「龍が如く 極3」プレイレポート:絆という光、暴力という闇の狭間で闘う桐生一馬の生き様に惚れる、ボリューム満点のリメイク

プレイレポート・レビュー
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セガより2026年2月12日に発売されるPS5/PS4/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC(Steam)用ソフト「龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties」から、シリーズの顔とも言える主人公・桐生一馬の新たな闘いを描く「龍が如く 極3」(以下、「極3」)のプレイレポをお届け。

「龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties」公式サイト

堂島の龍・桐生一馬の歩みをプレイバック!

本作は、シリーズ20周年を迎えたセガを代表する看板タイトル「龍が如く」の最新作。以前より本シリーズでは、PS2やPS3時代に発売された過去タイトルを、現代のゲームエンジンにて再構成した「極」リメイク作が展開されてきた。その中でもナンバリングタイトルである「龍が如く 極(以下、「極」)」や「龍が如く 極2(以下、「極2」)」は、昨年にPS5やNintendo Switch 2などの現行ハード向けにリリースされたこともあり、筆者のようにこの機会に初めて、あるいは久しぶりに触れてみた方も多いのではないだろうか。

とはいえ、「極3」のリメイク元となる「龍が如く3(以下、「3」)」の発売は2009年、物語的な前作にあたる「極2」も2017年発売ということで、若かりし頃の桐生一馬に立ち返るのは久しぶりのこと。というわけで、今回は「極3」に至るまでの桐生一馬の歩みを、「極」「極2」の内容から簡単に振り返っていこう。

「龍が如く 極」より
「龍が如く 極」より

1995年。関東最大の暴力団、東城会の直系堂島組に所属する桐生一馬は、同じ養護施設で育った澤村由美を堂島組長が拉致し、彼女を救出しにやってきた錦山彰が組長を殺害した現場に出くわしてしまう。親友であり、病弱な妹を支えていた錦山が捕まることを避けるため、桐生は自らが身代わりになり、親殺しの汚名を着て10年の服役を科される。その後出所した2005年にて、堅気となった桐生は今の東城会が内部資金100億を喪失し、混乱した状況にあることを知る。

10年の間にいったい何があったのか? 桐生は行方不明となった由美を探していると、同じく由美を求め東京を訪れた少女・遥と出会う。消えた100億の謎を握るとして狙われていた遥を、追手から守る桐生。その闘いの先に、東城会を混乱に陥れているのは10年の間に自分の組を持ち勢力を伸ばしていた錦山だったという事実や、東城会と政界の黒い繋がりの存在に辿り着く。

「龍が如く 極」より
「龍が如く 極」より

全てに決着をつけるため、錦山との決戦に赴く桐生。しかしその過程で、桐生の大切だった人が命を落としてしまう。生きる気力を失った桐生だったが、遥を守るために立ち上がり、彼女と共に生きていくことを決意する。

それから一年後の2006年、遥と共に暮らす桐生の元に、東城会五代目会長に就任した寺田が訪ねてくる。寺田の古巣でもある関西の暴力団、近江連合が東城会を吸収すべく動いていることを察知し、桐生に助けを求めにきたのだ。極道の世界へ再び関わることに悩む桐生だったが、突如現れた刺客により寺田が倒れたことで、近江連合との盃を交わすため大阪に向かう。

「龍が如く 極2」より
「龍が如く 極2」より

近江連合との和解も無事に済むかと思われた矢先、近江連合直参郷龍会の会長である郷田龍司がクーデターを起こしてしまう。「関西の龍」の異名を持つ龍司は、桐生を倒すことで自分が唯一無二の龍となるべく、桐生の前に立ちはだかる。東西の巨大組織による抗争の危機が迫る中、桐生は行動を共にすることになった女刑事、狭山薫との間にロマンスを発展させてゆく。

やがて事態は、恩人である風間の過去や、数奇な運命を知り、桐生は風間を案じての過去の行いが因果として巡ってきたことを悟る。裏切りと陰謀が渦巻く中、桐生は郷田龍司と「龍」の座をかけた最後の闘いに挑む。ここで、「極2」は幕を閉じる。

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今度の桐生ちゃんは沖縄でパパ!?子どもたちと町内会の信頼を勝ち取る「アサガオライフ」

「極3」の物語は、「極2」のラストから数日後、桐生が東京を離れてからの人生を追っていく。お互いの目標を叶えるため狭山薫と別れた桐生は、遥と共に沖縄の児童養護施設「アサガオ」に移り、8人の子どもたちと一緒に暮らすことに。なお、この第一章では「極」「極2」のダイジェストムービーを鑑賞できるため、「極3」に興味を持ったけれど過去作を遊んでいない、という方もご安心いただきたい。

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移り変わって第二章は、沖縄を舞台に身寄りのない子どもたちの「パパ」となった桐生の日常が描かれる。今回実装された「アサガオライフ」は、シリーズ伝統の経営要素を含むコンテンツだ。ここでは料理や虫取り、宿題のお世話にミシン縫いなど、様々なミニゲームが用意されている。それらをクリアすることで子どもたちとの絆が深まる他、入手した食材や虫、雑巾などの縫物を「アサガオ商店」にて売却して資金を得る、町内会からの依頼に応じて納品することが可能。

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「アサガオライフ」は、ミニゲームのクリアや町内会からの依頼を達成して「パパランク」を上昇させ、子どもたちのリクエストに沿ったお題料理を完成させることで進行する。最初はカレーしか作れなかった桐生パパだが、食材が増えランクも上がれば料理のレパートリーも増え、子どもたちに美味しい料理を振舞うことができる。

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子どもたちの笑顔は何よりの報酬だが、依頼の達成状況に応じて遥から「お駄賃」が貰える。小学生からお金を渡される元極道はシュールだが、その他にもゲーム内実績を埋めることでポイントが手に入り、入手したお金とポイントは桐生のステータス向上やアクションの解禁といった「能力強化」に充てられる。

「アサガオライフ」はメインストーリーの合間に遊ぶサブコンテンツではあるものの、物語としての味わいも深い。子どもたちとの絆が深まると個別の「絆ストーリー」が発生し、8人の子どもたち一人ひとりの悩みや成長に寄り添い、良き父であろうとする桐生パパの姿が胸を打つ。裏社会と極道という、「暴力」と無縁ではいられない題材を扱う本作だからこそ、子どもたちとの触れ合いから生じる心温まるドラマは一服の清涼剤として、プレイヤーにも安らぎを与えてくれるだろう。

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“行くぞてめぇら!”な最強チームを作れ!「最強列伝 ツッパリの龍」

「アサガオライフ」と並ぶもう一つの大型コンテンツが、「最強列伝 ツッパリの龍」だ。沖縄の弱小レディースチーム「ハイサイガールズ」と出会った桐生は、彼女たちを敵対組織から守ったことをきっかけにチームに加入。全国制覇を目指し侵攻してきた「闘狂ナイトメア」から沖縄の人々や街を守るため、特攻服を着こみ闘いに臨んでいく。

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このコンテンツでは、ハイサイガールズの勢力を増強し、敵対チームを倒すことでストーリーが進行していく。街中で絡まれている女性を救出したり、街中でスカウトしたりして仲間を増やし、「伝説Rank」を上げることでさらに強大なチームと闘えるようになる。

このコンテンツにおける戦闘は、基本的にはチームバトル。街中で発生する喧嘩バトルでは5人を、敵拠点に侵攻し100人規模の敵と闘う「血闘」では最大20人の仲間を引き連れて戦闘を行う。仲間にはそれぞれ能力値や「キメ技」が設定されており、戦闘中はオートで動く彼女たちは頼れる戦力だが、敵の強力な攻撃を受け苦戦することも。バトルを繰り返し、LVを上げて仲間を鍛え上げ、最強チームを目指していこう。

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「血闘」ではツッパリらしくバイクに乗って相手の拠点に進軍し、そのまま敵を薙ぎ払うような攻撃も可能で、特攻服とバイクは色や柄のカスタムも行える。また、「血闘」のクライマックスは敵味方が入り乱れる大乱闘となっていて、リーダーのツバサの号令に合わせて突撃していく盛り上がりは、さながら「HiGH&LOW」シリーズのよう。

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この「最強列伝 ツッパリの龍」でも戦闘の報酬にてお金や能力強化のためのポイントを得ることができ、通常のアドベンチャー(神室町や沖縄の探索、ミニゲームのクリアなど)や「アサガオライフ」とも相互に作用しあっていて、この辺りは過去のシリーズを遊んでいれば肌感覚で掴めるはず。「極2」で言うところのキャバクラ経営が「アサガオライフ」、クランクリエイターが「最強列伝 ツッパリの龍」に該当するといえば、イメージしやすいかもしれない。

一方、シリーズに初めて触れる方はその物量に困惑するかもしれないが、その都度の目標はメニュー画面でいつでも確認でき、他の遊びに目移りしたとしてもやるべきことを思い出せるようゲーム側で手厚くサポートしてくれるので安心。これらのサブコンテンツは、遊べば遊ぶほど桐生を強化するリソースが溜まっていく仕組みとなっていて、かつ沖縄で出会ったキャラクターたちにも自然と愛着が湧くよう設計されており、メインストーリーを差し置いて熱中してしまうのも「龍が如く」のお約束。人と人との絆を尊ぶ関係性の中でいつしか、孤児院だけでなく沖縄の守護神となっていく桐生の生き様は、問答無用に格好いいのである。

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豪快さと駆け引きが進化した、「極」アクション

ここからは、シリーズの醍醐味であるケンカアクションをご紹介。今回の桐生は「堂島の龍・極」と「琉球スタイル」の二つのスタイルを有し、それらは戦闘中に自由に切り替えが可能。

「堂島の龍・極」はオーソドックスな拳などの体術、周囲の看板等のオブジェクトを用いて豪快に闘うスタイル。「極」「極2」では隠しスタイル扱いだった「堂島の龍」が最初から解禁されていることに驚くが、その中身は過去作のアクションを取り入れ統合した、いわゆる「ベスト盤」の仕上がり。懐かしのアクションに炎を思わせるエフェクトやモーションの早さが相まって、派手さと無骨さを兼ね備えたアクションはどれも力強く、敵の攻撃をかわすスウェイの動きも機敏だ。

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もう一つの「琉球スタイル」は、沖縄に伝わる8種の武器を使い分けるスタイル。弱攻撃と強攻撃の組み合わせ、ボタンの長押しなどで扱う武器が変わり、武器ごとに出血や気絶といった状態異常を与える他、その特性により範囲攻撃や定点攻撃にも対応できる器用なスタイルと言えるだろう。また、琉球古武道の一つ「ティンベー」と呼ばれる盾を持つことで、「堂島の龍・極」が回避ならこちらはガードに長けたスタイル、という差別化がされている。

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ヒートゲージを消費して放つ強力な必殺技「ヒートアクション」も続投しており、敵との位置関係や周囲の建物との距離などに応じて様々な技を繰り出すも、操作はワンボタンで簡単。また、今作より「ドラゴンブースト」という強化モードが追加され、攻撃のクリティカル化やスーパーアーマー、敵を持ち上げてぶん投げるなどさらに強力なアクションが可能。ブーストのシメに繰り出す「ドラゴンフィニッシュ」は龍のエフェクトをまとい、超必殺技に相応しいド派手な攻撃で敵を圧倒する。

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従来の要素と新機軸をミックスした本作のアクション要素において、過去作よりも強化された駆け引きについて触れておきたい。「極」「極2」では敵がスーパーアーマーでこちらの攻撃に割り込んで反撃してくる、やや理不尽に感じる瞬間がないわけではなかったが、本作では敵が強力な技や銃で遠距離攻撃を繰り出す際の警告が追加され、回避orガードを判断する展開が生まれ、攻防にメリハリが生まれている。

また、「堂島の龍・極」ならジャスト回避、「琉球スタイル」ならジャストガードの要素があり、それらを成功させた後のこちらの攻撃はクリティカル判定となり、ボス敵の強化状態を解除する上での重要なテクニックとなっている。筆者は本作を「STANDARD」の難易度でプレイしたが、ボス敵との戦闘は常に緊張感をもって遊ぶことができた。敵の攻撃を的確にいなし、ダメージを与えていく緩急は、これまでの作品とはまた違った戦闘のリズムを生み出している。

バトルの難易度については三段階が用意されており、ボタン連打で多種多様なコンボを繰り出せる「バトル操作」オプションもあるため、アクションゲームに不慣れでも詰むことなくエンディングまで楽しめるだろう。加えて、筆者は今回Nintendo Switch 2版でのプレイを行ったが、ロード時間が「極2」よりも短縮され、快適に遊べる完成度であったことも購入の参考のためにお伝えしておきたい。

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東京と沖縄、二つの街で繰り広げられる桐生一馬の「守る」ための闘い

ここでもう一度、今作のメインストーリーについて触れていこう。沖縄の児童養護施設「アサガオ」で穏やかな日々を過ごしていた桐生だが、施設に立ち退きの危機が迫る。これに抗議するため、桐生は自分を監視していた沖縄の極道組織「琉道一家」の若頭、島袋力也と激突する。

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地元沖縄を愛し、「よそ者」である桐生を寄せ付けない力也。だが、街で起きたトラブルを解決したことで力也は桐生に一目置くようになり、琉道一家の組長、名嘉原茂を紹介されることに。桐生を兄貴と呼び慕ってくる力也の人懐っこさは愛嬌があり、地域の人々もそんな彼を可愛がっている様子。彼の人気は「極3」で爆発するのではないだろうか。

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その後、名嘉原が面倒を看ている少女・咲の誘拐事件を解決させ、東城会六代目会長の堂島大吾の口利きもあり、アサガオの立ち退き問題は収束する。ところが一年後、名嘉原が何者かに撃たれたという知らせを受け、さらに追い打ちをかけるように、東京にいる堂島大吾も銃撃されたとの連絡が入る。しかも二人を撃ったのは、死んだはずの風間新太郎に瓜二つの男だという。

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東京と沖縄、同日に現れ名嘉原と大吾を襲った男はいったい誰なのか。真相を探るべく再び東京・神室町に舞い戻った桐生と、名嘉原の敵討ちのために上京した力也。彼らを待っていたのは、「極2」の動乱以降に頭角を現した東城会の幹部たち。堂島大吾が倒れた今、会長の座を巡っての跡目争いが勃発し、激しい闘いが繰り広げられてゆく。

彼ら幹部たちは、実在の豪華俳優陣がボイスを担当。宮迫博之さんが担当する神田強は、女と暴力を何よりも愛する男。周囲の巨大なオブジェクトを破壊しては振り回し、時には部下を投擲して闘うという傍若無人を絵に書いたような人物で、闘う際はかなり苦戦させられた。マーベル映画やウルトラマンシリーズで声優経験もある宮迫さんの、怒気を込めた演技は必聴だ。

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中村獅童さんが演じる峯義孝は、ITベンチャー企業出身で、神田を介して極道入りしたという異色の人物。クールで理性的な表向きの顔と、その裏に秘めた暴力性が解き放たれる瞬間のギャップを、中村さんが色気たっぷりに好演。「3」をすでに遊んだ方ならご存知かもしれないが、峯という男は桐生と似た生い立ちを背負っており、しかし別の道に歩むことになってしまった人物として描かれている。「極3」では前述のサブコンテンツにて「絆」にフォーカスすればするほど、峯の抱える深い闇がより際立つことになり、本作に収録された外伝の主人公を彼が務める理由も自ずとわかるようになっていく。桐生と峯、二人が背を向け合っているメインビジュアルの意味を噛み締めながらプレイしてほしい。

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中でも衝撃的なのは、ボイスのみならずフェイスキャプチャーにより顔まで再現された、香川照之さんが演じる浜崎豪だ。言葉遣いは丁寧だが常に不穏さを醸し出し、相手を精神的に追い詰める語り口は、ゲームだとわかっていても肝が冷える。彼を形容する言葉としては「おぞましい」が最も近く、リメイク元の「3」では高橋ジョージさんが浜崎役を担当していたということを知り、「極3」の浜崎は香川さんに合わせてチューニングし、全く新しいキャラクターとして設計されたのでは、と思ったほど。

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米軍基地拡大法案とリゾート開発による巨大な利権と、東城会会長の後釜を巡っての血で血を洗う大激闘。また、風間に似た男の正体とは。謎が謎を呼ぶ展開が続き、東京と沖縄、それぞれの土地で大切なものを守るために闘う桐生の物語は、どこへ行きつくのか。サスペンスフルかつ重厚な人間ドラマの醍醐味は「極3」でも健在で、章の区切りを迎えるたびに続きが気になってしまい、筆者も連日夜更かしをすることになってしまった。

また、本作は「変わる伝説、新たな歴史」というキャッチコピーが掲げられており、「3」をただ現在の技術に置き換えたものに留まらない、なにか大きな「変化」があるのではないか、という期待を抱き発売を心待ちにしているシリーズファンの方も多いだろう。極クオリティで蘇った「龍が如く」の真価を問う一作、ぜひともご自身の目で見届けていただきたい。

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底が見えないボリューム満点の極リメイク。しかももう一本ゲームが付いてくる

ここまで、過去作の振り返りをしつつ「極3」の魅力をお伝えしてきたものの、これはまだまだ序の口に過ぎない。東京・神室町ではダーツやカラオケといったシリーズおなじみのミニゲームが遊べて、街を歩けばサブストーリーや喧嘩を売りに来たチンピラなどとエンカウントするなど、眠らない街というイメージに相応しい量のアクティビティがプレイヤーを待ち構えている。うっかりゲームセンターに入店したが最後、往年のセガ名作ゲームにハマってしまいあっという間に一時間経過、なんてのも「龍が如く」の風物詩だ。

筆者はこの度、製品版を提供いただき、メインストーリーと「極3」の新規要素を中心に進めて12時間弱でエンディングに辿り着いたものの、ここでは紹介しきれなかった要素、まだ触れてもいない遊びがたくさん残っていて、遊び尽くした!と自信をもって言えるのは当分先のことになるだろう。

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その上さらに、本作には峯を主人公とした「龍が如く3外伝 Dark Ties」も収録されており、ただでさえボリューミーな「極3」にもう一本新作がくっついてきた、とてつもない遊びごたえのソフトとなっている。コストパフォーマンスとしては申し分ないどころか、1本分のお値段で遊べてよいのだろうか、と心配になるレベル。シリーズ20周年を祝うサービス満点の一作を、心ゆくまで堪能してほしい。

最後に、本作にはあの大物歌手・和田アキ子さんが演じるタレント「アッコさん」が登場し、桐生と衝撃の出会いを果たすことも。詳細はここでは明かさないものの、アッコさんを上手くエスコートし、“あの鐘”を鳴らしてもらえるよう、選択肢は慎重にお選びいただきたい。

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※画面は開発中のものです。

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