アソビモからリリース予定の「ETERNAL」クローズドβテストの模様をレビュー。今回のβテストで新たに実装された「アークロア」や、「メイジ」でプレイした模様について紹介する。
「ETERNAL」は、キャラクター・モンスターデザインが天野喜孝氏、主題歌がLUNA SEA、ゲームサウンドはMONACAという豪華クリエイターによって開発されたiOS/Android用MMORPG。筆者は2019年に行われたクローズドβテストに参加。本作がクリエイターの豪華さだけに頼った作品ではなく、MMORPGとして骨太な作品であることを体験していた。このため、前回とどのように変化したのかを中心に、今回のクローズドβテストの模様をお届けしたい。
勢力の対立を描いた本格ファンタジーMMORPG
「ETERNAL」の舞台は、人間の宗教国家「ノルダニア神聖国」と、多種族の連合体「オルド」連合体という2つの勢力がぶつかり合うファンタジー世界。ゲーム開始時点では2勢力間の関係は落ち着いているが、ゲーム進行とともに、緊張が高まっていく。この戦いの流れに、一人の人間として巻き込まれていくのが、プレイヤーだ。
プレイヤーが選ぶことのできる「ジョブ」は「ウォーリア」「パラディン」「メイジ」「プリースト」の4種類。前回のクローズドβテストで筆者が選んだのは、「ウォーリア」。近接攻撃と防御に優れる、典型的なアタッカー型キャラクターだ。
ただ、本作は「ジョブ」だけでキャラクターの特性が決まるわけではない。さらに「特性」と呼ばれるシステムが存在している。これはいわば、スキルセットのようなもの。特性を変えることでスキルセットが変化し、要求される立ち回りがガラリと変わる。たとえば「ウォーリア」の特性のひとつ「激情」は敵複数体への攻撃が可能で、ソロプレイと相性がいい。これに対し「鉄壁」は、防御系のスキルが揃っており、パーティプレイでタンクを担う際、うってつけだ。
今回のプレイで筆者は、遠距離攻撃を得意とする「メイジ」をチョイス。せっかくなので、前回とは異なるプレイ感を試してみたいと思ったのだ。ちなみに、本作は外見のカスタマイズも行える。前回、筆者は男性キャラクターをプレイしたので、今回は女性をベースにカスタマイズした。
敵を近づけさせない立ち回りが重要!メイジでのプレイ
「メイジ」のメインはもちろん、魔法攻撃。魔法攻撃は非常に強力。使用する魔法と育成状況とにもよるが、2~3発当てれば敵を倒せる。非常に爽快だ。ただ、MPを消費する上、詠唱開始から効果発動まで時間がかかるというデメリットも持っている。さらに、「メイジ」はタンク型の「ウォーリア」と違って攻撃力も防御力も低い。こうした要素が、「メイジ」ならではの立ち回りに繋がっている。
「メイジ」の立ち回りは遠距離からの、魔法攻撃が基本。ただ、魔法を一発当てると、モンスターが気づいて急激に接近してくる。なので、すぐ2発目の魔法を詠唱しなければならない。2発目が間に合えば、ノーダメージでモンスターを倒すことも可能。しかし、間に合わなければ、攻撃力も防御力も低い「メイジ」にモンスターの攻撃が直撃してしまう…。このため、1発目の魔法を放つ前に、十分間合いをとっておく必要がある。この、間合いの調整こそ、「メイジ」独特のプレイ感だ。
間合いの調整が上手く行けば、遠距離から次から次に敵を葬ることができる。これがなんとも気持ちイイ!しかし、魔法攻撃の狙いをミスってしまうと最悪。複数の敵が同時に迫ってくると魔法攻撃が追い付かず、袋叩きになってしまう。筆者は今回のプレイで何度か袋叩きに遭い、命を落としてしまった。無念…。
モンスターに接近させないという立ち回り上、「メイジ」はパーティプレイ前提のように見えるかもしれない。しかし、「特性」の変更でソロでも十分活躍できるようになるのが本作のおもしろいところ。「メイジ」の「特性」は「火炎」「氷結」「短気」の3種類。「火炎」は火力に優れており、ソロでもパーティプレイでも汎用的に活躍できる。「氷結」は敵に対するデバフを得意とするサポータータイプで、パーティプレイ向き。そして、「短気」は詠唱時間なしで放てる魔法や、敵をノックバックして間合いを引き離す効果を持った魔法が用意されている。「短気」を使えば、ソロプレイでも敵の接近を許さず戦えるというわけだ。
メイジの真骨頂!ダンジョンでのパーティプレイ
ソロでも戦える…と書いたが、やはりMMORPGである以上、華はマルチプレイにある。特に、「メイジ」でプレイするなら、タンク役のキャラクターと連携できるマルチプレイこそ真骨頂といえるだろう。今回、そんな楽しさを味わわせてくれたのが「ダンジョン」だ。
「ダンジョン」は、マルチプレイ専用のコンテンツ。「ダンジョン」に挑むプレイヤーをマッチングし、パーティとしてプレイすることになる。基本的には、メニューから任意に選んで挑戦する、サブコンテンツ的な存在だ。しかし、ストーリーに関わるメインクエストとしても登場する。
パーティプレイ前提なだけあって、「ダンジョン」の敵は非常に強力。ボスが強いのはもちろん、道中に登場する中ボス的な存在も、一筋縄ではいかない。このため、他プレイヤーと密なコミュニケーションをせずとも、攻略の過程で自然とフォローし合う形になる。他プレイヤーがタンクとして敵の攻撃を引き受ける間、魔法を詠唱する筆者。そうやって連携した結果、強力な敵を撃ち破る達成感はたまらない。MMORPGならではの楽しさだ。
また、宝箱や、中ボスを倒した時のアイテムドロップなどから、強力なアイテムが手に入るのも「ダンジョン」の魅力。メインマップでのクエスト進行とは異なる楽しさを味わわせてくれる。
プレイスタイルに応じたキャラクターカスタマイズが楽しい「アークロア」
続いては、クローズドβテストで追加された「アークロア」システムについて触れたい。「アークロア」は、装備やスキルとは別に用意されたキャラクターカスタマイズ要素。保有・装着することで、様々な効果をもたらしてくれる存在だ。この「アークロア」を組み合わせてデッキを作ることで、キャラクターの能力をカスタマイズしていく。このシステムがなかなか面白い。
たとえば「メイジ」でソロプレイをする場合、前述のように、いかに敵を接近させないかが重要だ。そこで、シールドバフ効果を持った「無垢なるつがい」や、魔法攻撃力を強化する「弱肉強食」といったアークロアをデッキに編成。…こんな風に、自分の立ち回りに応じたカスタマイズが行えるというわけだ。
なお、デッキにはコストの概念が存在しており、どんなアークロアでも編成できるわけではない。強力なアークロアはそれだけコストが嵩む。序盤のうちは、デッキ編成に悩むことだろう。しかし、デッキのレベルを上げることでコストの最大値はアップしていく。つまり、育成によってキャラクターをより自分のプレイスタイルに近づけていくことが可能。育成だけでなく立ち回りにも深みを与えるシステムだと感じた。
前回の問題点も着実に改善!リリースがさらに楽しみに
なお、前回のレビューで筆者は、プレイヤーキャラクター/敵/アイテムといったオブジェクトが別の座標へワープしてしまう…という不具合を記載していた。しかし今回のクローズドβテストでは、こうした現象の発生はゼロ。改善されたものと思われる。その上で、カットシーンが追加されるなど、演出面は確実に強化されており、クローズドβテストとはいえ、本リリースのような満足感を味わえた。今回のクローズドβテストを踏まえてさらなる改善が図られる…と思うと、本リリースがますます楽しみだ。
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