9月18日より幕張メッセにて開催されている東京ゲームショウ2014にて試遊出展されている、PS Vita用ソフト「ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー」のプレイレビューをお届けする。
スクウェア・エニックスが贈るPS Vita、スマートフォン(iOS、Android)での最新RPG「ケイオスリングスIII」。ケイオスリングスシリーズはスマートフォン向けRPGとして全世界向けに発売され、重厚な世界観とシナリオ・豪華な音楽が高い評価を獲得している。
最新作では、キャラクターデザインや世界観などを一新。一目ではケイオスリングスシリーズとは解らないほどガラリと雰囲気を変えてきた今作だが、「ケイオスリングス」「ケイオスリングスΩ」「ケイオスリングスII」は「ケイオスリングスIII」の前日譚にあたるという。
東京ゲームショウ2014で遊べるPS Vita版「ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー」のプレイデータは、ストーリーの最初から遊べるであろうLV1のデータと、ストーリーの中盤だろうと思われるLV21の二種類から選べる。そこから更にシナリオモードを遊ぶかバトルモードを遊ぶかの選択があったが、これはゲーム中のマイページからも切り替えが出来たため、試遊版だからなのではなく、製品版でも同じような仕様だろうと予測できる。
ストーリーを最初からきっちりと知りたい人はLV1のデータを、とりあえずバトルの感触や全体のゲームの雰囲気を感じてみたい人はLV21のデータを選ぶと良い。
ストーリーモードはベーシックなRPG
シナリオモードの舞台は、惑星マーブル。このモードは、主にクエストを受注して、それをクリアすることで先に進んでいくという、元々がスマートフォン向けだった作品ならではの進め方となっている。ゲーム内の「らくらく移動」を選べば次の目的地が表示されるため、しばらくプレイしていなかった間にどこに行けばいいのか忘れてしまった、というような人でも安心してプレイできる。
クエストを受けると自動的にその場所に運んでくれるシステムも便利だ。シナリオを進めるメインクエストと、直接シナリオの進行には関係しないサブクエストがあったのを確認した。
また、レベル上げなどでフリーでLV別のダンジョンにいける仕様は継続していて、ダンジョンの難易度は基本的に「LV1~LV10」「LV11~LV20」「LV21~LV30」……といったように分かれている。ただし、ダンジョンLVが一段階上がると敵の強さは段違いになるので、LV11になったからといって即LV11~LV20のダンジョンに踏み込むのは危険だ。自分の強さをあまり過信しないことが、このゲームを順調に進めるキーとなるのは以前と変わらない。
バトルは、ジーンがプレートからカードに変化
バトルモードは、ノーマルバトルとスペシャルバトルがあった。ノーマルバトルはいつでもプレイできる勝ち抜き戦のようなもので、スペシャルバトルは期間限定となっており、特別なアイテムなどが報酬でもらえるとのこと。バトルモードでも挑むレベルを選択することができ、自分にあったレベルで楽しむことができる。
バトルモードはどちらも1回遊ぶのに数分とかからないので、フリーでダンジョンにいくほどの時間はないけれど経験値やアイテムを稼ぎたい、といった時にちょうど良い。
これまでのシリーズ経験者ならばお馴染みの、プレートとして扱われていたジーンは、今作でプレートではなくカードとなった。ジーンとは、簡単に言うとスキルカードのようなもの。ジーンに刻まれている魔法やアビリティ、能力アップなどの効果を使うことができる。今作でもジーン自体のそういった能力は変更されていないが、カードになったのはスマートフォン版を意識してのことだろう。
カードにはレアリティがあったが、体験版で使用できたジーンは全てSRカードだったため、どういったランク付けになっているのかは不明だった。だが、レアリティの高いカードほど、より強力なスキルやアビリティを覚えるということだろう。
また、これまでのシリーズでは基本的に固定のジーンがひとつ、他にジーン装備枠が3つあったのに対し、今作ではどうやら装備できるジーンは一つのようだ。ただしジーンはバトル中でもいつでも切り替えることが可能で、敵と属性の相性が悪いと感じたら即座にジーンを切り替えたりといった判断も必要になってくる。
シリーズ未プレイでも安心!
ケイオスリングスシリーズは元々スマートフォン向けゲームとは思えないほどに繊細で作り込まれたグラフィックが魅力のひとつだったが、PS Vita版でもその美しさは健在。前作までのダークな雰囲気は試遊版で遊べるストーリーでは感じられなかったが、PS Vita版でも遜色なく遊べることで、もともとスマートフォンで上質なRPGを遊べるというケイオスリングシリーズの姿勢は変わっていない。
ストーリーも前作までのキャラクター同士が殺し合うというものから、どうこの世界に繋がっているのか、期待が高まる。
なお、「ケイオスリングIII」の世界を彩る音楽を作るのは、これまでのシリーズと同様、Elements Gardenの上松範康氏。これまでのシリーズではダークな雰囲気を盛り上げる重厚な曲が多かったが、今作では軽やかな曲が多めだった。上松氏といえば、ボーカル曲を連想する人も多いと思うが、この作品でぜひ普段とは少し違った氏の音楽を感じてほしい。
他、スマートフォン版とPS Vita版で違和感なくプレイできるようにするためか、PS Vita版でも随所でタッチパネルで操作できる場面が見受けられた。PS Vita版「ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー」には、これまでの「ケイオスリングス」「ケイオスリングスΩ」「ケイオスリングスII」も収録されるとあって、PS Vitaで遊べる旧作も楽しみだ。
PS Vitaを持っていないユーザはこれまで通りにスマートフォン版を、新規に始めるユーザーはPS Vita版を選択するというのも良いだろう。
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※画面は開発中のものです。
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