声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」。第50回はコスモマキアーよりSteam版が3月13日に配信された「式神の城III」を取り上げます。
皆様こんにちは!岩澤俊樹です!あけましておめでとうございます!(遅)
かなりお久しぶりになってしまいまして申し訳ありません…!
既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、約1年間、月2回お送りして参りました「岩澤俊樹 子安光樹のGamerラジオ」ですが3月をもちまして定期配信を終了することとなりました。
ご視聴して下さった皆様、メールを送ってくださった皆様本当にありがとうございました!そして一緒に番組を作ってくださったスタッフさん、光樹君にも感謝の気持ちでいっぱいです。「ゲーム番組をやる」という一つの夢が叶い、毎回楽しく収録させていただいておりました。
と言いつつも、番組自体が終わるわけではありません。不定期ですが復活することもありますし、「Gamerチャンネル」では最新タイトルのプレイ動画なども配信していく予定ですので今後ともよろしくお願いいたします!
そんな節目の季節ではございますが【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】、今回でなんと50回(ナンバリング回)を迎えることが出来ました!(拍手喝采)
ついに50回ですか…我ながらよくここまで続けてこられたなと。ひとえにいつも読んでくださっている皆様と、協力して下さっているGamerさんのおかげでございます。でもたまには自分も褒めてあげよう。よくやった自分。
ゆったりペースではありますがこれからも続けてまいりますので、スキマ時間に読んでいただけると嬉しいです!
さて、記念すべき50回目にご紹介するのは。発売されると知って「やりたいです!」と即答したこのタイトル!

アニバーサリー回にこの「式神の城III」を持ってくるあたり、実にこのコラムらしいですね!早速プレイして行きたいと思います!
19年ぶり…!
と、その前に、何故今回「式神の城III」をチョイスしたのか。その理由から簡単にご説明いたしましょう。
【岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!】でシューティングゲームを取り扱うのは久しぶりなので、改めて宣言いたしましょう。
「私岩澤は、縦だろうと横だろうとシューティングが苦手です!」
様々なジャンルを平均的水準でそつなくこなすことでお馴染みの岩澤(自称)ですが、やはりシューティングだけは普段からやり込んでいないとなかなか上達しないですね。
では何故苦手とするこのジャンルのタイトルを選んだのか。それはずばり「ノスタルジー」。
時は遡ること2001年、ゲームセンターで格闘ゲームに明け暮れていた岩澤少年の目に留まったのが、たまたま友人がプレイしていた1作目「式神の城」。
シューティングと言えば硬派な機体のイメージを持っていた自分の目には、カッコいい&可愛いキャラクター達を操作する「式神の城」は「へえ…こういうのもあるのか」と、とても新鮮に映ったのです。
しかしその当時は貴重な50円(いい時代だった)を格闘ゲーム以外に使う余裕が無かったのでプレイは断念。
それから2年後の2003年。アーケード版「式神の城II」が稼働。キャラクターデザインやゲーム性がより進化して返ってきました。
そんな「式神の城II」の魅力に惹かれ、ついにプレイすることを決意。しかしシューティング初心者の岩澤少年ではステージ1をクリアするのがやっと。
いつか家庭用で出てくれないかなと待ちわびていたところ、同年に発売が決定!!ハードは「ニンテンドーゲームキューブ」。ゲームキューブ!!??!?
当時ニンテンドーハードを全く持っていなかった岩澤少年は絶望。しかし翌年2004年、PlayStation2版が発売!ゲームオーバーを気にせずやり込みました。今思えば初めてやり込んだシューティングゲームでしたね。
更に2年後の2006年、ついにアーケード版「式神の城III」が稼働!しかしその頃、様々な事情でゲームセンターに行く機会がすっかり減ってしまっていました。
気にはなっていたのですが、家庭用も未所持ハードだったため、未プレイのまま。このままやらずじまいかと思っていたところついにSteam版「式神の城III」が発売!
「これはやらねばなるまい!」と相成った訳でございます!昔話にお付き合いいただきありがとうございました(笑)。そんな待望のSteam移植版、今度こそプレイしていきますよ!
操作はシンプル。
本作品のシステムを簡単にご紹介していきましょう。
まずは「通常攻撃(ショット)」。

発射速度が速く、連射が可能。キャラクターによって範囲や威力が異なります。
2つ目が「式神の城」シリーズの特徴ともいえる「式神攻撃」。

各キャラクターを表現する個性的な攻撃を繰り出すことができ、使いやすいものからクセがすごすぎるものまで様々な種類があります。しかも「壱式」と「弐式」があり好みのタイプを選択できます(弐式の方がよりクセが強い傾向にあります)。
本作では、敵を倒すとコインが出現し、それを獲ることでスコアを伸ばしていくのですが、式神攻撃で倒すとより多くの点数を獲得できるという特徴もあります。
そして3つ目が「特殊攻撃」。

シューティングゲームにおける所謂「ボム」。使用した瞬間にすべての敵弾を消し、キャラクターごとの強力な攻撃が発生します。使用回数に制限がありますが、非常に重要なシステムです。
以上3種類の攻撃を駆使していくわけですが、ここからは攻略に重要なシステムやテクニックを簡単にご紹介いたしましょう。
ハイリスクハイリターン
先ほど「敵を倒すとコインが出現し、それを獲ることでスコアを伸ばしていくのですが、式神攻撃で倒すとより多くの点数を獲得できるという特徴もあります。」と言いました。
ということは「通常攻撃では、得られる得点が少ない」ということ。「じゃあ、式神攻撃だけすればいいんじゃないの?」という声が聞こえてきましたが、ここが「式神の城」シリーズの難しいところであり、面白いところだと個人的に思っています。
式神攻撃の特徴として、使いやすさと火力が反比例する傾向にあり、例えばシリーズの主人公「玖珂 光太郎」の式神「結城 小夜」は敵を自動追尾して攻撃してくれるので、自機は回避に専念できるという非常に使いやすい能力を持っている代わりに火力は控えめになっています。

一方、シリーズお馴染みのキャラクター「ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン」の式神「サテライトレーザー」は、ボタンを長押している間照準を操作し、離すことでそこにレーザーを撃ち込むことが出来るのですが…

照準を操作している間、自機キャラクターは動けなくなってしまうので大きな隙を晒してしまうことになるのです。その分、序盤の中ボス程度なら一瞬で消し飛ばすほどの高火力を持っているので、使いこなした時の爽快感は抜群。
もうおわかりですね?このように「式神攻撃」には一長一短あり、それだけでスコアを伸ばすのはかなり困難でしょう。そもそもクリアがめちゃめちゃ難しいです(やり遂げる達人もいるかもしれませんが)。
ここで重要になってくるのが、ハイスコアを目指しつつ、ゲーム攻略にも必須のシステム「T.B.S(テンションボーナスシステム)」。自機キャラクターが敵機もしくは敵弾に接近するほど得点倍率がアップしていき、最大倍率のとき通常攻撃が「ハイテンション攻撃」に変わり、威力と連射速度がアップするのです。

そもそもシューティングゲームというジャンルは、クリアスコアを競うゲームなのでハイスコアを目指すならこの「T.B.S」は必須なのは言うまでもありませんが、ゲーム攻略においてもとても重要。何故ならスコアを一定数稼ぐ毎に残機と特殊攻撃の回数が増えるからです!
ノーコンティニュークリアも目指すなら一機でも多く確保したいですからね…。
そして今作からの新システム「ハイテンションMAX」。

特殊攻撃回数を1つ消費して使用するのですが、発動時にわずかに無敵になり、一定時間(左上のゲージがなくなるか被弾すると終了)敵機や敵弾との距離に関係なく、常に「ハイテンション攻撃」を撃ち続けることが出来るようになります。
特殊攻撃回数は5回までストックが可能なので、いつどちらを使うのか?常にハイテンションで高得点を目指すのか、手堅くマージンをとって立ち回るのか等、シンプルかつ奥深い戦略がこの「式神の城III」の魅力というわけですね!
いざ実戦!
さて、数年ぶりにプレイする「式神の城」シリーズ。岩澤はノーコンティニューでどこまでいけるのか!?早速やっていきましょう。

キャラクターは本作で初登場のキャラクター「霧島 零香」。式神攻撃は前方へクロスする弾を発射する「オプショナルジュエリー」。通常攻撃、式神攻撃ともに火力は高めでクセがなく使いやすいですが攻撃範囲が狭め。

火力を活かして、「やられる前にやれ」のスタイルで行きますよ!ステージ1の難易度はかなり低めになっているので、スムーズに進んでいきます。

中ボスもあっさり撃破し、ステージ1のボス「堀口ゆかり」戦へ。

こちらも難なく撃破!やはり火力は正義!
続くステージ2へ!この「式神の城III」は5ステージ構成になっているため、ステージごとの難易度の上がり方が凄いです(笑)。ベテランシューターならあっさりクリアしてしまうのでしょうが、初心者の自分には初見では苦戦を強いられます。
何とか中ボスを撃破しステージ2のボス「壬生谷志功」。天狗っぽい見た目の通りカラス的な攻撃を繰り出してきます。零香の火力を活かして何とかクリア。

そしてステージ3。その時は突然訪れました。地形が動いたり見えなくなるギミックに翻弄されあっさり撃沈。記録3ステージにてゲームオーバーとなってしまいました(涙)。

やはりステージ毎の難易度の上がり方が凄い(笑)。今回は残念ながらあっさりやられてしまいましたが、各ステージ、セクション選んで練習できる「トレーニングモード」もあるので、腕を磨いて出直すとします...!やっぱり大事なのは「トレモ」ってわけですよ!(この後何とかステージ3はクリア出来ました)
いかがでしたでしょうか?めちゃめちゃ下手ではありますが、たまにやると楽しいですね。やはり今遊んでも名作でした!
この作品の魅力はお伝えしてきた通りシンプルかつ奥深いゲーム性ですが、それ以外にももう一つあります。それが「世界観」。魅力的なキャラクター(敵含む)たちが織りなす壮大なストーリーがあったり、オリジナル版と同じ「アルファ・システム」が制作した「高機動幻想ガンパレード・マーチ」と世界がリンクしていたりと、かなり世界観が作り込まれています。
でもゲーム中では全くと言っていいほど描かれません(笑)。詳細は小説やコミックで描かれていたり、「II」と「III」の間の物語を描く「式神の城 七夜月幻想曲」(PlayStation2)というアドベンチャーゲームがリリースされています。
自分も触れたことがないのですが、今回「III」をプレイして興味が湧きました。しかしながら、今では入手困難になってしまっているので、是非電子書籍化、「式神の城 七夜月幻想曲」もSteam版移植希望です!何卒!
もしこれを読んでいる方の中に「式神の城」シリーズに詳しい方がいらっしゃいましたら是非自分のYouTubeに語りに来てください。お待ちしてます!
では私はまた、「トレーニングモード」に籠ります…!
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※画面は開発中のものです。
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