実写映画「8番出口」が8月29日に全国劇場公開されることが明らかになった。
実写映画化が発表されて以来、「あのゲームをどうやって実写映画化するの!?」と話題騒然だった今作。2024年12月には、スーツ姿の“歩く男”(演:河内大和)の映像が解禁され衝撃を与えた。そして今回、地下通路で異変を探し、8番出口を求めて“迷う男”を二宮和也さんが演じることが発表された。

クリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」(06)でハリウッドデビューを果たし、以降、「母と暮せば」(15)で「第39回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞、「浅田家!」(21)で「第44回日本アカデミー賞」優秀主演男優賞、「ラーゲリより愛を込めて」(22)で「第46回日本アカデミー賞」優秀主演男優賞と、俳優として確かな道を歩み続けてきた二宮さんが、役者人生初・名前のない主人公を熱演。
今回、「8番出口」の実写映画化について、「とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのが嬉しくて参加出来てよかったなと思いました。この作品は中々言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。では、異変にお気をつけて、、皆様が映画館から出られる事を祈っております」と語っている。
二宮さんと河内さんは、TBS日曜劇場「VIVANT」(23)以来、二度目の共演。“迷う男”と“歩く男”は、永遠に繰り返す無限回廊の中でどのように物語に関わっていくのか?
二宮さんと初のタッグを組み、今作のメガホンを取るのは、「告白」(10)、「悪人」(10)、「怪物」(23)などの実写作品から、「君の名は。」(16)、「竜とそばかすの姫」(21)、「すずめの戸締まり」(22)などのアニメーション作品まで、数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏。長編映画の監督を務めるのは、第70回サン・セバスティアン国際映画祭にて日本人初となる最優秀監督賞を受賞した初監督作「百花」(22)以来、2度目となる。
「8番出口」の映画化について「超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。『8番出口』に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる『発明』だと興奮しました。でも、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる『現代』において、困難な『現実』をサバイブしていく『人間』を演じてもらいました。二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に『惹きつける』芝居が抜群だと思っています。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました」と、コメントを寄せている。
本作は、既にベルリン映画祭併設のフィルムマーケットにて海外セールスが開始されており、日本での公開だけでなく、詳細の情報解禁前の状況にして、既に15以上の国と地域での上映が決定している。
あわせて、インパクト大の“8”が目を引く、ポスタービジュアルが解禁となった。まるで地下鉄の案内看板のような黄色に、大きな“8”の数字と「(8番出口)から、外に出ること。」というキャッチコピー、そして“迷う男”の鬼気迫る表情。彼に次々と襲い掛かる“異変”とは、そして、彼の視線の先にあるものとは――? 全く未知のエンタテインメント映画の誕生を予感させる、インパクト大のポスタービジュアルとなっている。

さらに、“異変”たっぷりの特報映像も公開された。どこにでもある地下通路に迷い込んでしまった男。“ご案内”に従って通路を進みつつも、次々と襲いかかる“異変”。この空間は現実なのか? 幻想なのか? 果たして、男は無事に地下通路から脱出できるのか?
以下、発表情報をもとに掲載しています
キャスト・スタッフコメント
迷う男/二宮和也
プロフィール
1983年6月17日生まれ、東京都出身。
《代表作》
「ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY」(02)、「青の炎」(03)、「硫黄島からの手紙」(06)、「黄色い涙」(07)、「大奥」(10)、「GANTZ」(11)、「GANTZ:PERFFCT ANSWER」(11)、「プラチナデータ」(13)、「ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY」(14)、「母と暮せば」(15)、「ラストレシピ
麒麟の舌の記憶
」(17)、「検察側の罪人」(18)、「浅田家!」(20)、「TANG タング」(22)、「アナログ」(23)、「【推しの子】-The Final Act-」(24)。
二宮和也 コメント
とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのが嬉しくて参加出来てよかったなと思いました。この作品は中々言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。
では、異変にお気をつけて、、皆様が映画館から出られる事を祈っております。
監督・脚本/川村元気
プロフィール
1979年3月12日、神奈川県出身。
「告白」「悪人」「モテキ」「おおかみこどもの雨と雪」「君の名は。」「怒り」「竜とそばかすの姫」「すずめの戸締まり」「怪物」などの映画を企画・プロデュース。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、翌2011年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。 2012年に初小説「世界から猫が消えたなら」を発表し、同作は世界32カ国で出版され、累計200万部を突破。その他の著作に「億男」「四月になれば彼女は」「神曲」「私の馬」などがある。
2022年、自身の小説を原作として、脚本・監督を務めた初の長編映画「百花」(菅田将暉・原田美枝子出演)が第 70回サン・セバスティアン国際映画祭にて、日本人初となる最優秀監督賞を受賞した。
川村元気 コメント
超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。
「8番出口」に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか? 今まで映画を四十本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。
二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。
二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「惹きつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは「硫黄島からの手紙」でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを「8番出口」では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。
ストーリー
異変を見逃さないこと。
異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。
異変が見つからなかったら、引き返さないこと。
8番出口から、外に出ること。
作品概要
タイトル:8番出口
原作:KOTAKE CREATE「8番出口」
配給:東宝
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
音楽:Yasutaka Nakata(CAPSULE)、網守将平
キャスト:迷う男・二宮和也、歩く男・河内大和
公開日:2025年8月29日(金)
公式サイト:https://exit8-movie.toho.co.jp/
公式X:https://x.com/exit8_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/exit8_movie/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@exit8_movie
(C)2025 映画「8番出口」製作委員会
コメントを投稿する
この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー