EDMで盛り上がったらネオンちゃんとお部屋でまったり―VRリズムゲーム「Airtone」メディア体験会をレポート!

発表会・イベント取材
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AMG GAMESは、VRリズムアクション「Airtone」のメディア先行体験会を、6月7日にアミューズメントメディア総合学院本館にて開催した。

佐々木瞬氏
佐々木瞬氏

「Airtone」は、HTC Vive/Oculus Riftに対応した新感覚の“エアーリズムアクション”。

Unreal Engine 4専門のデベロッパであり、VRゲーム制作において多数の実績があるヒストリアが開発、キャラクターデザインをポリゴン・ピクチュアズの森山佑樹氏、音楽制作をゲーム音楽制作実績を多数持つノイジークロークと、アミューズメントメディア総合学院の音楽事業部・AMG MUSICが担当している。

VRとリズムゲームの融合で注目を集めた「Airtone」は本日6月8日からOculus StoreおよびSteamにて配信が開始。体験会では、一足先に本作の魅力に触れることができたので、ヒストリア代表取締役・開発プロデューサーの佐々木瞬氏のショートインタビューとあわせてお届けする。

体験会の冒頭、佐々木氏は本作が「リズムゲーム」パートと、VRの特色を全面に出した「ルーム」パートの2つで構成された“やりこめるVRゲーム”である点を強調。さらにリズムゲームとしても従来の堅い楽しさを重視し、「VRの音ゲーといえばコレ!」といったポジションを狙う作品だと語った。

本作の遊び方を簡単に説明すると、ヘッドマウントディスプレイで眼前に広がるVR空間で、リズムに合わせて流れてくるノーツを狙い、両手に装着したコントローラーを操作、ポイントをゲットしていくというもの。案内役の少女ネオンのボイスを担当する山岡ゆりさんの実演では、色鮮やかな近未来のステージと、上下左右に現れるノーツにあわせて全身を動かす様子が楽しめた。

既にハウステンボスではGWから稼働が開始され、先日行われたβテストでは、6曲の収録曲(配信時には25曲にDLC楽曲を追加展開予定)に対して10時間以上遊べる、など好評を受けている本作。体を大きく動かすことでプレイヤーはもちろん、見ている側も楽しめることを山岡さんのプレイから実感できた。ちなみに、6月17日にプレオープン、6月24日よりグランドオープンを迎えるシブヤVRランドにも「Airtone」の設置が決定。来場者全体でワイワイ盛り上がることができそうだ。

続いて本作の試遊がメディア対抗のスコアアタック形式で行われることに。各メディアが全部で10段階の難易度からレベル3で練習、レベル5で本番をプレイし、Gamerからは編集部一リズムに愛された男・TOKENが挑んだ。

前途した遊び方の補足となるが、5つのライン上を流れるノーツの動きに合わせて、「黄」は振って叩く、「緑」はトリガーを押す、「赤」はトリガーを長押しする、の3つのアクションが基本となる。

一見するとシンプルだが、空間を上下左右に流れるノーツに対応するのは至難の技。一般的なリズムゲームでは効率的な運指が大切だが、それが腕に代わったことで上半身すべてを使った動きが求められる。

練習ではフルコンボを打ち出したTOKENも、本番の難易度には苦戦。あと一歩のところで優勝を逃したが、2位につく健闘を見せた。実はレベル5以上は、初見ではクリアラインを達成することも難しいとのことで、チャートを覚えるためのポーズ・リプレイ機能が備えられている。リプレイ機能では自身の腕の動きが画面に再現されるため、効果的な腕の動かし方も研究できるのだそう。

番外編として、佐々木氏がレベル10のプレイを披露してくれたが、洗練された動きで次から次に流れるノーツを見事にさばいていた。正直、筆者はノーツに目が追いつかなかったのだが、エレクトリックサウンドを使用した独特のダンスミュージックと、色鮮やかな電子世界を巡る画面が印象的で、プレイせずとも高揚感を味わえた。

また、これまでに行われた各種展示会で未公開だった「ルーム」パートもお披露目。本作は、現代にいる自分がヘッドマウントディスプレイをかぶることで、未来にあるネオンの部屋に行ける…という設定。

部屋では主人公ロボットにのりうつり、ネオンとのコミュニケーションや収録楽曲を聞くことができる。さらにゲームを進めることで入手できるアイテムを使用して、ボールを投げる、ノーツを飛ばす、絵を描くなど、VRならではのアクションも楽しめる。ゲームをプレイしてアイテムを入手、ルームで休憩といったサイクルで、VR空間から帰ってこれなくなりそうだ。

Oculus Store 配信URL
https://www.oculus.com/experiences/rift/1405726876106579/
Steam 配信URL
http://store.steampowered.com/app/631900/Airtone/

開発プロデューサ 佐々木瞬氏ショートインタビュー

――企画の馴れ初めを教えてください。

自分の母校でもあり講師を務めるアミューズメントメディア総合学院では、教育以外にも映画やゲーム制作の現場を兼ねています。流行の兆しを見せるVRで何かできないか、という打診を受けたのが制作のきっかけです。去年の今頃ですが、「VRの音ゲーのポジションを誰かがとるな」と考えていて、1年後の市場に「VRの音ゲーといえばコレ!」というコンテンツを届けるのに、仕掛けるタイミングとして最適だと思いました。

――制作で一番難しかったポイントを教えてください。

いくつかありますが、一つはゲームデザインです。VRならではの身体を大きく動かすゲームにしたいという当初からの狙いがありましたが、視野の中で遊ぶとマーカーを取る位置の関係で、腕が予想より前に出てしまいました。やりたいのはこれじゃない、と研究を重ねる中で、音ゲーをしている時にマーカーをとる所は実は見ていなくて、ラインの上を見て音でとっていると気づきました。そこで思い切って視界外に判定ラインを置いたのが一番のチャレンジで、最初は分かりづらいと言われましたが、さまざまな手段で補助して解決できたと思います。

もう一つは、UIです。空間を使ったUIはまだ研究されていない領域で、今までの手法だと空間に“四角”が生まれてしまいます。それを回避して、空間を活かしたUI作りができるように試行錯誤を重ね、工夫をこらしました。

――ルーム機能を入れた理由を教えてください。

10時間以上遊べるゲームにしたいという狙いに加え、本作の特徴となるVRを活かしたほっと一息入れられる場所がほしいと思いました。軽いシナリオと、繰り返し遊ぶことで解禁されるコンテンツ、キャラクターとの触れ合いを取り入れたことで、ゲームのループを作りました。

――ダウンロードコンテンツで衣装などの追加は予定されていますか?

直近での曲以外のダウンロードコンテンツの追加予定はないです。たくさんの方から要望を頂ければ、もしかしたら実現するかもしれません。衣装やボイス、キャラクターなど、追加で開発できたら嬉しいですね。

――今回の楽曲のコンセプトを教えてください。

日本だけでなく世界のVR市場を狙う中で、日本の感覚で作って世界に行ける楽曲はなんだろうと考えたところ、EDM系の流行に共通点を見出し、電子音系と“浮遊感”をコンセプトにまとめて行こうと決めました。その中から、コンセプトのド直球を4割、少し可愛い系に寄せたのを3割、和風の楽曲を3割の割り振り、さらにゲームの世界観にあるもの、例えば「氷のピラミッド」をテーマにした楽曲なども含めて展開します。

――リプレイ機能について、手が見えるアイディアは当初からあったのでしょうか?

音楽ゲームには、パーフェクトプレイをシェアする文化がありますが、VRだとすごく揺れてしまい、動画をシェアするのがためらわれます。そこで、安定して動画をとるためにリプレイ機能の導入を決めました。さらに動画をシェアする目的になる、右手でとった、左手で取った、というのが分かるように、手も表示しようということになりました。

※画面は開発中のものです。

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