「Once Human」の新実装コンテンツ先行体験会をレポート！4月24日に配信されるモバイル版やプレイヤーの活躍によって結末が変わる新シナリオを体験

NetEase Gamesは、PC向けに配信中の「Once Human」の新実装コンテンツ先行体験会を、4月3日に同社の新宿オフィスにて実施した。

PC版と変わらないゲーム体験を味わえるモバイル版
プレイヤーの活躍によってエンディングが変わる新シナリオ「永遠の長夢」
「カスタムサーバー」の実装やコンソール版の対応についても！

今回は、4月24日に配信されるモバイル版と、6月に実装予定の新シナリオを一足先に体験したのでその様子をお届けする。

「Once Human」は、2024年7月10日よりPC向けに配信されているオープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。宇宙から飛来した「スターダスト」と呼ばれる異形の怪異に侵食された世界を舞台に、プレイヤーは世界の謎を解き明かしながら、生き残りをかけたサバイバルを繰り広げていく。

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ゲームはTPSとなっていて、巨大ボスとの戦闘やダンジョン攻略、拠点建築など、MMOのような自由度の高いゲームプレイが特徴だ。マップは256平方キロメートルという広大なオープンワールドが用意されており、探索のしがいがあるものとなっている。

また、本作では「シナリオ」と呼ばれるコンテンツが存在し、それぞれ異なるゲーム体験が用意されている。PvPを主軸としたものや、体温管理などサバイバル要素に特化したものなど、現在4つのシナリオが登場しており、プレイヤーのプレイスタイルに応じて選択できるのが本作の特徴だ。

PC版と変わらないゲーム体験を味わえるモバイル版

モバイル版に関しては、本作に実装済みの機能やシナリオがすべて登場するほか、クロスプログレッションにも対応するなど、PC版と遜色のない体験が可能とのこと。

体験会では、モバイル版のPvPシナリオをプレイした。オープンワールドサバイバルクラフトという、PCでの操作やシステムを前提としたジャンルゆえに、スマートフォンでのプレイはどのようなものとなっているのか気になるところだろう。

実際にプレイしてみると、モバイルで展開されているTPS系タイトルのようなスムーズな操作感が印象的だった。操作に使用するボタンも視覚的にわかりやすく配置されており、モバイル系シューターに馴染みのあるユーザーであればすぐに操作できるものとなっていた。

ゲームの動作もプレイ中は終始安定していて、遊びづらさを感じることはなかった。これならPC版を遊んでいたユーザーが、外出先でもモバイル版でプレイを継続する場合でも違和感なく遊ぶことができそうだ。アイテムの自動取得といったモバイル版ならではの調整も加えられており、元がPCのゲームだとは思えないほど快適に遊べる点が印象的だった。

体験会では他の参加者とのPvPも実施。プレイヤー同士の戦闘だけでなく、他プレイヤーの拠点を破壊することもできるなど、オープンワールドサバイバルクラフトMMOらしい要素はモバイル版でも体験可能だ。これほどの規模のあるゲームをスマートフォン1台で楽しめるのは、本作の大きな魅力といえるだろう。

なお、モバイル版の容量はベースが約1.6GBで、シナリオなどを全て含めると最大で10GB前後になるとのことだ。

プレイヤーの活躍によってエンディングが変わる新シナリオ「永遠の長夢」

6月に実装される新シナリオ「永遠の長夢」（※仮称）は、怪異が蔓延る本作の世界観をさらに拡張する形となり、“夢”をテーマにした新コンセプト「ドリームコア」が採用されている。

キーアートにはテレビが象徴的に描かれており、これは本作のプロデューサーが幼少期に見た悪夢や、古いテレビのスノーノイズからインスパイアされたものだという。

新たに登場する敵に関しても悪夢やテレビを元にデザインされており、今までの「Once Human」に登場する怪異とは違った不気味さを感じさせるものとなっている。

本シナリオでは、悪夢の侵食を食い止めることに主軸が置かれ、プレイヤーの行動がシナリオの結末に影響を及ぼす仕組みとなっている。全サーバーのプレイヤーが協力して悪夢と戦うことで、結末が分岐するオープンエンディング方式を採用し、悪夢の侵食度合いに応じて全3種類のエンディングのうちいずれかへ到達するとのこと。

また、侵食の進行度に応じて世界の風景も変化していく。シナリオの全体ストーリーの後半にかけては、夢と現実の境界が曖昧になるような、幻想的かつ不穏なビジュアルへと変貌する。これは昼下がりの午後のような、眠っているのか夢を見ているのかはっきりとした区別がつかない世界を表現しているという。

本シナリオのマップ上には「ドリームエリア」と呼ばれるエリアが存在し、プレイヤーはこの中のイベントを攻略することで侵食度を下げることができる。

イベントはポータルから現れる敵を一定数倒すものから、ボスの撃破など、様々な種類のものが存在し、「ドリームエリア」を巡ってイベントをクリアしていくことが本シナリオの基本的なゲームプレイになるという。

ほかにも、「ドリームエリア」では異化ステータスと呼ばれる要素が導入されるほか、”夢”を題材としたデビエーションや家具なども追加されるとのことだ。

体験会では、他プレイヤーと協力して「ドリームエリア」のイベントを進行させ、エリアの侵食度を下げていくゲームプレイを体験できた。「No Signal」という文字が浮かんでいる場所をはじめ、不自然なオブジェトが存在する場所がイベントエリアとなっていて、そこにあるイベントを制限時間内にクリアしていくことで侵食度を下げていくことができる。

エリアによっては、きちんと装備を整えていかないとクリアできない歯ごたえのあるものも用意されていて、協力プレイの手応えもしっかりと感じられる内容だった。