1月29日より北海道の大和ハウス プレミストドームにて開催されている「Apex Legends Global Series(ALGS)Year 4 Championship」。2月2日に実施されたMatch Point Finalsを中心に試合の様子、そして優勝チームへのインタビューの模様をお届けする。

満席となったDay5! 試合中には地鳴りような歓声も
この日、満席となった「ALGS Year 4 Championship」の会場。多くの人が詰めかける中、試合を前に行われたOPセレモニーから会場の熱気はどんどんと高まっていく。


そして、Match Point Finalsにコマを進めた20チームの選手たちが入場。Match Point Finalsには、Winners Round 1を抜けたAurora GamingやENTER FORCE.36など10チーム、そして強豪ひしめくElimination Round 2からはTeam FalconsやFnaticなど10チーム、合計20チームが進出した。
中でも日本チーム・Fnaticの入場時には会場から割れんばかりの歓声と拍手が起こり、改めて「ALGS」という世界大会が日本で行われていることを実感しつつ、Fnaticに集まる期待の高さがうかがえた。

COMPLEXITYのチャンピオンから始まったMatch Point Finals。Fnaticは惜しくも2位となったものの、いきなり17ポイントを獲得。この活躍ぶりに、のっけから会場のボルテージもMAXとなった。
その後はGUILD、SHOPIFY REBELLION、Team Falconsがチャンピオンを獲得し、続く5試合目。Allianceがチャンピオンを獲得すると、そのAllianceとTeam Falconsのポイント数が50に到達し、いよいよマッチポイントが点灯。プレイする側はもちろんだが、見ている側としても気の抜けない時間が始まる。
6.7試合と連続でAllianceが1位争いを繰り広げるも惜しくも2位どまり。Team Falconsも上位に顔を出す中、続々とマッチポイントが点灯するチームが増え、その数は9チームにも上り、その中にはFnaticの姿も。



見ている側としても「ここで終わるのか…終わらない!」という息の続かない展開が続き、もつれにもつれた9試合。ここでとうとうMatch Point Finalsに終止符が打たれる。マッチポイント点灯のGoNextとLG、未点灯のVirtus.pronoの3チームで迎えた終盤、決め切ったのはGoNextだった。
見ごたえ充分のMatch Point Finalsには、自分の好きなチーム、応援していたチーム関係なく、会場にいた全員から歓声と盛大な拍手が贈られた。


筆者はグループステージまでを配信、そしてElimination Roundから現地で試合の様子を見ることができた。現地で実際に見て、驚かされたのが人の多さ、そして会場の環境の良さだった。
日本はもちろん、海外から来場した観客も多く、さまざまなチームにそれぞれ特色のある応援が贈られていたのが非常に印象的だった。また会場面では、特に音響に驚かされ、G7やネメシスの発砲音、そしてシーラの音が今も頭から離れない。
今回のALGSを見て、「Apex Legends」熱が高まったプレイヤーはもちろん、少しプレイから離れていた人や、今回を機に「Apex Legends」が気になった人は、まずはゲームを触ってみてほしい。そして、将来的にALGSへ足を運べる機会があれば、迷わず現地での参加をオススメしたい。
「ALGS Year 4 Championship」を制したGoNextへインタビュー!
ステージで行われたセレモニー後には、GoNextのメンバーであるUxako選手、Hiarka選手、Lzhidan選手、Stevezコーチへのインタビューが行われたので、そちらの模様もお届けする。

――決勝戦に臨んだ際の心境をお聞かせください。
ファイナルに進出できるという自信はったものの、スロースタートかつ、いくつかミスもあり、感情的になってしまった部分もありました。その中でもチームメイトに助けてもらい、そこから盛り返して7戦目でマッチポイントになった時はこれいけると思いました。最終マッチになるころには本当にゾーンに入っていました。
――重要な場面で勝ち抜くための秘訣を教えてください。
実は私たち、クリスティアーノ・ロナウド選手の大ファンでして、彼の背番号“7”という数字と縁があるというか。それこそ7戦目は絶対に勝つという気持ちで臨みました。
――今回ジブラルタル、ニューキャッスル、ランパートをピックするチームが多い中、カタリストを選択していた思いや意図があればお聞かせください。
エンドゲームにおいては、ランパートよりカタリストの方が有利だと私たちは思っています。ランパートは、ゾーンの中心を制圧し、そこで展開するのはいいかもしれませんが、全体的に考えるとカタリストの方がより柔軟な選択肢が多いレジェンドだと思うので使用してきました。
――日本でも多くの人が「Apex Legends」をプレイしています。ゲームを遊んでいく中で、上達のコツなどがあればぜひ教えていただきたいです。
トリオ、もしくはデュオでしっかりとパーティーを組んで臨むことだと思います。やはり、ソロ、野良でプレイするとうまくいかず、なかなか上達もしないので。
それと、プロプレイヤーのプレイをしっかり見ることですね。どういう風に状況を把握し、どういう判断をしているのかをゆっくり見たら学べることがあると思います。
――今回の大会のサブタイトルには“運命”という言葉が入っていますが、皆さんはどういう経緯でチームを組んだのでしょうか?
実は一緒にプレイしたいと長い間思っていましたが、いろいろな理由で叶いませんでした。ただ今回、ちょうどいいタイミングでLzhidanがフリーエージェントになり一緒プレイすることができました。最初はなかなか結果を出すことができませんでしたが、今回それを払拭することができました。
――EMEAではAllianceやAURORAが活躍し、なかなか皆さんトップに立てなかったと思います。その中で7試合目にAllianceを止めて、世界大会優勝を成し遂げた今の気持ちを教えてください。
私たちは自分たちのプレーだけに集中していました。特にあの試合は勝たなければいけないマッチだったので勝てて嬉しかったです。あの時に戦ったチームがAllianceだったのは勝利した後に気が付きました。
――Hiarka選手とUxaco選手はコンビを組んで長いと思いますが、お互いのプレーで信頼できるところ、直してほしい部分はありますか?
直してほしいところはたくさんあります(笑)。何というか、本当にうまくいかないカップルのようなものでしたが、今回は全てのピースがはまったと思います。ずっと別れていたカップルがあるディナーで一緒になり、そこでまた火がついて、ちょうどギャルソンがLzhidanだったという、そんな感じです。
――今回大和ハウス プレミストドームという、ALGS史上最大規模の広さ、観客数での開催となりました。そういった状況で試合に臨むというのはいかがでしたでしょうか?
最高の舞台だと思います。特にあれだけの観客に見られている中で戦い、そして優勝できたのは本当に嬉しいです。私たちが愛するこのゲームを皆さんも愛してくれて、見ていただいてと嬉しいです。
――また日本で大会を開催してほしいという思いはありますか?
もちろんです! また皆さん来ていただけますか?
――はい! 改めて、優勝おめでとうございます。本日はありがとうございました。

「ALGS Year 4 Championship」特設サイト
https://algs.ea.com/en/champs-2025
(C) 2024 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
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