Switch/Steam「ネバエ(Nevaeh)」雰囲気豊かなモノトーンの世界と遊びやすさが魅力のアクションADVをレビュー

プレイレビュー
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Alpheratz*が開発、CFKがパブリッシングを行うPC/Switch向けアクションアドベンチャー「ネバエ」。「光と闇」をテーマにした独特な世界観と、プレイのしやすさが魅力の作品です。

ネバエ(Nevaeh)公式サイト
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9月17日よりPC(Steam)とNintendo Switch向けに配信が開始された「ネバエ」は、オリジナルの新作アクションアドベンチャーです。

モノトーンのキービジュアルが目を引く本作のテーマは「光と闇」。光が失われ、人々の姿も消えた町を救うために立ち上がった少女が主人公です。彼女は「光を司る塔」でまぶしく輝く不思議な蝶と出会い、その力を借りながら、幾多の魔物とトラップが待ち受ける塔に隠された秘密を探していきます。

一般的なゲームには(当然ながら)たくさんの色が使われていますが、本作はすべてがモノトーンで描かれています。舞台である光が失われた町と塔には、白と黒以外の色は一切使われていません。かといって古臭さは全く感じられず、もともと光……つまり色があり、それが失われた世界であることが、プレイしていてもきちんと伝わってきます。この独特の世界観と、そこから得られる一風変わったプレイフィールが、本作の大きな特長です。

ストーリー中にセリフはなく、2等身の可愛らしいキャラクターの動きと表情、「!」や「…」といったフキダシのみで物語が展開されていきます。ここは想像の余地が大きいところで、何が起こっているのか、どんなことを話しているのか考えるのが好きな人には“刺さる”ポイント。

アクションパートを含め、ゲーム全体を彩るのは、ピアノとチェロを中心とした音楽。ゴシックな雰囲気のBGMはステージによって変わり、色とりどりの(という言葉をこのゲームで使うのも不思議な感じがしますが)音楽が楽しめます。「光と闇」というテーマが、ありとあらゆる要素で表現されているのです。

馴染みのある縦横スクロールアクション

塔の秘密を探る少女の行先には、巻き込まれたらただでは済まなそうな巨大歯車や鋭い突起、おぼろげにしか見えない魔物など、さまざまな障害が立ち塞がります。ここで役立つのが、「光る蝶」の力。例えば、ステージ内に配置された電球のようなオブジェクトに蝶の力を使って光を灯すと、トラップが消えたり、移動式の床が起動したり、光を当てることで姿が明らかになった魔物を踏んづけて倒せるようになったりします。

ステージ中には他にも光を使ったギミックが多々用意されており、アクションとともに謎解きも楽しめるようになっています。ギミック自体はそこまで難しいものではありませんので、謎解きをしながらサクサクとステージを進む爽快感が味わえます。

魔物やトラップに当たると少女のHPが減少しますが、時間経過で回復しますし、ゼロになっても直前のシーンからリスタートできるので、アクションの難易度は高くありません。ちなみに初回プレイ時に、難易度を「易しい」「ふつう」「難しい」の中から選べますよ。

主人公の少女は、ドレスを身にまとった外見とは裏腹に、魔物を踏みつけた反動で高くジャンプしたり、狭い隙間をスライディングで通り抜けたりと、非常に軽やかに動きます。縦横に広がるステージを攻略していくスクロールアクション作品に大切な、軽快なアクション性も兼ね備えています。

道中と打って変わって歯ごたえのあるボス戦

各ステージの最後にはボスが待ち構えています。このボスを倒すと、ボスに乗り移っていた召喚獣との戦いに挑むという2段構えのボス戦になっており、そこまでの道中と比べると若干、難易度が上がります。

というのも、ボスや召喚獣の攻撃はなかなかに強力で、油断するとすぐに体力が尽きてしまいます。さらにボス戦のステージに備えられたギミックも多彩で、プレイヤーはボスや召喚獣の攻撃を把握しつつ、光る蝶の力やギミックをうまく活用してボスと召喚獣を打倒していかなくてはなりません。

本作のストーリーにはセリフがないと前述しましたが、システムを説明するようなメッセージやボス戦のヒントなども一切ないので、自分で攻略法を編み出す必要があります。何度もチャレンジしながら、攻略方法を見出していきましょう。攻撃とギミックを把握してうまく倒せたときの達成感は格別です。

塔の中には紅葉の葉っぱのようなアイテムがあり、これらを集めると、町の人を元に戻すことができます。さらに、その町の人の困りごとを解決すると、少女のステータスをアップさせることのできる宝石が獲得可能。HPや攻撃力、防御力などを上げられるので、ステージ進行やボス・召喚獣との戦いが楽になるはずです。

謎解き、アクション、考察をサクッと楽しめるのが一番の魅力

本作のベースとなっているのは、多くの人が楽しめる、古き良きスクロールアクション。そこに「光と闇」をテーマにしたギミックが盛り込まれ、トラップを攻略したり、謎を解いていく楽しさが味わえるようになっています。

モノトーンで描かれた世界にはセリフがなく、無音映画のようにキャラクターの動きや表情で想像していく物語も本作の醍醐味。プレイ時間は数時間ほどで、難易度も高くありません。さまざまな要素をサクッと楽しめるボリューム感が本作の魅力。大作をプレイする時間はないけれど、手軽に楽しめるゲームがやりたい、独特な世界観の作品に浸りたいという人は、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

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