果てしない絶望の先に、プレイヤーは何を見るのか―PS3/PC「DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION」で追加された新ステージのプレイインプレッション

プレイレビュー
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フロム・ソフトウェアより2012年10月25日に発売されたPS3/PC用ソフト「DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION」は、昨年PS3で発売された「DARK SOULS」に多数の新要素を加えた作品となっている。ここでは、本作で追加された新マップのプレイレポートをお届けする。

「DARK SOULS(ダークソウル)」といえば、2011年9月に発売され、立体的に作りこまれた世界とプレイヤーの想像力を掻き立てるストーリー、そしてクリアまでに何百回も死を体験することになる高い難易度で、世界中のゲームファンを魅了したアクションRPG。かくいう筆者も、発売された当時は絶望の底に何度も突き落とされながら、文字通り死にもの狂いでプレイした1人だ。

そして、発売から約1年が過ぎた10月25日、待望のダウンロードコンテンツ「ARTORIAS OF THE ABYSS」が配信開始となり、眠れぬ日々を過ごした人もいるだろう。なお、DLC「ARTORIAS OF THE ABYSS」はあくまでも以前にプレイした人向けのコンテンツであり、これから始める人には本編とDLCがセットで収録されたパッケージ「DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION」でのプレイをおすすめしたい。

今回、ついに登場した新たな「DARK SOULS」の世界を思う存分堪能したので、そのプレイインプレッションを紹介する。なお、本稿ではDLCで追加された全ステージについて紹介しているので、ネタばれには充分注意していただきたい。

「ARTORIAS OF THE ABYSS」とは何か、そして体験するための手順を紹介

そもそも、今回追加された「ARTORIAS OF THE ABYSS」とは何か、その概要から説明しようと思う。DLCのタイトルにある「ARTORIAS(以下「アルトリウス」)」とは、本作の世界の最重要人物であり、物語にも深く関わる「薪の王グウィン」に仕えた四騎士の1人だ。

ゲーム本編におけるアルトリウスは故人のため登場することはないが、さまざまな場所や、登場人物の会話の節々に名前が出現するため、記憶に残っているプレイヤーも多いだろう。

そして今回のDLCでは、ついにプレイヤーとアルトリウスが対峙することになる。死んだはずのアルトリウスと対峙できることから分かる通り、DLCで追加された物語はすべて本編の過去の内容となっているのだ。アルトリウスのほかにも、本編に登場したステージと酷似した場所がいくつも登場するぞ。

また、ステージの名前には、「ウーラシール市街」や「深淵の穴」などが存在しており、本編を知るプレイヤーにはお馴染みのキーワードが散りばめられているなど、本編をクリアした人にはたまらないコンテンツとなっている。

新ステージへ辿り着くためにすべきこと

本DLCはゲームを開始してすぐに体験できるわけではなく、複数のイベントを達成し、さらに本編を終盤まで進めなければならない。プレイインプレッションに入る前に、まずはその手順を紹介しよう。

まず「狭間の森」に出現する湖獣を倒し、さらにその奥にいるクリスタルゴーレム(琥珀)も撃破することで「ウーラシールの宵闇」を救出できる。これが新規要素到達への第一歩だ。一連のモンスターはボスではないため、難易度は低めだが、足場が悪く、踏み外すと湖の底に落ちてしまうので注意したい。なお、湖獣を倒したのにクリスタルゴーレム(琥珀)が出てこない、という人は、その場でセーブ・ロードすれば出現するぞ。

次に、中盤のダンジョンである「公爵の書庫」に登場する「クリスタルゴーレム」を倒して、アイテム「割れたペンダント」を手に入れよう。これが、DLCに登場する一連のマップの鍵となるのだ。

「割れたペンダント」を所持した状態で狭間の森の最奥地に行くと、黒い渦が出現している。これを調べれば追加されたステージへのアクセスできる。

いよいよ新ステージに突入―まだ見ぬ絶望が待ち受ける

DLCのステージは、まず「霊廟・裏庭」という場所に到着する。このエリアでは最初のボス「霊廟の聖獣」と戦うことになるのだ。霊廟の聖獣はギリシャ神話に登場する伝説の生物・キマイラのような風貌で、さらに大きな翼も持っている。常に動き回り、間合いを取りながら戦っていきたい。

ちなみに筆者は、突然の登場に虚をつかれ、何の準備もしていなかったため初戦は成す術もなく完敗。その後も動きを読み切れずに負けを重ね、6戦目にしてついに勝利することができた。

さらにその先には、巨大なキノコの姿をした霊廟の守人「エリザベス」が静かに佇んでいる。このステージに入る過程で救出したウーラシールの宵闇の乳母であり、さまざまなアイテムを売ってくれる。

ついに騎士アルトリウスと邂逅

「王家の森庭」は、本編に登場した「黒い森の庭」にそっくりなエリアだ。しかし、黒い森の庭は真夜中で見通しが悪かったが、王家の森庭では太陽の光が入り、見渡しやすくなっている。

また、出現するモンスターも違い、いずれのモンスターも強力になっている。カカシのような「森の園丁」は非常に遠距離からでもこちらを索敵し追いかけてくるので、細心の注意が必要。また、同時に現れる「石の騎士」も手強い相手で、動きは遅いものの、離れていても油断はできない。

古い遺跡のような「ウーラシールの塔」ではついにアルトリウスと対峙することになる。アルトリウスは大剣を片手で軽々と扱っており、その攻撃はとにかく強力。近距離攻撃のみであることが救いだが、動きが素早いのですぐに詰め寄ってくる。

また、ウーラシールの塔にはPvPが楽しめる「試練の戦い」への入場口もある。最大4人までの対戦が可能で、1vs1、2vs2、バトルロイヤルがプレイできる。連勝記録による専用のランキングも存在するので、熟練プレイヤーにとって、新たな挑戦の場となるだろう。

中身の濃い体験ができた新ステージ

筆者は15時間ほどで新ステージを踏破できた。もちろんこれは、装備品やレベルによって変わってくるだろうが、ダウンロードコンテンツとして追加されたステージとしては、充分すぎるボリュームに感じた。全体的に難易度は高めで、特にボス戦は、1周目のプレイヤーは少々手こずるかもしれない。

「鷹の目ゴー」や「王の刃キアラン」など、いまだ謎に包まれたキャラクターは多いものの、「DARK SOULS」の過去を体験できることは大きな魅力。本作をより深く楽しみたい人には、絶対に体験してほしい。

※画面は開発中のものです。

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