バンダイナムコエンターテインメントが2月16日に開催した、「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初陣公演-」渋谷クラブクアトロ公演のレポートをお届けする。
バンダイナムコエンターテインメントが2024年5月16日にリリースした「学園アイドルマスター」。同作のデビューライブとなる「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」では、「初声公演」「初心公演」「初恋公演」3公演が行われてきたが、追加公演にして最終公演となる「初陣公演」がいよいよ開催となった。
本公演では、長月あおいさん(花海 咲季役)、春咲暖さん(秦谷 美鈴役)、陽高真白さん(十王 星南役)が出演。初陣公演の千秋楽となる渋谷クラブクアトロ公演も大盛り上がりの内容となった。本稿では昼の部の模様を中心にお届けする。
「初 TOUR」ではおなじみとなった「初」「Campus mode!!」のパフォーマンスは、わずかな期間ながら回を重ねるごとに落ち着きを感じさせるとともに、3人の個性があふれる振りの細やかさも見え、目を離せないステージとなっていた。






松田彩音さん(花海 佑芽役)の代役として出演している長月さんの出演前の様子などに触れつつ、ここからはソロ曲を続けて披露していく。
春咲さんが披露した美鈴のソロ曲「ツキノカメ」は、全身を優雅に使った振り付けとともに届けていったが、美鈴の二面性を感じさせる変化のある楽曲となり、その歌い分けはもちろんのこと、表情の変化も含めてストーリー性を感じさせた。



陽高さんは一番星(プリマステラ)としてのスケールの大きさを感じさせる星南のソロ曲「小さな野望」をパフォーマンス。長い手足が映える振り付けとともに抑揚のある歌声を届けていく中でも、サビの部分での笑顔は星南の心情を表現しているようだった。


そして、長月さんが披露したのは、「学園アイドルマスター」のPVでも印象的な、咲季のソロ曲「Fighting My Way」。初声公演も含めて数多く披露してきた楽曲だが、ステージを経るごとにその練度が上がっていく姿は、まさにタイトルのテーマを感じられる瞬間だ。



続くMCでは主に披露した楽曲の歌詞についてのトークを繰り広げる。春咲さんは「ツキノカメ」での2番のAメロ、陽高さんは「小さな野望」でのラスサビ前に言及。また、長月さんは「Fighting My Way」でのサビ部分の“君”について、N.I.A編での咲季と佑芽のリンクしたシナリオに触れ、その部分も歌唱に反映したことを語っていた。
再び楽曲の披露へと戻り、陽高さんによる星南のソロ曲「Choo Choo Choo」は、サビ部分での弓を放つような仕草など、ステージ上で映える振り付けが数多く見えるステージに。



続く咲季のソロ曲「EGO」では、ムーディーながらもキャッチーさもあるメロディーに乗せ、長月さんがライブハウスを盛り上げるパフォーマンスを見せる。



春咲さんが届けた美鈴のソロ曲「たいせつなもの」は、これまでの2曲とはテイストが一変した柔らかい空気感の楽曲に。うたた寝する姿が印象的な美鈴を感じさせる歌詞の構成も耳に残る。


次のMCでも披露した楽曲の歌詞に触れていく。陽高さんが「Choo Choo Choo」のサビ前の“私に続いて”、長月さんが「EGO」の“私のことは私が決める”と、それぞれの歌詞のポイントを紹介。そして、美鈴の誕生日曲である「たいせつなもの」にちなんで、美鈴と同じく誕生日を迎えた春咲さんを祝う場面もありつつ、同楽曲については“同じ夢 抱きしめて~~”のところに触れていた。
その後は陽高さんが「Our Chant」を歌い上げる。生徒会長、そして一番星として初星学園を背負う星南だからこその楽曲を、力強いパフォーマンスで届けた。さらに、その勢いを引き継ぐかのように3人で披露された「Howling over the World」は、春咲さんがセンターとなり、まさに情熱的でカッコよさのあるステージとなっていた。






温度差のあるMCで小休止を挟みつつ、またしても3人で届けたのは「ENDLESS DANCE」。キレのある振り付けと歌唱が印象的な、ライブハウスでのパフォーマンスが映える楽曲だ。



アンコールでは、クリスマスイベント「ケーキが結ぶフレンドクリスマス」の楽曲「White Night! White Wish!」を披露。これまでの楽曲とはテイストの異なる、冬にピッタリの可愛らしいラブソングになっており、3人のパフォーマンスにもこれまでにない魅力が溢れていた。



3人から公演を振り返る挨拶がありつつ、最後に届けられたのは「初」。どこか高揚感も感じさせられる締めくくりのステージを経て、おなじみの「これからもアイマスですよ、アイマス!」、そして会場のプロデューサーに向けて感謝の気持ちを届けて公演は終了となった。



最終公演となる夜の部も、千秋楽ならではの緊張感を感じさせつつのびのびとパフォーマンス。ライブだからこそ生み出される化学反応もあり、会場のプロデューサーも大きな声で応えていた。
























そして、「Our Chant」に代わって夜の部で披露されたのは美鈴のソロ曲「ヨルニテ」。全体的に静かな入りの楽曲ながらもテンポは早く、春咲さんの振り付けや歌唱にはところどころで荒々しさもあり、美鈴の持つポテンシャルを感じさせる。



また、「Howling over the World」に代わって「ミラクルナナウ(゜∀゜)!」も届けられる。こちらは軽妙なテンポで3人で掛け合う楽曲となっており、ユニークな振り付けと歌唱で楽しめた。







さらにアンコールでは「ハッピーミルフィーユ」をパフォーマンス。こちらはバレンタインイベントの楽曲ということもあり、季節感的にもピッタリの一曲。サビ前のセリフもそれぞれに破壊力があり、可愛らしいパフォーマンスを届けてくれた。






アクシデントがありつつも、最後まで気持ちを込めたステージを届けてくれた初陣公演。出演者のコメントからも当日を迎えるまでの苦労がうかがえたが、それを感じさせないほどの力強いパフォーマンスでやりきってくれた。初 TOURを経て、次はいよいよ「学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star/Harmony Star」を迎えることとなるが、そちらでのパフォーマンスにも期待しておこう。
なお、初声公演・初心公演・初恋公演からそれぞれ一部公演がASOBI STAGEにてリバイバル配信されることも告知された。これまでの振り返りとしてチェックしてみてはいかがだろうか。


【渋谷クラブクアトロ公演 昼の部】セットリスト
M1.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M2.Campus mode!!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M3.ツキノカメ/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M4.小さな野望/陽高 真白(十王 星南役)
M5.Fighting My Way/長月あおい(花海 咲季役)
M6.Choo Choo Choo/陽高 真白(十王 星南役)
M7.EGO/長月あおい(花海 咲季役)
M8.たいせつなもの/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M9.Our Chant/陽高 真白(十王 星南役)
M10.Howling over the World/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
MC.MC.
M11.ENDLESS DANCE/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
アンコール
M12.White Night! White Wish!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M13.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
【渋谷クラブクアトロ公演 夜の部】セットリスト
M1.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M2.Campus mode!!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M3.ツキノカメ/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M4.小さな野望/陽高 真白(十王 星南役)
M5.Fighting My Way/長月あおい(花海 咲季役)
M6.Choo Choo Choo/陽高 真白(十王 星南役)
M7.EGO/長月あおい(花海 咲季役)
M8.たいせつなもの/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M9.ヨルニテ/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M10.ミラクルナナウ(゜∀゜)!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
MC.MC.
M11.ENDLESS DANCE/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
アンコール
M12.ハッピーミルフィーユ/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M13.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
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※画面は開発中のものです。
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