2025年4月10日発売の「スター・オーバードライブ」を直感赴くままに10時間プレイしてみましたので、その状況をゆるく正直に正確に、そして、なんとなくモヤっと伝えていきます。
ゲームコレクターは、これまでの人生で数々のドライブに巡り会ってきました。
ファミリーコンピュータの時代からゲームを楽しむ生活を続けていて、新しいゲーム機が登場する直前の状況を何度も何度も体験してきました。ファミコンに周辺機器を取り付けることで、ディスクカードのゲームが遊べるようになるディスクシステムに夢見ていたあの頃。初代「ゼルダの伝説」を遊びたいと思ったあの日のことを思い出しますが、ディスクカードを読み取るために使用する機械こそが、ディスクドライブでした。
ゲーム機と言えばファミコンという時代に、次々と現れたゲーム機の中でも、ひときわ目立った存在がありました。黒くて「16-BIT」の刻印があり、後にマリオのライバルと評されるソニック・ザ・ヘッジホッグの活躍するあのゲームは、メガドライブでした。
その直後には、PCエンジンがCD-ROMを投入し、後にメガドライブにもCD-ROMを導入したため、多くのゲーマーが必然的にCD-ROMドライブのお世話になることになりました。この傾向はDVD-ROMになっても、Blu-rayになっても変わらないため、ゲームをたしなむほとんどの人が、何らかの形でドライブに巡り会っていたりします。
そういえば、今では日本でも「ニード・フォー・スピード」シリーズとして展開しているドライブゲームは、90年代には「オーバードライビン」でしたっけ。
1994年には、新しいゲーム機が一気に発売された時期だったこともあり、「次世代ゲーム機戦争」という表現がよくつかわれていました。今でも「次世代ゲーム機」と聴くと、あの頃のゲーム機を思い出してしまいます。時代は、Switch 2が話題になっているはずなのに……。
Switch2といえば、オープンワールドのレースゲームが話題ですが、発売は6月なんですよね。オープンワールドでレース、とは言わずとも、ドライブできるゲームがSwitchにあればなぁ、と切に願っていたのですが、探してみると、4月に発売されるゲームの中に、タイトルに「ドライブ」と付くゲームがありました。公式サイトの情報を見てみると、「灼熱の砂漠と荒波が広がる壮大なオープンワールドをホバーボードで縦横無尽に駆け巡り、トリックを決めよう」とあるので、これはきっと、オープンワールドの砂漠でドライブしてしまうゲームに違いありません。

そんなわけで、編集部から「スター・オーバードライブ」のダウンロード番号が届いたため、早速、新たなるドライブに挑むことにしましょう。
恋人を助けたい気持ち高めて15分経過
ゲームを起動すると、右手でキーボードを抱え、左手でホバーボードを掴んでいる青年が現れました。

公式サイトによると、「行方不明となった恋人より送られてきた遭難信号を追って、未知なる惑星に降り立った青年バイオス。相棒のホバーボードとショルダーキーボード(キーター)を頼りに、探索×戦闘×謎解きで謎の塔に囚われた恋人を救い出そう。」とあるので、彼が主人公のバイオスですね。
ひとまず操作を把握しようと、オプションを開いてみると、操作方法を確認することができました。

あれっ?ドライブはできないのかな?とか思いつつも、そろそろそのボケが苦しくなってきたようなので、タイトル画面に戻って「初めから」を選んでゲームを始めましょう。
若干散らかったこの部屋は、バイオスの寝室でしょうか?
それにしては、外の風景が完全に宇宙のようですね。

これはコックピットでしょうか?

宇宙船のようですね。

えっ? ゲーム??

バイオスがゲームで遊ぶ姿は今風なのですが、緊急事態になり、対応している姿を見ると、かなり未来感が漂ってきました。

どうやら、恋人のノースからのSOS送信があり、彼女を助けるために惑星セベテに降り立った……いや、堕ちましたよね?

バイオスがすっかりスーパーモンキーボール状態なのですが、どうやら普通に歩けるようです。

Lスティックで移動して、Rスティックでカメラ操作、Aボタンで回転、Bボタンでジャンプという、3Dアクションゲームとしてはオーソドックスな操作を把握しつつ、宇宙船の扉を開くと、その先には砂漠がありました。

宇宙船の残骸があちらこちらに散らかっているのを見て、この惑星に長居することを覚悟して、ふらふらと歩いていると、ショルダーキーボードのキーターを発見。

そして、クエストが更新。どうやら、クエストの進行状況によって、このように内容が表示されるようです。

写真を発見。どうやら恋人のノースのようです。俄然プレイへのモチベーションが高まります。

水の中では動きが遅くなります。

水色のガラスのような配置物をキーターで攻撃すると、欠片がバイオスに吸収され、左上に表示される数字が上がっていきます。これは何やら後で役立ちそうですね。


などとのんきに振る舞っていると、いきなり攻撃を受けて吹っ飛ばされてしまうも、その原因はホバーボードで、周りを見渡すと、ただひたすらに砂漠と海でした。

どうやら次の目的地はこちらのようです。

先ほど合流した相棒のホバーボードを使った探索が始まります。というか、このホバーボードは元々、恋人のノースのモノだったようですね。

というか、こんな高いところにいたんですね。

足を踏み外して、落下して、いきなりゲームオーバー。

ホバーボードを背負っているときは、ホバーボードの動力を使ったアクションができるようです。

SOSの発信地点に到着。

そして、彼女の状況を把握すると、いよいよこの惑星に長居することになりそうだと覚悟することになります。

受け取ったグラビティコアを使って、ホバーボードを強化すると、


ホバーボードで気持ちよくライディングをすることができ、

ジャンプをした際には、トリックを決めることができます。

斜面のエッジでBボタンを離すと、エクストラブーストで気持ちよく疾走。

そして、本格的な探索が始まると15分が経過していました。

ホバーボードの快適さを知り50分経過
砂漠を移動しながら、どことなく既視感があるな、と思ったら、一昨年体験した「Atlas Fallen」でした。あの時も、砂漠を快適に滑っていましたね。
などとのんきに滑っていたら敵に遭遇したので、キーターを使って戦闘。

マップを見れば、全体の位置関係が分かりますが、かなり殺風景ですね。

見渡してみると、地面にいくつもの線が地面に埋め込まれていました。

怪しい装置をキーターで殴ってみると

繋がっている線が光り出しました。電気が通ったということでしょうか?

今度は、怪しい装置を動かしてみると、

ホバーボードのパーツをクラフトができるワークベンチでした。

こちらの装置を調べてみると、

マップをダウンロードできました。さすがに、先ほどのような殺風景な状況よりもこちらの方が分かりやすい。

続いていろいろなモノが起動したようですが、この時のバイオスは知る由もなく、
ただひたすらにエレベーターが動かないことが気になるのです。

そして、クエスト更新。

どこから手を付ければいいかよくわからないため、とりあえず線を辿ってみるプレイ。

とりあえず島を一通り探索してみるか、と、ホバーボードで疾走しまくっていると、海があったので、突っ込んでみると、現状は水の上は走れないようです。

そして、溺れてゲームオーバー。

しばらく探索していると、先ほど起動したモノに遭遇しました。

グラビティコアを解除すると、起動していたモノがもう一段階変化して、中に入れるようです。

やっと新展開!と思いながらエレベーターに乗って地下に潜ると、50分が経過していました。

地下をワイルドに探索して1時間経過
地下に辿り着くと、ここは採掘地点のグラヴォンでした。

巨大なサイコロみたいな物体があり、何かできそうだけど、何もできません。

そこで、近くにある装置をいじってみると、

カセットテープをゲット!

カセットテープをキーターにセットすると、グラブパワーが使えるようになりました。

グラブパワーを使えば、巨大なサイコロを持ち上げることができました。

どうやら、このマップでは、巨大なサイコロを動かして、先に進むようですが、

巨大なサイコロの上に乗った状態で動かすことはできないようです。

足場にして、上に移動して、上からグラブパワーを発動すれば、ある程度の距離が離れていても、巨大なサイコロを持ち上げることができました。

今度は、青い壁があって、先に進めないようです。

このスイッチに乗ると、電源が入って青い壁がなくなるようですが、

降りると電源が切れてしまいます。

近くに敵がいました。

キーターで殴り倒そうとするも、全然倒せません。

そこで、持ち上げて、

叩きつけるとやっつけることができ、細かいパーツが残りました。

このパーツをスイッチの上に乗せると、

先に進むことができました。

そして、採掘地点の最奥まで進んでパワーノードを取ると、地上に戻り、1時間が経過していました。

惑星の大きさを実感して10時間経過
その後も、ホバーボードで快適な移動をしながら地上を探索していきます。

採掘地点キネックスでは、インパルステープをゲット!

射撃で敵を倒し、

仕掛けを発動させて、

立体的な仕掛けに試行錯誤しながら攻略していきます。

そして、リージョナルタワーの動力を完全に回復させるために、レースに挑戦。

ひたすらに時間内にマップに配置されている輪っかを通過して、ゴールを目指します。

何度挑戦したかは、ここでは伏せておきますけど、どうにか成功すると、リージョナルタワーが起動したようですが、リージョナルタワーに戻ってみると、何やら「狩り場」が発生していました。

荒ぶるデューン・ジャンパーとの戦闘が始まります。

デューン・ジャンパーは、距離を詰めるとグラブパワーでしがみつくことができるようになるので、

インパルスパワーで攻撃して、スタミナを削っていきます。

そして、何度挑戦したかは、ここでは伏せておきますけど、どうにかデューン・ジャンパーを倒すことができました。

これでリージョナルタワーのエレベーターが使えるようになり、

てっぺんまで登ると、発射台になっていて、

打ち上げられるようにして、離れた島に旅立ち、

本来ならば、ここで新しい島に辿り着くはずなのですが、飛んでいる途中でボタンを押したら、落下してしまい、

溺れてしまいました。

その後も、地上の探索を続けていると、

恋人からのメッセージを受け取り、

なぜか吹っ飛ばされ、

色々と試行錯誤をしているうちに、10時間が経過してしまいました。

そして、まとまらないまとめ
10時間プレイしてみて、改めてホバーボードでの移動が楽しいゲームだと実感できました。適度に移動して、適度に素材集めをしているだけでも、かなり楽しむことができました。

ここでついうっかりしていたのが、ホバーボードの性能の話。ホバーボードを使い続けると、性能が落ちていくため、適度に色を塗って補強しないといけないんですね。当然ながら、素材を集めてクラフトすることも重要なのですが、今回のプレイではあまりに適当にクラフトしたために、ポイントが足りなくてクラフトによる補強が出来なくて困っていたりします。

実のところ、レースをクリアしないと先に進めないことが分かってからの試行錯誤が10時間プレイの半分くらいだったりします。

次にやるべきことは「クエスト更新」でアナウンスされ、困った際にはメニューを開いてログを確認すれば、何をやればいいかで困ることはありません。

逆に、最初の島を越えた後は、クエストの内容を把握した上で、他にも自由にこなすことが沢山発生しているので、あの発射台から解き放たれてからが、このゲームの本番だと把握できました。

地面にある線を辿ったり、採掘地点で3Dパズル的な試行錯誤をしたりと、本質的にはテキスト情報なしで試行錯誤できるところが面白いと思いました。ゲームをゲームで表現するのはアレですが、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の祠を攻略しているような感覚ですかね。

あと、これは正しいのかどうかは分かりませんが、ジャンプとダッシュを駆使することで、いろんなところを登れるところは、チャレンジしがいがありました。

とはいえ、行ける場所と入手できるスキルにはある程度相関関係があるため、無理やり攻略しようとしても無理だと思える採掘地点もあったため、適度に諦めることが肝心のようです。

気持ちの良い移動と、適度に試行錯誤できる謎解き要素があるので、こってりしたストーリーはいらないけど、気持ちよくオープンワールドタイプのゲームを楽しみたい人には合致したタイトルだと感じました。Switch2発売までまだ時間はありますし、ゲームの中でも恋人にはまだまだ会えないので、ぜひ惑星セベテの大陸を横断して、一人で世界をまたいで気持ちよく、気長にドライブしましょう!

(C) 2024 Dear Villagers. Developed by Caracal Games.
All Rights Reserved. Star Overdrive is a registered trademark of Caracal Games.
Published and distributed by 3goo K.K. in Japan.
※画面は開発中のものです。
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