東京ゲームショウ2014の一般公開日となる9月21日、セガブースにて「龍が如く0 誓いの場所」のトークイベントが行われた。開発スタッフに加え主人公の声優を務める黒田 崇矢さんと宇垣 秀成さんも参加し、ゲームコンセプトや開発秘話などについて語られたのだ。
本作は、全世界での累計出荷本数が650万本を越える「龍が如く」シリーズの最新作。実在する繁華街をモチーフとしたリアルな世界観が大きな特徴の一つだが、今回の時代設定は26年前の1988年、すなわちバブル期となっている。タイトル名に“0”と記されているように、主要キャラクター達のルーツに迫る内容だ。
ステージが始まると、シリーズ総合監督の名越 稔洋氏と、本作のプロデューサー 横山 昌義氏、そして主人公を担当する黒田 崇矢さんと宇垣 秀成さんの4名が登場。各種ゲームシステムや開発エピソード、そして本作の舞台となる“バブル時代”などについてあれこれ語っていった。
金が総てを支配する“バブル期”が舞台
トークショーが始まると、本作のナンバリングを“0”にした経緯について名越氏が語った。氏によると、主人公である桐生 一馬を始め、各キャラクターの人気は高く、彼等の若い頃にスポットを当てたゲームが遊びたい!という要望が以前から多く寄せられていたそうだ。しかしナンバリング作は常に“前進”することが求められるため、気が乗らなかったという。そんな中、かつて日本全体が沸騰した“バブル期”に着目し、当時の世界観を再現すれば、シリーズに違った魅力が盛り込めるのでは?と考え、制作を決めたそうだ。
もちろん、シリーズでお馴染みの舞台“神室町”“蒼天堀”などは、1988年仕様にリニューアル。ビルやネオンなどのデザインはもちろん、スナックでは万札をバラ巻いたり、当時のギラギラとした世界観が随所で感じられる作りだという。ゲーム内でタイアップする飲食店などの看板なども、わざわざ1988年当時の資料を取り寄せて作られているそうだ。
横山氏らの開発スタッフの中には、バブル期当時は幼少期で、実体験が伴わない人もいるという。彼等にとってバブル期はある意味“憧れ”で、その想いを具現化したかったと語っていた。それを受けた名越氏も、「シリーズのファンの方は、同じ神室町にいても違和感を受けるかもしれませんが、そう感じて頂けたのなら我々にとって成功なんです」と語っていた。
バブルな世界観はゲームシステムにも反映されている。当時を象徴するのが何かというと、ズバリ「金」だ。ゲーム内では金を軸にゲームが展開するという。主人公の桐生一馬は不動産売買、真島吾朗はキャバクラ経営など、色々な方法で金策に奔走することになる。そうして稼いだお金を使って、自分自身を成長させ、さらに大きなステージで金を稼げるようになるのだ。
バブルを象徴するもう一つの要素は「女」である。横山氏によると、大金を手にした漢共がバブル期でどうやって遊んでいたか、“男目線で”とことん追求したとギラギラとした目で語った。キャットファイトやテレクラ、セクシー女優と仲良くなって個室ビデオでご褒美映像が見られたりするのだ。主人公役の声優2人も、やたらと嬉しそうに耳を傾けていた。
主人公2人の性格は正反対に?
本作の主人公は2名体制で、お馴染みの桐生一馬に加え、真島吾朗が大抜擢されている。従来のナンバリング作と比べて年齢的には若くなるわけで、性格などのキャラクター設定も大きく違っているところが興味深い。本作で桐生の声優を務める黒田さんによると、当時の彼は「かなり短気で、キレる時の沸騰の仕方が違うんですよ」と説明。横山氏によると、バトル時のモーションなども、荒々しさが感じられるように作っているそうだ。
もう一方の真島だが、今回は「礼儀正しい青年」というキャラクター設定である。従来シリーズからは想像が付かないが、実はある事件で極道の世界から追放されており、復帰したいと考えている。その結果、礼儀正しい真島が生まれたそうだ。彼を演じた宇垣さんは、「今回は色々な意味で“イっちゃって”なくて、とても演じやすかったです(笑)」と語っていた。桐生と真島が、どういった経緯で今の性格に変貌を遂げたのか。気になった人は、2015年春の発売に向けて今後公開されていく情報を随時チェックしよう。
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