「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」のトレーラーが大音量の極上サウンドで楽しめる「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」が開催

発表会・イベント取材
0コメント 仁志睦

2019年5月19日、バンダイナムコエンターテインメントは東京・立川シネマシティのCINEMA TWO(シネマ・ツー)にて、「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」のトレーラーを大劇場の爆音で楽しめる「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」を開催した。

立川シネマシティは「極上音響上映」をウリにしている映画館だ。劇場内に音楽ライブ用の大音響システムを設置しており、全身が震えるようなド迫力の重低音サウンドを体感できることから、映画ファンやアニメファンの絶大な支持を集めている。

今回のイベントでもジェットエンジンの轟音、戦闘時の爆発音、バックで流れるBGMなどがすさまじいほどの音量で響き渡り、その威力は圧巻のひとこと。大スクリーンの映像とあいまって、家庭でのプレイでは絶対に味わえない極上の体験をすることができた。

イベント冒頭ではサウンドディレクターの渡辺量氏による爆音DJパフォーマンスも行われた。

今回上映されたのは発売時のロンチトレイラー、本作のオープニングムービー、「Can you hear me?」のセリフが印象的なトレーラー「Gamescom 2018 Story TRAILER(Dark Blue)」、DLCで追加される機体を紹介した「Additional Aircraft」の4本。さらに、それぞれの映像やサウンドについて、プロデューサーの下元学氏、ブランドディレクターの河野一聡氏、メインコンポーザーの小林啓樹氏がさまざまなトークを繰り広げた。

左から下元学氏、河野一聡氏、小林啓樹氏。当初は脚本を担当した片渕須直氏の登壇も予定されていたが、体調不良のため小林氏が代役を務めた。

まずはオープニング映像が爆音で上映。小林氏はこの映像を見せてもらったとき、エイブリルが離陸するシーンがもっとも印象的だったという。エイブリルが希望に向かって飛んでいくのはなぜなのか、観る者が納得できていないと、あの離陸シーンは意味の分からないものになる。だから、ただ離陸するのではなく、エモーショナルなものを喚起しなければいけないのだと、その重要性を語った。ただ、「個人的にはStarfighter(スターファイター)はあまり好きではない」と爆弾発言。「正直、最初見たとき、なんだあって思いました」と漏らし、来場者を笑わせた。

河野氏は初めて見たとき、映像のクオリティにびっくりしたとのことで、「大好きなオープニングです」と改めてコメントし、開発陣がよく頑張ってくれたと、彼らの労をねぎらった。今回のような極上の音響をバックに大スクリーンで見るのも格別だったようで、「ほぼ映画じゃないですか」、「映画化したほうがいいんじゃないの?」と語るなど、かなり気に入った様子だった。唯一の不満は機体が撃墜されたタイミングで自身の名前が表示されることで、「ちょっと縁起が悪いなあ」とこぼしていた。

映画館の大スクリーンでの映像も迫力満点で思わず見入ってしまったほど。

Gamescom2018のトレーラーについて、下元氏は「かっけえ……」と改めて感嘆のひとこと。河野氏によると、こうしたトレーラーの制作には相当苦労したそうで、本当にクオリティの高いカットだけを集め、かつドラマやSEなどを調整して、「エースコンバットはこれです!」というものを毎回作り上げていると強調。まさに集大成の映像で、それを映画館で上映できたことは「いい思い出になります」と感慨深げだった。ちなみに、河野氏らはこうしたトレーラーを120%の労力を注ぎ込んでいることから「120%トレーラー」と呼んでいて、「世間ではトレーラー詐欺と呼ばれるものです」と自虐的に語り、来場者の笑いを誘った。

もっとも、現場で何度もダメだししていたのが河野氏で、あまりのリテイクの多さに、映像を監修したナラティブディレクターの糸見功輔氏は「もうどうすればいいのかわからない」と、いつも頭を抱えていたという。だからこそスキのない、アツい映像になっているのだとも小林氏は語っていた。

このトレーラーはバックで流れるコーラスも本作を代表する曲になっているが、この部分の練習がなかなかできなかったそうで、スタジオではみんなずっと「ヘッ、ヘッ、ヘッ~」と連呼していたという裏話を明かしてくれた。

DLCで配信される機体の紹介映像の上映では、エースコンバットチームが勝手に“プロプレイヤー”と呼んでいる宍戸氏によるDLC機体の実機プレイも披露された。宍戸氏は、「エースコンバット」チームで一番上手い人で、本作の実機映像のほとんどは、この方にお願いしているという。

なお、下元氏によると、2019年6月14日に開催されるレッドブル主催の本作の決勝大会で、この宍戸氏率いる開発者チームと決勝進出チームによるエキシビションマッチが行われるとのこと。予選が行われるのは6月7日で、現在もエントリーを受付中なので「我こそはと思う人は、ぜひ参加していただきたい」と下元氏は語っていた。

来場者からの質疑応答も行われた。最初の質問は「地上戦が多くないか」というシビアなもので、河野氏は苦笑しつつも「気持ちは分かります」とコメント。今後追加予定の第4弾DLCでは大空戦が楽しめると予告し、会場を沸かせた。

次の質問では具体的な国名はぼかしつつ「“あの国”の機体も出して欲しい」という要望が。これについて河野氏、下元両氏は、さまざまな難しい調整が必要なだけに明言を避けていたが、世界の戦闘機をこれだけ取りまとめることができるのは「エースコンバット」チームだけという自負はあるとのことで、戦闘機の世界を盛り上げていく媒体になれればと、今後の展開に含みを持たせた。

幼い頃から「エースコンバット」のファンで、本シリーズをきっかけに戦闘機の技術者になったという人が開発陣にお礼を言う一幕も。ご自身が開発に参加した機体もトレーラーに登場しているそうで、彼によるとパイロットや整備士の中にも、本シリーズのファンはたくさんいるという。実際の航空業界発展の一助になっていると言われ、河野氏たちは感動のあまり「泣けてきますね」と喜びをあらわにしていた。

本イベントでは、戦闘機のジェットエンジンサウンドを超爆音で楽しむ「戦闘機エンジン音LIVE」、ゲーム中のエンジン音だけで機体の名前を当てる超マニアックなクイズ「ユーザー参加エンジン音当てゲーム」なども行われた。

「エンジン音LIVE」は普段あまり注目されないエンジン音が主役だけに、サウンドスーパーバイザーの中西哲一氏はちょっと興奮気味。「実際の航空機のエンジン音を収録するだけでなく、エンジンのモデルからシミュレーションしたサウンドも使っています」、「エンジンの構造や大きさ、タービンの数、回転数などによる違いも作り込んでいます」と熱弁をふるい、河野氏から「CEDECみたい」と突っ込まれていた。

バンダイナムコスタジオの中西哲一氏。

「エンジン音当て」はさすがにかなり難しかったようで、ノーヒントで正解した人はゼロ。河野氏らも「分かるわけがない」と苦笑いしていたが、それでもさすがにディープなファンが揃っているだけあって、いくつかヒントをもらったら、すぐに正解にたどり着いていた。ちなみに正解者には本作対応のフライトスティック(Thrustmaster社提供)がプレゼント。豪華賞品が貰えるとあって、会場は大いに盛り上がった。

2019年7月27日に開催予定のイベント「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」の告知も行われた。「エースコンバット」シリーズ初の本格的な音楽イベントで、本作の曲をメインとするシリーズの名曲の数々を豪華オーケストラで楽しめる。開催場所は羽田のTIAT SKY HALLで、小林氏たちは「空モノとしては最高のロケーションです」とコメント。河野氏も1回目なので絶対に満足していただけるものにすると意気込みを見せた。

チケットは先行抽選販売で5月21日から受付がスタートされるとのこと。詳細は公式サイト(https://ace7.acecombat.jp/special/symphony.php)を確認してほしい。

来場者からは「サントラを出してください」「全国ツアーをやって」「スタッフジャケットが欲しい」などのリクエストも出された。

最後にゲスト陣が来場者に挨拶。「効果音も含めて皆様と一緒に楽しめるというのは、本当に貴重でありがたい経験だなと思いました」(渡辺氏)、「この企画の話を聞いたとき、すごいムチャなんですけど、でもワクワクしちゃいました。(今回やってみて)新しい楽しみ方ができたんじゃないかなと思いました、よかったです」(中西氏)、「引き続き、空への憧れや飛ぶことの素晴らしさ、夢のある感じを作っていけたらなと思っています」(小林氏)、「こうした交流の場をなるべくもうけて、いろんなご意見をいただきながら長く楽しんでいくシリーズにしたいと思っております」(下元氏)と、それぞれメッセージを送った。

河野氏は今回の「7」を発売するまで、このような形でファンと繋がっていくことが、あまりできていなかったと振り返り、今年はファンミーティング、ゲーム大会、コンサートなどで直接ファンの意見をうかがっていきたいとコメント。「人対人の触れ合い、繋がりというものを大事にしていくブランドと決めましたので、今後ともこういう形で皆様とお会いできればと思っております」、「皆様のための“エースコンバット”でありたいと思っております」と語り、今回のイベントを締めくくった。

コトブキヤから発売される「X-02S Strike Wyvern(ワイバーン)」と
「ADF-11F Raven(レイヴン)」の1/144スケールのプラモデルも展示。
発売日、価格、予約開始日は未定とのことなので、気になる人はコトブキヤのサイトやTwitterなどを随時チェックしておくといい

※画面は開発中のものです。

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