日本武道館で5月26日に開催されたPoppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」のレポートをお届けする。

目次
  1. 出演者(※敬称略)
  2. セットリスト

本公演は、「BanG Dream!(バンドリ!)」から生まれたバンド・Poppin'Party(ポピパ)が結成10周年イヤーを迎えて開催された、6年ぶり3度目の武道館単独公演。会場チケットは後方立ち見エリアを含めソールドアウトということで、その注目度の高さが伺えるところだが、10年間の活動を密度濃く凝縮したような、圧巻のセットリストが届けられた。

ポピパの歴史が詰め込まれた日本武道館でのパフォーマンス!Poppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」をレポートの画像

出演者(※敬称略)

Poppin'Party
愛美(戸山香澄役)
大塚紗英(花園たえ役)
西本りみ(牛込りみ役)
大橋彩香(山吹沙綾役)
伊藤彩沙(市ヶ谷有咲役)

「BanG Dream!」の物語の幕開けを飾ったアニメーション、そして愛美さんによる小説版での「きらきら星」の歌詞から始まった今回のライブ。そこからメンバーとのセッションを経て披露されたのが「ときめきエクスペリエンス!」だ。ライブの幕開けを飾るにふさわしい、ポピパらしいきらめきに満ち溢れたステージとなった。

続く「ぽっぴん'どりーむ!」では、バンドメンバーの紹介をしつつ、会場のバンドリーマー(「BanG Dream!」におけるファンの呼称)も巻き込んで大盛り上がり。さらに拡声器で武道館のバンドリーマーに向けて呼びかけると、まだまだ声援が足りないと言わんばかりに「TARINAI」をパフォーマンス。

ポピパの歴史が詰め込まれた日本武道館でのパフォーマンス!Poppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」をレポートの画像

オープニングからボルテージを上げていくと、そのままメンバー全員が挨拶。10周年を祝うやり取りが繰り広げられつつ、今回のライブと連動した、スマートフォン向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」内イベント「Star Trajectory」にも言及。また、今回のライブのために用意された衣装についても紹介した。

センターステージに移動したところから、メンバーがそれぞれ選んだ楽曲を「スターソング」と称し、全5曲をパフォーマンス。西本さんはTVアニメ「BanG Dream!(バンドリ!)」での“クライブ”のエピソードが印象的な「私の心はチョココロネ」、伊藤さんは3・3・7拍子のフレーズで盛り上げつつ、曲に合わせたダンスも映える「夏空 SUN! SUN! SEVEN!」、大橋さんはTVアニメ「BanG Dream!(バンドリ!)」のクライマックスで披露された思い出深いナンバー「夢みるSunflower」、大塚さんはアニメ「BanG Dream! 2nd Season」のエピソードを彷彿とさせる自身による独奏・独唱を披露した「Returns」、そして愛美さんはスマートフォン向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のPoppin'Partyバンドストーリー3章に合わせて書き下ろされた、ポピパの歩みを感じさせる楽曲「Live Beyond!!」をチョイス。各楽曲で選定したメンバーがソロ歌唱パートを披露できるように歌い分けを変更しており、さまざまな媒体で描かれたストーリーとともに、ポピパの歴史を感じさせる時間となっていた。

ポピパの歴史が詰め込まれた日本武道館でのパフォーマンス!Poppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」をレポートの画像

武道館での思い出やアニメのエピソードなど、楽曲の選定理由について語られたところで、ここからはライブも後半戦へ。アニメ「BanG Dream! 3rd Season」のオープニングテーマとして印象深い「イニシャル」では、大塚さんが倒れ込みながらのギターパフォーマンスを披露するなど、各々のカッコいい演奏が印象的だった。続く「ティアドロップス」もポピパのライブの鉄板曲として、大盛り上がりのパフォーマンスを見せた。

ポピパの歴史が詰め込まれた日本武道館でのパフォーマンス!Poppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」をレポートの画像

10年間を振り返るようにそれぞれの加入時のエピソードなどを届ける中で伊藤さんが感極まる一幕がありつつ、決して順調なことばかりではなかったと、これまでのバンド活動を噛みしめるように「二重の虹(ダブルレインボウ)」を届けていく。さらに、伊藤さんがショルダーキーボードを手にしてパフォーマンスした「キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~」、大橋さんがスタンディングドラムで演奏し、ソロ歌唱も届けた「CiRCLING」と、会場のバンドリーマーとの一体感のあるステージが生み出されていった。

ポピパの歴史が詰め込まれた日本武道館でのパフォーマンス!Poppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」をレポートの画像

ゲーム内でも期間限定で公開されている、ポピパ5人でキラキラの星空を見に行く限定ストーリーが公開されると、武道館の会場がまさにプラネタリウムのように星空に包まれる演出が用意されており、その瞬間をバンドリーマーたちもともに共有していく。

その流れから制服姿に着替えて登場した5人によって披露されたのは「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」。ステージ上方のミラーボールがまさに星空のように輝きながら、これまでのライブのシーンが星型の枠の中に映し出される演出が印象的。そして最後は“Lalalala”のフレーズを会場のバンドリーマーと一緒に合唱する一幕もあった。

ポピパの歴史が詰め込まれた日本武道館でのパフォーマンス!Poppin'Party 10th Anniversary LIVE「ホシノコドウ」をレポートの画像

そしてライブの締めくくりとして披露されたのは、3rd Album「POPIGENIC」のリード曲にして、ポピパ結成10周年を記念した楽曲「Tomorrow's Door」だ。先のMCで10年で終わるかも、と愛美さんたちが思っていたことを語るシーンがあったが、この楽曲には10年を超えてなお続いていく、ポピパの未来を感じさせるものとなっていた。

アンコールでは、メンバーがアリーナ席から登場し、客席を練り歩きながら歌唱するサプライズ演出とともに、15th Single「イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に!<ドキドキVer.>」の収録曲「アニバーサリー」を初パフォーマンス。その後の挨拶では10年間の歩みを改めて噛み締めつつ、感謝の気持ちを届けていく。

そして、会場が“ポピパ!ピポパ!ポピパパピポパ~!”のコールを届ける中、最後に披露されたのは「BanG Dream!」、そしてポピパにとっての始まりの曲である「Yes! BanG_Dream!」。センターステージがモニターとなる演出も目を惹く中、終始楽しげに演奏している姿が印象的だった。

アンコールを歌い終わったところでこのまま終わりかと思いきや、ここでまさかのメンバーへのサプライズとして、会場のバンドリーマーからポピパへお祝いメッセージを贈る場面も。メンバーもまさかの流れに驚きつつ、本当に最後の楽曲として届けられたのは「キズナミュージック♪」。ポピパとバンドリーマーの絆が詰まったライブを締めくくるにふさわしい、最高のクライマックスとなった。

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セットリスト

M1. ときめきエクスペリエンス!
M2. ぽっぴん'どりーむ!
M3. TARINAI
M4. 私の心はチョココロネ
M5. 夏空 SUN! SUN! SEVEN!
M6. 夢みるSunflower
M7. Returns
M8. Live Beyond!!
M9. イニシャル
M10. ティアドロップス
M11. 二重の虹 (ダブルレインボウ)
M12. キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~
M13. CiRCLING
M14. STAR BEAT!~ホシノコドウ~
M15. Tomorrow's Door

EN.1. アニバーサリー
EN.2. Yes! BanG_Dream!

W.EN. キズナミュージック♪

公演詳細
https://bang-dream.com/events/ppp_live2025

2011年イクセル入社後、Gamerをはじめとした媒体の運営に携わる。好きなジャンルはRPG、パズル、リズム、アドベンチャー(ほぼギャルゲー)。実はゲームよりもアニメが大好きです。

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