セガとColorful Paletteは、2025年10月18日に「プロジェクトセカイ Championship 2025 in プロセカ感謝祭 powered by ヴァイスシュヴァルツ」を開催した。

「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下、「プロセカ」)のリズムゲームで腕を競う賞金付き公式大会となる本イベント。今回は大会史上初の「プロジェクトセカイ 5th Anniversary 感謝祭」での実施となり、オフラインでの開催は5年ぶりとなる。
オンライン予選を経て行われた今回の本戦では、予選を勝ち抜いた19名に「プロジェクトセカイChampionship 2024 Autumn powered by ヴァイスシュヴァルツ」優勝者のれ選手を加えた20名が参加。A~Dまでの各グループ1位4名が決勝に進出し、その4名で決勝を行って優勝者が決定する。
選手のスコア合計が同率の場合、その選手だけでもう1曲プレイし、そのスコアが高い選手の勝利となる。勝敗が決まるまでプレイを繰り返し、課題曲は運営による抽選で選ばれる。楽曲については、すでにプレイされている曲がもう一度選ばれる可能性もあるとのこと。そして、決勝戦では初公開となる新曲が2つ用意されている。
MCは百花繚乱さん、アシスタントMCは中島由貴さん、実況はスポーツキャスターの河野海樹さん、解説はおなじみの社築さんが務めた。以下、大会の模様をお届けする。


準決勝グループA:temp選手のAP達成で前回優勝のれ選手がまさかの大苦戦も…?
・出場選手
INF.
かるりーる
temp
リリィ
れ
シードのれ選手が勝ち抜くかにも注目が集まる準決勝のグループAでは「エンドマークに希望と涙を添えて(MASTER/楽曲Lv.35)」(作曲:cosMo@暴走P)、「六兆年と一夜物語(MASTER/楽曲Lv.35)」(作詞:kemu、作曲:kemu)、「MarbleBlue.(APPEND/楽曲Lv.37)」(作曲:みそみぃる、編曲:Ponchi♪)の3曲がチョイスされた。
実況・解説からは特に「エンドマークに希望と涙を添えて」の密度の濃さに注目する中で、同楽曲に関してはtemp選手は最終盤までオールパーフェクト(AP)を継続するも最後の最後でミスが出てしまう。一方で、リリィ選手がフルコンボという結果を叩き出す中で、ポイントは両選手に加え、序盤でミスをするも挽回したINF.選手が並び、残る2名も逆転圏の5ポイント以内に収まっており、先が読めない状況だ。


2曲目の「六兆年と一夜物語」は初期から実装されている楽曲ということもあり、序盤から全員が高い水準のプレイを見せる中、なんとtemp選手が1曲目のリベンジとばかりにオールパーフェクトを達成。リリィ選手は2曲連続のフルコンボ、れ選手もGOODひとつのみのプレイで食らいついていく。


そして3曲目の「MarbleBlue.」は、高速階段のこれまでの2曲と比べても一段上の難易度の楽曲となっているが、全選手序盤から精度の高いプレイを見せると、前回優勝のれ選手がなんとフルコンボを達成するという離れ業をやってのける。結果的にこの楽曲で逆転を果たした、れ選手が決勝進出となった。


準決勝グループB:3分待った麺選手が番狂わせなるか?常連のREN選手も意地を見せる
・出場選手
かん
3分待った麺
たまご
ニィニィです!
REN
3名が初出場する一方、残りの2名は優勝経験者、5大会連続出場というこちらも白熱が予想されるグループB。課題曲として選ばれたのは「嬢王(APPEND/楽曲Lv.36)」(作詞:q*Left、作曲:八王子P)、「おぎゃりないざー(APPEND/楽曲Lv.37)」(作詞:Ponchi♪、作曲:Ponchi♪)、「人生(MASTER/楽曲Lv.37)」(作詞:gcmstyle(アンメルツP)、作曲:gcmstyle(アンメルツP))の3曲だ。
1曲目「嬢王」は最終盤の難関譜面も含めて見事につなぎきったREN選手がフルコンボを達成。ほかの選手が苦戦する中で、ポイントでも一歩抜ける結果となった。


2曲目はLv.37に違わぬ難しさを誇る「おぎゃりないざー」。得意譜面であるというREN選手がフルコンボペースで進行するも、最終盤にミスが出てポイントを取り損ねてしまう。一方で、3分待った麺選手が安定したプレイで本楽曲トップのポイントを獲得した。


3曲目はバーチャル・シンガーそれぞれの歌唱パートによって譜面の傾向が違うという「人生」。解説の社築さんが特にMEIKOのパート、そして終盤が難しいと話しており、そちらでいかに粘れるかが気になるところ。各選手のコンボがところどころで途切れる中、安定したプレイでまとめ上げた3分待った麺選手が有言実行の番狂わせを起こして決勝に進出した。


準決勝グループC:Jakads選手がプロセカを破壊する?AP達成のkaya選手が食らいつけるか
・出場選手
kaya
かんぱり
Jakads
ななせ
Mido
全員が長いリズムゲーム歴を持つというグループC。実況の河野さんがほかのリズムゲームでも実績のあるJakads選手に注目する中、中島さんによって引かれた3曲は「What's up? Pop!(MASTER/楽曲Lv.37)」(作詞:Capchii、作曲:Capchii)、「超ナイト・オブ・ナイツ(APPEND/楽曲Lv.36)」(作曲:ZUN (上海アリス幻樂団)、編曲:ビートまりお×まろん)、「ダイジョブですか?(APPEND/楽曲Lv.37」(作詞:cosMo@暴走P、作曲:cosMo@暴走P)と、いずれも超高難度の譜面がチョイスされた。
1曲目の「What's up? Pop!」は、“プロセカを破壊する”と宣言しているJakads選手が好きな楽曲ということで、唯一のフルコンボを記録。GREATも2つのみという安定感抜群のプレイングでポイントでも一歩リードすることになった。


続く「超ナイト・オブ・ナイツ」はノーツの物量の多さと緩急のなさが難しい楽曲ということだが、kaya選手がオールパーフェクトを達成。ただし、ほかの選手も精度の高いプレイを見せて、大きなポイント差はつかずに3曲目へと移っていった。


そして3曲目の「ダイジョブですか?」は、名前が出るたびに会場からも思わずため息がこぼれるほどの高難度楽曲ということで、こちらの出来が勝敗を分けることになりそう。こちらも序盤はkaya選手がオールパーフェクトのプレイを見せるも、終盤は混戦模様に。その中でも曲全体の精度の高さを見せたkaya選手がトップとなったが、1曲目の貯金を守りきったJakads選手が勝ち抜いた。


準決勝グループD:カイ選手が全楽曲でAP含む安定したプレイを披露
・出場選手
Eff
カイ
かるぼ
コウ_Koh
Koma.
準決勝最終組となるグループDでは、「the EmpErroR(MASTER/楽曲Lv.36)」(作曲:sasakure.UK)、「初音ミクの消失(MASTER/楽曲Lv.35)」(作詞:cosMo@暴走P、作曲:cosMo@暴走P)、「ヤミナベ!!!!(MASTER/楽曲Lv.37)」(作詞:cosMo@暴走P、作曲:cosMo@暴走P)の3曲が課題曲として選出。
とにかく速いことが特徴である「the EmpErroR」。序盤はEff選手がオールパーフェクトで先行するも、中盤から終盤にかけてはそれぞれにミスが出て、結果的に安定感のあるプレイを見せていたカイ選手がトップに抜け出す。1ポイント差でかるぼ選手が追う展開だ。


2曲目の「初音ミクの消失」は比較的初期から実装されている「プロセカ」においても歴史のある楽曲ということもあり、ほぼ全員がフルコンボを狙える精度の高いプレイを見せる中、カイ選手はオールパーフェクト、かるぼ選手がフルコンボという結果で、2曲を通してカイ選手が差を広げていく。


そして最後に挑んだ「ヤミナベ!!!!」は速度変化の激しさが特徴的な楽曲となり、実際のプレイでもつなぎきることの難しさを感じさせるものとなったが、3曲通じてトップのポイントを獲得したカイ選手が見事に決勝へと勝ち抜いた。


決勝:当日発表の新曲はなんとまさかのレベル38突入!
・出場選手
れ
3分待った麺
Jakads
カイ

前回優勝者、初出場、実力者と幅広い選手が勝ち残った決勝戦。発表済みの「SAN値直葬(APPEND/楽曲Lv.36)」(作詞:STEAKA、作曲:STEAKA)、「ネクラチューンサーカス(APPEND/楽曲Lv.37)」(作詞:かいりきベア、作曲:かいりきベア)に加えて、当日発表の新曲2曲の計4曲で競い合うことになる。
取りこぼしが起こる可能性もあるという「SAN値直葬」。3分待った麺選手、Jakads選手がまさかのフルコンボを期待させるなど、4人が安定したプレイを見せる。結果として3分待った麺選手、カイ選手が6177ポイントでトップになったが、れ選手、Jakads選手も1ポイント差で追いかける、決勝ならではの白熱した戦いが繰り広げられる。


2曲目は7日前にリリースされたばかりの「ネクラチューンサーカス」。まだプレイ経験の浅い楽曲ということでどのような結果になるか気になるところではあったが、なんとカイ選手はオールパーフェクト、れ選手はフルコンボを達成。2曲を通してカイ選手が一歩抜け出すも、まだ全体でも10ポイント差程度ということで、この後の新曲が鍵を握りそうだ。


3曲目で発表された新曲は「IMAWANOKIWA(APPEND/楽曲Lv.35)」(作詞:いよわ、作曲:いよわ)。レベルこそほかの楽曲よりは低いものの、全体的に密度が濃くて不規則な部分もある楽曲となっていたが、初見にもかかわらず、れ選手、3分待った麺選手、Jakads選手の3人がフルコンボを達成。中でも、れ選手はGREATも3のみと安定感あふれるプレイを披露し、トータルでも一気にれ選手が抜け出す結果となった。




そして最後に発表された4曲目は「怪獣になりたい(APPEND/楽曲Lv.38)」(作詞:Sakuzyo、作曲:Sakuzyo)。Sakuzyoさんによる書き下ろし楽曲ということだが、なんと初の楽曲レベル38に突入する楽曲が、まさかの決勝戦最終楽曲として選ばれることになった。決勝に残った4名ということでもちろん高レベルのプレイを見せてくれたのだが、それでも初見では難しいだろう譜面の連続で結果も読めない状況に。そんな同楽曲でも一番のポイントを獲得したれ選手が見事に「プロセカ」個人競技初の連覇を果たした。





■最終結果
優勝:れ選手
準優勝:カイ選手
3位:Jakads選手
4位:3分待った麺選手
優勝選手インタビュー
表彰式でも喜びのコメントが語られたが、イベント終了後にあらためて優勝者のれ選手にインタビューすることができたので紹介しよう。

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがでしょうか?
れ選手:本当に準決勝から本当に仲が良くて親友同等レベルの人と当たっちゃって、泣きながら決勝に向かったのですが、その子の分もお願いと言われて、それで勝てたのが本当に嬉しいです。
――準決勝では逆転しての決勝進出となりましたが、最後の曲に臨むにあたっての心境などはいかがでしたか?
れ選手:横のリリィ君にも多分俺無理だってずっと言ってたんですけど、諦めないでって言ってくれて、それでもう今年一番集中したレベルで取り組めて、フルコンボできました。発表されるまでは点差もわからないので、結果が出たときは本当に嬉しすぎて大号泣してしまいました。
――最後にプレイしたレベル38はどういう点が特に難しくなっていると感じられましたか?
れ選手:38自体が37の完全上位互換なんです。どれだけ難しいかと言ったら、昔36までしかない時代に37が登場したくらいの衝撃があって、譜面も今までとは比較にならないレベルで降ってくるし、どうやっても初見じゃ絶対押せないみたいな配置が多かったです。
――どのくらいあればフルコンボを達成できそうですか?
れ選手:多分1週間あればフルコンボはいけて、できれば1年以内にはAPを取りたいです。本当にズレているところが多いので、本気で研究しないと無理かなみたいな感じでした。
――大会に向けて練習する中で、苦手を克服したり、頑張った譜面はありますか?
れ選手:クセと言うか呪いのようなものだと思ってほしいのですが、突然指が動かなくなったりすることがあって。それにかかったのですが、そこから1週間ちょっと放置して、たまにやるぐらいにしていました。
――また次の目標に向けての抱負などがあればお聞かせください。
れ選手:どんどん上手いプレイヤーが増えていっているんですけど、CS(プロジェクトセカイ Championship)に出れるレベルにはずっといたいなって思っています。
――ありがとうございました。
配信アーカイブ
https://www.youtube.com/watch?v=9DuNdL532oU
「プロジェクトセカイ Championship 2025 in プロセカ感謝祭 powered by ヴァイスシュヴァルツ」公式サイト
https://pjsekai.sega.jp/championship2025/
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