声優の岩澤俊樹さんによる連載コラム「岩澤俊樹のゲーム1フレ勝負!」。第48回は「東京ゲームショウ2024」のバーチャル会場として開催された「TOKYO GAME SHOW Digital World」の模様をお届けします。
皆様こんにちは!岩澤俊樹です!
もう10月になってしまいました。ということは「TOKYO GAME SHOW 2024」が終わってしまったという事。心にポッかりと穴が開いてしまったようです。
今年も大盛況で、来場者数はなんと4日間で274,739人!(歴代第2位)
楽しかった…。今年はビジネスデイ2日間も行かせていただいたのですが、それでも全然まわり切れないほどの特大ボリュームでした。
楽しければ楽しかっただけ終わってしまった喪失感も大きいですが、落ち込んでばかりもいられません。現場の詳しいレポートはラジオの方でお届けいたしますので、是非そちらもお楽しみにしていただければと思います!
そして次回は2025年9月25日〜28日に開催予定!(喜)
また行けたらいいなぁ…。いや!行きます!
さて、ゲームショウのレポートはラジオで、ということなら今回は何を書くの?という疑問が皆様の頭に浮かんだことでしょう。…きっと浮かんでいるはず。
忘れていませんか?今は「もう一つのゲームショウ」があることを。もう、おわかりですね?
ということで今回は「TOKYO GAME SHOW Digital World」についてお届けしていきます!
「TOKYO GAME SHOW Digital World」って?
まず最初にご存じない方のために「TOKYO GAME SHOW Digital World」ってなんぞや?というのを簡単にご説明いたしましょう。
キャッチコピーは「ゲームとセカイを繋げよう」。
2020年、コロナ渦の影響で「東京ゲームショウ」は初のオンライン開催となりました。そして翌2021年、ゲーム業界全体が協力し初のバーチャル会場となる「東京ゲームショウ VR 2021」が開催。
2022年以降オフライン開催が復活しましたが、大好評により「VR」も並行して開催されるようになり、今年2024年から名称が変わり「TOKYO GAME SHOW Digital World」になった、という事でございます(簡潔)。
2020年、今思い出しても辛かったですね。そこにある当たり前は当たり前などではない、いつ無くなってもおかしくない。ということを実感させられました。
そして2021年、初めての「東京ゲームショウ VR」を体感した時の感動、ワクワク感も鮮明に覚えています。コロナ渦がなかったら、そもそもバーチャル会場が生まれていない、もしくはもっと先のことになっていたかもしれないと思うと、少し複雑な気持ちにもなりますが、ピンチをチャンスに変える、転んでもタダでは起きないというゲーム業界の不屈のスピリットに感動しました。
そんな「どんな時でも人を楽しませたい」というクリエイターの魂によって誕生した「TOKYO GAME SHOW Digital World」、早速探索していきましょう!
「VR」ならでは
「TOKYO GAME SHOW Digital World」はスマートフォンやPC、タブレット、各種VRハード等、対応機種は幅広く皆様のお手持ちのデバイスで行くことができますよ!
わたくし岩澤は、やはり「VR」で体感したいので「Meta Quest2」を使用します!

「xambr(クロスアンバー)」というアプリが必要なので先ずはそちらを起動。

去年の名残が(笑)。もう行けないのが寂しい…。どうにかして過去の会場にも行けるようになりませんか(切実)。
冗談はさておき、既にワクワクが止まらないので「TOKYO GAME SHOW Digital World」へ、レッツダイブ!


先ずは会場「ゲームアイランド(Game Islands)」へ向かう船から始まり、ロード時間中に操作などを学ぶことが出来ます。そしていざ、「ゲームアイランド(Game Islands)」へ上陸!


このバーチャルならではの景色、最高ですね…!今回は「お祭り」がテーマになっていたようで、提灯のような装飾がしてあり、縁日の雰囲気が漂っていました(好物)。
そしてバーチャル会場名物巨大オブジェ!


お馴染みの「ソニック」、「パワプロくん」、「キングスライム」から


今年は「真・三國無双ORIGIN」の主人公や「モンスターハンターワイルズ」のハンターもいました。リアル会場にもこういったオブジェはありますが、バーチャル会場の醍醐味はこのサイズ感ですよね!迫力が凄い…!画像だと伝わりにくいのが残念ですが、好きなアングルから好きなだけ眺められるのは最高ですよ!是非お試しあれ!
今回の会場は最初に降り立つ「GAME TREE」、そして「FLINT PEAKS」、「MYSTIC FOREST」、「DESERT GARDEN」の4つのエリアに分かれています。それでは早速気になるスポットへレッツゴー!!
と、その前にご紹介しておきたいのが恒例になりつつある「ミッション」。

各地で指定されたミッションをクリアすると、自分のアバターに着せるコスチュームが手に入ります。

各メーカーのロゴが入ったTシャツがメインなのですが、中には個性的なものも!?これを集めるのも楽しみの一つなんですよね!(スタンプラリーとか好きなタイプです)
それでは気を取り直して各エリアをまわっていきましょう!先ずは「FLINT PEAKS」の「スクウェア・エニックス」。いきなりですが、ここが個人的に一番印象に残っています。

ぱっと見はとても殺風景で、そこにはスライムと謎の祭壇があるだけ。


しかし松明を手に取り、祭壇に火を付けると…

パネルやオブジェが現れ、あっという間に「ドラゴンクエスト三部作デジタルミュージアム」が完成!これには驚きました。


様々な設定画(未公開のものも)や最新作HD-2D版「ドラゴンクエストIII」の全職業のパネルなど、時間を忘れて眺めてしまいました。流石にこれはリアル会場ではできませんからね…こういったバーチャルならではの体験、楽しみ方ができる演出、どんどんやってほしいです!そしてHD-2D版「ドラゴンクエストIII」の発売、楽しみにしております!
「スクウェア・エニックス」の次に気になったエリアが「DESERT GARDEN」にあった「8番出口」。

そう、皆さんご存じあの「8番出口」です。少し前に「VR版」が発売され、気になっていたので寄ってみると、なんとそのエリア自体が体験版になっていたのです!

これは凄い!まさかバーチャル会場でゲームそのものが遊べてしまうとは!

完全再現されていて、そこはまさに「8番出口」。

無事脱出成功! バーチャル会場で体験版が遊べる。これも斬新な体験でしたね!是非来年以降、様々なメーカーさんでもやっていただきたい…。よろしくお願いします!
ひたすら散策!


毎年恒例、各所に立っている「ファミ通」の看板。順番に見ていくとゲームの歴史を振り返ることができます。


毎年絶対見てしまいます…「あれ?これってこんなに発売前だったっけ?」とか「ああ、こんなことあったなぁ」とか「ああ!あったあったこんなハード!」等々、ゲームとともに自分の歴史も振り返ることができます。如何に自分の人生がゲームと共にあったか、ということを改めて確かめられるいい機会でした。ぜひ皆さんも振り返ってみて下さい。といっても「この看板の写真を撮る」というミッションが複数あるので強制的に見ることになりますが(笑)。


そして今年は芸人さんをよく見かけました(笑)。

まさかあの「スーパー野田ゲーワールド」の「信〜NOBU〜」が単体で発売されるとは。このサイズの「信〜NOBU〜」が見られるのもバーチャルならではですね(笑)。
そして個人的に気になったのが「HELLO!TOKYO FRIENDS」のエリア。

様々な東京の観光スポットが目に留まり立ち寄ってみました。

調べてみると、「HELLO!TOKYO FRIENDS」は「Roblox」という没入型プラットフォーム上にあるメタバースワールドのことで、ユーザー同士でゲームや交流を楽しみつつ、東京の魅力を伝えるということを目的に「東京観光財団」が作ったそうです。
今まであまり公には言っていませんでしたが、趣味なんですよ。東京観光。東京生まれなのに(笑)。浅草とかスカイツリーとかお台場とか東京駅とかを散歩するの、好きなんですよ。そんな自分にとって、とても魅力的な空間でした。
現在はPCやスマートフォンでプレイできるようです。これもVR化、期待したいですね!こういう新たな発見はやはりゲームショウならではの楽しみですよね!
その後も、「軌跡シリーズ」最新作の発売や一作目のリメイクが制作されることで話題の「日本ファルコム」や、巨大な「レッドブル」を見て回りつつ


「MYSTIC FOREST」でファンタジーな雰囲気を堪能しつつ


そして!ミッションコンプリート!全てのコスチュームを手に入れました!


探すのが難しいものもあって結構大変でした!もうネタバレを気にしなくて良いので紹介しますと「DESERT GARDEN」で「はぐれメタル」を見つけて写真を撮ろう!というミッション。探しても探してもなかなか見つからず苦労していたのですが、こんなところに!!!

良く見つけたよ(笑)。そして岩澤は心地よい疲労と達成感に包まれ、後ろ髪を引かれながらも「ゲームアイランド」をあとにしたのでした!
いかがでしたでしょうか?少しでも雰囲気を味わっていただけていたら嬉しいですが、やはり画像だけではこの魅力が伝えきれないことが残念です(笑)
紹介しきれなかったおもしろスポットがまだまだたくさんありますので、来年は(あったら)是非その目で確かめて下さい!
最初はオフライン開催ができなくなってしまったことがきっかけで始まった「東京ゲームショウ VR」でしたが、こうやって毎年の新たな楽しみになってくれた事、非常に嬉しく思いますし、協力してステキなバーチャル会場を作り上げてくれたメーカー、クリエイターの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです!
来年はまだ決定していないようですが、もしまた開催された際には「TOKYO GAME SHOW Digital World」訪れてみてくださいね!!
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