声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」。第52回は、5月9日~11日に開催された「EVO Japan 2025」の現地レポートをお届けします。

皆様こんにちは!岩澤俊樹です!
今年に入ってから更新が遅れていた分を取り戻すかのようにハイペースでお送りしています(笑)。書きたいことが沢山あるのは良いことですね!
さて今回は前回予告していた通り、5月9日〜5月11日「東京ビッグサイト」にて行われた「EVO Japan 2025」に行ってきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います!
「EVO」とは
まず最初に「EVO」とはなんぞや?という方の為に簡単にご説明いたしますと
「EVO」とは、「Evolution Championship Series(エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ)」の略称。その起源は1995年カリフォルニア州サニーベールで行われた「Battle by the Bay」という40人規模のゲーム大会。2002年に「Evolution」という名称に改称、2003年からは現在の「EVO」という名称が使用されるようになりました。
2016年には初日の会場に「ラスベガス・コンベンション・センター」、最終日の会場に「マンダレイ・ベイ・イベント・センター」を使用するなどその規模は年々拡大されていき、2018年には初の「EVO Japan」が開催。今や対戦型格闘ゲーム大会の代名詞的イベントとなっています。
実況解説してきました!
5月9日~11日の3日開催となった「EVO Japan 2025」ですが、9日と10日の2日間、わたくし岩澤なんと「GUILTY GEAR -STRIVE-」の実況解説として参加させて頂いておりました!
日本開催第1回となる「EVO Japan 2018」。初めてその熱気と激闘を目の当たりにして、「いつか『EVO』の大舞台で実況してみたい」と思うようになりました。
そこから約7年後、ついにその夢は叶うことに!いやぁ...オファーを頂いたときは嬉しかったですね!大舞台という緊張感もありましたが、これまでに培った経験を活かしつつ「楽しんでやろう」という気持ちで挑みました。2日間に渡る長丁場の戦いでしたが、皆様から「良かった」というお言葉を頂き胸を撫でおろしています。配信のアーカイブも見れますので、興味のある方は是非!
今後またこういった機会が頂けるよう精進していきたいと思います!
会場散策!
激闘の2日間を終え、3日目は会場散策!イベント会場散策の相方といえばそう。この人です!

久々にこのコンビでお送りいたしますよ!相方、子安光樹君も1日目の「餓狼伝説 City of the Wolves SNK公式トーナメント in EVO Japan 2025」の配信番組に出演していました。お互い好きな事にお仕事として関われて、良かったな...!(しみじみ)
そんな格ゲー声優の二人で「EVO Japan 2025」の会場を巡っていきますよ!

やはりいいですねこの空気!3日目ということもあり、多少空いてはいましたがそれでも沢山の来場者で朝から賑わっていましたね。
今回何より楽しみにしているのがブース巡り。「EVO」に出展しているブースの特徴といえば言わずもがな、格闘ゲーム関連のお店が多い(というかほとんど)ということですね!(歓喜)
昨今「TGS(東京ゲームショウ)」にも各種デバイス等を扱うブースが増えて来ましたが、ほぼ全てが格闘ゲーム関連というのは「EVO」ならでは。ワクワクが止まらないぜ!
まず訪れたのはこちら、「TEKKEN SHOP」。

新キャラクターやステージなどが発表され、盛り上がっていました「鉄拳8」。全キャラクターのTシャツを販売していました。すごい!
そして本作のメインキャラクター「麗奈」が、登場や勝利の際に座っている「あの椅子」があったので座ってきました。こういうフォトスポットもイベントならではのお楽しみですよね!「麗奈」の気分を味わって来ました。
続きましては「HORI」ブース。
今や格闘ゲームのみならず、ゲーム好きならその名を聞いたことがない人はいないであろうゲーム周辺機器メーカー。いつもお世話になっております。
これまでも様々なコントローラーを開発販売してきている「HORI」さんですが、今格ゲーマー的に最も「アツい」のがこのレバーレスコントローラー「NOLVA」。

昨今需要が急激に高まり、次々と新たな製品が開発されているレバーレスコントローラーですが、「種類が多すぎる」、「高価な物が多い」等の理由から「初心者は手が出しづらい」というイメージを持たれがちです。そんな状況に一石を投じたのがこの「NOLVA」。
安心の国内メーカー、シンプルな構造、リーズナブルな価格設定(PS5対応版で18000円以下)という三本柱で、これからレバーレスに挑戦してみたい方にうってつけの商品(プロモーションではありません(笑))。
実際自分も触ってみましたが、非常に使いやすかったです。写真に写っているのは製品化検討中のストリートファイター6モデル。本来はもっとシンプルなデザインなのですが、これはまたちがった趣でカッコいいですね!そのキャラクター使いならついつい欲しくなってしまうデザイン。製品化、楽しみにしています!
次に訪れたのはここ「ふもっふのおみせ」。

「TGS」のときにご紹介させて頂いた「ふもっふのおみせ」さんが「EVO Japan」にも出展していました!ここに来るのを個人的に特に楽しみにしていたんですよ。その理由はこれです!

現在開発中のレバーコントローラー「VARMILO KASSAI」。ここ数年、理想のデバイスを求めてレバーレスコントローラーやPADなど色々と挑戦していました。そして「やはり自分にはレバーがあっている」という結論に達したのですが、なかなか理想的なものに出会えていなかったんですよ。
マニアックな話になって申し訳ないのですが、昨今の格闘ゲームは基本の攻撃ボタンのほかに、システムに使うボタンが欲しくなることがしばしばあります。その追加ボタンの数や位置の好みはプレイヤーによって異なります。そしてボタンやレバーにも様々な種類があったり、オフラインイベントを考慮したサイズや重さなどの携帯性、そして価格。コントローラーに求められる要素は多岐にわたります。
そんな時に「ふもっふのおみせ」さんが新たなレバーコントローラーを開発しているという情報が飛び込んできました。
「Gamerラジオ」でもご紹介したレバーレスコントローラー「VARMILO FK2」がとても素晴らしい出来だったので「VARMILO KASSAI」も期待大。「EVO Japan 2025」で試遊が出来るということでとても楽しみにしていたということです。
実際体験してみてその期待は更に大きくなりましたね!サイズ感や重さもさることながら、一番気に入ったのはボタンの感触。

キーボードメーカーの「VARMILO」さんが開発しているだけあって、そこにはかなり拘っているのでしょうか。とても自分好みの押し心地でした。(しかも押す深さを選べる!)
昨今のコントローラーといえば、ボタンやレバー、キースイッチ等を自分好みにカスタマイズするのが当たり前になっているのですが、「ふもっふのおみせ」×「VARMILO」さんの商品はほとんどそれが出来ないものになっています。
そこに賛否が生まれるとは思いますが、「うちが作るのはこういう商品だ」というこだわりを持って開発しているそうです。
ここからは完全に個人の意見ですが、確かに自分好みにカスタマイズ出来るのはそれはそれで素晴らしいと思います。理想のコントローラーに仕上げていく過程、楽しいですからね!
しかし逆に言えば「その商品でないといけない理由」は少なくなってしまうんですよね。万人受けより、こだわりを優先する心意気、素晴らしいと思います!ということで「VARMILO KASSAI」、楽しみにしてますね!

そして次に訪れたのは...お馴染み「アークシステムワークス」ブース!

いつもお世話になっております。ここを訪れた理由はただ一つ。我らが「GUILTY GEAR-STRIVE-」の新プレイアブルキャラクター「ユニカ」の試遊です!
この記事が公開される頃にはすでに最終回を迎えているであろうアニメ「GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS」に登場したオリジナルキャラクター「ユニカ」が参戦するということで、これは触らない訳にはいきません。

様々な事情により画像はお見せ出来ないのが残念ですが、使うのが楽しみになりましたね!使いやすさは「☆5」ということでシンプルで使いやすい技が多い印象。アニメで「GUILTY GEAR -STRIVE-」に興味を持った人でも扱いやすいキャラクターになっていると思います。
アニメを見て「ユニカ」を使ってみたい!と思って初めて格闘ゲームをプレイしたら、2体同時操作を求められたり、何10種類もの魔法を覚えないといけなかったり、弾丸と独自のゲージを管理しながら戦わなければならなかった、なんてことにはならなそうだったので安心しました(笑)。
そして最も注目すべきは覚醒必殺技。事前に告知されていたように、全力でアニメのネタバレを含む演出がありましたが、めちゃめちゃアツい必殺技です!独特のコマンドシステムもあるので、早くトレーニングモードで研究したい!もし自分にあっていたらマイキャラクター「スレイヤー」とともに一緒に使っていきたいと思っています!
Nintendo Switch版の発売、アニメの放映と、まだまだ盛り上がりを見せる「GUILTY GEAR -STRIVE-」。未プレイの方、是非「ユニカ」で始めてみませんか!?そして岩澤の配信で是非対戦しましょう!
「ユニカ」の試遊を満喫後も会場を散策。ひときわ目を引いたコーナーが。


「アケコンミュージアム」。何だこの楽しいコーナーは。宝の山じゃな!アーケードコントローラーの歴史と進化を学べるまさに「ミュージアム」。写真左にある黄色いレバーとボタンのコントローラー。自分が初めて買ったアケコンです(笑)。まさかこんなところで再会出来るとは(涙)。
ゲームセンターで「GUILTY GEAR XX」に夢中になっていた当時、家庭用版をどうしてもレバーで遊びたくて近所の中古ショップで購入。当時のものにしてはかなり自分にあっていて使いやすかったのを覚えています。


その他にも昔使っていたもの、今でも使っているもの、そしてこれから発売されるものが展示してあり、懐かしさや技術の進化に思いを馳せとても充実した時間をすごしました。この時光樹君に色々と解説していたのですが、かなりオタクの早口になっていたと思います(笑)。
その後も様々なブースを見て回りまして、
欲しいものが沢山増え(笑)、
そして最後に訪れたのは「EVO」名物「フリープレイ」コーナー。本戦の種目になっていた最新タイトルが全てフリープレイで遊ぶことが出来ます。
予選で使っていたスペースが3日目ではフリープレイとして解放されていたのでかなりの台数がありました。やっぱり格闘ゲーマーが集まってすることは「対戦」ですからね!
この2人がそろっているということはやることはただ一つ。そう「GUILTY GEAR -STRIVE-」。うーん...「EVO」でプレイする格ゲーは格別ですねぇ...!「GGST」で対戦した後は光樹君に「餓狼伝説 City of the Wolves」を教えてもらったり「ソウルキャリバー6」を観戦したりと格ゲー漬けの1日を満喫しました!
いかがでしたか?まだまだご紹介しきれないほど様々なブースやイベントが沢山ありますが、今回はこの辺で。
「EVO Japan 2025」は自分にとって忘れられないイベントになりました。初めてお仕事で関わらせて頂いたことは勿論ですが、昨今の格闘ゲームの盛り上がりを肌で感じられたとても素敵なイベントでした!やはり格ゲーは素晴らしいコミュニケーションツールですね!
格闘ゲームの大会は、言ってしまえばオンラインでも出来ますし、その方が手間も予算もかかりません。でも格闘ゲームは人と人で対戦するもの。インターネット越しに見るのも遊ぶのも十分面白いのですが、直接顔を突き合わせ、隣に座って対戦する。これが醍醐味だと自分は思っています。
選手たちの真剣勝負ならではの表情や、伝わってくる迫力や熱気。未経験の方には是非一度現地で体感してほしいです!
3日間、とても充実した時間を過ごさせて頂きました!イベントスタッフの皆様、選手の皆様本当にお疲れ様でした!また機会があれば実況解説として呼んでいただけたらと思いますが、いつか選手としても参加したいですね!


あー、格ゲーしたくなってきた!!
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