2026年4月24日にグラビティゲームアライズがメディア向け新作試遊会を開催。国内最大級のインディゲームの祭典「BitSummit PUNCH」に出展予定の全4タイトルを一足早く体験した。
今回のメディア向け新作試遊会は、2026年5月22日~24日に開催される日本最大のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」に出展予定のタイトルが体験できたイベントだ。さまざまなジャンルの個性豊かな4タイトルをプレイできたので、本稿ではそれぞれのプレイレビューをお届けする。
ガルバテイン:冒険者ギルド事務所
本作は、プレイヤーが冒険者ギルドのマスターとなって経営に励むシミュレーションゲームだ。ギルドマスターとしての仕事は、大きく分けて昼の事務と夜の接客の2つがある。

まず昼の業務は、クエストを終えた冒険者たちが持ち込む報告の査定だ。カウンターに現れる冒険者のライセンス期限や、クエストの締切日に不備がないかをチェックしていく。面白い点は、クエスト達成の証拠品をクリックして始まる冒険者との会話。どうやって手に入れたのか、その時の状況はどうだったのかといった裏話もヒントになる。
さらに、ギルド百科事典と照らし合わせて証拠品の真偽を確認し、報告を受理するか決めていく。正しい判断ができればギルドの評判が上がるが、失敗すれば評価が下がるため、ギルドの主としての責任が問われることになる。



夜になると、今度はギルドの酒場がオープンして冒険者たちに食事を振る舞うことになる。ここでは意思を持つ魔法の鍋・カウルと一緒に、冒険者たちが求めるメニューを提供していく。



希望通りの料理を出して喜んでもらえれば好感度が上がるが、注文を間違えれば評価を落としてしまう。



昼の書類仕事と、賑やかな夜の酒場経営。この2つのタスクをこなしながら、冒険者たちと交流を深めていくサイクルがユニークな作品だ。
はしれへべれけ EX
サンソフトの代表的なアクションゲーム「へべれけ」。主人公の「へべ」は、同社のアイコンとしても親しまれる看板キャラクターだ。そんなシリーズの関連作として、1994年にスーパーファミコンでリリースされたのが「はしれへべれけ」である。本作「はしれへべれけ EX」は、当時の作品をベースにグラフィックなどをアップデートしたリメイク版だ。



ゲームには「へべ」や「おーちゃん」、「すけざえもん」といったお馴染みのキャラクターたちが勢揃いする。内容は、乗り物を使わず自らの足でコースを駆け抜けるレースアクション。
道中に落ちているアイテムを拾って相手を妨害しながら、誰よりも早くゴールを目指すというルールだ。見下ろし視点で進む画面は、本格的なレースゲームというよりも、賑やかなドタバタアクションといった印象だ。



モード面も充実しており、1人用のストーリーモードやタイムアタックのほか、2人でのローカルプレイや最大8人でのオンライン対戦も搭載されている。



さらに、スーパーファミコン当時のオリジナル版も収録。昔懐かしいドット絵のまま遊ぶこともできるため、当時を知るファンにとっても嬉しい仕様となっている。


LIGHT ODYSSEY
本作は、光が奪われた闇の世界を舞台に、光を取り戻すための冒険に挑むアクションゲームだ。プレイヤーは光を宿す者・バンディを操作し、立ちはだかるボスたちと対峙することになる。


画面の大部分が深い闇に包まれたダークな世界観が特徴だが、それゆえにステージに立つ光の柱や、バンディの攻撃アクションの光が際立ち、幻想的な雰囲気を感じさせてくれる。


本作は「ボスラッシュアクション」と銘打たれており、メインとなるゲームは次々と現れる巨大なボスたちとの戦いだ。バンディの数倍はあるボスとのバトルは迫力満点。見下ろし視点のアクションで、上下左右に動き回りながら、攻撃とダッシュによる回避を駆使してボスの体力を削っていくこととなる。



バトルの鍵を握るのはスタミナ管理だ。攻撃や回避を行うたびにゲージを消費し、使い切ってしまうと最大まで回復する間、通常移動以外のアクションが取れなくなってしまう。また、回数制限のある回復スキルの使いどころも重要で、常にバンディの状態に気を配る必要がある。



一方で、回避などの移動から攻めへと転じる爽快感もしっかり用意されている。回避に成功するとオーバードライブゲージが溜まり、発動すれば攻撃のスタミナ消費なしで一気に畳みかけることが可能だ。さらに攻撃を当て続けることで強力なバーストも発動でき、敵に大ダメージを与えるチャンスが訪れる。


操作自体はシンプルだが、難易度はやや高めな印象を受けた。ただ、倒されてもボス戦の直前に復帰できるため、じっくり戦略を練るというよりは、何度も挑んで体で攻略法を覚えていくような、手応えのあるアクションゲームとなっている。
The Ashen OZ
タイトルが示す通り、本作は児童文学「オズの魔法使い」を原案とし、独自の解釈で再構築した世界観が特徴のゲームだ。絶望と薄れゆく記憶によって形作られた「歪んだ夢幻の世界」を舞台に、主人公のドロシーを操作して探索を進めるダークファンタジー・ローグライトアクションとなっている。

探索の舞台となるステージは陰惨な雰囲気も漂うが、原案の持ち味ゆえか、どこか幻想的で絵本のような情緒も感じられる。そんな世界を歩むドロシーは2頭身の可愛らしい姿で描かれており、少々重苦しい画面に癒しを与えてくれる存在だ。

しかし、その愛らしさとは裏腹に、血染めのブーツを履き、武器として魔女の傘を振るうという尖った設定が、本作独自のダークさを引き立てている。
アクション面は非常に多彩で、ジャンプやダッシュを基本に、傘を用いた連続コンボや、敵の攻撃を受け流すパリィを使い分けて戦う。



さらに、離れた敵に傘の先を伸ばして急接近する「チェインスピア」や、「ドリームキャッチャー」という空中に浮いているオブジェクトにチェーンを引っかけて飛び移るワイヤーアクションなども用意されている。



道中でスキルを購入できるなど、カスタマイズの幅も広そうだ。

なかでも特徴的な点が、本作の要となる「ダイスビルドシステム」である。冒険の途中で手に入るダイスに触れると、提示された3つのスキルから1つを選択して習得できる。どのスキルを組み合わせるかによってドロシーの成長パターンが変化するため、プレイするたびに異なる戦略を試せるのが面白い。


旅の道中では、原作にも登場する飼い犬のトトやカカシの登場も確認できた。その他、ブリキの木こりや、臆病なライオンといったキャラクターが、どのように登場するのかも気になるところ。



アクションの爽快感はもちろん、再構築された物語がどのように展開されるか楽しみな作品だ。
「BitSummit PUNCH」期間中には、今回紹介した4タイトルだけでなく、「空気読み。ワールド 韓国Ver.」と、昨年11月にリリースされている「Aeruta(アルタ)」も出展予定とのこと。現地に行かれる際には、ぜひこちらも併せてチェックしていただきたい。
※画面は開発中のものです。
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