CygamesがiOS/Android/PC向けに配信中のゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」。2025年2月24日に実装を予定している新育成シナリオ「The Twinkle Legends」の試遊レポートをお届けする。
レジェンドウマ娘との交流を通して、トレーナーの成長を描く
今回追加される新育成シナリオ「The Twinkle Legends」(以下、「Legends」編)は、人気に陰りの見えるトゥインクル・シリーズを再び盛り上げるべく、レジェンドウマ娘たちの力を借りてレースに関わるみんなで取り組んでいく、といったストーリーが用意されている。

レジェンドウマ娘として登場するのは、セントライト(CV:能登麻美子)、スピードシンボリ(CV:沢城みゆき)、ハイセイコー(CV:丹下桜)の3人。初の三冠ウマ娘、凱旋門賞への挑戦、元祖アイドルウマ娘と、まさに歴史を紡いできたウマ娘たちの存在が、ストーリーにもシステムにも大きく関わってくる。
「Legends」編ではスマートファルコン、シリウスシンボリ、メジロラモーヌ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナがシナリオリンクキャラとして登場するのだが、シナリオリンクのメリットは前回の「メカウマ娘」編に比べると控えめ。全体的に見てみると、本シナリオはレジェンドウマ娘とトレーナー(プレイヤー)との交流を軸に描いており、三者三様の在り方に触れたトレーナーが成長していく様子が描かれる点が特徴となっている。
一方、レジェンドウマ娘たちから提案されたオールスターレース“Dream Fest”を通じて、育成ウマ娘の成長の過程も描かれていく。その表現として印象的なのが、本シナリオではファンとの交流やレース前の賑わいなど、さまざまな演出が用意されていること。人気を取り戻すというシナリオのコンセプトにも沿っているとともに、自分のウマ娘をいかに“推せる”存在にするかという点においても、大きなモチベーションになる仕掛けだ。
心得の習得、そしてレジェンドから導きを授かって“Dream Fest”に挑む
「Legends」編では通常の育成シナリオとは異なり、育成ウマ娘に紐づくシナリオは進行せず、URAファイナルズの開催もない。育成ウマ娘固有の育成目標をクリアしつつ、計3回開催される“Dream Fest”に挑むことがゲームの大きなポイントとなっていく。
育成の指針となるのが、トレーニングやお休みなどで指南ゲージを溜めていくと得られる心得の存在。心得はセントライト、スピードシンボリ、ハイセイコーのそれぞれに紐づいていて、誰の指南ゲージが溜まるかはアイコンの左上にある羽の色で確認できる。これまでの育成シナリオと同様、指南ゲージは友情トレーニングやグループサポートカード「SSR [導きの光]伝説の体現者」のイベントでより多く溜めることができるので、有効活用していくのが基本的な方針にはなりそうだ。
そして、6ターンごとに心得を習得するターンが発生。選べる心得の数は溜めた指南ゲージの数に起因しており、それぞれゲージが2、4、8のタイミングで1つずつ、選択できる心得の数が増えていく。習得する際の心得はランダムに表示されるので、その時々で育成方針に合ったものを選んでいくことになるが、同じレジェンドウマ娘の心得を揃えるとより効率の良い効果発動が狙える点は予め認識しておきたい。
なお、心得にはレアリティがあり、★★以上は心得を2個、★★★以上は心得を4個習得すると解放される。セントライトはやる気、スピードシンボリは体力管理、ハイセイコーは友情トレーニングに紐づいた心得が用意されているが、レアリティが上がるとその特徴がより強化されるかたちとなっている。

加えて、「Legends」編ではクラシック級の夏合宿突入のタイミング(7月前半開始時)で最も多くの心得を習得しているレジェンドから導きを授かることができる。先述した特徴を反映したもので、それぞれの効果は以下の通り。

セントライトの導き
・やる気上昇効果を3回獲得すると、3ターンの間“超絶好調”になる
・超絶好調中、やる気によるトレーニングの効果がさらにアップする
・最大2回まで、超絶好調中にやる気上昇効果を獲得時、ターン延長
スピードシンボリの導き
・トレーニングを4回成功させると挑戦ゾーンに突入する
・挑戦ゾーン中のトレーニングは必ず成功し、効果がアップする
・挑戦ゾーンは複数の条件のうちいずれかを満たすと終了する
・挑戦ゾーン終了時、継続ターン数に応じたパラメータを獲得する
ハイセイコーの輝き
・得意トレーニングを持つトレーニング協力者が新たに加入する
・得意トレーニングのあるウマ娘は親友ゲージと親友Lvを得る
・親友ゲージMAXの間、協力者は友情トレーニングを発生させる
・親友ゲージはトレーニングやイベント絆ゲージ獲得時に上昇する
ここで明確に育成方針が変わってくるものとなるので、自身の中で予めどの心得を集めるかを意識する必要がありそう。なお、同数の場合はランダムに選出されるかたちになるようなので、心得の習得時にはその点も意識しておこう。
導きを授かった後は、その効果と心得の組み合わせで育成をしていく流れになる。筆者は効率的な育成はあまり考えずにプレイするのだが、本育成シナリオに関しては方向性が分かりやすいので育成に取り掛かりやすく、その上で心得のバリエーションを考えると、育成の幅も広がっていきそう。また、“Dream Fest”の距離やバ場については出走したレースに基づいて決まるようなので、全距離帯での育成が可能という点も触れやすいシナリオとなっている。

なお、最終レースとなる「Dream Fest Legend」については育成結果に応じてイベントが変化する仕掛けが用意されている。レースに挑む過程ももちろんだが、レースの後に待ち受ける展開についても、その演出とともに注目してみるといいだろう。
4周年に合わせて遊びやすくなる新機能も
最後に、「Legends」編と同タイミングで実装される新機能も今後の育成に役立つものばかりだったので、併せて紹介しておく。
まずサポートカードが十分揃っていない、という人が活用できるであろう機能が「レンタルデッキ」。その名称の通り、汎用と距離別にカードを編成した5種類のレンタルデッキが用意されるもので、新たにゲーム「ウマ娘」をプレイする人にとっては大きな指針になり得る要素となっている。

これに伴い、これまでフレンドのカードを設定していた6枠目はフレンド、手持ちのどちらからも設定できるようになった。今プレイしている人にとっても選択肢が広がる変更となるため、ぜひ試してみるといいだろう。

また、育成中にイベントが発生した際、選択肢ごとの効果がゲーム内で確認できるようになった(※2月14日のアップデートで実装済み)。効率的に育成するためには、これまで選択肢による効果を予め認識しておく必要があったかと思うのだが、これによってより育成の意図を反映させやすくなる。
そして最後に紹介するのが、プランを選択することで自動的に育成が進んでいく「おまかせ育成」。バックグランドで進行するものではなく、あくまで育成を高速に自動化する仕組みにはなるのだが、細かな設定項目が用意されているため、思った以上にしっかりとした育成ができる点も魅力。例えば手がつけづらいときにはおまかせ育成で……といったように、ゲームをプレイする上でのメリハリがつけやすい機能となっている。
なお、おまかせ育成については実装時点では今回の「Legends」編、そして「新設!URAファイナルズ」編となっている。「Legends」編実装に合わせてぜひ試してみてはいかがだろうか。
(C) Cygames, Inc.
※画面は開発中のものです。
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