「白き魔女」の秘蔵資料盛りだくさん!「閃の軌跡II」や「碧の軌跡 Evolution」の情報もあった「Falcom Acoustic Live & Talk Show」第2弾イベントをレポート

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本日3月29日、東京・新宿ロフトプラスワンにおいて、「Falcom Acoustic Live&Talk Show ~近藤社長に聞く!『白き魔女』から『閃の軌跡II』へ受け継ぐべきもの~」が開催された。

本イベントは、日本ファルコムの近藤季洋氏、Falcom jdk BAND(以下、jdk BAND)の岡島俊治氏らが登壇して、テーマに沿ったざっくばらんなトークを繰り広げたり、日本ファルコムのタイトルにまつわる楽曲の数々を披露する、「軌跡」シリーズ10周年記念トークショーの第2弾。

2月上旬に行われ、多くの観客が詰めかけた前回のイベント「Falcom Acoustic Live&Talk Show~近藤社長に聞く!『閃の軌跡』続編と謎の大型タイトル~」(イベントの模様はこちら)で告知されたとおり、今回は「英雄伝説」シリーズとしては軌跡シリーズの前にあたる、「ガガーブトリロジー」シリーズの第1作「英雄伝説 白き魔女(以下、白き魔女)」が3月に発売20周年を迎えたことを記念して行われた。

アコースティックライブから「白き魔女」づくし!

冒頭のアコースティックライブでは、岡島さん(ドラム)のほか、水谷美月さん(ヴァイオリン)、榎本敦さん(ベース)といったjdk BANDメンバー、そして前回に続いてサポートメンバーとして参加の宮崎大介さん(アコースティックギター)の4人編成で、全6曲を演奏した。

今回のイベントに合わせて、演奏された楽曲はすべて「白き魔女」のもの。「浜辺の午後」といったしっとりとした曲、水谷さんがボーカルを務めた「その瞳その勇気その優しさで」、そして全員が手拍子で答えた「(最後の曲)」と、わずかばかりの時間ながら「白き魔女」ファンにはたまらない構成となっていた。

乾杯の掛け声も「白き魔女」に合わせて「人の世も」(岡島さん)「かくあらん!」(全員)。
ちなみに「発情期!」で乾杯をするあの人は今日は欠席。

セットリスト

M1.もうひとつの英雄たちの物語
M2.MountainPath
M3.浜辺の午後
M4.迷いの森
M5.強敵!!
M6.その瞳その勇気その優しさで
M7.小さな英雄-ジュリオとクリスの大冒険-

「白き魔女」の秘蔵資料が初だし!中には続編の構想も…?

ライブの後には、近藤氏と岡島さんによる「白き魔女」にまつわるトークコーナーが行われた。「白き魔女」は近藤氏が日本ファルコムに入るきっかけとなったタイトルであり、岡島さん曰く「世界一の『白き魔女』ファン」と言わしめるほど。まずは近藤氏が社内から持ちだしたという、本邦初公開のものも多数含む、制作当時の資料などを見ていくことに。

ここで見ることができたのは、1992年当時に制作された「白き魔女」の企画書やセガサターン版のマニュアル、設定イラストの数々。セガサターン版のイラストについて、近藤氏が日本ファルコム入社前に運営していたファンサイト上での「こんなのフィリーちゃんじゃない」との発言からイラストレーターと喧嘩になったことや、「軌跡」シリーズに登場するオリビエを演じた子安武人さんが、ドラマCDでグースを演じたことを覚えていたというエピソードなどが語られた。

さらに、近藤氏の入社当時、「白き魔女」の続編が動いていたという衝撃の情報が明かされた。会場に持ち込まれた「英雄伝説 ショート・パック・シナリオ」がその当時企画されていたものかはわからないそうだが、各キャラクターに焦点を当てた短編シナリオ集となっていた。

そもそも、ジュリオとクリスの巡礼の旅が描かれた「白き魔女」ではあるが、そのバックボーンとしてゲルドとデュルゼルの旅を描くことも構想にはあったそう。ただし、作業の規模が大きくなってしまうことから、当時のプロジェクトリーダーが「ゲームを2本作る気か」と怒鳴ったという逸話もあったそう。「これだけ物語が作れる『白き魔女』の世界観のスペックがすごい」と近藤氏が話した通り、その場でも新たなシチュエーションを見たいという声も上がるなど、作りこまれた世界観ならではのトークが展開した。

そのほか、とにかく設定が細かいという武器設定の数々や、OP原画のボツになったカットなども紹介。武器の設定画をたくさん描いたり、キャラクターデザインする際にデフォルメすることを考えて、靴など足元を大きめに作るなど、今でも日本ファルコムの制作ノウハウとして活かされている点は多数あるそう。実際、近藤氏をはじめ、「白き魔女」をきっかけに日本ファルコムに入社したメンバーが今の「軌跡」シリーズの中核にいるということで、日本ファルコムの制作ノウハウは「軌跡」シリーズにも脈々と受け継がれているようだ。

「閃の軌跡II」のキャラクターモーションを動画で公開!

続く「英雄伝説 閃の軌跡II(以下、閃の軌跡II)」のコーナーについては、普段雑誌やWEBでは伝えきれない情報として、「閃の軌跡II」で一から作り直したキャラクターのモーションについて、前作「閃の軌跡」と比較したアリサ、ラウラの動画が公開された。

会場で公開された映像は残念ながらお見せできないため、言葉で伝えるのは難しいものの、全体的に固めな印象が強かった前作と異なり、髪型に合わせた髪の毛のなびき具合や、アリサなら女の子らしく、ラウラなら力強いストライドといったように、キャラクターの特徴に合わせたモーションなど、細部にまでこだわったモーションになっていた。

そのほかにも、先日公式サイトでも公開されていたフィールドアタックでの連撃や、前回の馬に加えて新たな移動手段として登場するバイクの移動シーンなどが紹介された。

実際にゲームとして動いているシーンを見ると気になるのが現在の開発状況だが、近藤氏によるとゲームのシステムはひと通り出来てきて、現在はイベントを組む上でのスクリプト作業に入っているとのこと。海外版制作時にはいつも言われるというテキスト量の多さなどもあり、現在は全社を挙げて作業はしているそう。

同時に、オープニングムービーの制作にも着手。日本ファルコムの特徴でもあるのだが、外注には出さずに全て社内で制作していることもあり、会場ではラフ原画を見ることができた。

発売日については近日中に発表予定となっており、近藤氏曰く「いつもの時期あたり」とのこと。近年を見るに大方の予想はつくところではあるが、正式な発表を心待ちにしたい。

「碧の軌跡 Evolution」OP曲も初披露!

先日発売日が6月12日に決定したことも明かされた「英雄伝説 碧の軌跡 Evolution(以下、碧の軌跡 Evolution)」については、まず最初に公式サイトで公開中のプロモーションムービーを紹介した。

上映後は、岡島さんがアレンジで参加したという一部楽曲について、原曲とアレンジ曲の聴き比べをすることに。今回公開されたのは「ミシュラムワンダーランド」「大都市に潜む罠」「月下の想い」「Concentrate All Firepower!!」の4曲。岡島さん自身は原曲のテイストを損なわずに生演奏の音を入れることで、音に磨きをかけることを狙っているそうだが、曲ごとにゲームを遊んだからこそイメージされるアレンジの数々となっていた。

さらに、「Concentrate All Firepower!!」の別バーション楽曲として制作されたオープニングテーマ「碧き願い」を会場で初披露。ちなみに、普段「軌跡」シリーズのオープニングテーマを歌う小寺可南子さんは今回、ボーカルとしては参加はしていないものの、作詞とコーラスを担当しているとのこと。

最後に行われたプレゼント抽選会など、雑談を楽しみつつ盛り上がったイベントもいよいよ幕引き。最後は、次回イベントが6月8日に開催されることが明かされた。その内容はまだ未定ではあるものの、今回触れられなかったガガーブトリロジーシリーズの「英雄伝説 朱紅い雫」、「英雄伝説 海の檻歌」などの話をしたいと語っていた。

「Falcom Acoustic Live&Talk Show」配信ページ(4月5日までタイムシフト視聴が可能)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv173459596

※画面は開発中のものです。

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