ネットマーブルの新作アクションRPG「モンギル:STAR DIVE」を、クローズドβテストにさきがけプレイ。軽妙・爽快なゲーム性と、キュートなキャラ&モンスターという本作の魅力を紹介する。
「モンギル:STAR DIVE」は、ネットマーブルから2025年内サービス開始予定のPC/iOS/Android向けアクションRPG。本作は約10年間という長期にわたってサービスが継続されたネットマーブルのモバイルRPG「タッチモンスター」を継承した作品だ。「タッチモンスター」の魅力を活かしつつ、Unreal Engine 5のグラフィックによって、新たな作品へと生まれ変わらせている。
本作はリリースにさきがけ、6月20日(金)からクローズドβテストが実施予定。しかし今回はそのクローズドβテストよりも早くプレイできるという機会に恵まれた。そこでこの記事では、本作の内容とともに、先行プレイで筆者が体感した本作の魅力についてお伝えしたい。なお、今回の先行プレイはPC版の環境でプレイを行っている。

軽妙で爽快!キュートなキャラとモンスターが繰り広げる愉快な冒険活劇
本作の舞台は、人間たちとモンスターたちが共に暮らすファンタジー世界。この世界には冒険者ギルドが存在。冒険者たちはギルドから新種のモンスターを調査したり、人間に危害を与えるモンスターを討伐したりといったクエストを受注することで生活していた。本作の主人公である「クラウド」と「ベルナ」も、そんな冒険者だ。

物語は「クラウド」と「ベルナ」がクエスト中に「ニャンコ」という新種のモンスターと出会うところから幕を開ける。「ニャンコ」は披露状態のモンスターを飲み込むことで、そのモンスターを完璧に手懐けることができるという特殊能力を持っていた。そして手懐けたモンスターは「モンぷらん」という状態になって、装備できるようになる。

この「ニャンコ」の特殊能力を使ったモンスター収集が、本作の魅力のひとつ。とはいえ本作は、収集メインで進行するわけではない。ゲーム進行のメインは、ギルドのクエスト達成することで進んでいくモンスター狂暴化を巡るストーリーだ。

モンスター狂暴化というとシリアスな内容に感じられるかもしれない。確かに本作のストーリーにはシリアスな部分もある。だが、基本的なトーンはコミカル。モンスターのことが大好きで、時に周りのことが見えなくなってしまう「クラウド」、そんな「クラウド」を時にたしなめつつ、時に振り回されつつ共に戦う「ベルナ」。主人公の2人を表現する言葉としては「凸凹コンビ」という言葉が相応しく、見ているだけで思わずクスッと笑ってしまう。また、ギルドメンバーの面々はいずれも曲者揃いで、主人公2人よりアクが強い。このため、シリアスな部分はあっても基本的には「愉快な冒険活劇」が繰り広げられるのだ。

シナリオ表現として愉快なだけでなく、ビジュアル表現としても本作のキャラクターは魅力的。キュートなキャラクターたちが、Unreal Engine 5による美麗グラフィックによって表現されているので、プレイしていると思わず感情移入し、自然と推しキャラが生まれてしまう。ちなみに筆者は、作中でも「変人」と評されるほどアクの強いキャラクター、フランシスがイチオシだ。

また、キュートなのはキャラクターだけではない。モンスターもキュート!見た目もさることながら、動きがめちゃくちゃカワイイ。静止画ではこのかわいさが伝えられないので、ぜひとも本作をプレイしてその目で確認して欲しい。とくに「ニャンコ」と「チョッピ―」のかわいさは悶絶もの。これでは「収集するな」というのが無理というものだろう。

キャラが瞬時に切り替わりコンボが炸裂!爽快感がたまらないバトルシステム
先に紹介した通り、本作、ギルドのクエストを受注し、達成することで進行していく。基本的にはダンジョンがクエストの舞台となり、ザコモンスターを倒しつつ進行、ダンジョン最奥部に待ち受けるボスモンスターを倒せばクエスト達成…という流れだ。

ザコ、ボスを問わず、バトルは360°自由移動と攻撃スキル、ダッシュといった行動を組み合わせて行うアクション性の高いシステムが採用されている。敵が強力な攻撃を発動する前には予兆としてアイコンが表示され、このタイミングでダッシュボタンを押せば回避からの反撃が可能。この基本的なシステムだけでも非常に爽快なものになっているが、これで終わりではない。本作のバトルを特徴づけているのが、キャラクターの切り替えだ。

本作のバトルでは、基本的にパーティーメンバーの1人を操作するというシステムが採られている。ただし、キャラクターを切り替えると、一定時間切り換え前のキャラクターがフィールドに留まってモンスターを攻撃してくれる。また、キャラクター切り替え時にはキャラクターがド派手な攻撃を繰り出す。切り替え時にはクールタイムが発生し、そのキャラクターへの切り換えは一定時間不可能となる。しかしクールタイム状態でないキャラクターがパーティーにいれば、切り換え自体は発動可能。このため、最大でパーティーメンバー分連続切り換えでき、「回避→反撃→切り換え攻撃→切り換え攻撃→切り換え攻撃…」というかたちでのコンボが行える。これがド派手でめちゃくちゃ気持ちイイ!

また本作のクエストは、バトル以外にも趣向が凝らされている。クエストによってはステルスアクションのようにモンスターに気づかれぬよう探索することが求められたり、ランアクションゲームのようなチェイスが発生したりする。さまざまなゲーム性を持ったクエストが用意されているため、ゲーム展開が単調に陥らず、気持ちよくプレイできると感じた。

愉快・痛快・爽快!三拍子揃った冒険活劇
「いや~、おもしろかった!」…これが、今回の先行プレイを通しての偽りない筆者の感想だ。キャラクターやモンスターのキュートさにトキめき、軽妙で愉快なストーリー展開に笑い、痛快で爽快なバトルに夢中になった。シナリオやゲーム性といったゲーム全体の要素がライトで、お手軽にプレイすることも可能。けど、満足感は強い。シナリオ展開もアクションの軽妙さも、相当テストプレイを繰り返し、調整を重ねているのだろう。この上なく丁寧に作られていると感じた。だからこそ感情を刺激される。先行プレイを終えて原稿を書いている今も、多幸感に包まれているほどだ。今からリリースが待ち遠しい!

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