ツアー千秋楽を飾った「学マス DEBUT LIVE 初 TOUR -初陣公演- 東京追加公演」レポート！佑芽のソロ曲「金の斧、銀の斧、エメラルドの斧」がサプライズ披露松田彩音さん（佑芽役）、春咲暖さん（美鈴役）、陽高真白さん（星南役）が出演

名古屋クラブクアトロ公演、梅田クラブクアトロ公演、渋谷クラブクアトロ公演と3箇所で行われた「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初陣公演-」。今回行われた東京追加公演では、過去の公演では残念ながら出演できなかった松田彩音さん（花海 佑芽役）がいよいよ「DEBUT LIVE 初 TOUR」のステージに。春咲暖さん（秦谷 美鈴役）、陽高真白さん（十王 星南役）も引き続き出演し、充実のステージを届けていった。本稿では昼の部の模様を中心にお届けする。

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ゲーム内でもおなじみのキービジュアル同様の衣装で登場した3人が最初に届けたのは、始まりの楽曲でもある「初」。三者三様の魅力あふれるパフォーマンスで会場を盛り上げた後は、さらに「Campus mode!!」では楽しい雰囲気がほとばしるようなエネルギッシュな表現で冒頭からクライマックスのような時間となっていた。

3人が揃っての公演となったことへの喜びが3人から語られつつ、3人だからこその「初」「Campus mode!!」のパフォーマンスに触れたところで、ここからはソロ楽曲の披露へと移っていく。

トップバッターの松田さんは佑芽のソロ曲「The Rolling Riceball」を届ける。楽曲の持つパワーを力強い歌声と動きで表現しており、コール＆レスポンスも相まって、終盤にいくにつれて会場のボルテージを一気に引き上げていく。

春咲さんが披露した美鈴のソロ曲「ツキノカメ」は、楽曲の中で見せる表現の幅を伸びやかな歌声とキレのあるダンスで魅せていく。回数を重ねたことでより一層洗練したパフォーマンスとなっていた。

陽高さんによる星南のソロ曲「小さな野望」は、過去の初陣公演と同様、「1st Period」で使用していた剣は手にしないかたちでのパフォーマンスだったが、これまでのパフォーマンスで培ってきた表現を全て詰め込んだようなエネルギーにあふれており、圧巻のステージだった。

それぞれが披露したソロ曲についてトークするパートでは、松田さんは歌詞を届けることを意識して歌ったこと、春咲さんはレッスン中に楽曲のあまりの重低音にスピーカーが故障したこと、陽高さんは剣がない中でのパフォーマンスの意識が語られる。

その後も衣装の話をたっぷりしたところで、続いてのパートは、陽高さんの「Our Chant」で幕を開ける。一番星（プリマステラ）である星南らしい先頭に立つ覚悟を感じさせる楽曲を、力強いセリフとともに歌い上げた。

ステージを通り過ぎるほどの勢いで登場した松田さんは「グースーピー」をパフォーマンス。ピコピコサウンドの疾走感あふれる楽曲を、広さが足りないと思わせるほどにステージを大きく使って表現していった。

春咲さんによる「Superlative」は、エレクトロなサウンドに対して柔らかさとキレの良さが行き来するような歌唱と振り付けで、一曲の中で幅広いパフォーマンスが楽しめる楽曲となっていた。

その後のMCでは「グースーピー」が「ウサギとカメ」をモチーフにした楽曲になっていること、「Superlative」が美鈴の夢の中を描いていることなど、未音源化の楽曲ならではの気になるエピソードも届けられつつ、次に披露されたのは春咲さんの「たいせつなもの」。まどろんでいる姿が多い美鈴の普段の立ち振舞いを彷彿とさせる、ゆったりとしたテンポの中、優しい歌声を届けていった。

陽高さんは全編英語詞の「Cosmetic」を、流暢かつ楽曲の流れに沿った表現の幅が凄まじいパフォーマンスを披露。スタイルの良さも相まった振り付けの優雅さも含めて、圧巻のステージを届けた。

さらに、ここで松田さんが佑芽のソロ曲「金の斧、銀の斧、エメラルドの斧」をサプライズ披露。「オズの魔法使い」などの童話をモチーフに組み込んだ、スカテイストの楽曲となっているが、曲の中で何かと会話したり、あっちむいてホイをしたりと、とにかくハチャメチャで自由度の高い楽曲となっていた。

そして3人でパフォーマンスした「ENDLESS DANCE」は、フロアミュージックとしての盛り上がりはもちろんのこと、セクシーさも感じさせる振り付けと表情も相まって、視覚的にも楽しめる楽曲だ。

一通り披露した後は再びMCでワチャワチャとしたやり取りが繰り広げられたところで、一旦の締めくくりの楽曲としてパフォーマンスされたのは「White Night! White Wish!」。季節的には真逆ではあるが、エネルギーに満ち溢れた楽曲をキュートな振り付けと歌唱で表現していた。

アンコールではBegraziaとして「Star-mine」のパフォーマンスを披露。疾走感あふれるメロディーに、3人の魅力が存分に表現された構成が詰め込まれており、一時も目を離せないエネルギーに満ちた楽曲だ。松田さんから話があったように、この光景から初星コミュを連想する人も少なくはないだろう。

そして3人から追加公演を開催できたことへの喜びと感謝が語られると、最後に披露されたのは本公演2度目となる「初」。最後まで全力のパフォーマンスを届けてライブを締めくくった。

夜の部も同様の構成で進行する中、MCではパフォーマンス時に考えてることや衣装の細かなポイントなどが、昼の部を経たからかよりリラックスした様子で語られていく。

また、松田さんが「ENDLESS DANCE」のパフォーマンスに際して、「初陣公演」に代役として出演した長月あおいさん（花海 咲季役）への想いを話したりと、印象的なエピソードも多数届けられていた。

さらに、昼の部との変化として3曲目のソロ曲として春咲さんが美鈴のソロ曲「ヨルニテ」、陽高さんが星南のソロ曲「Choo Choo Choo」を披露。いずれもボーカルとダンスの両方に見どころがある楽曲で、「1st Period」を経てさらにパフォーマンスに磨きがかかっていた。

追加公演も含めれば約1年間をかけて届けられてきた「DEBUT LIVE 初 TOUR」も本公演をもっていよいよ幕引き。夜の部の最後に3人から届けられた挨拶からもこれまでの苦労や努力の数々が感じられるとともに、それでも先へ進もうとする姿はまさに「学園アイドルマスター」が持つ魅力ともリンクする。ゲームだけではなく、今後のリアルライブへの期待も高まるばかりの公演だった。

TOKEN
Gamer編集長

2011年イクセル入社後、Gamerをはじめとした媒体の運営に携わる。好きなジャンルはRPG、パズル、リズム、アドベンチャー（ほぼギャルゲー）。実はゲームよりもアニメが大好きです。

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