「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」7thライブDay.2レポート――映画「完結編 第1章」の新曲披露でKアリーナ大熱狂!エマ・ヴェルデがお気に入りのライターが語る、涙腺刺激曲な「Cara Tesoro」

ライブ・リアルイベント
0コメント さとうかずや

2024年10月19日、20日にKアリーナ横浜にて開催された「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7th Live! NEW TOKIMEKI LAND」におけるDay.2(20日)公演の模様をお届けする。

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」7thライブDay.2レポート――映画「完結編 第1章」の新曲披露でKアリーナ大熱狂!の画像

「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(ニジガク)は、「ラブライブ!」シリーズのひとつとして2017年から活動を開始。東京・お台場にある虹ヶ咲学園を舞台にソロ活動をコンセプトとして、ゲームやTVアニメやライブイベントなど、オールメディアで展開。2024年9月には、完全新作アニメーションとなる劇場上映シリーズ3部作の、映画「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章」を公開している。

今回の7thライブでは、「完結編 第1章」の新曲をはじめ、TVアニメ1期と2期のメンバーソロ曲などを披露。会場となったKアリーナには多くの“あなた”(※ニジガクのファン)が詰めかけたほか、配信も行われた。

出演者(敬称略)

大西亜玖璃(上原歩夢役)
相良茉優(中須かすみ役)
前田佳織里(桜坂しずく役)
久保田未夢(朝香果林役)
村上奈津実(宮下 愛役)
鬼頭明里(近江彼方役)
林 鼓子(優木せつ菜役)
指出毬亜(エマ・ヴェルデ役)
田中ちえ美(天王寺璃奈役)
小泉萌香(三船栞子役)
内田 秀(ミア・テイラー役)
法元明菜(鐘 嵐珠役)

【応援出演】
矢野妃菜喜(高咲 侑役)

「完結編 第1章」の新曲披露に加え、TVアニメシリーズを振り返るソロ曲ステージが展開

「完結編 第1章」の舞台は沖縄ということもあり、ステージにはハイビスカスの花をはじめ、海や砂浜など海辺の光景をイメージするセットが組まれた。開演時には、南国気分になれるような音楽と、ライブキービジュアルでも描かれているアロハシャツ衣装をまとったメンバーたちが映し出されるオープニング映像が流れ、ライブがスタートとなった。

オープニングナンバーは、3rdアルバム表題曲である「Just Believe!!!」。3Dモデルで歌い踊るメンバーたちの映像が流れるなかで、それぞれメンバーカラーを基調としたアロハシャツ衣装のキャスト陣がパフォーマンス。ソロ活動をしているメンバーが集ったときに放つ輝きを示す楽曲を高らかに歌う。続けて、ロックアレンジされた「虹ヶ咲学園校歌」では、矢野さんもステージに登場。ニジガクの校章が描かれた旗を手にしつつ、矢野さんは大型の旗を振りながら歌っていた。

ステージでは、矢野さんを含むキャスト陣がそろって挨拶。MCでは恒例となっているコール&レスポンスでは、それぞれバラエティに富んだものとなっているなか、“誰かを選ぶ系”と表現できるような特定のキャストを選ぶものについては、個々にアピールをするような光景も。特に久保田さんがレスポンスとしてキャストの相手を決める際、今回はステージ上をダッシュして競うような内容となっており、その後のトークも含めて、終始笑いが絶えないような、フリーダムでにぎやかなものに。

幕間映像では、一部のメンバーが帆船に乗って宝探しに出航。場内を巻き込んだ演出もありつつ遭難してしまい、かすみの「かすみんワンダーランド」にたどりつく。ちなみにライブができる“かすみんアリーナ(略してK-Arena)”もあるとのこと。そこで他のメンバーと合流する様子が描かれていた。

ここからは「完結編 第1章」の新曲であるメンバーソロ曲を披露するパートに。作中でメンバーがまとっているものをモチーフにした新衣装をキャストがまとい、メンバーのダンスシーンが流れるなかで、シンクロするようなパフォーマンスを見せていく。

作中で同好会メンバーが挑むイベント「スクールアイドルGPX(グランプリ)」のエントリー演出と、「先手必勝!」の声で登場したしずくの姿を映し出し、まずは前田さんによる「Rise Up High!」から。ダンスシーンやその後の映像で映し出される青空がよく似合うポップなサウンドのせて軽快に歌い、歌詞にもあるように場内のボルテージを上げていく。さらには、しずくのお腹にある小さな黒いハートも、前田さんの衣装からちらりと見えるお腹に再現され、目を引くポイントに。演技派系スクールアイドルしずくによる、見る人の視線や気持ちを引きつけるようなステージとなっていた。

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鬼頭さんは「Daydream Mermaid」を披露。横にゆらゆら揺れるような振り付けも織り交ぜ、人魚姫を感じさせるようなパフォーマンスで、さらに鬼頭さんの後ろにあるスクリーンでは、魚が泳ぐ深海をイメージするように映像を映し、彼方のダンスシーンを再現するようなステージに。後半では、ステージサイドに設けられた、クレーンのようなリフトアップ装置に乗り込み、一面に広がるすみれ色に染まったブレードの海の上から歌う光景も。マイペース系スクールアイドル彼方による独特な世界観を作り出していた。

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指出さんによる「Cara Tesoro」では、沖縄の民族衣装「琉装」をイメージさせるステージ衣装をまとってパフォーマンス。さらに作中では赤嶺 天とのコラボ楽曲として描かれており、ステージには天に扮した三線を演奏するアクター(※ラブライブ!シリーズ公式Xの投稿によれば、三線パフォーマーの龍 杏美さん)も登場。2人がみせたダンスシーンの再現と思えるようなステージとなった。

法元さんによる「PHOENIX」では、嵐珠特有と言える中国語を織り交ぜた楽曲で、ダンスシーンさながらのきらびやかな映像が流れるなかでパフォーマンス。より高みを目指す嵐珠を表しつつ、ところどころの歌詞に“みんな”が入っており、それをかみしめつつ穏やかな表情で歌う法元さんの姿も印象的。熱烈系スクールアイドル嵐珠の成長と軌跡を表現するものとなっていた。

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そして作中と同様の“つなぎ”で、暗転を挟まずシームレスに大西さんの「Stellar Stream」へ。夜の星空や銀河をイメージさせるようなポップでサイバー感あふれる曲調となかでパフォーマンス。ダンスシーンの見せ場でもある、歩夢が分身のような4人のシルエットとともに歌うシーンでは、ステージ上でも大西さんの分身のようなシルエットを背景に映し出して再現。まごころ系スクールアイドル歩夢が放つ王道アイドルあふれるステージとなっていた。

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幕間映像では、メンバーみんなで秘密基地を作ったり、謎の海獣によってかすみんワンダーランドがめちゃめちゃにされたかと思いきや、“金のかすみんキーホルダー”が光を放って元に戻るといった内容が上映。

再開時に歌われたのは、TVアニメ2期オープニングテーマの「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」。キャスト陣はTVアニメでのソロ曲衣装をまとい、さらにはメインステージのみならず、会場内両端の上方にある、Kアリーナ特有のバルコニーからも登場。さらに1stシングルのカップリング曲である、「未来ハーモニー」も披露。アニメMVも流れ、懐かしさも誘うものに。

ここからは、TVアニメ1期と2期を振り返るように、そのときに歌われたメンバーソロ曲を、当時放映された順番に沿って披露。それぞれメンバーのダンスシーンを流しつつ、映画の新曲を披露したキャストはショートバージョンで、披露がなかったキャストはフルコーラスでパフォーマンスを行った。

大西さんによる「Dream with You」でアイドル感を存分に醸し出すステージを経て、相良さんによる「Poppin' Up!」へ。ポップな楽曲にのせ、随所に盛り込まれたキュートな振り付け、表情まで含めて“かわいい”をアピールするようなステージで、小悪魔系スクールアイドルかすみが放つ“かわいいかすみん”を“かすみんアリーナ”に満たしていった。

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林さんによる「DIVE!」では、リフトに乗っての歌唱に。一面がスカーレットのブレードで広がるなか、ロック調の楽曲を熱唱。とかく歌詞にある“高く”、そして手を高く上げながら声を響かせる姿が様になっており、本気系スクールアイドルせつ菜の気持ちをぶつけるぐらいに届けるシーンに。

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村上さんによる「サイコーハート」では、常に動きっぱなしと言えるぐらいにダンスパフォーマンスをしつつ、楽しいという気持ちが全開と感じされるステージとなっており、大きなハートを手で描くシーンもあれば、手拍子で一体感を生み出すなど、スマイル系スクールアイドル愛による楽しく笑顔になれる空間を作っていた。

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指出さんによる「La Bella Patria」での、軽やかなステップと伸びやか歌声を響かせるステージのあと、田中さんが歌ったのは「ツナガルコネクト」。ダンスシーンで璃奈がパフォーマンスしているのステージ映像を、田中さんの後ろでも流して再現するなか、デジタル色の強いサウンドとぴょこぴょこと動くようなダンスで披露。キュート系スクールアイドル璃奈の繋がりたい思いを伝えるステージに。

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鬼頭さんは、踊り子風に見える衣装をなびかせながら「Butterfly」で幻想的な世界を表現し、前田さんは白と黒のツートンカラーの衣装が目を引く「Solitude Rain」で、冒頭のセリフの後に、スト-リー性のある楽曲を熱唱。それを経て、久保田さんによる「VIVID WORLD」に。イメージカラーのロイヤルブルーだけではなく、時折レインボーカラーに彩られるステージでパフォーマンス。近未来を感じさせるような楽曲にキレのあるダンスで魅了していく。モデルとしても活動している果林をほうふつとさせるようなカメラアピールもみせていき、セクシー系スクールアイドル果林による、見る人を引きつけて離さないステージとなっていた。

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ここまでソロ曲を披露してきた9人が姿を見せ、歌ったのはTVアニメ1期のクライマックスで披露された「夢がここからはじまるよ」。ソロパートには、それぞれのソロ曲の振り付けが織り交ぜられた楽曲で、新たな夢に向けて進んでいくことを示すように歌う。

ニジガクにおける追加メンバーで、TVアニメでは2期から登場した3人のステージに。法元さんによる「Eutopia」で、力強さを感じさせるダンスと歌声をもって披露されたのち、小泉さんによる「EMOTION」のステージに。TVアニメでの栞子の心情を表現するように、時に切なくはかなげに、時にロングトーンで声を響かせながら歌い、まっすぐ系スクールアイドル栞子が抱く素直な気持ちを真っ直ぐに伝えていた。

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そして内田さんによる「stars we chase」へ。ミア特有の全編英語で歌詞が紡がれている楽曲となっており、星がきらめく夜空をイメージさせる光景がスクリーンや内田さんの後ろで映しだされるなかで伸びやかに歌声を響かせ、Sing系スクールアイドルミアによる歌で魅了していくステージとなった。

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12人がそろい、TVアニメ2期のクライマックスで歌われた「Future Parade」を披露。矢野さんもステージ上段のセットに腰掛け、ブレードを振って見守るなか、レインボーカラーで彩られたステージでパフォーマンスを行った。

幕魔映像でかすみんワールドが復活、そしてそれは“気持ち”のおかげとかすみが語り、さらに“NEW TOKIMEKI LAND”に改名するという内容が流れる。そのあと、歌われたのは、ニジガク始まりの曲である「TOKIMEKI Runners」。幾多の場面で披露してきたこの曲で“トキメキ”を伝えていた。

ライブは一区切りとなり、アンコールを求める声があがるなか、「ニジガクアンコールレース」と題した映像が上映。レース前には、会場みんなで「虹ヶ咲学園校歌」をフルコーラスで斉唱する場面もあれば、場内で振られるブレードによりトキメキメーターがたまり、猛スピードで進んでいくという流れから、かすみのツッコミ、さらにはメンバーがそろって崖のうえに並び爆発が起こる……というもの。

ステージではイントロとともに、学ラン風衣装をまとったキャスト陣が、背中に大きく書かれたメンバーの名前をみせるかのように背向けの状態で登場。そして歌われたのは「繚乱!ビクトリーロード」。メンバーの自己紹介ソングであり、ニジガク屈指の盛り上げソングの披露に、場内のボルテージが一気に上がる。手した長いブレードをブンブン振り回したり刀のように振ったりする光景もあれば、スモークを噴射するガンタイプの装置を手にするキャストもいるという状態で、終始盛り上がりっぱなしに。

さらにアップテンポで楽しさやにぎやかさを示すような「Level Oops! Adventures」でさらに熱気を高めていく。曲中には学ラン風衣装を脱ぎ、冒頭のアロハシャツ衣装の姿となり、続けて「Hurray Hurray」も披露。ニジガクの校章が入った旗を手に、フラッグパフォーマンスを織り交ぜながら、友情と青春を感じさせるような楽曲をさわやかに歌っていた。

矢野さんを含めた13人がステージにそろったなかで、今後の展開を告知。ニジガク初のビジュアルノベルゲーム「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 トキメキの未来地図」におけるストーリー冒頭映像の上映では、プレイヤーである“あなた”の様子が少し変わっていることに、大きなざわめきが起きる一幕も。このほか、ライブ&ファンミーティングツアーの開催や、映画「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第2章」のティザービジュアルならびに、2025年冬に劇場公開予定であることなどを発表した。

それぞれ終わりの挨拶をするなかでは、それぞれに披露した楽曲の振り返りや、口をそろえてライブが楽しかったことを語り、さらなる応援と盛り上げをお願いする。大西さんは、昔のライブ映像を観たり、キャスト陣が集って観ることもあるようで、そのなかで「その思い出を振り返るのも楽しいけど、今日という日が思い出になったときに、すごく温かいものになる。それはみなさんの声援のおかげ」と語り、続けて「次のトキメキに向かって頑張るので、虹ヶ咲から目を離さないでください」とメッセージを送っていた。

ライブもクライマックスというところで、5thアルバムの表題曲の「Fly with You!!」を披露。飛行機が大空を突き進んでいくような映像が流れるなかで高らかに歌い、スクリーンに歌詞も映し出されたこともあり、自然と合唱のような形で場内に声が響く。そしてラストナンバーとして歌われたのは、「完結編 第1章」のテーマソング「どこにいても君は君」。キャスト陣が思い思いに歌いつつ、作中で映し出される横一列にそろって背中を向け、そして振り向くシーンも再現。幸福感に満たされるような空気に包み込んでいった。キャスト陣が挨拶して降壇後、ニジガクからのメッセージが映し出され、締めくくった。

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「完結編 第1章」の新曲披露については、キャストそれぞれのパフォーマンス力の高さもさることながら、作中のメンバーとシンクロしてそのときのストーリーも含めて思い返せるもの。さらに、TVアニメシリーズを振り返るようなソロ曲披露もあり、最近ニジガクに興味を持った“あなた”も含めて満足度の高いステージと思えるものTVアニメシリーズのソロ曲そのものはイベントやライブでもたびたび披露されているものの、1期のソロ曲をまとめて披露したのは3rdライブ(「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival ~夢の始まり~」)以来で、当時新型コロナの流行下でライブイベントにおける制約が強かった時期というのもあり、通常通りの状態で披露されたもの良かったと感じるところもある。何より「完結編 第2章」などさまざまな展開の告知もあり、この先についてもさらなる楽しみがあるということ、それを期待できるライブと感じられた次第だ。

エマ・ヴェルデがお気に入りのライターによる“涙腺を刺激しまくる”「Cara Tesoro」(余談)

また余談ではあるが、お気に入りのメンバーがエマ・ヴェルデということを踏まえて印象的だったところもある。ちなみにエマはスイスからスクールアイドルに憧れて単身来日したメンバーとなっている。

幕間映像ではエマが求めている宝物に、世界中のスクールアイドルの曲が入ったCDというのもエマらしさであるのをはじめ、エマといえば“食いしん坊”なところがあり、エマがコッペパン10個も食べて金のかすみんキーホルダーを入手していたこととか、エマのメンバーアイコンは食パンをイメージしたものとなっており、「ニジガクアンコールレース」では、エマの乗り物が食パン型の絨毯というのもエマらしさでありつつ、密かに仔ヤギの“ネーヴェちゃん”が登場するのでは、と思っていたこととか、食パンのようにふわふわだからということで、食欲にかられて思わず食べようとするところとか、そんなエマとともに、なぜか歩夢の相棒であるサスケ(ヘビ)まで食パン型絨毯を一緒に食べようとしているところとか、ステージのほうに目を向ければ、指出さんが冒頭エマとしてのコール&レスポンスで恒例の“マイナスイオン放出”で会場内に癒やしを届けていたのをはじめとして、鬼頭さんによる彼方のコール&レスポンスで、指出さんの肩に鬼頭さんが頭を寄せて“すやぴ”しているときの、幸せをかみしめるような控えめな喜びの表情や指のしぐさが素直にかわいいと思えたこととか、他のコール&レスポンスでいわゆる“選ばれなかった”ときに、隣にいる小泉さんとお互いに慰め合う場面が見られていたこととか、そんな小泉さんとは「繚乱!ビクトリーロード」のラストで、お互い背中を合わせるような形で決めポーズを取るのだが、りりしい表情とその姿がカッコいいというだけではなく、ガンタイプのスモーク噴射機でスモークを炊いている姿もさまになっていたこととか、このライブで披露したTVアニメシリーズのエマのソロ曲「La Bella Patria」は1期第5話「今しかできないことを」の挿入歌となっており、この5話ではエマと果林を中心とした内容ということもあってか、「La Bella Patria」のステージにおけるライティングでは、エマのイメージカラーであるライトグリーンを基調にしつつ、一部で果林のロイヤルブルーも織り交ぜられているのがポイントであるとか、エマの髪型を再現した“クロワッサン”にも見える二つ結びの巻いている髪が、跳ねるようなところとかターンでふわっと舞うところも目を引くところとか、ダンスシーンにもあるサビのところで指出さんが真っ直ぐと手を前に差し出すところは“手をさしのべてくれている”という説得力のあるものになっているとか、このライブではエマのダンスシーンが映し出されたところから少し離れてのパフォーマンスだったが、エマと指出さんの手が差し出されるところがシンクロして見えるとよりグッとくるものであり、それは3rdライブのBlu-ray Memorial BOXの試聴動画にも映し出されているので見てみるのもいいだろうと思っていたり、その3rdライブは前述のように公演においての制約が大きく、さらに2ndライブ(「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live!」の「Brand New Story公演」ならびに「Back to the TOKIMEKI公演」)は無観客でのオンラインライブとなったことをはじめ、ニジガクの展開は順風満帆とは言えないと感じているなかでも、総席数約2万とされる大規模アリーナのKアリーナで、ワンマンライブにもかかわらずDay.1では前売り段階で完売、Day.2でも筆者が見る限りほぼ埋め尽くしたと言えるような光景だったのは素直に感激するところがあった……というのがまずある。

余談とは言え話しがそれすぎているので元に戻しつつ、このライブで最も印象的だったシーンといえば、やはり「Cara Tesoro」のライブ披露だろう。前述のように、「完結編 第1章」におけるエマの新曲となっている。

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エマが沖縄で出会ったスクールアイドルで、楽器「三線」の奏者でもある赤嶺 天とのコラボ曲となっており、三線の音色もふんだんに盛り込まれた、舞台となっているご当地の沖縄ならであり、「完結編 第1章」ならではともいえる楽曲。そしてダンスシーンでは、沖縄の民族衣装「琉装」をイメージした衣装をエマとともに天もまとい、天の演奏にのせてエマがパフォーマンスする姿が描かれている。

ステージでは、指出さんがエマの着ていた衣装をまとい、髪型も再現してた姿で、エマのダンスシーンも流れるなかでパフォーマンス。再現はそれだけにとどまらず、前述したように三線パフォーマーの龍さんも、天が着ていた衣装をまとい、天をイメージできる髪型で登場。前半はダンスシーンで描かれている天が演奏している姿を再現し、後半はセットに腰掛けつつ演奏するなかで、時には指出さんのほうを向いて目を合わせるようなところもあれば、最後に手を高く掲げるシーンを2人でそろえるなど、“エマ天”ステージ再現の解像度をより高めるものに。

終盤での挨拶で、指出さんは曲の感想として開口一番「めちゃめちゃ難しかった」と語り、さらに振り付きでは歌いきれないぐらいと振り返っていたが、そのことを感じさせないぐらいのパフォーマンスで魅了。曲中での腕を大きく使ったダイナミックな振り付けや、要所要所でピタッと止める姿、また終盤の落ちサビでの腕を前に差し出しながら呼びかけるように歌う姿や、指を一瞬頭に持ってきてウインクするかわいらしさなども魅力的ではあるのだが、最大の魅力といえば、指出さんがエマとして歌うときの、高音で響く澄んだ歌声だろう。これまでの楽曲でもその魅力を放っていたが、三線と相性の良さを感じさせつつ、随所に響かせるロングトーンは、聴く人を引きつけストレートに心に響いてくるというもの。そのステージは“圧巻”と表現できるのだが、決して“圧”をかけるというものではなく、ノスタルジックさを醸し出す三線の音色と盛り上がれるようなアップテンポの曲調、そして高音でも自然に入ってくる歌声に心が動かされるというように感じられるものだった。

曲そのものも聴き応えのあるものだが、やはり聴いていて思い浮かべるのは、作中におけるエマと天のシーン。天が抱えている悩みに対してエマが寄り添い、そして解決に導く姿が描かれている。エマの気遣いや優しさがあふれているシーンでもあり、沖縄でもうひとり出会う石嶺小糸と天とのシーンは、すごくエモーショナルな気持ちになれるもの。普段楽曲を聴いていてもどこかウルウルと来るところもあるのだが、ライブという場で響く歌声を直接聴くことの体感とともに、2人が紡ぐステージはアップテンポな曲にもかかわらず、自然と、そして強く涙腺を刺激し、心をポカポカとさせたいエマの気持ちも伝わってくるもの。何より、癒やし系スクールアイドルエマによる“今を大切に”というメッセージを、指出さんの歌声を通して伝えているように思えた次第だ。

また、さらに余談を重ねて恐縮だが、沖縄民謡に代表されるように三線の音色そのものは癒やしやリラックス気分を味わえるものであり、ニジガクではかつてエマの子守歌を集めた「【ぐっすりおねんね企画】あなたにエマのおやすみソング集」というものを公開している。それを踏まえれば、エマの天による三線を活用した楽曲カバーや沖縄民謡バージョンの「あなたにエマのおやすみソング集」があるといいな……と妄想していることを付記したい。

なお、本公演のアーカイブ配信が期間限定で実施。アーカイブ期間はDay.1が10月26日23時59分、Day.2が10月27日23時59分(販売はそれぞれアーカイブ期間終了日の20時まで)を予定している。詳細はライブ特設サイトまで。

「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7th Live! NEW TOKIMEKI LAND」特設サイト
https://www.lovelive-anime.jp/nijigasaki/live/live_detail.php?p=sp_7thlive

セットリスト

M01. Just Believe!!! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
M02. 虹ヶ咲学園校歌 (Rock Ver.) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
【幕間映像1】
M03. Rise Up High! / 桜坂しずく(CV.前田佳織里)
M04. Daydream Mermaid / 近江彼方(CV.鬼頭明里)
M05. Cara Tesoro / エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)
M06. PHOENIX / 鐘 嵐珠(CV.法元明菜)
M07. Stellar Stream / 上原歩夢(CV.大西亜玖璃)
【幕間映像2】
M08. Colorful Dreams! Colorful Smiles!(TV size) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
M09. 虹色Passions!(TV size) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ※Day.1
M09. 未来ハーモニー(TV size) / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ※Day.2
M10. Dream with You(TV size) / 上原歩夢(CV.大西亜玖璃)
M11. Poppin' Up! / 中須かすみ(CV.相良茉優)
M12. DIVE!/ 優木せつ菜(CV.林 鼓子)
M13.サイコーハート / 宮下 愛(CV.村上奈津実)
M14. La Bella Patria(TV size) / エマ・ヴェルデ(CV.指出毬亜)
M15.ツナガルコネクト / 天王寺璃奈(CV.田中ちえ美)
M16. Butterfly(TV size) / 近江彼方(CV.鬼頭明里)
M17. Solitude Rain(TV size) / 桜坂しずく(CV.前田佳織里)
M18. VIVID WORLD / 朝香果林(CV.久保田未夢)
M19.夢がここからはじまるよ / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
M20. Eutopia(TV size) / 鐘 嵐珠(CV.法元明菜)
M21. EMOTION / 三船栞子(CV.小泉萌香)
M22. stars we chase / ミア・テイラー(CV.内田 秀)
M23. Future Parade / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
【幕間映像3】
M24. TOKIMEKI Runners / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

~アンコール~
EN01. 繚乱!ビクトリーロード / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN02. トワイライト / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ※Day.1
EN02. Level Oops! Adventures / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ※Day.2
EN03. Hurray Hurray / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN04. Fly with You!! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
EN05.どこにいても君は君 / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

本業はお堅い会社の会社員。かつてはテクノロジー&ビジネス情報メディアの硬派(自称)なIT系編集記者であったにもかかわらず、ゲームエンタメ担当としてこれまで特定のキャラにスポットをあてたゲーム記事や、キャラコンテンツのライブイベント記事を書き続け、特に「アイドルマスター」と「ラブライブ!」シリーズは、10年以上にわたってあわせて100本以上を執筆。諸般の事情により、副業ゲームエンタメライターとして寄稿も行うことに。 アイマス歴は、アーケード版ロケテスト1回目からのプレーヤー。 X(旧Twitter):https://x.com/310kazuya

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