スクウェア・エニックスが2025年6月5日に発売するNintendo Switch 2用ソフト「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター」。本作のストーリーやキャラクター、ゲームシステムを紹介する。

全世界累計300万本以上(※累計出荷数とダウンロード販売本数の合計)を突破したRPG「ブレイブリー」シリーズ。その第一作にして、後に「オクトパストラベラー」を生み出す原点にもなった作品「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」のHDリマスターが2025年6月5日にNintendo Switch 2で発売。
クリスタルをめぐる光の戦士たちの王道ストーリー、ジョブチェンジを駆使する自由なキャラクター育成、「ブレイブ&デフォルト」を基軸にした独自のシステムにくわえ、快適性も現世代に合わせて大幅に向上。褪せることのない、光と影の物語が蘇る。
ストーリー
光の戦士となって、遥かなる「ルクセンダルク」の地へ
世界に突如、大穴が空いた。大穴に飲み込まれた集落で唯一生き残った少年ティズは絶望の中、少女アニエスと出会う。
世界から大穴を消し去るべく、闇に飲まれたクリスタル解放の旅へと二人は歩みだす。その使命の意味も知らぬままに――
キャラクター
ティズ・オーリア(CV:斎賀みつき)

故郷の復興を目指す心優しき少年
ノルエンデ村出身の羊飼い。突如発生した大穴に故郷を飲み込まれ、目の前で弟を亡くしてしまう。唯一の生き残りとして故郷の復興を目指しながら、大穴を消し去る可能性を持つアニエスを希望と捉え、共に旅に出る。


アニエス・オブリージュ(CV:小清水亜美)

クリスタル解放を目指す巫女
幼少期から風のクリスタルの巫女として務めを果たしてきた少女。大穴の前で出会ったクリスタルの精霊エアリーに導かれ、世界の闇を浄化するために、闇に飲まれた4つのクリスタルを解放する旅に出る。


イデア・リー(CV:相沢舞)

自らの正義を模索する少女
エタルニア公国を治める元帥の一人娘。風の巫女アニエスを捕縛するために公国が派遣した空挺騎士団とカルディスラ王国に来たが、公国の非道に憤慨し、ティズらと行動を共にするようになる。


リングアベル(CV:竹内良太)

謎の手帳を頼りに自身の過去を探す男
自分のルーツを探るべくカルディスラ王国を訪れた、記憶喪失の青年。唯一の持ち物である「Dの手帳」にはなぜか未来の出来事が記されており、そこにティズたちの名前があったことから旅への同行を決意する。


ワールド
本作の舞台となる「ルクセンダルク」には様々な世界が拡がっている。砂漠の中の国、終わらない内戦の続く国、女性だけが暮らす国…そこになにが待ち受けているのか?



カルディスラ王国
ティズたち4人が出会う、はじまりの国。普段は平和な国だが、最近はエタルニア公国の空挺騎士団に国土を荒らされているだけでなく、大穴の出現など悩みが多い。

エタルニア空挺騎士団
エタルニア公国が風の巫女を捕縛するためにカルディスラ王国に派遣した師団。飛空艇を拠点として行動する。

システム
オリジナル版に追加要素を加えた完全版「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」をベースに、光の戦士たちの物語が美しく、さらに快適に、HDリマスターで蘇る。
グラフィックのHD化
キャラクターモデルやフィールドマップなどのテクスチャをHD化。本作の特徴である「絵本のような温かみのあるグラフィック」をより美しく堪能することが可能に。


全UIを1画面用に刷新
ニンテンドー3DSの2画面に合わせて制作されていたユーザーインターフェースを、現行機に合わせて1画面に刷新。「ダンジョンの推奨レベル表示」や「全快ボタン」などシリーズ作品で登場した便利機能も多数実装。


倍速機能
最大4倍速に変更できるバトルに加え、イベントシーンでもオート再生中であれば2倍速を選択することが可能に。自分のペースに合わせて物語を楽しむことができる。


エンカウント率設定
ランダムエンカウントである本作は、敵とのエンカウント率を50~200%の間で50%ごとに変更が可能。フィールドマップ上からすぐに変更することができるため、自分のプレイスタイルや旅の状況に合わせてスムーズに調整できる。

各種通信機能を現行機用に換装
オリジナル版でニンテンドー3DSの通信機能を利用していたシステムは一部形を変えて本作に実装。ゲーム機本体のフレンド機能を使って友達と協力することはもちろん、自分だけの力で冒険する事も可能。


2種類のミニゲームを新規収録
旅の息抜きとして楽しめる2種類のミニゲームを新規収録。ミニゲームの報酬には、物語により深く没入することができる「手記」など様々なものが用意されている。
バトル
バトルはじっくりと戦略を練られるターン制。どのコマンドを選ぶか、どんなスタイルで戦うか、そしてどれだけ行動するか。プレイヤー次第で戦略が大きく異なる奥深いバトルが楽しめる。
ブレイブ&デフォルト
行動回数を表す「BP(ブレイブポイント)」をどう管理していくかが本作のバトルの要。BPを消費して1ターンの行動回数を増やす「ブレイブ」、守りを固めてBPを貯める「デフォルト」が、コマンドバトルの楽しさを進化させる。
ブレイブ:最大4回行動を繰り出す、攻めの一手
行動の全てを攻撃にまわして1ターンで敵を殲滅することも、回復や蘇生でピンチを切り抜けることもできる強力な一手。BPは前借りすることもできるが、BPがマイナスになると0に戻るまで行動不能になる。使いどころを誤ってピンチに追い込まれないように注意。

デフォルト:防御を固めて機を待つ、守りの一手
敵からのダメージを軽減しつつ、BPを貯めることができる。その間に敵の行動パターンを分析するなど、未知の敵やボス戦などにおいては非常に重要な一手。ブレイブ&デフォルトは敵も使用できるので、デフォルトが続いた時は大技の連発などに備えた対策が必要。

ジョブ
旅の途中、ティズたちの前には様々な強敵が立ちはだかる。強敵を倒し、彼らが持つジョブの力を司る石「アスタリスク」を手に入れることで新たなジョブを習得。ジョブによって得意な戦い方や覚えるアビリティが異なるため、入手したジョブの数だけ戦略の幅が広がる。



アビリティ
ジョブを育てることで、バトル中に使用できる特技「コマンドアビリティ」と、装備するだけで効果を発揮する「サポートアビリティ」の2種類を習得していく。今後習得予定のアビリティをジョブメニューで確認しておけば、計画的に育成することも可能。
コマンドアビリティ
バトルでは2種類のジョブのコマンドアビリティを使用することが可能。20種類を超えるジョブから自由に組み合わせることができる。攻撃系の特技を多彩にするか、あらゆるサポート特技を兼ね備えておくか、自分好みの組み合わせを見つけよう。


サポートアビリティ
キャラクターに設定しているジョブに関係なく、習得した全てのサポートアビリティから自在にセットすることができる。物語が進むにつれてセットできる数は増えていく。さらなる強敵との戦いに備えて適度に見直すことがオススメ。


自分好みの組み合わせを見つけ出そう!コマンドアビリティの組み合わせ例
黒魔道士×すっぴん
すっぴんのアビリティ「しらべる」で敵の弱点属性を暴き、得意の属性魔法で敵を一掃!


シーフ×白魔道士
瀕死間近のピンチな状況でも、すばやさが高いシーフなら敵の攻撃よりもはやく回復!

自分好みの組み合わせを見つけ出そう!サポートアビリティの組み合わせ例
ナイト×モンク
守りを捨てた、超アタッカー構成!
剣を得意とするナイトに「両手持ち」と「物攻10%」をセットし、剣を装備すれば攻撃力が大幅に上昇!
盾が装備できず防御力が低くなってしまっても、「ダメージ分散」をセットしておけば個人のダメージを仲間が分散して負担してくれる。
仲間を信じてガンガン攻めよう!


ジョブ
すっぴん:個性的なアビリティで冒険をサポート
ステータスは全てにおいて平均的だが、敵のHPや弱点の分析、ダンジョン内の宝箱の数を探知するなど、冒険に役立つアビリティを多く習得できるジョブ。
モンク:腕力勝負のアタッカー
HPと力が高く、大ダメージを与えるアビリティで敵を圧倒。何も装備していない「すで」の状態でも高い威力を出せるのでお財布にも優しいジョブ。
白魔道士:仲間の命を預かる回復役
仲間を支援する回復魔法や、防御力を上げる補助魔法といった”白魔法”のエキスパート。打たれ弱いという弱点もあるが、パーティーにいる時の安心感は絶大。
黒魔道士:攻撃魔法のエキスパート
様々な属性の攻撃魔法や、敵を状態異常に陥れる魔法といった“黒魔法”を操る。弱点に合わせた魔法を放てば、複数の敵を一掃してしまうことも可能。
ナイト:攻守に優れた万能戦士
ずば抜けた体力を持つ、パーティーの守護神。打たれ弱い仲間をかばう盾になることもあれば、攻撃役にもなれる頼りがいのあるジョブ。
音楽
Revo(Sound Horizon/Linked Horizon)氏による楽曲がオリジナル版同様に冒険を彩る
Revo(レヴォ)
作詞・作曲・編曲全てを手がけるサウンドクリエイター。主宰する【Sound Horizon】は、2004年のメジャーデビュー以来、【物語音楽】という唯一無二のスタイルを確立。2025年3月5日に最新作「ハロウィンと朝の物語」をリリースした。
2012年に「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」への楽曲提供を機に、他作品とのコラボレーションで音楽活動をする際の新プロジェクト【Linked Horizon】を発足。2013年にはTVアニメ「進撃の巨人」のオープニング主題歌を手がけ、その年の紅白歌合戦にも出場した。

(C) SQUARE ENIX
※画面は開発中のものです。
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