ネクソンは、国内モバイルゲームに関する説明会「NEXON Mobile Media Day」を、本日10月23日に開催した。
今回の説明会では、同社のモバイルゲーム事業および主要タイトルの動向について振り返るとともに、年内サービス開始を予定している新作タイトル「revisions next stage」も紹介された。
まずは同社のモバイル事業本部 本部長の金起漢氏が、2019年9月時点での日本国内におけるモバイルゲーム市場に関する動向を紹介。新たに月間売上ランキングTOP100入りしたタイトルについて、IPタイトルが16、非IPタイトルが9という振り分けになっていることに触れたほか、ローンチ開始後1ヶ月以内にTOP50入りしたタイトルに限るとIPの強さがより顕著になる点に言及。自社の「メイプルストーリーM」をはじめ、5タイトルがTOP100入りしたモバイルMMORPGについては、ジャンルへの認知が深まったと分析し、(PC向けMMORPGを多く展開する)ネクソンの強みを活かせるのではないかと話していた。
また2019年に入ってから、ネクソン国内モバイル事業としては4タイトルをリリース。前述の「メイプルストーリーM」が国内モバイルタイトルとしては最高の出足を記録、それを受けて年度別では2019年度はQ3時点で過去最高売上を更新、Q4を加えても過去最高になるのではないかとの見通しを示した。
その後は、新規リリースを含めた主要タイトルの動向を振り返り。「メイプルストーリーM」では5パターンに及ぶCMの同時放送やアニメIPとの積極的なコラボ、「ArkResona」であればキャラクターにフィーチャーしたプロモーションなど、タイトルごとの特色に合わせた施策を展開していることが伺えた。
続いて、2019年内のリリースが予定されている「revisions next stage」について、運用チーム プロジェクトマネージャーの加藤友秀氏から説明が行われた。
「revisions(リヴィジョンズ)」プロジェクトは、TVアニメを中心にさまざまな展開を行うメディアミックプロジェクトで、ネクソンも製作委員会に参加。ゲーム「revisions next stage」はアニメ版の続編という立ち位置で、アニメで描かれた渋谷時空災害から15年後の2032年を舞台に、新たな主人公たちによるオリジナルストーリーが展開する。
登場するキャラクターのデザインについてはアニメと近いものを意識しているそうで、ゲーム中ではLive2Dによるモーションを楽しめる。また、メインストーリーは全てフルボイスで収録されているとのこと。
今回は、アニメで起こった出来事と、ゲームの舞台である2032年に至るまでのストーリーが分かりやすく紹介された、ゲーム中のプロローグも披露。2032年は転送が起こらないはずの平和な世界を迎えており、主人公たちはパペットマスター育成機関の出身だという。
本作はメインミッションによってストーリーが進行、その流れでバトルが発生するものになる様子。バトルは舞台を編成し、マス上で攻守が交互に切り替わるターン制のシミュレーションRPG形式になっており、敵味方の攻撃相性やスキルなどを考慮しながら進めていく。敵を殲滅することが基本的なクリアの条件だが、ミッションに寄っては異なる条件が提示されることもあるのだとか。
各キャラクターにはそれぞれ専用機体が用意されており、パペットごとにチェイサー、レンジャー、ブラスターのいずれかのクラスが設定されている。さらにパーツを装着することで外見を変化できるほか、性能がアップするなどのカスタマイズ要素もあるようだ。また、三すくみの属性もそれぞれ設定されている。
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| 装着したパーツは戦闘中も反映。プレイアブルキャラそれぞれにカスタマイズでき、パーツはアップデートでの追加も予定。 また、メインミッションを進めていくと解放される「防衛ミッション」などのコンテンツも。 |
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| そのほか、TVCMの放送など今後の施策も紹介された。 | |
そして後半では、同タイトルの序章となるTVアニメ「revisions リヴィジョンズ」の制作陣より、監督の谷口悟朗氏、アニメーション制作を担当した白組のプロデューサーである井出和哉氏を招いたトークセッションが行われた。
トークの前半は主にアニメの内容について。アニメは全編が3DCGで制作されているが、谷口氏は、手描きアニメでは絶対にできなかったと話すストリングパペットの表現などで技術を発揮した白組との仕事を楽しかったと振り返る。また、井手氏からは、ロボットアニメではないため、群像劇としての人間ドラマをしっかりと描くため、CGでは弱いとされる表情にも注力したことが語られた。
また、アニメの主人公である堂嶋大介について、あえて共感されないような主人公像で作った意図を問われると、谷口氏は共感されないような人間像から物語を作っていくのはほかの媒体では当たり前に作られているものであり、アニメにおいて共感できる主人公像にすることへの疑問を呈す。その上で、「revisions リヴィジョンズ」についてはNetflixで全話先行で放送されることへの動機づけや、全世界をターゲットにする上でのドラマとしての組み立てを、キャラクター設計のポイントとして挙げていた。
こうした制作を経て両氏はTVアニメの枠組みの中でCGアニメを表現できたことに手応えを感じているようで、特に井手氏は、作品への感想として谷口監督らしいと言われたことが、両者の取り組みとして良かったと話していた。
そしてゲームについては、谷口氏は作中の世界観などをまとめた資料を提出した上で監修しているという。ゲームには反映されていない部分もあるものの、アニメのその後を補完できるような緻密な設定が考えられていることが、谷口氏の説明からもうかがえた。
また、白組はゲームのオープニングアニメを制作。アニメ本編は群像劇だったが、ゲームでは主人公とヒロインの関係性を中心に描くため、映像のアプローチも変えているよう。パペットのデザインがアニメとは少し違っている点にも触れていた。
ゲームの登場キャラクターについては、井手氏はアニメとは異なる点としてキャラクターの素の部分が出ていることに触れ、谷口氏は実際にゲームをプレイしてみてのキャラクターの性能に言及するなど、それぞれの切り口で紹介。主人公のコウについても大介とは良い意味で違うタイプだと話し、声を担当した花江夏樹さんのお芝居にも言及していた。
そのほか、谷口氏はテレビアニメは知らなくても楽しめる作りでストレス無く楽しめること、井手氏はメカもののタクティクス系が好きな人も楽しめることをゲームをプレイした上でのポイントとして挙げていた。
谷口氏はアニメからスタートしたコンテンツがゲームアプリになることについて、ビジネスもひっくるめた新しい取り組みの一つのかたちになるかもしれないと期待を寄せ、井手氏もどこが入り口でも楽しめる作品になっているとプロジェクト全体の取り組みをアピール。最後に加藤氏が、サービスが開始されたらよいサービスを提供できるように精進していくと述べ、締めくくった。
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(C)リヴィジョンズ製作委員会
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