Nianticは、iOS/Android向けアプリ「Pokémon GO」の新機能「GOスタンプラリー」の説明会を、4月9日にNiantic東京オフィスにて実施した。

まず、「Pokémon GO」UXデザイナーの石塚尚之氏が、新たに登場するコンテンツ「GOスタンプラリー」を紹介。この機能は日本で親しまれているスタンプラリーに近い形式となっており、特定のポケストップを巡りながらポケモンのスタンプを集めていくデジタルスタンプラリーとなっている。
「GOスタンプラリー」は国内向けに開発されたコンテンツであり、スタンプラリーという日本独自の文化を通じて、国内ユーザーの期待に応えていきたいという狙いがあるとのこと。
また、本機能の開発はNianticの日本オフィスが担当している。通常はグローバル同時展開を前提とした開発体制が基本だが、今回は日本先行リリースという特別な形となっている。今後は日本での展開を皮切りに、グローバル展開も予定されているという。
第1弾は万博会場、第2弾は大阪・吹田市
「GOスタンプラリー」の第一弾は、4月13日より開幕となる「EXPO 2025大阪・関西万博」の会場にてプレイ可能だ。会場内に設置されているポケモンのフォトスポットを巡りながらスタンプを集めていく内容となり、実施期間は万博が閉幕する10月13日までとなっている。

さらに、「GOスタンプラリー」の第2弾として、「Pokémon GO Fest 2025」が開催される大阪府吹田市を巡るスタンプラリーが企画されている。こちらは期限が設けられておらず、長期間にわたって楽しむことができるとのことだ。

本物のスタンプラリーのような体験
スタンプが押せるポケストップには特別な印が表示され、タップするとスタンプシートが登場。画面の上部には左右に動く緑色の矢印があり、押すタイミングによってスタンプの角度が変わる仕組みだ。また、スタンプを押す長さによって濃さが変わるようになっており、短いとかすれたり、長いと滲んだりと実際のスタンプを押すときのような体験が味わえるという。
スタンプのデザインはポケストップごとに決められているが、色はランダムとなり、詳細なバリエーションに関しては「プレイしてからのお楽しみ」とのこと。集めたスタンプはコレクションシートからいつでも閲覧でき、「ポストカードブック」の中にあるスタンプのボタンを押すことでアクセス可能だ。また、アップデートにより「ポストカードブック」は今後「スクラップブック」という名称へ変更される。
さらに、スタンプを一定数集めることで、アイテム報酬やロケーション背景付きのポケモンとの出会いが用意されている。なお、ロケーション背景付きポケモンはすべてのスタンプラリーで登場するわけではないが、登場する場合はレイドバトルやリサーチタスクのようなランダムで出現するものではなく、スタンプを集めることで確実に出会える仕様となっている。
フレンドと協力して集める「ポケふた」のスタンプラリーも登場
また、「GOスタンプラリー」とあわせて、日本各地に400箇所以上存在するマンホール「ポケふた」を集めていくスタンプラリーも近日中に実装されるとのことだ。こちらのスタンプのデザインは「ポケフタ」のものをそのままを採用し、押した長さによって色の濃さが変わることはないという。
また、数の多い「ポケふた」を集めるのは難しいという観点から、フレンド同士で協力して集める仕組みが導入されている。「ポケふた」を訪れた際に獲得したギフトをフレンドに送ることで、フレンド側もスタンプが押せるようになるというものだ。この場合、自分で訪れて押した場合は青色、ギフトで押した場合はオレンジ色で表示される。後から自分でその場所を訪れて押した場合、青色が追加で押される仕様になっている。

日本発のスタンプラリーという要素を取り入れた「GOスタンプラリー」と、全国各地の「ポケふた」を巡るコレクション要素は、今後の「Pokémon GO」の楽しみ方をさらに広げてくれそうだ。
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