千葉・幕張メッセにて9月25日～28日にかけて開催の「東京ゲームショウ2025」。本イベントでプレイアブル出展されている2025年11月6日発売のNintendo Switch 2用タイトル「ゼルダ無双 封印戦記」のプレイレポートをお届け。
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」（以下、「ティアキン」）の過去の世界でのゼルダやラウルたちの奮闘を描く本作。コーエーテクモゲームス内で新設されたAAAスタジオ開発の第1弾タイトルとしても注目の一作だ。
試遊はゼルダ、ラウル、ミネルの3人が地底にある未知の領域へと足を踏み入れるところから始まる。まずはゼルダを操作することに。チュートリアルも兼ねたステージ構成となっており、コンボによる攻撃技の派生も画面左に表示され、自分がいまどんな技を使っているのか、リアルタイムで確認しながらそれぞれの特性を把握することができた。
連撃が気持ちいい技、大勢の敵を巻き込める技などの使い分けが実に爽快で楽しい。強攻撃単発だと弓矢を射ることができて、遠くの敵を狙いすまして一撃をお見舞いできた。RボタンとA、B、X、Yボタンの組み合わせで強力な“固有技”や、所持している“ゾナウギア”による攻撃アクションも放つことが可能。また、ゾナウギアは交換可能で、これがアイテム収集要素にもなっている模様だ。
やがて“隊長ゴーレム”と戦うことに。体力ゲージが設定されており、なかなか打たれ強い。敵の特殊なオーラをまとった突進攻撃に合わせて前述の“固有技”をカウンター的に繰り出せば、相手の攻撃を潰し、さらなる追撃で大きなダメージを狙える。ザコ戦とはまた違って敵のアクションをしっかり見極めた対処が求められ、メリハリのあるゲームプレイが提供されるようだ。
隊長ゴーレム戦の途中からラウル、この戦闘が終わってからミネルへの操作キャラクターの交代も可能に。槍によるリーチの長い攻撃が扱いやすいラウル、「ティアキン」では“スクラビルド”で作成したようなゾナウギアを組み合わせた兵器をコンボ攻撃ごとに生み出して周囲を攻撃するテクニカルなミネルと、いずれも操作していて楽しいキャラクターだった。以後はプレイ中、ボタンひとつで操作キャラクターを瞬時切り替えられるようになった。
プレイし続けて共闘している味方の“シンクゲージ”が満タンになると、アツいカットインとともに強力な攻撃が繰り出せる“シンクストライク”を放つことができる。プレイキャラと味方の組み合わせごとに大きく異なる演出・効果があるようで、ゼルダとミネルだとしばらくのあいだ“ミネルのゴーレム”を操作して大暴れできて、実に爽快だった。
さらにマップの深部まで進むと、“デグガーマ”が出現。隊長ゴーレム以上の強敵だが、こちらにも特殊なアクションが用意されており、倒しがいのある相手だった。どのように立ち回るべきかは、ぜひご自身でプレイして確かめてみてほしい。
思えば、筆者は2019年に「ティアキン」がトレーラーとともに「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 続編」とだけ発表されていたころ、「ひょっとしたらゼルダもプレイアブルキャラクターになるのでは？」などと勝手に期待していたのだが、新しいトレーラーが公開されるたびにこの期待を改めることになった（もちろん発売されたゲームは大傑作だった）。
近年では「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」が発売されるなど、“（リンクではなく）ゼルダが主人公の「ゼルダの伝説」”も登場してきているが、“「ブレワイ」「ティアキン」世界のゼルダ”が主人公的ポジションの「ゼルダの伝説」という意味では、本作はまさに当時筆者が求めていたものだと言えるかもしれないと、プレイしていて気付いた。こんなに大暴れする姫様が見れるとは当時思っていなかったが……。
名実ともに“ゼルダが無双する”「ゼルダ無双 封印戦記」。TGS2025会場で試遊すると、オリジナルのクリアファイルも手に入る。
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※画面は開発中のものです。
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