「初音ミク VRフューチャーライブ」を含む3タイトルが試遊できた「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project スペシャル体験会」の模様を紹介!

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セガゲームスは本日7月16日、東京・秋葉原UDXギャラリーにて、「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project スペシャル体験会」を実施した。ここでは会場の様子と、世界初出展となった「初音ミク VRフューチャーライブ」の試遊レポート、そして開発者への合同インタビューをお伝えしよう。

「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」のタイトルより、発売中のPS4ダウンロードソフト「初音ミク Project DIVA Future Tone」、8月25日発売予定のPS4用ソフト「初音ミク -Project DIVA- X HD」が試遊できる本体験会には、開場前から多くの人が列をつくる盛況ぶり。会場となったUDXギャラリーのスペースを埋め尽くす勢いで、多くの人がプレイに興じていた。

そして本体験会最大のトピックとも言えるのが、今回が初となるPS VR専用ソフト「初音ミク VRフューチャーライブ」の試遊出展。こちらに関しては、開場前のタイミングでプレス向けに試遊体験する時間がもらうことができたので、そのプレイフィールを簡単にではあるがお伝えする。

(写真右)「初音ミク Project DIVA Future Tone」のサバイバルコースに挑戦するチャレンジ企画も実施されていた。

初音ミクのPS VRコンテンツといえば、技術検証用のデモである「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO」を思い出すユーザーも少なくないだろう。ただ「初音ミク VRフューチャーライブ」をプレイするにあたっては、一度その存在は忘れたほうがいいかもしれない。それほどに充実したコンテンツに仕上がっているのだ。

まずはチュートリアルとして、サイリウムを振る動作やライブ会場内の移動などを試した後、ミクがステージ上に登場し、いよいよライブがスタートする。今回の体験会でプレイできた楽曲は「Weekender Girl」。最初のうちはゲーム側からの指示もないため、とにかくサイリウムを振り回してみたり、会場のさまざまな場所からライブを楽しんだりと、自由気ままに触れてみるといいだろう。その後、サイリウムを振るタイミングがサークル状で表示されるので、周囲の振り方と合わせて振ってみるといいだろう。

ちなみに、今回はDUALSHOCK 4を用いての体験となったが、もちろんPlayStation Moveでのプレイも可能。また、ゲーム中の演出としてサイリウムの色が変わるのはもちろんのこと、マラカスや魔法のステッキ、さらにはネギなど、別のものに持ち替えることもできるようなので、そちらも実際のプレイで試してみたいところ。

指定されたタイミングでサイリウムを振るなどしてライブを盛り上げていくと、楽曲に合わせたモジュールに変わるなどの演出も用意されている模様。また、曲の終盤には「初音ミク -Project DIVA-」を彷彿とさせるリズムゲームも用意されているなど、単純なライブ鑑賞に留まらない、ゲームとしてのアクティブな要素が盛り込まれているのが特徴だ。

最後に、ひとつだけ注意して欲しいのが、本作は座ってのプレイが推奨されることだ。恐らく体を動かしたりすると、ヘッドマウントディスプレイがズレてしまい途端にライブが楽しめなくなったり、いわゆるVR酔いにつながりやすいなどの理由があるのだろう。盛り上がる、というよりはサイリウムを一色に染める周囲のとの一体感や、普段のライブでは味わえない視点を楽しむのが、本作ならではの遊び方となりそうだ。

そして会場には、開発陣より、大崎誠氏(「初音ミク Project DIVA Future Tone」クリエイティブプロデューサー)、豊田勝氏(「初音ミク Project DIVA Future Tone」プロデューサー兼ディレクター)、林誠司氏(「初音ミク -Project DIVA- X HD」プロデューサー)が姿を見せており、それぞれのタイトルに関して囲み取材の時間が設けられた。

(左より)ミクナノーさん、豊田勝氏、大崎誠氏、林誠司氏、ミクダヨーさん

「初音ミク Project DIVA Future Tone」

――配信から3週間ほどが経過しましたが、ユーザーからの反応はいかがでしょうか?

大崎氏:我々が設定していた目標を達成できるぐらいにご支持いただいています。Twitterなどを見てもシェア機能で投稿されている方もいらっしゃったりと、楽しんでいる風景を見れているなと思います。

また、オンラインタイトルということもあり、支持いただけているのであればすぐに返さないといけないという気持ちもありましたので、すでに2回アップデートをしています。今後もまだいくつかのアップデートを予定していますので、引き続き楽しんでいただければと思います。

豊田氏:今回、髪型とモジュールの組み合わせができるようになって、さらにそこにPV分の組み合わせがあるので、ユーザーの方が上げてくれるスクリーンショットを見ているだけで楽しいです。

――今回の体験会では「サバイバルコース」を使った企画を実施していますが、その内容についてお聞かせください。

豊田氏:本作は、本体のアプリケーションと「Future Sound」「Colorful Tone」という2つの楽曲パックがある製品構成なのですが、楽曲パックを2つとも購入していただいた場合に、「サバイバルコース」という上級者向けのモードを用意しています。サバイバルコース自体は、複数の楽曲で構成されたコースをひとつのライブゲージでクリアすることを目指すという内容になっています。

全曲でコンボがつながるので、コンボ数が3ケタ、4ケタに届き、クリアするとランキングにも反映されますので、スコア争いが熱いモードです。ユーザーのみなさんもお上手なので、こちらの想定以上にクリアされている方も多いです。

――今後のアップデート予定についてもお聞かせください。

大崎氏:アーケードで2016年2月までに追加された楽曲は(一部を除き)収録されているのですが、「アゲアゲアゲイン」などそれ以降の楽曲についてはまだ入っていませんので、追加していきたいと思っています。モジュールも「F 2nd」シリーズで収録されていないものもありますし、それとは別のモジュールも用意されているので、今後の情報にご期待ください。恐らく何回かに分けての配信になるかと思いますが、キリの良いパックとして、価格も本体よりはリーズナブルにお届けしたいと思います。

――機能追加のアップデートも予定されていますか?

豊田氏:機能としては、取り急ぎ開発を進めているのが、PVを連続して再生するというモードです。好きなPVの組み合わせでセットして、ランダムやリピートなどもできるようにするつもりです。ほかにもいくつか機能追加をしたいと思っています。

――最後にユーザーへのメッセージをお願いします。

豊田氏:初めてこのゲームを触る方でも、とにかくやりやすいよう、ハマれるように作っています。その中でも本体アプリケーションの「Prelude」は無料でダウンロードし、ほぼ全ての要素がプレイできますので、ぜひ気になったらダウンロードしてプレイしてください。よろしくお願いします。

大崎氏:永久保存版として、2007年からの「初音ミク」ムーブメントを体感できる楽曲が揃っていますので、歴史に触れたい方はぜひご購入いただければと思います。

「初音ミク -Project DIVA- X HD」「初音ミク VRフューチャーライブ」

――「初音ミク -Project DIVA- X HD」の見どころの注目ポイントをお聞かせください。

林氏:3月に発売となったPS Vita「初音ミク -Project DIVA- X」のPS4版ということで基本的な内容は同じなのですが、PS4版は家庭用の「初音ミク -Project DIVA-」シリーズとしては初めて展開させていただくことになりますので、一番の違いは画質といったところになってくると思います。高画質感と描画の美しさというところをポイントとして挙げさせていただきたいです。

――7月15日にPlayStation Storeで配信となった体験版の内容についてお聞かせください。

林氏:体験版では、「Satisfaction」、「LOL -lots of laugh-」、「ラズベリー*モンスター」の3曲を収録しています。いずれもPS4版の良さを分かっていただきやすい楽曲になっていますので、PS4版でのリズムゲームがどういうものなのか、実際に触れて確認していただければと思います。

――発売と同時に追加ダウンロードコンテンツとして「Sharing The World」「Hand in Hand」が用意されていますが、選曲の経緯などについてお聞かせください。

林氏:なぜこの2曲を選んだかというと、どちらもライブで非常に人気のある楽曲だからです。「Sharing The World」は「HATSUNE MIKU EXPO 2014」のテーマ曲になっていて、全編英語詞で海外のお客様に非常に知名度の高い曲です。「Hand in Hand」は「初音ミク『マジカルミライ 2015』」のテーマソングで、実際にライブも体験させていただきましたが、会場が一体になる素晴らしい感動を生む楽曲になっていました。「初音ミク -Project DIVA- X」はライブ&プロデュースをコンセプトに掲げさせていただいていますので、実際のライブとはまた一味違った、作りこまれたステージの中でリズムゲームをしつつ楽曲を楽しんでもらいたいと思います。

――続いて、「初音ミク VRフューチャーライブ」の見どころについてお聞かせください。

林氏:今回、世界的に話題のPS VRで展開させていただくことになりましたが、見どころは体験してみないと分からない、体験してみると分かる、という一点に尽きると思います。初音ミクさんのライブ空間に自分が入り込んで、目の前でライブを堪能できるというシンプルなものなのですが、実際にPS VRを着けた時の臨場感や実在感、そしてミクさんが踊ってふわっと来た時に香りがするのではないかと思うぐらい、五感に訴えかけてくるようなユニークな体験が楽しめるのが最大のポイントです。

それと実際のライブだったらあり得ること、逆にあり得ないことがあると思いますが、「初音ミク VRフューチャーライブ」ではそのいずれもが体験できます。自分が実際に参加し、一体となって盛り上がっているような感覚、リアルライブだったら体験できない間近でのパフォーマンスといった要素を、ゲームを作る手法を使いながら、いかに表現するかも意識しています。

――「初音ミク -Project DIVA- X HD」でも、発売後のアップデートでPS VRに対応予定ですが、「初音ミク VRフューチャーライブ」との違いはどこになりますでしょうか?

林氏:「初音ミク -Project DIVA- X HD」では、ライブエディットモードで自分が作ったステージをPS VRで鑑賞できるというものなので、「ライブ&プロデュース」のプロデュース部分に寄った、プロデューサー視点でどんなステージを作りたいのかを決めた上でその内容を体験できるものになっています。実際にプレイしてみると、ライブを鑑賞しているというよりはゲネプロに立ち会っているかのような感覚で、プロデューサーとしての感覚を味わう新鮮な体験だと思います。

逆に「初音ミク VRフューチャーライブ」ではお客さんになっていただき、作りこまれたライブにオーディエンスの立場で参加するという点で違いがあると思います。

――VRコンテンツを作ってみての感想はいかがでしょうか?

林氏:すごく面白い体験でした。いろいろなものとの戦いがあるのですが、一番大きいのが常識との戦いです。視点を動かした時にどういったものが見えるのかというのはやってみないと分からない部分でした。やってみて分かったことがたくさんあったので、そのあたりはいつか本にして出します(一同笑)。

それといろいろな工夫ができる技術なので、開発スタッフがすごく入れ込んで議論していました。新しい技術ということで現場の開発スタッフにとってもすごく意義のある仕事だったのではないかなと思います。

――以前作られていた「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO」(以下、Tech DEMO)から、今回製品版としてリリースするにあたって、どういった点を意識して開発されていったのでしょうか?

林氏:まずTech DEMOはPS VRの技術検証として作らせていただいたのですが、その際はすでにあるものを使って検証していきました。そこで見えた課題や技術的なノウハウを経て、製品版に関してはほぼ作り変えています。特に描画に関しては、緻密さや処理的な部分も含めてブラッシュアップされたものになっています。

また、Tech DEMOを作る際にいろいろな演出のアイデアを埋め込んでみたのですが、それを取り入れたものもありますし、新たに追加したものもあります。今回の体験会でプレイいただける楽曲についても、Tech DEMOではなかった演出がかなり追加されています。

例えば、ステージ上のミクさんは遠くから見ると小さくなって表情が見えないので、巨大ホログラムを会場に投影することで、遠くの席からでも表情含めてご覧いただけるような演出を入れています。そして、「Project DIVA」というゲームから生まれたライブコンテンツなので、つながりを出すためにリズムゲームをしながら応援できるようにしています。

それと、PS VRでは視覚が閉じられているため、聴覚も非常に重要なポイントだなと思っています。実は「初音ミク VRフューチャーライブ」の音響は3D的な定位感になっていて、自分がいる場所によって違う音で聴こえるようにしています。曲によって歓声も上がるなど会場との一体感を含めて、設計しています。

――「初音ミク VRフューチャーライブ」に関しては、今後も体験会を実施する予定はありますか?

林氏:今後の初音ミクイベントなどでは実施していきたいと思っています。詳しくは後日アップデートさせていただければと思います。

――最後にユーザーに向けたメッセージをお願いします。

林氏:「初音ミク -Project DIVA- X HD」に関しては、新しいDLC配信も含めて新鮮な気持ちでプレイしていただけるのではないかと思っています。今までの家庭用の「初音ミク -Project DIVA-」シリーズとしては最上級の画質と、滑らかな描画で快適にプレイしていただけると思います。我々は今作を“本気のDIVA”と呼んでいるのですが、それだけ本気で取り組んで作ったものですので、楽しんでいただきたいなと思います。

「初音ミク VRフューチャーライブ」は10月の発売ということでまだ少し時間はあるのですが、まだ体験会なども予定されていますし、そういう機会にぜひ実際に体験していただきたいと思います。体験すれば私が何を言おうがわかると思いますので、ぜひプレイして今までになかった異次元の体験を味わってください。そして、「初音ミク -Project DIVA- X HD」のPS VR対応も併せて楽しみにしていただければと思います。

※画面は開発中のものです。

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