バンダイナムコエンターテインメントが2月11日に開催した、「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初陣公演-」梅田クラブクアトロ公演のレポートをお届けする。
バンダイナムコエンターテインメントが2024年5月16日にリリースした「学園アイドルマスター」。同作のデビューライブとなる「学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR」では、「初声公演」「初心公演」「初恋公演」3公演が行われてきたが、追加公演にして最終公演となる「初陣公演」がいよいよ開催となった。
梅田クラブクアトロ公演では、長月あおいさん(花海 咲季役)、陽高真白さん(十王 星南役)に加えて、名古屋クラブクアトロ公演では体調不良で出演見送りだった春咲暖さん(秦谷 美鈴役)もいよいよステージに。本稿では昼の部の模様を中心にお届けする。
幕開けを飾る「初」のパフォーマンスでは、力強さが見える咲季、柔らかさのある美鈴、一番星(プリマステラ)のオーラを感じさせる星南と、三者三様の魅力が詰まったステージを披露。さらに、「Campus mode!!」では会場のプロデューサーとのコール&レスポンスも含めて、躍動感あふれるステージを届けてくれた。






歌い終えたところで3人が順番に挨拶。本公演で無事に復帰を果たした春咲さんは、美鈴としてまだ音源化されていない「初」「Campus mode!!」について触れる。特に長月さんが触れた「Campus mode!!」の「一礼してから挑戦 挑戦したんなら一礼!」は、美鈴らしさが見える表現となっていた。

ここからは各アイドルのソロ曲を披露する流れに。まずは春咲さんによる美鈴のソロ曲「ツキノカメ」が届けられる。柔らかな歌唱と振り付けが印象的だが、一曲を通して変化が激しく、通しで聴いたときにその魅力が見えてくる独特な楽曲となっていた。



続いては星南のソロ曲「小さな野望」を陽高さんが披露。こちらは雄大に魅せるパフォーマンスで、前回の名古屋クラブクアトロ公演を経て、さらに表現力を増した歌唱と振り付けでひと時も目を離せない時間となった。



長月さんは咲季のソロ曲「Fighting My Way」を歌い上げる。歌唱、振り付け、細かいところで見せるちょっとした仕草も含めて、披露の度に練度を上げていくパフォーマンスで、わずかな時間の中での成長を感じられた。



ここからのMCでは、それぞれが披露した楽曲や、会場となった大阪に関するトークに。なぜか食の話に膨らむシーンもありつつ、再び3人のソロ曲が届けられる。
陽高さんは、星南の一番星としての魅力が溢れた「Choo Choo Choo」を披露。ダンスの質の高さはもちろんのこと、細かな表現にも意識が渡っており、スタイルの良さも合わさってカッコよさとセクシーさの同居したステージとなった。



咲季の可愛らしい部分を表現しつつ、ダンサブルなナンバー「EGO」は、長月さんが配信カメラを意識した仕草をしたり、どこか余裕を感じさせるステージングで、会場を一体感が包みこんでいた。



そしてゆったりとしたイントロから始まった「たいせつなもの」は、まさに美鈴のソロ曲らしい子守唄のような春咲さんの優しい歌声と慈しみのある振り付けが心地よいパフォーマンスとなっていた。



今回着用した衣装に関するトークが一通り繰り広げられたところで、ライブもいよいよ終盤へ。名古屋クラブクアトロ公演で初お披露目となった陽高さんによる星南のソロ曲「Our Chant」は、曲始まりのセリフからも感じ取れる通り、先頭に立つ星南の強さを感じさせるパフォーマンスで、最後のキメポーズまでカッコよかった。




その後に3人が披露したのは「ミラクルナナウ(゜∀゜)!」。シュールな振り付けを全力でパフォーマンスする姿も含めて、会場のプロデューサーと一緒に盛り上がれる楽曲となっていた。



あっという間に最後の曲となり、ここで披露されたのは「ENDLESS DANCE」。キレのあるフォーメーションダンスで届けられる、カッコいい楽曲に仕上がっており、その表情も相まって、終始見ごたえのあるステージとなった。



アンコールでは、バレンタインイベントとして開催されていた「バレンタイン協奏曲」のイベント楽曲「ハッピーミルフィーユ」を早くも披露。ハイテンポな楽曲を歌割りも含めてキュートに、そしてコミカルに表現したパフォーマンスに、会場からも大きな歓声が湧き上がっていた。



3人からの挨拶を経て、締めくくりとして披露されたのは冒頭に続いての「初」。より柔らかく、楽しく歌い上げたパフォーマンスをもって、公演は幕を閉じた。




夜の部も基本的には同様の流れで進行。各楽曲のパフォーマンスはもちろんのこと、進行を陽高さんが務めた3人によるトークも大盛りあがりとなっていた。

























そして、「Our Chant」に代わって、美鈴の新たなソロ曲「ヨルニテ」がお披露目。テンポの早い曲調に合わせた激しいダンスと激情を携えた力強い歌唱は、これまでの2曲とは大きく異なるアプローチとなっており、ライブでこそ映える楽曲だ。春咲さんの終盤のロングトーンも印象的だった。



さらに、「ミラクルナナウ(゜∀゜)!」に代わる曲として「がむしゃらに行こう!」も披露。名古屋クラブクアトロ公演では2人での披露だったこともあり、3人でのパフォーマンスは改めて楽しげな雰囲気が感じられた。



名古屋クラブクアトロ公演では2人による競演の印象が強かったが、今回美鈴役の春咲さんが参加したことで、より3人の特徴がバランスよく感じられるステージとなった。残る渋谷クラブクアトロ公演ではどのような姿を見れるのか、引き続き注目したい。











【梅田クラブクアトロ公演 昼の部】セットリスト
M1.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M2.Campus mode!!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M3.ツキノカメ/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M4.小さな野望/陽高 真白(十王 星南役)
M5.Fighting My Way/長月あおい(花海 咲季役)
M6.Choo Choo Choo/陽高 真白(十王 星南役)
M7.EGO/長月あおい(花海 咲季役)
M8.たいせつなもの/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M9.Our Chant/陽高 真白(十王 星南役)
M10.ミラクルナナウ(゜∀゜)!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
MC.MC.
M11.ENDLESS DANCE/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
アンコール
M12.ハッピーミルフィーユ/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M13.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
【梅田クラブクアトロ公演 夜の部】セットリスト
M1.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M2.Campus mode!!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M3.ツキノカメ/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M4.小さな野望/陽高 真白(十王 星南役)
M5.Fighting My Way/長月あおい(花海 咲季役)
M6.Choo Choo Choo/陽高 真白(十王 星南役)
M7.EGO/長月あおい(花海 咲季役)
M8.たいせつなもの/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M9.ヨルニテ/春咲 暖(秦谷 美鈴役)
M10.がむしゃらに行こう!/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
MC.MC.
M11.ENDLESS DANCE/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
アンコール
M12.ハッピーミルフィーユ/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
M13.初/長月あおい(花海 咲季役)、春咲 暖(秦谷 美鈴役)、陽高 真白(十王 星南役)
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