステム
「遊びの体験」という意味では、本作のバトルシステムもそう。本作のバトルは、オートによる通常攻撃と手動のスキル発動を組みわせたシステム。通常攻撃ボタンをタップしたり、敵をタップすることでターゲッティングすると、自動的に攻撃を行ってくれる。強力な攻撃や回復などといった効果を発動したい場合は、スキルボタンをタップすればいい。
MMORPGでは比較的スタンダードなシステムだが、プレイしてまず、爽快感を感じた。攻撃エフェクトや効果音、ダメージの数値といったものがあいまって、ザコ敵が相手だと爽快なバトルを楽しめる。
ただこれがボス敵相手だと、スリリングなものに変化。ボス戦では、攻撃予測範囲を見て、ダメージを受けないよう的確に回避しなければならない。アクションRPGほど激しい操作は要求されないのだが、それでも敵の動きを見てしっかり立ち回る必要がある。
ストーリーと絡んだイベントと同様、バトルも「どんな楽しさが味わえるのか」が明確に設定されている印象を受けた。正式リリース版で待ち受けているだろう、より強い敵との戦いが楽しみだ。
快適・お手軽を実現するオート機能
ここまで本作のゲーム的な深い部分を紹介してきた。ただ、スマートフォン向けMMORPGの場合、いかにカジュアルにプレイできるかという点も求められる。やりこみや楽しさに繋がるゲーム的な深い部分に対し、カジュアルさは真逆に思える部分。だが、本作は快適さやお手軽さもしっかりフォローしている。
まず、シナリオ進行においてはオート進行機能が用意されている。クエストボタンをタップするとクエスト依頼者のいる場所まで自動的に移動し、会話イベントがスタート。会話終了後、依頼達成場所まで自動的に移動してくれる。
ちなみに、オート進行以外にも、自動的に最適な装備を行ってくれる機能や、最適なパラメータ振り分けを行ってくれる機能など、全体的にオート機能は充実している。ただ、本作のオート機能はいわゆる放置系RPGのように、ゲームのほぼすべてをカバーするような形にはなっていない。
たとえばクエストのオート進行をとってみても、一部のイベントではクエスト進行までオートで行ってくれるが、先に紹介したシスターの一団に紛れ込むイベントのようにプレイヤーが体験すべき「遊び」の部分まではオート化されていない。この点は、クエストの説明欄でも説明される。恐らく、単純作業的な部分はオートでお手軽に、プレイすることが「楽しさ」に繋がる部分については手動で…という形で区別しているのだろう。
期待大!ソロならではの楽しさとマルチの楽しさが両方味わえるMMORPG
今回の先行体験会では、筆者は主にソロでゲームをプレイした。このためソロプレイで味わえる機能をメインに紹介してきたが、MMORPGである本作には、もちろんマルチプレイ要素もたっぷり用意されている。MMO…大規模マルチプレイなので、フィールドを歩けばそこここに他プレイヤーの姿が見えるし、チャットでのやりとりも行われている。
もちろん、ギルドなどのマルチプレイを前提とした機能も用意されている。つまり、本作はマルチプレイならではの楽しさと、ソロプレイの楽しさと、両方を味わえるMMORPGということだ。ソロ“でも”楽しめるというより、ソロならではの楽しさが味わえてしまうというところが新しい。「RO」という長い人気を誇るMMORPGのDNAを引き継ぎつつ、新たな楽しさを備えた本作。正式リリースが待ち遠しい作品だ。
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