「リアルタイムカスタマイズバトル」や、マルチプレイ対戦を一足先に体験!「New ガンダムブレイカー」プレイインプレッション

プレイレビュー
0コメント 米澤崇史

バンダイナムコエンターテインメントは「New ガンダムブレイカー」と「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」が体験可能な、「最新ガンダムゲーム メディア体験会」を実施した。ここでは、その内の「New ガンダムブレイカー」のインプレッションをお届けしていく。

2018年6月21日に発売予定(PC版は6月22日配信予定)の、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)を題材とした人気アクションゲーム「ガンダムブレイカー」シリーズ最新作「New ガンダムブレイカー」。ナンバリングではなく「NEW」というタイトルが冠されている通り、様々な新要素が加わり、ゲームシステムが大幅な進化を遂げている。今回はその中でもシリーズで初めて採用される、プレイヤー同士が直接対戦を行うマルチプレイを体験することができた。

クエストをこなし、ポイントを獲得して勝利を目指す

本作におけるPVP形式のマルチプレイは、6人のプレイヤーが3VS3に別れて行われるチームバトル。対戦がスタートすると、「コンテナを○個破壊」「相手プレイヤーを○体撃破」といった、クエストが表示される。それぞれ表示されるクエストには☆がついているのだが、これはクエスト達成時にチームが獲得できるポイントで、難度の高いクエストほど獲得できるポイントが多めに設定されている。本作の対戦では、相手チームの撃破数ではなく、このポイントを多く獲得したチームが勝利となる。

今回は時間の関係でガンプラを組むことができず。用意されていたガンプラは、ジオの下半身にZZの頭、ビルドストライクのバックパックを組み合わせたような機体だった。

提示されるクエストを次々とこなしていくのが主な対戦の流れとなるが、個人的に面白いと思ったのが、一度に提示されるクエストは最大3種類あること。コンテナならコンテナ、ターゲット撃破ならターゲット撃破と、1つのクエストの達成をチーム全員で目指すのがオーソドックスな戦術だが、クエストの内容は敵味方で共通しているため、相手チームがどのクエストを達成しようとしているのかを察し、それを妨害するといった選択肢もある。

3種類あるため、今回のプレイでは、操作に一生懸命になっている内にクエストのことを忘れても、知らずの内に達成できていたといった場面も。アクションがさほど得意ではないというプレイヤーは「他プレイヤーを○体撃破」などのクエストは潔くスルーしてしまい、それ以外のクエストの達成を目指すという戦い方もアリだろう。

対戦中は敵プレイヤーチームだけではなく、第3軍に相当するNPC軍も登場し、かなりの乱戦となる。どちらかというと、クエストの達成条件にはこの第3軍が絡んでくることの方が多いため、互いに敵チームをそっちのけでNPC相手に攻撃する状態になることも少なくなかった。

当然NPCはプレイヤーほど手強い相手ではないのだが、今回の対戦のラストではクエストのターゲットとして巨大な敵が出現。こうしたボスを相手にしいたクエストは、他よりも獲得ポイントが多く設定されているため、敵も味方も互いの攻撃をやめ、共闘するように攻撃を仕掛けていたのが面白かった。クエストによっては通常のミッションで戦うPGなどの強力なボスが敵として複数登場することもあるのかもしれない。

バトル中に入手したパーツを装備できる「リアルタイムカスタマイズバトル」

また対戦中には他のプレイヤーの攻撃を受け、ガンプラのパーツが吹き飛ばされてしまうこともあった。従来のシリーズでは足のパーツを壊されると移動できなくなる、腕を壊されると武器が使用できなくなるといった状態に陥っていたが、本作では脚部などを破壊されても、ガンプラに内蔵された骨格にあたるインナーフレームにより、基本的な行動はすべて行えるようになっている。(フレームは実際のガンプラでもよく採用されている構造のため、個人的にも納得のいく仕様だと感じられた)

ただしその代償として、本作では従来のシリーズ作品にあった、吹き飛ばされたパーツの引き寄せが行えなくなっており、加えて敵プレイヤーに自身のパーツを奪われてしまうことがある。基本的な戦闘行動は行えるとはいえ、EXアクションが使えなくなり、パーツ分の性能が低下するといったデメリットは存在しているので、当然ながらそのまま戦うのは不利。そこで役に立つのが、本作からの新システムである「リアルカスタマイズ」で、敵から奪ったパーツを即座に装着し、状況に応じてEXスキルを適時変更しながら使用する戦い方ができるようになった。

ただ今回のプレイでは、個々のパーツやEXの性能を把握できていない状態だったため、やみくもに換装してかえって使いにくくなってしまうこともあり、うまく使いこなすことができなかった。ただ、逆に言えば必要以上に使用を強要されるシステムではないとも言える。

おそらく従来のシリーズファンの中には、「俺のガンプラを組み替えるなんてとんでもない!」と思っている方もいるだろう。覚醒を使用すれば最初の自分のガンプラに瞬時に戻ることができるため、そうしたプレイヤーは「パーツを吹き飛ばされた時、次の覚醒が貯まるまでの応急処置として利用する」程度に留めても問題ないバランスのシステムだと感じられた。アビリティやカスタマイズを工夫すれば、極力自分のガンプラを維持しながら戦うスタイルでも、それほど不利を背負うことはないはずだ。(かくいう筆者も、試行錯誤したガンプラの構成を崩すのに少々抵抗があるのだが、「08小隊」でのジムヘッドのような応急処置と考えれば納得がいく)

加えて本作では、腕や頭などパーツに設定されたEXスキルにはロックが掛かっており、バトル内でレベルを上げていくと開放されるという仕様に変更されている。序盤は通常攻撃を中心に立ち回り、終盤になると豊富なEXスキルが使用可能になっていくと戦い方が変化するため、バトルにメリハリがついた。特に対戦においては、ガンプラのレベルを上げてEXを開放することを優先するか、クエストでポイントの獲得を優先するかの判断も重要になってくるだろう。

ただ個人的に残念だったのが、従来のシリーズでは他のプレイヤーがどんなガンプラをハンガーから眺めることができたが、本作の対戦時では簡易的なルーム方式へと変更されている点だ。他プレイヤーのガンプラを足元から眺めるのは本シリーズの醍醐味だと思っていたので、かなり惜しい部分なのだが、マルチプレイでは待ち時間がテンポを阻害してしまっていたのも確かで、その改善は期待できる。

今回のプレイで強く感じたのは、対戦ゲームとしての敷居の低さだ。筆者はよく2on2の対戦が主軸となる「ガンダムVS」シリーズをプレイしているのだが、本作のマルチプレイはそうしたジャンルのゲームとは本質がまったく異なる。

どちらかというと、従来通りのNPCを相手としたミッションを、2つのチームのどちらが早くクリアできるかを競い合いっているような印象で、「対戦」というより「競争」と認識するのがしっくりくる。(開発陣も本作の対戦を運動会の競技のようなものと表現していた)そのため、普段対戦ゲームをあまりプレイしていないというプレイヤーにも取っ付きやすいシステムとなっている。

その一方で、他のマルチプレイゲームと比較してもゲームスピードはかなり早め。チームの勝敗に直結するクエストは、FPSなどでよくある「チームデスマッチ」や「ドミネーション」といった対戦ルールの簡易版のようなもので、それが数分単位で次々と入れ替わりに提示され、自分が取るべき行動があっという間に変化していくため、なかなかに忙しく奥が深い。

クエスト以外にも、自分のガンプラのレベルと使用できるEXスキル、敵から獲得したパーツの種類など把握しなければいけない情報量が多く、アクションの腕前よりも試合の展開についていく思考の速さが重要になってくる。最初はシリーズ経験者でも混乱するプレイヤーが多いと思うので、まずはシングルプレイである程度ゲームに慣れてから対戦に挑むことをオススメしたい。

対戦では無事勝利をおさめたのだが、納得のいくプレイはできなかった。
発売後はしっかりとシングルで練習をつんでおきたいところだ。

予約特典では、あのすーぱーふみなとのバトルが可能に!

そのほかの情報として、シリーズファンにとって気がかりは収録MSの種類は、発売時点で100機以上。その後追加機体が無料DLCで配信され、最終的にはシリーズ最大の機体数になる予定だという。

加えて既にリリースでもお伝えしているが、予約特典では「ガンダムビルドファイターズトライ」に登場し、ガンプラ界隈で大きな話題を攫った「すーぱーふみな」と戦うことができるスペシャルミッション「その名はすーぱーふみな」がプレイ可能になる。

非常に残念ながら、カスタマイズ可能なガンプラパーツとして「すーぱーふみな」自体を入手することはできないとのことだが、本ミッションをクリアすると好きなガンプラパーツと交換可能な「ふみなチケット」を入手できる。ミッションは一日一回限定だが、ゲーム序盤から好きなガンプラパーツを手に入れて遊ぶことができるのは、個人的にもかなりありがたい。

また、毎回違った趣向でプレイヤーを楽しませてくれるユニークなストーリーは本作でも健在。今回の舞台は悪の組織ラプラス・ネストが支配する「私立ガンブレ学園」で、学園内で巻き起こるガンプラバトルを通して、さまざまなヒロインたちと交流を深めていくという、学園ラブコメ物を思わせる内容になっている。

アドベンチャーゲームのCGのような一枚絵が挿入されることもあり、今回紹介されていた6人以外にもまだまだヒロインが存在しているとのことだ。(個人的にPS2で発売された名作ガンダムゲーム「ガンダム戦記」を思い出して懐かしい気分に浸っていた)

マルチプレイにリアルカスタマイズバトル、これまでにないストーリーと、新たな楽しみが満載となっている「New ガンダムブレイカー」。新時代のガンプラバトルを体験できる日が今から待ち遠しい。

※画面は開発中のものです。

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